土田一徳
土田 一徳(つちだ かずのり、1969年6月28日 - ) は、日本の元俳優。1980年代にジャニーズ事務所に所属し、テレビドラマに出演した元ジャニーズJr.。
東京都杉並区出身。明治大学付属中野高等学校定時制中退、東海大学付属望星高等学校通信制卒業。
ジャニーズ時代の参加ユニット[編集]
来歴[編集]
- 1985年3月、事務所に入所してすぐに男闘呼組の結成メンバーとなり、キーボードを担当。同年4月からはテレビ朝日の『欽ちゃんのどこまでやるの!?』にも出演した。しかしその後、約1ヶ月ほどで男闘呼組のメンバーから外されてしまった(但し、1986年4月の男闘呼組のファーストコンサートにはゲストMCとして出演している)。その後、1985年12月からのテレビドラマ『毎度おさわがせします2』への出演が決定。以後は、俳優業を専門に活動した。
- 1987年後期にジャニーズ事務所を退社後、約1年間のブランクを経て、1988年後期に新たな芸能事務所に所属。2年間に渡り俳優活動を再開したが、1990年の後半、出演していたテレビドラマ『スクール・ウォーズ2』の撮影が終了すると同時に芸能界を引退した。
- 2000年代に入り、劇団「はなまる大作戦」を立ち上げ、舞台俳優として活動する。また、アメブロでブログも開設した。このブログで土田姓から坂井姓に改名したことを明かしている。2009年からは芸能プロダクション「株式会社i-Factory」を設立し、自ら所属タレントのマネージメントをするなどしたが、2013年初頭にブログとプロダクションのウェブサイトを閉鎖した。
- 2023年6月22日発売の『週刊文春』6月29日号に、ジャニーズ事務所在籍時にジャニー喜多川から受けた虐待行為(「ジャニー喜多川の性的虐待疑惑」項参照)を告白した記事が掲載された[1][2]。
人物[編集]
- 血液型・A型
- 特技:ピアノ
- 座右の銘は「焼け石に水」
- 愛読書は、横山光輝の『三国志』
- 尊敬する人は漫画家の丸尾末広。好きな人物は鳥肌実
- 競馬が趣味。愛する馬は、「タニノムーティエ」と「キーストン」
- ペットとしてチワワを3匹飼っている
出演作品(ジャニーズ時代)[編集]
テレビドラマ[編集]
- 連続ドラマ
- 毎度おさわがせします2(1985年12月 - 1986年3月、TBS) - 秋野浩平 役 ※ドラマデビュー作
- 夏・体験物語2(1986年7月 - 10月、TBS) - 木戸直也 役
- 愛伝説(1987年4月6日 - 7月3日、フジテレビ) - 黒川章(少年時代) 役
- 単発ドラマ
バラエティ番組[編集]
- 欽ちゃんのどこまでやるの!?(1985年4月、テレビ朝日) - 男闘呼組のメンバーとして出演(ピアノ担当)
出演作品(ジャニーズ退所後)[編集]
テレビドラマ[編集]
- 連続ドラマ
- 湘南物語 マイウェイマイラブ(1989年、日本テレビ) - ゲスト出演
- スクール・ウォーズ2 (1990年9月4日 - 1991年1月8日、TBS) - 藤沢保 役
- 単発ドラマ
映画[編集]
- 童貞物語4 僕もスキーに連れてって(1989年) - 平井慎也 役
ビデオ[編集]
- SUPER DELUXE ビデオ・マガジン『VINBO VOL.25 〜星に願いを〜』 Episode 1『ジャパニーズ・ドリーム』(1990年、フジテレビ映像企画部)※『VINBO』とは、全国のローソンで販売されたフジテレビ系のアイドルビデオシリーズ。本作では五十嵐いづみ、中村由真、渡浩行と共演
- ソニーハイビジョンドラマ 『モンスーン』(1990年)
舞台[編集]
参加作品[編集]
- アルバム『きまぐれオレンジ☆ロード もぎたてスペシャル』(1989年12月20日、東芝EMI・ユーメックス) - 劇場作品のサウンドトラック。土田は11曲目『ギリギリLOVE』を歌唱。2004年7月22日に復刻。
- きまぐれオレンジ☆ロード/Singing Heart2〜SWEET Memories(1993年9月17日、EMIミュージック・ジャパン) - 『ギリギリLOVE』収録
脚注[編集]
- ^ “「東山君、知ってるでしょ」元男闘呼組“土田一徳” 怒りの告発 元ジュニア「無理です」と逃げたら翌日からシカト”. 週刊文春電子版. 文藝春秋 (2023年6月21日). 2023年6月22日閲覧。
- ^ “「ユー! ズルいよ!」性加害を拒否した僕にジャニー喜多川は言った 男闘呼組・元メンバー土田一徳氏「35年目の告白」”. 文春オンライン. 文藝春秋 (2023年6月21日). 2023年6月22日閲覧。
関連項目[編集]
- 男闘呼組 キーボード担当
- ジャニーズ事務所
- 過去のジャニーズ所属者