大分県別府市で起きた大学生2人死傷ひき逃げ事件。指名手配されている八田與一容疑者はいまだ逃走を続けています。一体どんな人物なのか?八田容疑者の学生時代の友人は「明るい性格の半面、キレると怖い一面もあった」と語ります。
八田與一容疑者(27)は石川県生まれで千葉県や栃木県、大分県杵築市を転々とし2年前、大分県日出町に移り住みました。
容疑者を知る友人:
「基本的にみんなと和気あいあい、性格が明るい方なので人見知りもしないし、にぎやかで楽しかったが、キレたりしてちょっと怖いなと感じたりもしたし、この人キレたら何するのか分からないなという感じがした」

こう語るのは八田容疑者の学生時代の友人です。学生当時、八田容疑者は千葉から熱海まで100キロを超える距離を自転車で走破するなど行動的な一面があったと振り返ります。一方で、気に入らないことがあると相手に詰め寄ったり声を荒らげたりする姿をみせたそうです。
容疑者を知る友人:
「びっくりしたのと同時にありえなくはないなと思った。体力はあると思うのでどこでも生きていけると思う。生きることに執着があると思うので山にこもってるのかなとか、ほかの県にも歩いて行って別のところで住んでいるかもしれない」
大分県警察はこれまでに県外にも捜査員を派遣しているほか、八田容疑者が以前住んでいて土地勘のある千葉や栃木などの警察にも協力を依頼し、広域で捜査を行ってきました。また、公式ツイッターに八田容疑者の動画を投稿し情報を求めています。
また、今回私たちは被害に遭って生き残った男子大学生を単独取材しました。これまで一切、テレビメディアの取材に応じていませんでしたが、「自分が事件の本当の真相を話すことで、解決に繋がるのであれば」と今年6月取材に応じ、当時の状況について証言しました。