アカシックレコード・リーディング如月メソッド基礎・１１

個人の源のエネルギーという文言も、その人が、元々どのように生きたくて生まれてきたのか、という本質的な意味合い（エネルギー）のことを、この文言によって表現している。

そして、ここに個人のアカシックレコードがある。生まれ出るにあたり、生まれ出る直前に用意した人生の予定表のようなものだ。生まれ出る直前なので、物質化はしていない。エネルギー状態のまま、内なる源のところに付録のようにセットされている。

個人のアカシックレコードは、シナリオに例えることもできる。

このように生きたくて生まれてきたその人が、そのように生きられるようになるために、いつ頃どのようにして何を体験することによって何を学び、それによって最良の場合にはどのような選択をし、結果的に、どのように生きたくて生まれてきたのかという人生の目的が最良の状態で叶うような過程を辿る、といった筋書きのようなものだ。

これには、起こる出来事に関係する周囲の人間の反応は書かれていない。相手が、周囲が、その時の状況とそれぞれの個人的な思考や感情によってどのような反応を示すかは、その相手やその周囲の自由な選択だからだ。なので、それらの反応は、相手側のシナリオにとってはその人自身の人生における出来事に対して自由な反応を選択していることではあるが、自分側のシナリオにとっては相手のアドリブのようなものだと捉えることができる。そして、示されたアドリブの反応に対して、また自分は何らかの反応を選択する。どのような反応を選択するかによって、そこから導き出される未来が変化してゆく。こうして、ぶっつけ本番のみの、一回だけの人生が進行してゆくのだ。シナリオは常に微調整されてゆく。