Sound Horizon 7th Story Concert 「Marchen」 ~ キミが今笑っている、眩いその時代に・・・~劇場用スペシャル3Dバージョン、Revo舞台挨拶付きを見に、大阪のTOHOシネマズなんばへ行ってきました。

動画が上がると思うので、適当な舞台挨拶のレポ。
かぎかっこ付きで書いてても、正確じゃないと思います。意訳なので、ご了解ください。
Revoさんの2011年Verの衣装を楽しみにしていたのに、まだ前と同じでした。
髪の毛、もっさもさに伸びてて。
立ってるとき、妙に足がぴたっと揃っていました……なんでだろ? ブラウスがたっぷりしてるので、逆三角形なシルエットでした。
どことなくテンションの低い王様。観客も映画見終えて、ぼーっとしているからか、大阪にあるまじきテンションの低さです。500人以上入るスクリーンだから、アクホラの時と比べても結構人数いるはずなんだけど、とにかく静か。
寝不足なのか寝起きなのか、とにかくRevoさんもぼーっとした印象(笑)
声がいつも以上に舌ったらずで、へらっと軽いように感じました(最初の方)

司会のお姉さんがいきなり、王様にとって大阪は縁のある?だか、馴染みが深い土地なんですよね?的な導入をする。
普通のアーティストなら、「そーなんですよ~」と盛り上がるところなのに、舞台の上も観客も、それは聞いていいことなんだろうかと固まる。ファンならみんな知ってるけど、それは触れていい話題なの?みたいな(笑)
無難に「大阪はどうですか?」的な流れに修正し、王様は「タコ焼きの匂いがする」などと答えてました。

順番が曖昧だけど、映画で印象に残ってるシーンはどこか、みたいな質問。
王様も監督も「どっちに聞いてるんだろ?」という顔をしていたそうで、お姉さんが「じゃ、陛下!」といきなりふると、ものすごくビクッて反応するRevoさんがかわいい。
最初っから、映画は嘘だ、ライブの嘘なんだよ、と言い出す王様。(この人はなにと戦っているのだ……と思う私)
CG云々よりも、見えるはずのない角度・カメラの切替などを指して、そもそもこんな風に見えるはずがない、と。
「ライブではアップもないですものね」とお姉さん。
「こんなので見てる人もいますけどね」とオペラグラスの真似をするRevoさん。

あまり記憶に自信がないけど、メルヒェンの表情がうまく出ている点を印象深いところとして上げていたような。
「僕はなぜか、メルヒェンが読めるんですよ」←気持ちが分かる的な意味で。
観客一同が笑う。
「ここ笑うところですか?」←司会のお姉さん……微妙に噛み合わない(笑)
とにかく、無表情で白塗りだし余り喜怒哀楽(とまではいかないかもしれないが)が出ないメルヒェンの表情を、うまく出せたんじゃないかということでした。
例えば、悲しそうな顔をしてても本当に悲しいかどうかは分からないし、その逆もしかり。
確かに映画を見てて、メルヒェンが歌ったりする場面じゃないのにアップでメルヒェンを取ってたりして、作り方が上手いなぁと思うところもありました。ここでメルヒェンを映すのか~と思ったり。
そういう描き出し方に思い入れがあったようです。

監督は何と言ってたかな……。作業のことだったかな。
たくさんの素材を取り上げて、合わせていくのが大変だったそうです。
また狭い所で二人で作業していたそうで、王様が「そろそろ間違いが起きてもおかしくない」と。「密室」なんだそうです。
「密室」という言葉が出てきたからか、「どちらか一人が殺されたら犯人はもう一人だ」みたいなことをRevoさんが言っていましたが、やっぱりどうも頭がねぼすけになってるような気がする……キレがない(笑)
まぁ、王様は一生懸命ライブやって終わったらほとんど何もしてない、大変なのは監督なのだとおっしゃってました。いい映像ができたら、監督からラブコールが入って、それから見に行くんだそうです。

途中でカメラの電気が切られてしまい、それまで明るく照らされていた舞台が薄暗くなってしまったのですな。
「節電?」と王様がぼけて、「西はまだ大丈夫です。西は」というやり取りがあったり。
この後、暗くて王様の顔がますます見えなくなります。今思うと、ちょっと大阪ヒドイ。

お姉さんも一度見たそうで、イドの映像について言及してらっしゃいました。
あれも陛下の意図なんですよね?みたいな質問。それに対し、「監督が勝手にやっちゃってたら大変です」と王様。
もう一回見て確認します!というお姉さんに、「次、見たらもうないかもしれない」という王様。

お姉さんの司会進行の紙にはDVDの発売決定!ということで盛り上がる予定だったらしいのですが、王様的には想定外だったのか、え、告知していいの?的な雰囲気www
キングレコードのサイトに載ってる~という情報は、確かに数日前から聞いていたのですが。
そう書いてあるなら、今日発表にしましょう!ということで、ぱちぱちと拍手。
なんともグダグダな雰囲気でした。
監督は、「いつも時間は無いけど今回は特に時間がない、絶賛編集中です!」とのこと。

7月77日があればその日に発売したかったけれどないので、27日に。
映画は3D用のカメラが入ってた13日の映像、DVD&BLになるのは14日の映像らしいです。
ほとんど13日の映像~という監督に、「ほとんどっていうか、13日にしか3Dのカメラ入ってたないから全部です」というRevoさん。
「みんなも知ってると思うけど、ライブに入れるカメラの数は決まってる。そして3D用のカメラと普通の2D用のカメラは違う。それでこういう形になった。映画は阿部兄で、DVDは明夫さん、というところからも分かると思います」等など説明。

最後に一言があったけど、……忘れました。
どこかで何か変なポーズしてたんだけど、なんだっけな。
取り合えず、大阪で何か食べたりゆっくりしてる暇はないよね、という感じ。このあと九州のファンが待ってますからね、と容赦なく切り上げられる(笑)
司会のお姉さんが青春ラジメニアのパーソナリティさんらしくて、Revoさんにお会いしたこともあるそう。また番組にも呼びたい…来てほしい…的なことをおっしゃってましたが、どうなることやら。
領土復興の神戸公演のことに触れて、皆さん来てくださいね!という感じで終わったんだったような。

総じて、静か。テンションが低い(笑)
アクホラの時の大阪は、まあ高すぎたのかもしれませんが、それと比べるとまぁあまり盛り上がらなかったという印象でした。
Revoさんも、普段ならふんふんと頷きながら話す人をじっと見てるのに、ちょっと心ここにあらず的な様子。
毎回恒例の、だーれが来ってるのかなー♪と客席をぐいーんと観察するのはしてました。どんな表情か分からないから、わし、あのグラサン嫌い……。
Revoさんのお辞儀は深々と九十度に近いのですが、最後のお辞儀はいつもより長いな~と思いました。それが妙に記憶に残りました。
ファンに言いたいことはあるけどまだ言えない、あるいは言いにくいとか、そういう何かがあったのかもしれません。……と好意的に解釈してみたり。

以下、映画の感想をちょろっと。

初3Dだったのですが、酔いました。寝不足だったし。
メルメルよりも、断然サッシャしゃんが飛び出してました(笑)
イドダンサーズの立体感が、ぺらぺらの影人形に見えたりして面白かった。
どの人物も、手をこちらに伸ばす時、腕の長さが不自然に長く感じられて、ちょっと滑稽に思えました。
実際に見るよりも奥行きが感じられて、そういう仕様なのか、まぁ違和感はずっとあったかも。
でもあまり3Dが生かされるような演出ではないところは、普通。暗い。
雪白姫のディズニーアニメっぽいところとか、青髭のモノクロ&篭った音は素直に面白いなと。

どうでもいい小ネタ。

申し訳ないことに一回お手洗いに立ったのですが、トイレに入ったとたん「たたたたーたーたったたー♪」と王様登場のファンファーレがBGMで流れて、え!王様来たの!?と焦りました……なんだったのあれは。

参考に→アクホラ大阪舞台挨拶レポ