あまり詳しくない、適当な大阪城ホールレポです。
詳細なレポはぐぐってください。
似非登場後からです。
三回目の領復。
七つの大罪マークが出て、丸い井戸に降りしきる雪、ということでメルヒェン顔のイヴェール胴体、メルールさん? かな。名乗りがよく聞こえなかった。名前は~?とか聞いてるファンをうるさいと一喝するメルル。
似非の性格によっては、Reviveの歌詞って合わないよな~と今更思う。
修道女にアプリコーゼにアルテローゼに野ばら姫にRIKKIママン。

☆ 薔薇の塔で眠る姫君

冒頭から着席しちゃったらどうしようとドキドキしていましたが、一応立ったまんまで。
ちょろっと最初不安定だったみくにさんですが徐々に持ち直し、ダンサーさんが二人で超頑張っていたのが印象的でした。倒れこむところとか。
凄まじい本家魔女対決もさることながら、なによりも、かなみさんの修道女王子でしょう。うまいし格好いいのは当たり前かもしれませんが、立ち姿も麗しい……。
左右に小さなスクリーンがあって、カメラがリアルタイムで舞台を追いかけているのですが、時々、今この人を撮らないでどうすんだ!みたいなことがあり、残念でした。

☆ 火刑の魔女

この曲はステージ全体を見るより、スクリーンでアップを見たいかなぁと思わせるような、表情豊かなかなみさんが素晴らしい。
またもや森に置き去りにされる国民たち。

☆ MC

ここのMCってなんだっけ。
メルールがベストとブラウスの隙間から「滑り止めマット」なるものを取り出して、これがあるから大丈夫と一生懸命にしゃべってました。アサヒペンの製品らしいのですが、アサヒペンの社運をかけた!この滑り止めマットが!と、やたらアピール。韓国で何か辛いことでもあったんだろうかと思うくらいの滑り止めアピールでした。(実際あったようです
しかもまた胸元に仕舞うし・笑

歌姫に、今の格好のキャラのままで別のキャラの何かをやってくださいだったっけな。
無茶ぶりに動揺しまくったあずみさんがパスを連発、パスするたびにギャラが減り、ぽぽぽぽーんと寄付されるらしい。ちなみに。メルールはぽぽぽぽーんが好きらしく、指揮棒持って何回もぽぽぽぽーんやってました。
特に面白かったのは、かなみさんがちーちゃんの「やだー」をやってみせたのですが、それに対して、修道女はそんな言い方をするだろうか、となぜかディレクションが入る。
細かく、修道女が老婆に襲われるところの設定をして、さあ言ってみて的なノリで「やだあぁぁぁー」と言わせているのがとても面白かったです。いつもこんな風に歌とか台詞を撮ってるんだろうかと。先生っぽいというか、導くのに慣れているというか、引き出していく過程が垣間見えたというか、いやお前今メルールだろうがよとつっこみたいような、そんな気持ち。

似非はニ択で……。なんだっけ。とりあえず女将になって、女将をやってました。いい感じに気持ち悪かったです。

☆ 神々が愛した楽園

サッシャしゃんがナレーション。空調が結構前の方では効いていて、歌う人はもしかして歌い辛いのかしらと思ったり。

☆ 光と闇の童話

サッシャさんが一緒にカウントダウンしようとのことで、ジーベン、ゼクス……とみんなでカウントダウン。
ああ、やっとライブらしい曲がきたよ……という感じ。
イヴェが混ざっているからか、発声が素直ですっきりとした歌い方。聞きやすくてメルヒェンが歌ってるのより好きかも・笑
メルールさんは、まぁ今に始まったことではありませんが、めっちゃ跳んでました。
例えるなら、五歳くらいの男子が架空の敵と戦ったりするように、宙に向かって蹴りを入れたりパンチをしたり、なんかもう後ろから抱きしめて「もういいんだよ、メルール」とか言いたくなるような暴れっぷり。
間奏もエアギターしたりYUKIさんに後ろから抱きついたりと、もういいからメルールに音出ないギターとか与えてやれよ!と言いたくなりました。
ちなみに童話では「鳥に羽があるように~」からの部分が一番好き。

☆ 彼女が魔女になった理由

オリジナルの歌い手の曲はあまり特別な感想がないのです……。荘厳な迫力があって鳥肌が立ちます。間奏で女性ダンサーさんがばっと出てくるところが好き。

☆ 11文字の伝言

なんとなく、大阪は「母子デー」だったのかなという気がします。でも母子をテーマにするなら、「焔」を入れるだろうし。意図的にそういうコンセプトにした訳ではないのかな。
ラストのナレーションはあずみさんですが、まあいつものあずみさんクオリティで間違えちゃったりもしてます。
サイリウム的なものを持っていないので、「見えざる光」と言っていたり、第五プラス第七の地平線で幻想童話になっていたりと、真面目なのかふざけているのかよくわからない改変でした。
客席から見て、左が青で右が紫だったような気がしたんだけど……。あれ、逆じゃない?と思ったんだけど自信がないです。

☆ 冬の伝言

RIKKIママンの後ろに磔にされた姿勢のテレーゼむってぃ。そこに登場したメルールが背後から二人まとめて抱きしめて、そっとテレーゼの腕を下ろしてあげていたのが印象的でした。そして左右にはけていく二人のママン。
歌詞はドイツ語になるかな~と思っていたけどフランス語のままでした。

☆ prayer

前の曲からの落差はんぱねぇ?!
やっとちょっと覚えてきたかなという感じです。ちょーかっこいい。畳み掛けるようなドラムのところが好きーってどこやねん(笑)

☆ MC 革命先生

……なんだろう。うまく説明できないけれど、すごくのこのこした感じで出てきたメルル。なんだろう、この残念感。暑いのでもこもこコートはお脱ぎでした。
詳細は覚えてないし、面倒なのでぐぐってください。
私個人では特にイヴェールに愛着があるわけでもないのですが、イヴェレヴォ通信を思い出すというか、やっぱり懐かしかった。「陛下」と直接やりとりしてるのって、イヴェールくらいだし、シャイタンもエレフもちょこっと本家ネタに登場するくらいだし、メルに至ってはもう絡みすらしていない。

ちょっと特殊な空間にいるからか、ひたすら王様君とイヴェの会話で進むこの話は、なかなか意味深でした。机上で地平線を作る陛下は万能の想像主だけど、地平線に降りたってしまえばそうではない。まぁ、超重力乱発したら死んじゃうよ的なお涙ちょうだいパターンな訳ですが、王様君がいい感じにバカの子で、「え、死んじゃうの?僕」だとか「だってイヴェールに会いたかったんだもん」だとか、抜けまくった脱力系のキャラになってました。
それもイヴェの前だからこそ!というと、変なファン補正がかかっているのかもしれませんが。
イヴェールが陛下陛下言うのでなんだか陛下のような気がしてきましたが、王様君だよね?
とにかく数多の名言が飛び出た名作の回なので、是非ぐぐっておくと良いと思います。
反則、で、手をぐるぐるってやってピーって音が出てびっくりしてるメルルがかわゆかったです。
ちなみに、選択肢の分岐は割れた方だと思います。おもしろいからはりきって1に手を挙げたのですが、メルールが大人の事情的な、ちゃんと終われるような分岐にしろと圧力をかけてくるので、負けました。
どうでもいいですが、かっこが多用されていました。

☆ ハジマリのクロニクル

あずみさんがメインでハモりがRIKKIママン。あずみさんの歌詞が吹っ飛んでちょっとあわあわな事態。

☆ エルの肖像

歌もうまいし、台詞も言えるし、舞台にいるだけで映えるし。そんな基本的なことでいきなりステージが変わってくるのですね~。基本大事。

☆ 魔女とラフレンツェ

初めて見聞きしたので、今回のライブではこの曲が一番心に残っているかもしれない。
MIKIさんの魔女や亡者の歌声にぞっとしたり、みくにさんの歌い方、そしてデフォルメされた可愛らしい振り付けにきゅんきゅんしてました。
みくにさんも動けるし台詞も言えるし、安心して見てられる~というとどんだけ上から目線なんだと言われそうですが、SHのライブは安心して見てられる~が標準装備じゃなかったりするもので、つい。

☆ ゆりかご

あずみさんで、ハモリはかなみん。最初ギターがなんかびよ~んってなってたような?
今回は程々に前で、まあまあ真ん中だったので、音的に良かったかなと思います。それでも歌い手さんによって声がきーんと飛び出てしまったり、ハモリが聞こえなーいになったりして、やっぱり残念。
素人の耳くらい騙してほしい。
でもこの曲はシンプルだからか、生で聞くとすごくおもしろい。身体が動いてしまう。

☆ 見えざる腕

MIKIさんとみくにさん。

☆ 澪音の世界

歌姫総出的な華やかさ。やっとちょっと跳ねられる曲がきたーという感じ。

☆ 終端の王と異世界の騎士

王様の登場、王様はどこだーという恒例のノリらしいですが、見つからずぐだぐだ。どうやら、ステージにはいないけれどスクリーンには写ってる的なことをしたかったらしい。確かに、スクリーンには写っていたけれど小さくて見えないし、しかも白黒衣装だから分からないんですよね・笑
金ぴか服でも着てれば分かったのに。
そしてカメラさんのギャラもぽぽぽぽーんされました(合掌)
よく分からないノリなんですが、ワイングラスに赤い液体入れて登場して、せっかくだからと飲んでました。
これはかつてステージに立つ前にボトル一本あけてから出てたとかいう噂を彷彿とさせるあれですか、と微妙にどきどきしました。おとなしくウェルチとかにしといてください。

ふくちゃんにアコーディオンをもらって低位置へ。終端のラストのソロはかなみん。
アコーディオンを持って、やたらめったら回るRavoさん。いつもより多めに回っております~。

☆ MC

ここでMCだよね。だよね。自信ない。
メンバー紹介で15秒好きなことをさせてあげましょう的な。キャラが違うし、やらせてることも違うんだけれど、どうも最初のMCと似た印象になってしまいます。
MIKIさんがさっと出てきて、SHの好きな歌をやりますって言って、ばしっとかっこよくArkを決めるところに惚れました。さすがですMIKI姉。ちょっとキーを下げたね、と鋭いチェックが。
かなみさんが「薔薇は美しく散る」を歌ってくださったのですが、そこで王様と、利権がどうの、カメラがどうの、でもこれはスクリーンに流してるだけだから~などの大人の話をしてるのが面白かったwww
あとは、みくにさんのスキップか。みくにさんのスキップの背後で王様が口ずさんでる妙なリズムはなんなんだろうとずっと気になっていました。あれを言うとスキップできるようになるとか、なんかそんな感じなんでしょうか。

楽器隊が歌ったり弾いたりしてる上の段で、手をぶらんぶらんさせたり、びょんびょんしたり、ブリキの兵隊のようになってたりする王様がなんか不憫でかわいかったです。
王様君ぬいぐるみよりも、王様君操り人形とかの方がぴんとくると思いました。
英ちゃんのコスナポアレンジに、それSHの曲じゃないじゃん!というつっこみ待ちかと思った~とか。いろいろ進行を一生懸命考えているんだなと思うことがしばしば。どう考えてもコスナポに決まってるじゃないか……
余裕なさそうだなぁ~。
そういや、あずみさんのことを「あずっこ」とか言ってて、「昔、あじっこ(あずっこ)っていうのありましたよね」とか笑っていましたが、それはこの客層的に分かるネタなんでしょうか……と不安でした。
味っ子のことだよね?あれ、なんかそういう漬け物もあったような気がするけど、よく分からない。

とにかく、王様はなんか一人でよく笑ってました。マイクから笑ってる空気の音もれみたいなのが聞こえてて、なにがそんなに楽しいねん!とつっこみたい気持ちでいっぱいでした。もう、大好きなRIKKIママンとあずみさんに囲まれて、ちょー幸せそう。
語尾に全部「~」がついてるようなしゃべり方で、リラックスしてるというか、楽しそうというか、適当というか、気が抜けてるというか、可愛いというか。
韓国の熱狂的なのに比べると静かだからかな?

王様は最近好きな曲~といってランスロットの曲の一部を歌ったらしい。全然思い当たらなくて、でも歌詞がすごくSHっぽいから新曲?とか思ってしまった。 

☆ 星間超トンネル

ウェーブの練習。スタンドにウェーブが行ってる~?とみんなでなんとなく後ろを見てるようなときに、インテル入ってるとか寝ぼけたことをいう王様。
そういえば、どこで言ってたか忘れましたが、韓国で釜山にかけてクマのプーさんとか言って、しーーーーーんってなったらしいですね。大阪で披露して笑いを取ろうとするのはさすがです王様。さすが王様。受けるまでやるというのは基本ですよね。
前奏の王様のどこか他の出演者と違うらぶりーな腰ふりが無くなって、とても残念でした。
トンネルの振り付けはなんだか丑の刻参りに似てる……。

☆ 国歌

深呼吸だけして、国歌斉唱。
途中でめんどくさくなってやめてしまった。やっぱり長い……し、自発的に歌うものとは違う気がする。
みんなで手をつないでお辞儀~のところではぎりぎりまで前にでてきてくれて、心配する国民に、「大丈夫、そこまで(落ちるほど)アホではありません」とか言ってました。……でも、落ちたことあるって聞きましたけど
山のように金テープが降り注ぐ位置でした。テープは一人一つですよ~でも集めて配ってくれる人もいるかもしれませんよ~でも別にどうしてもそうしなきゃならない訳でもないですよ~みたいなことを言ってたような。もう、心底めんどくさいんだろうなと思って苦笑い。
その他にも、がんばってますよ~とか、良いこと言ってますよ~とか、かみかみになる呪いがかかっている唇で、なんかぐだぐだと言っておりました。

いつか城ホールでやりたいとじまんぐと言ってて、でも今日じまんぐ連れてきてないや!とかなんとか、一応本公演のラストだったのですが、それっぽい締めはなかったですね。横アリで、気持ち的にそれどころではないのかもしれませんが。
上映会来た人、と手を上げさせてました。
いつ、とは言えないけれど、お小遣い少なくて来れないって子もいるし、また絶対大阪来るのでという感じであっさりと退場でした。
ほな行くぞ、リオン。



★ 素直な感想

全体的に、盛り上がる曲は少なめでした。
六千人くらい?入ってたそうです。目立つというほどではないけれど、ちらちら空席もあり。
大阪なのに静かに感じた。大阪なのにwww
汗かいた~とか、腕疲れた~とか、足痛い~というのはそれほど無いかな。
参加した~とか、共有した~とか、音によってどこか遠くの地平が見えた~とか。
あるいは最後まで立ちきった!という達成感疲労感も控えめ。遊びに来た~さて帰ろ~みたいな。

ちょこちょこ歌ったり振り付け参加したりしても、ライブに参加した!という感覚はあまり無いです。頭の記憶に残っても、身体の記憶に残ってないような感じ。レポで補完しきれてしまう経験とまでは言いませんが、それに近いんじゃないかな。比較するのは嫌らしいかもしれませんが、第三次の方が参加した!という感じがあったかな。手とか繋がなくても、意識して仲良くなろうとしなくても、客同士にも連帯感があった。いざこざもあったけど・笑
歌わせたり振り付けさせたりすることだけをライブの参加と捉えているのなら、ちょっと客を馬鹿にしてるんじゃないかな~と思う。
あとセトリ変えて舞台の上の人を変えて、それでライブ一度限りの特別さを主張するのだとしたら、それも本当の意味でのライブの一期一会な感じを貶めてるような気がする。

自分の好きなものや憧れてるものには高みを目指してほしいし、他力本願かもしれませんが、その分だけ私の喜びになるし希望になるし救いになるので、音楽的にももっと、ステージ的にももっと、中の人のネタ的なMCももっと、ああんもっとぉー!と思っているのですが、それはどうやら厳しい視点のようです。
醒めることなく、一曲を聴きたいだけなのですが。アーティストのファンなので、その場でしか出てこない生の声を聞きたいだけなのですが。

一番最初にSHのライブに行ったときのように、どうせ大したことないだろうという初心に返って(笑)今回あまり期待しないで行きました。
そしたら不思議なことに、なんだか楽しめました・笑
規模が大きくなるにつれて、求めるハードルを上げてしまったいたようです。
本当に久しぶりに、Revoさん休んだほうがいいんじゃないかと思えた・笑
疲れてそうだし、色んなことが面倒くさいんだろうなぁ~というのがよく分かった。正直、酔ってたんじゃない?とすら思ってしまいました。私は優しくないファンなので、王様が楽しそうだから私も楽しい、という気持ちにはなれないのですな。
地震の話とかReviveの歌詞のネタなんかは、扱い方によっては人を傷つけると思うのですが、
客席がステージに向かって「がんばれー」っていって、それに、そんな軽々しいことは言っちゃいけない!と返すのって、ネタ的におもしろいんだろうか。それとも皮肉のつもりなんだろうか。
目くじら立てるようなことでもないですが、一人一人の多種多様な客とかファンとか見えてないんじゃないかと思ってしまう王様仮面に対しての、ローラン仮面を見てるのかな。
ファンがぎゃーぎゃー言うのも鬱陶しいんだろうな~どうもすみません。顔が見えないファンとか苦手そうだよな~。
でもこんなことを言うと、ついてこなくていいとか(←すっごく根に持ってるwww)、良い話はやめるとか、なんだか極論で返ってくることが多いような気がする。……おかしいな、そんな少数意見とか少数派ももれなく掬い上げてロケットに乗せて連れてってくれるのがSHじゃなかったかいな?と思うわけですが。
そんな返す刀で斬られるのなら、公式にファンレターとかアンケートで書こうという気になれず、ブログのチラ裏で書くしかなくなりますね。


国歌を歌わせるかどうか、参加を促していくかどうかを手探りで悩んでいた頃を懐かしく思い出しました。
11文字の伝言で、「いいか、ここから歌うんだぞ!」的に激しく主張してくる伴奏から始まるロマンのメインテーマや、きんぐだむのところで手はきゅぴーんてこうやるんだぞ的な振り付け。
全く新しいルールが決まっていくのは面白がれても、既存のものが塗り変えられていくのは寂しいものです。
お約束があるのは楽ちんですが、それでもライブて立つか座るかをアーティストに指示されなければならない状態になったら、それはファンとしてすごく恥ずかしいなと思います。
同じことがアーティスト側にも言えるんじゃないでしょうかね。