ジャニー喜多川元社長の性加害問題で揺れるジャニーズ事務所所属タレントの〝契約見直しドミノ〟が止まらない。

 13日もサッポロホールディングスが契約満了をもって終了することが明らかとなった。現在、北海道限定商品の「サッポロクラシック」の広告にTOKIOの松岡昌弘を起用しているが、16日からCMは停止する。

 また11日時点で起用を続けるとしていた「モスバーガー」を展開する「モスフードサービス」も13日、一転して契約を継続せず、CM等に関しても速やかに変更すると発表した。Snow Manの渡辺翔太、ラウールを起用している。

 公式サイトで「この度のジャニーズ事務所所属タレントの起用について、多くの方々にご心配をおかけしておりますこと、お詫び申し上げます。9月7日のジャニーズ事務所記者会見後、今後の対応を協議してまいりました。いかなる性加害の問題も、私どもの人権方針の基本的な考え方に反します。今後、明確な被害者救済と再発防止の取り組みが認められない以上、ジャニーズ事務所との契約は継続しないことを本日決定いたしました」。

 同じく「不二家」も方針転換。セブンイレブンで14日から予定していた「LOOKオリジナルSnow Manクリアファイルキャンペーン」の中止を発表した。

 ジャニーズタレントの広告中止や見直しが決定づけられたのは、財界トップから上がった厳しい声が要因の一つだ。12日には朝日新聞のインタビューに答えたアサヒホールディングスの勝木敦志社長が、同社が真っ先にCMの取り止め方針を公表した理由について「取引を継続すれば我々が人権侵害に寛容であるということになってしまう」などと答えた。

 さらに経済同友会の新浪剛史代表幹事(サントリーホールディングス社長)も同日、定例会見で、ジャニーズタレントの起用を続けるということは「チャイルド・アビューズ(児童虐待)を認めることになる」と話した。

経済同友会の新浪剛史氏
経済同友会の新浪剛史氏

「財界トップがここまで言っている中、有名企業はジャニーズ事務所との契約を見直すほかない」(広告代理店関係者)

 ジャニーズ離れは加速する一方だ。