長野の唐沢農機サービス、飲食店事業を承継 収益多角化
農機具販売の唐沢農機サービス(長野県東御市)は、小諸市の飲食店「もんじゃ焼き 竹りん」の事業を承継する。同店は2000年に開業して営業を続けてきたが、経営者が高齢になったことに伴い22年12月から休業していた。唐沢農機サービスが飲食事業を手掛けるのは初めて。
経営者は個人事業主で、唐沢農機サービスが店の設備や営業権、レシピなどのノウハウを買い取った。金額は非公表。店舗は改装した上で23年10月下旬に再オープンする予定だ。常連客に加えて、SNS(交流サイト)を活用して若年層や新規顧客の獲得を目指す。
同社はこれまでもウェブマーケティング事業に進出するなど収益源の多角化を進めてきた。今後については「当面は飲食業を中心に小規模事業のM&A(合併・買収)を進める。長期的には様々な業種の承継を視野に入れる」と説明した。
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