在京ウクライナ大使館、立憲・原口議員に抗議 発言に「強い懸念」

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ロンドン=藤原学思
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 在日ウクライナ大使館(東京都港区)は13日夜、立憲民主党原口一博衆院議員(64)の発言について「強い懸念」を表明し、「絶対に受け入れられない」と抗議する文章をX(旧ツイッター)に投稿した。原口氏がネット上の動画で、ウクライナに関する虚偽情報を発信したことへの抗議とみられる。

 投稿では原口氏のどの発言を問題視したのかについての具体的な言及がなく、朝日新聞はウクライナ大使館に問い合わせている。大使館は抗議の文章とともに、原口氏が12日に配信したユーチューブ動画のURLを同じ投稿に張り付けた。

 原口氏は「緊急ライブ! 2024年 アメリカの崩壊はあるのか!?」と題した71分の動画で、米国出身の自称・軍事評論家と、別の日本人と計3人で対談。「米国よりもロシアの方が表現の自由がある」といった持論を述べ、現在の米政権を批判的に論じた。

 その上で、「北大西洋条約機構(NATO)の東方拡大がロシアの戦争を招いたと、ストルテンベルグ事務総長が認めた」という誤った情報に基づく主張を展開した。

 また、「日本はネオナチ政権の後ろにいる」との誤った認識を話すとともに、日本が世界銀行を通じてウクライナの復興支援に関わっていることについて「アメリカから武器をたくさん買わせて、その請求書はうちにくる」とも語った。

 日本の衆参両院は昨年3月…

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