今年のノーベル賞の受賞テーマについて解説する講演会が11日午後14時半、広島市中区の広島大東千田キャンパスである。自然科学系の3分野について同大大学院の研究者3人が受賞のポイントや最新の知見、関連する自身の研究について話す。9日正午まで参加者を募っている。

 統合生命科学研究科の井川武准教授は「私たちのゲノムに残る化石人類の痕跡」と題し、医学生理学賞について説明。絶滅したネアンデルタール人のDNAを解読し、現代人との遺伝的つながりを示した研究の意義を語る。

 先進理工系科学研究科の吉田拡人教授は化合物を効率よく合成する手法の開発に貢献した化学賞を、同研究科の飯沼昌隆助教は物理学賞をそれぞれ解説する。

 参加無料。同大ホームページから申し込む。広島大理学部学生支援室☎0824247309=平日午前8時半~午後5時15分。(下高充生)

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