進撃の軌跡
Linked Horizonライブツアー『進撃の軌跡』@東京国際フォーラム
鎖地平団 千代田支部として参加してきました!
もうね、すっごく楽しかった…
以下、感想メモ。
・二ヶ月後の君へ
Revoだー!!っていう盛り上がりでまず泣く。
音響的にロックな割合が強すぎてボーカルが聞こえづらくなるっていうこともありながら、それもライブの臨場感だなあと思いつつ見守る。
相変わらずRevo節が炸裂しててビブラートが最高にエロかっこいい。
やっぱこの人最高だなあって思わせてくる完成度。
「奪えない自由はいつだって其処にある 全てを背負い さあ征こうぜ!」
の部分で涙腺が崩壊。
10年好きでいてよかったです。
・もしこの壁の中が一軒の家だとしたら
まみさんの少年っぽい振る舞いと純粋で力強い歌声がまっすぐ飛んできた。
久々に聴いたけど、やっぱグッとくる曲だなあと再認識。
・紅蓮の弓矢
会場全体の盛り上がりが序盤なのにもうやばくなってた。
ホルンのかっこよさも特に際立ってたし、プレイヤーの演奏技巧も最高にアツい。
そしてなによりイェーーーーーーガーーーーーーー!!!!!
・14文字の伝言
カルラさんがエレンを育てるときの親心とか愛情、巨人に食べられるまで息子を大事に思う気持ちと届かなかったメッセージを綴った歌。
そこに歌詞とリンクした映像が合わさることで一層しんどい。
「時間よ止まれ」で照明が外に向かってはけてステージが暗くなる演出もよかった。
後半のエレンに対する想いが募る部分は本当に耐えられなくてボロボロ泣いた。「生まれてきてくれてありがとう」に抉られてアウトロで大号泣。
ていうか、始まってからずっと泣いてない?
DJ Revoがピアノ増しまし(12decibel)バージョンもやってくれたけど、それはそれでよかった!
生歌もかぶせてくれて、一瞬イヴェ思い出したよね。
「スタッフーーー」「はーい僕つけめん!」「ピッピロピーみたいな笛」などの名言も生み出しつつ。
・紅蓮の座標
進撃おなじみのメロディーもふんだんに使われつつ新たな要素も盛り込んだカッコイイ曲だよなあ〜〜好きだなあ〜〜って思う。
Revo節炸裂最高。
・最期の戦果
イルゼの映像とともに月香さんがカッコよく歌い上げてくれました。
調査中ということで、ステージを走りまわりながらのパフォーマンスが印象的。「私は最後まで屈しない」のところではペンで文字を綴る振り付けがされていて、イルゼの意志の強さが伝わってきた。
曲の最後に食べられるシーンも流れたんだけどマジでしんどかった。
月香さん、見ていてかっこいいな〜いい声だな〜って思わせてくれる歌い手さんで、ライブとかにも足を運んでみたい。
・神の御業
歌姫5人が白い衣装で歌い上げて、バンメンと観客はウォール教のポーズで聴く。
曲が終わったあと、ホールの和音の反響がすごく気持ちよかった。
Revo「1曲入信してくれたらすぐ抜けていいんで!」「このツアーでウォール教信者を増やしていこうと思います」
・自由の翼
超絶技巧だよ。。。バンメンが強者揃いだからできる曲だと思った。
YUKIさん西山アニキのソロぐうかっこいいし、Revoさんもギター抱えてスタンドマイクで歌ってた!
終始やばいスピードでドラム叩きまくってる淳士はバケモノだな(褒めてる)
・双翼のヒカリ
このアルバムでいちばん好きな曲!
MANAMIさんの衣装が右手に白のフリンジ、左手に黒のフリンジついてて白と黒の双翼デザイン。白衣装のダンサーさんと黒衣装のダンサーさんがバレエのようなしなやかな動きで手を取り合って踊っているのも生と死の一体性・切り離せない関係なんだっていうのを感じさせられた。
遠くを見つめるリヴァイの背中がスクリーンいっぱいに映って、ペトラがリヴァイの背中を見つめて思いを募らせる気持ちを追体験。
声が本当にペトラのイメージと合ってて感情移入の出来具合がすごいし、死にかけてる部分では黒いダンサーさんたちが背後に待っていて辛くなったし、「私が感じたヒカリの名は 名付けるなら そう希望」で映像も相まって涙が止まらなかった。会場全体が泣いてた気がする。
誰かも感想で書いてたけど、こういう泣ける曲からすぐに戦いに向けての意志の強い曲に切り替わるっていうこと自体も、実際エレンたちが仲間を喪っても次の戦いに向けて気持ちをすぐ切り替えていく生き様と重なる部分があるのかなって思った。
・自由の代償
巨人を協力して討伐するまでのムービーとリンクしての演奏。
戦略やポジションを図にして出してたのめっちゃかっこよくない??
ダンサーさんのポイのパフォーマンスと奇行種走りすごかった。
あっちゃんのベースソロかっこいいよおおおおおお!!!
・彼女は冷たい棺の中で
アニが氷の中でいろんなことを思い出してる(夢を見てる?)のかなっていう映像構成。福永さんの高音の伸びが圧倒的。終始静かに燃えている感じが超かっこよかった。不条理な世界に翻弄されて還る場所を失くしても生き抜いてきた葛藤みたいなものがひしひし伝わってくる。
「何一つ掴めぬまま奈落へと落ちてゆく」っていうところで自分まで辛くなった。なんだかよくわかんないんだけど報われて欲しい…アニ、幸せになってくれ…(?)
・心臓を捧げよ!
振り付け講座もあって、全員での一体感がとってもあった!
メロディーがめっちゃいいよね。この曲。構成も最高。大好き。
巨人を駆逐しなければならないという強い意志を抱いたキャラクターたちの結束した感情がダイレクトに伝わってくる。戦いに挑むスピード感や臨場感もすごい。
こんなに作品への愛をもってアニソンが作れる人は他にいないって断言できるよ。それくらいかっこいいしすごいし熱意伝わってくるもん。
そのままアコギでシークレットトラックも演奏。
ジャケットの夕陽に向かって手を広げるシーンで終了。
紗幕に映像が投影されて、海や草原をぐわーっと駆け抜けて、壁の中へ戻ってくる。曲やエピソード、その基となる「進撃の巨人」を通して、観客はいつの間にかこんなに遠くまで出て行って外の世界を感じてたんだなあとハッとさせられる。
そして字幕で「聴きたいぇーーがーーー!!」と言わされアンコールを煽られる(大爆笑)
<アンコール>
・君は僕の希望
まみさんに歌わせるのはずるいよー!っていうのがまず第一の感想。
ぜったいぴったりじゃん、、、純粋な少年キャラだもん…
アルミンにとっての希望がエレンだっていう解釈としても受け取れるみたい。
っていうかアイリッシュ系の曲最高。
・エルの肖像
Elysionくると思ってなくてすっごい嬉しかった!
サンホラの世界観の深さ、物語音楽ってやっぱり魅力的だなあっていう気持ち、近衛兵が旗振りして、「エルを求めるだろう」「エルを見つけるだろう」も歌えて、サンホラの参加型ライブの楽しさも改めて感じた。
EとAがエレンとアニ、自分の故郷としての楽園を喪ったアニ、みたいなリンクもあるのかな?
アンコールのMCとメンバー紹介にて、まってよミーシャ!とかま〜わ〜るま〜わ〜るムーランルージュみたいな小ネタも飛び出しつつ。
そして、音楽の境界の話。
音楽ジャンルなんかで人は線引きをしてしまうから、SHではそういうことをせずにいろんなジャンルを取り入れて作ってきたけれど、そうすることで他の人からは異色だぞって思われて線引きをされてしまう。
人はカテゴライズして理由付けをしていく生き物だから仕方ないけど、それでも「音楽に国境はないです!!!」っていうRevoさんの言葉は正面から受け止めたいと思いました。
・青春は花火のように
シンクロライトがレインボーでめっちゃきれいだった。最後にダンサーさんのライトで花火が打ち上がったり、出演者全員で踊って飛んで盛り上がった!
みんなでブラボー!!も楽しかった!
・心臓を捧げよ!(カラオケ)
課題曲として観客だけでカラオケ。みんなで心臓を捧げながら歌う一体感がすごくて、進撃の巨人っていうコンテンツの愛され度をすっごい感じた。
* * *
総括して、すっごくいいものを見て聴けたなあって思うライブでした。
作品への情熱と愛が渦巻いていたし、パフォーマンス単体で見てもじゅうぶん楽しめたし、あったかくてあつくて優しくて哀しくて、いろんな感情をみんなで共有できた空間に居られて幸せでした。
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