誰でもシンデレラに変身
社交ダンスで豊かな人生
北岡 男性を花瓶に、女性を花に例えるのが社交ダンスなんです。女性は男性のリードできれいな花を咲かせるんです。当スタジオには91歳の女性もお越しになっていて、華やかなドレスを着て生き生きと踊っていますし、近所の方から「いつも背筋が伸びて姿勢がいいわね」と褒められると喜んでいらっしゃいます。普段は杖をついていてもスタジオに来るとシュッとなる。女性にとって社交ダンスは魔法のようなものなんですよ。
畑山 確かに、社交ダンスは女性の変身願望を満たしてくれますよね。でも、引き立て役の男性にとって社交ダンスの楽しさはどこにあるのでしょうか。
北岡 それは、やはり黒子に徹して女性をリードし最高に美しく見せられた瞬間の喜びですね。相手の魅力を引き出せると本当に嬉しくなってくるんです。また、社交ダンスは体の使い方や男女の動きの間合いの取り方、呼吸の合わせ方などが、合気道に通じるものがあります。体の仕組みを学んで使い方を工夫するのはとても楽しいんですよ。
畑山 華やかなイメージが先行していたけど、合気道に通じる部分があると聞いて一気に親近感がわきました! それでは最後に、北岡代表が掲げる将来の目標をお聞かせください。
畑山 確かに、ダンスが踊れる方はとっても魅力的ですよね! ボクシングが“剛”なら社交ダンスは“柔”。まったく異なる競技ですが、自分の好きな分野を盛り上げたい気持ちは私も北岡代表と同じです。これからも頑張ってください!
「仕事を楽しむ」とは‥
自分の能力を生かして人を喜ばせる、そして私自身もお会いする方々に刺激をもらう。そうやって与え合える関係を築いていくことが、仕事を楽しめる秘訣なのかなと思います。
(北岡淳平)