一緒にいたジュニアも性行為を受けていた
二本樹氏は当時13歳。抵抗はできなかったという。
「相手は事務所の社長ですし、抵抗したら自分はどうなるんだろうって思いもありますし。逆に受け入れちゃったほうがと……」
ジャニー氏の手は二本樹氏の性器に伸びてきた。
「そこからオーラルセックスに。行為自体は全体で1時間くらい。終わるとトイレからタオルを取ってきて私の身体を拭いて、ジャニーさん自身も歯を磨いたりしていました」
翌朝、「これでなんか買いなよ。美味しいもの食べなよ」と言われて、1万円を渡された。一緒にいたジュニアも、二本樹氏の直前に性行為を受けていたと後でわかった。その後、ダンスのポジションがセンターに近くなったり、雑誌の撮影頻度が高くなるなど、明らかに扱いは良くなった。
二本樹氏はスタッフにホテルまで連れて行かれたという。
「レッスン場でジャニーさんがマネージャーに、『今日、このジュニアは泊まりだから』と告げていました。ジャニーさんが仕事で送迎できない場合や、ジャニーさんと離れた場所で仕事をしているジュニアを、マネージャーが迎えに行ったりしていたのだと思います。ホテルの建物の前で降ろされました」
二本樹氏は、最初の行為から約半年の間に、10回以上は行為を受けた。そのたびに1万円、ときには2万円を貰った。
「自分はドラマのレギュラーを貰えたりしました。でも、ドラマの現場からレッスンに戻ると、ダンスが嫌いになっていた。性行為が嫌だったのもあったと思います。それで辞めました」