岸田文雄首相が釈明。後援会長自身は「旧統一教会に関連している認識なかった」

オンライン記者会見で週刊文春の報道に関する質問に答えました。
|
岸田首相(2022年7月20日撮影)
岸田首相(2022年7月20日撮影)
Anadolu Agency via Getty Images

岸田文雄首相は8月24日にオンライン記者会見を開き、自身の後援会長が旧統一教会の関連団体の議長を務めていた件について釈明した。

■週刊文春が岸田首相の後援会長について報道

24日発売の「週刊文春」9月1日号は、岸田首相を支える熊本県内の後援会「熊本岸田会」の会長を務める崇城大学の中山峰男学長について報じた。同誌は、中山氏が旧統一教会と関係が深い「日韓トンネル推進熊本県民会議」の議長を2011年から務めていると明らかにした。中山氏自身も24日に会見を開き、自身について旧統一教会の信者ではなく、報道を受け議長は辞任したと説明していた

記者団から週刊文春の報道について「把握されている事実関係を教えてください」と質問を受けた岸田首相は以下のように説明した。

「私自身は知りうる限り、旧統一教会との関係はありません。一部週刊誌で、私の支援者や広島県の一部国会議員、地方議員が旧統一教会と関係のある団体の役職にあったとの記事が掲載されましたが、いずれの方も『旧統一教会と少しでも関係がある団体と関連しているとの意識がなかった』と聞いております」

中山氏については「ご指摘の会議についても旧統一教会に関連しているという認識はなかった、同会議はすでに辞められたと聞いております」とした。

■岸田首相のオンライン会見の動画(該当部分は19分20秒ごろから)