僕はこれまで、自分は「ジャニーズJr.」で終わったと思っていました。

でも、「ジャニーズJr.」の定義とは何だったのでしょう?

というのも、先日妻から「あなたはジュニアじゃないでしょ」と言われて、ふと考え直してみました。

当時、当然スタートはジャニーズJr.からでした。

でも、次第に「格差」が生まれてきます。

下積みは長いのにバックの仕事しかない人。

そのバックすら呼んでもらえずひたすらレッスンだけ出ている「仕事」「ギャラ」がない人。

そういう人たちとは、当時の時点で僕とは「格差」が非常に大きいものがありました。

ハッキリわかるのは、マネージメント体制です。

普通ジュニアといえば、はじめのうちはジャニーさんから直接電話があって、「You、今度こういうコンサートがあるんだけど出てみない?」という流れでした。

ある程度経験を積むと、今度は事務所の「ジュニア担当」のマネージャーから連絡が来るようになります。

さらに仕事が増えると、自分専門(とはいえ他のデビュータレントとの掛け持ちでしたが)のマネージャー(同行とかはしてくれませんが)が付きます。具体的には、他のジュニアは「ジュニア用」のスケジュール帳で管理するのに対して、僕は一応僕専用のスケジュール帳がありました。そういうジュニアはかなり限られています。

そのスケジュール帳も「ジャニーズJr.石丸志門」としてではなく、「石丸志門」として書かれているものでした。

いまでこそ、ジュニア身分でも主催の舞台・ツアーなど開いてもらえるようになりましたが、昔はそんなのありませんでしたから、歌を出していないだけで他のジュニアと一緒くたになるのはおかしいのでは?ギャラももらってるんだしそれってもうタレントでしょ?というのが妻の意見です。

現在のネット上では、僕はジュニアとして扱われています。僕もずっとそういうもんだと思っていました。

でも、後輩ジュニアの連中の話を聞いたり、客観的に仕事量を見ると、少なくとも後ろにいた何十人もの後輩ジュニアと比べれば別格ジュニアになるんだろうなあ、と思います。僕だけでなく活躍組は。

でも結局そういう人たちを表すカテゴリーがないので、やっぱり僕はジュニアなんでしょうね。