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2009年 04月 17日
この林道の崩落箇所の特徴的なことを挙げると、例えば、箸で突付いただけで崩れるような非常に脆い岩が高巻きをするときにちょうど掴まりたいところにせり出していて、触れると次々に崩れ始めるのである。そのような岩盤に土が被っていて崩れるときには派手に土ぼこりが舞い上がり、身体もザックも"誇り"にまみれるしかない。そして、こんなに天気のよい日にも常に大なり小なりの石を落としているところがいくつもあり、できるだけ手前の高いところで落石が落ち着くのを待ってから斜めに駆け降りるが、通過直後に重爆撃が来たことが二度あった。
多くは砂利が斜面に堆積しているのでまずこれを杖で押し流し、下の湿った土の部分を掘って歩を進めていくのだが、崩した砂利の土ぼこりが谷風ですぐに戻ってくるので、この作業をできるだけ少なくして先に届く見通しが立ったら落ちる前に駆け抜けた方がよい。それにしても何気に麻布山登山口の水場で拾った少し太めの杉の小枝はよく働いてくれた。 心配だったのは靴がいつ破れるかということ。包丁のように平たく割れた岩は下手に靴を当てると簡単に切り裂いてしまうので崩れ落ちた岩の上を通過するときは特に慎重になる。ちっともいい靴だとは思っていなかったのだが、あらためてその馬車馬のような強さを見直したものである。 恐いのはもう一つ、最初は恐る恐る高巻きで通過していた難所も次第に恐怖感が麻痺してきて何気に真っ直ぐ通過するようになったことである。加えてずっと緊張が解けないので足が疲れて踏ん張りが利かなくなっていることがわからず、どこかできっと落ちるという脅迫のようなものを感じてくる。 斜面のどこを通過するかは鹿様の足跡を頼りにすることが多いのだが、きれいな踏み跡を見るとこんな馬鹿が他にもいるような気がしてならなかった。 画像も貼らずにと麻呂様に怒られないように、林道からの風景をいくつか。 (B地点よりA地点を振り返る)
by j34p0q23
| 2009-04-17 08:26
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