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◇悩み忘れて演奏に集中
民謡教室に通う愛好者らが「伴奏もしてみたい」と、2006年に発足させた。教室で伴奏を担当していた福居将大(まさひろ)さん(71)=東松島市あおい1丁目=が代表を務め、指導している。旧野蒜甚句保存会の流れから受け継ぎ、別の曜日に民謡教室も開いている。
会員は、60歳から75歳までの11人。東松島市を中心に、石巻市や登米市からも集う。
福居さんは「三味線の個人指導は聞いたことがあるが、希望者が一堂に集まって、みんなで教わる会は少ない」と話す。
発足時から10年以上になる人をはじめ、入会2年など経験年数はさまざま。譜面を見ながら全員一緒に旋律を合わせている。民謡だけでなく、「こいのぼり」などの童謡にも取り組む。練習の成果は、矢本地区の敬老会や文化祭で披露している。
発足当初からのメンバー近藤はま子さん(70)は「集中して演奏すれば悩みや悲しみを忘れることができる」と魅力を強調する。
夫の仕事の関係で昨年4月、福岡県福智町から引っ越してきた永末佳代子さん(63)=同矢本=は「九州に住んでいた時から三味線に触れていました。西日本とは三味線の太さや弾き方も違いますが、楽しんでいます」と笑顔を見せる。
福居さんは「譜面を見て手や指を動かすことが、認知症防止につながっています。これからも楽しい会にしていきたい」と話している。
活動は、毎週火曜日午前9時から正午まで矢本東市民センターで行っている。入会希望者の連絡先は、福居さん090(4634)0908。
【2018年2月6日(火)石巻かほく掲載】
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