社長あいさつGreeting
当社は1902年創業以来紆余曲折ありながらも、地元をはじめとした船主様や国内外のオペレーターの皆様、銀行やその他の金融機関様、メーカー様、地域の皆様、諸先輩をはじめとした全ての従業員や関係会社のご支援により現在を迎えていることについて、まずは感謝申し上げます。
造船業界は成熟産業だと言われがちですが、世界経済や地球環境といった人類の世界的テーマとも直結している為、常に改革と成長を社会より望まれております。
当社はまさにそれを具体化しようと常に努力しており、そのことにより業界や船主様等に必要とされる企業となりえている、と思っております。
もちろんこの姿勢は変わることはありません。
世界的な政治情勢、資源をはじめとした急激なインフレや金融不安、またそれらに伴う資機材価格の高騰等々経営的には難しく厳しい状況は依然続いております。
しかしながら、我々は、四面を海に囲まれた海洋国家である我が国にとって、海運・造船はなくてはならない産業という強い思いを胸に、高品質で競争力のある船を建造することで円滑な物流にも貢献して参りたいと思います。
我々は、当社の経営理念通り
- 自動車運搬船やケミカルタンカー、特殊船や内航船、バルクキャリアといった多種多様なお客様の望む船を建造できるという唯一無二の会社であり続ける。
- 社員を含めたステークホルダーの皆様に安心していただく。
- 環境対応船などの最新鋭の船を造ることで、船主様、地域社会、従業員、ひいては世界中の皆様に貢献できる企業となる。
ということを自らの行動基準とし、
矜持を持ち、道徳観を持ち、誠実で丁寧なものづくりを引き続き目指していきます。
2023年4月 株式会社新来島どっく 代表取締役社長 村上 孝信
経営理念Management Philosophy
自主性、独自性を旨とした
中堅造船所の地位を不動のものとし、
社会(顧客、地域)に貢献する企業となる。
会社概要Company Profile
- 会社名
- 株式会社新来島どっく
- 事業内容
- 各種船舶の建造、修理及び解体、船舶用機器並びにその他諸機械の製造及び修理
- 創業
- 明治35年(1902年)
- 創立
- 昭和62年5月28日(1987年5月28日)
- 資本金
- 17億3,750万円
沿革History
100年以上の年月をかけて、これまで「技術の新来島」として多くのお客様から信頼を得て来ました。
これからも技術と品質をより一層向上させるためには新たな発想と創意工夫が欠かせません。私達はこれからも挑戦し続けます。
- 1902年
- 創業。
- 1949年
- 来島船渠株式会社を設立。
- 1953年
- 鋼製船舶の製造及び修理事業開始。
- 1961年
- 愛媛県越智郡大西町に大西工場建設着手。
- 大西工場に松山刑務所大井造船作業場開設(生活の場として友愛寮を提供)。
- 1966年
- 社名を株式会社来島どっくに変更。
- 1968年
- 大西工場1号ドック・2号ドック完成。
- 総合事務所を今治市波止浜より越智郡大西町(現今治市大西町)に移転。
- 1972年
- 大西工場3号ドック完成。
- 1973年
- 自動車運搬船建造開始。
- 1983年
- ケミカルタンカー建造開始。
- 1987年
- 株式会社新来島どっく設立。
- 1989年
- 回流水槽試験場(船型研究所)完成。
- 1994年
- 資本金17億3,750万円に増資。
- 大西工場に新総合事務所完成。
- 1998年
- 東京本社事務所セントラルビルから東京大栄ビルへ移転。
- 2000年
- 大西工場 新造船部門ISO9001認証取得。
- 2006年
- 西武造船株式会社(現(株)新来島宇品どっく)がグループ入り。
- 大西工場及び総合事務所ISO14001認証取得。
- 2007年
- 東京本社事務所東京大栄ビルから丸の内サピアタワーへ移転。
- 2015年
- 大西工場 3号ドック延長工事完工 305mから367mに延長。
- 2016年
- 新回流水槽試験場(新船型研究所)完成。
- 2019年
- 大西工場 労働安全衛生マネジメントシステムISO45001認証取得。
- 2020年
- 安全安心なまちづくり関係功労者として内閣総理大臣表彰を受賞。
- 2021年
- サノヤス造船株式会社(現(株)新来島サノヤス造船)がグループ入り。
- 日本初大型LNG燃料船「SAKURA LEADER(2020年11月 新来島豊橋造船建造)」が「シップ・オブ・ザ・イヤー2020」を受賞。
- 本店所在地を東京都千代田区から愛媛県今治市へ変更。
- 東京事務所をサピアタワーから西新橋NS虎ノ門ビルへ移転。
- 2022年
- HSE鑑定証書を取得。
- 新来島どっくグループ初の防衛省向け油槽船が竣工。