渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

激レアオートバイ

2023年09月17日 | open









絶版車の中でも中古車市場にも
1台もない激レアさんがある。
それがホンダのCJ250T/360T
だ。
発売は1976年。
月産3000台予定だったので、
それなりに数がありそうなもの
だが、実は1976年〜1978年の
間でも世の中で殆ど見なかった
というモデルだ。
形は完全なカフェスタイルで、
前年の1975年に発売された
これも激レア超不人気車種
CB750F2の系統のデザイン
だった。
フラッグシップモデルのCBを
冠した最大排気量の750の新型
が大不評だったのだから、そ
れのイメージを踏襲したCJ250/
360も人気薄だったのは何とな
く分かる。

CB750F2



408ccと398ccのCB400Four
が爆発的は大人気だったのに、
なぜCB750F2とCJ250T/360T
が超絶不人気だったのか、その
背景はよく分からない。
私は最初からカフェスタイルの
CJ250Tを探したが、品薄で無
った。結局、巷に溢れるあり
きたりのヨンォアと25Tにな
ったのだが。
だが、ヨンフォアも遅すぎて、
結局マッハ選択となって行く。
ヨンフォアはマッハやサンパチ
などの2ストマルチに比べると
音だけ番長のようだったのは
確かな事だ。

しかし、走りはともかく、CB
750F2に乗っている大学の先輩
がいたが、かなりカッコよかっ
た。
でも先輩が買った理由は、大不
人気で、新車なのに叩き売りを
やっていたからだという。
RZ350で一緒に走ってみると、
かなり走るナナハンだった。


CB750のK好きの人たちからは
「あんなのCBじゃねえ」とか
言われていたのを覚えている。
でも、カッチョ良かったけど
なぁ。
CBに限っては飛葉ちゃんモデル
の4本出しCBでないとホンダ
マニアたちは認めなかったよう
だ。
集合管自体はヨンフォアや社外
ヨシムラが大人気だったので、
集合管だから不人気だった訳で
もなさそうだ。
ホンダマニアの人たちの感覚は
私には今ひとつ理解できない。
カブ好きにしても。
私もホンダに高校の時一時乗っ
たが、それは車種車体で選び、
メーカーでは選んではいない。
メーカーでいえば、私はカワサキ
が好きで、次にヤマハが好きだ。
そして、乗り競りならば戦闘力
の高いヤマハの車を選ぶ、と
いう感じだった。
個人的にカワサキへのメーカー
愛はあるが、ヤマハへは無い。
ヤマハはマシン主体で選んでい
た。これはヤマハ系レーシング
チームにいても。プライベート
だから個人的思い入れなどは
自由だ。

CB750F2のミドルクラス、
ライトクラス版のCJ250/360。
今では中古車さえほぼ出ない
超激レアさんだ。

スタイリッシュだと思うけど
なぁ。
走りは25Tと同じく、超鈍足
だった事だろう。
でも遅い25TでRDやKHやサン
パチたちを峠でアッ!と言わ
せるのが面白かったりもした。
最高速以外、乗り方次第で何
とかなる。
25Tでも1976年時点で膝出し
ケツ落としのハングオンはや
っていた。当時使う人はWGP
でも少なく、ハングオンという
言葉さえ無かった。その頃は
「ソウ乗り」とか呼んでいた。


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