(株)リフレット

■創業の原点は、お客さまの喜び
私は大工の父親のもとで5年間修業した後、リフォーム専門の当社を設立しました。大工として家を一軒建てられる技術を磨いて独立するつもりでしたが、父のもとにはさまざまな改修のご依頼もたくさん届いていました。新築の仕事は年間に数棟でしたが、リフォームは「今すぐにやってほしい」というご依頼が多く、たくさんのお客さまのお力になれます。そして、「おかげで快適になったよ」と喜びの声をいただけます。そこで私は「これだ！」と思ったのです。生まれ育ったこの地域で、多くの方々に喜ばれる仕事をしよう――。そう決意したのが、当社を創業した原点なのです。

■苦境を乗り越え、超地域密着へ
創業後は順調にお客さまが増え、遠方にも営業エリアを広げていきました。しかし設立から6年が過ぎた頃、遠方への移動、見積、工事……と、やるべきことが積み上がり、手いっぱいになってしまったのです。そこで社員から「営業エリアを会社から車で15分圏内に絞ろう」という案が上がりました。そうすることで、地域のお客さまの小さなお困りごとにも迅速に対応でき、お客さま一人ひとりとの出会いを大切にできるようになりました。

■一度きりではなく、「一期百会」
これが、当社の理念「一期百会」につながります。実はこの言葉も、今から15年前に社員のアイデアから生まれたものです。一期一会には「一生に一度の出会いを大切にする」という意味がありますが、一期百会には「一度きりではなく、生涯お付き合いをさせていただく努力を怠らない」という思いを込めています。お客さまが愛着ある住まいで長く快適に暮らしていただくには、一度きりの工事だけでなく長くお付き合いし、フォローしつづけることが欠かせないからです。

■社員第一の会社づくり
当社の中心は、20代・30代の若手社員たち。その活躍と成長を支えるべく、私は経営者として社員第一の会社づくりを目指しています。休日・休暇を年々増やしたり、社員の誕生日をお祝いしたり、社員のご家族のお祝い事にお花を贈呈したり。若手社員とコミュニケーションを取る機会も多く、プライベートの相談にも喜んで応じています。みんな、かわいくてしょうがないですね（笑）。社員と家族に末永く幸せを感じていただける会社を、一生かけてつくり上げていきたいですね。

代表取締役／多田 良雄