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推進機構など…鮮度落とさず輸出 期待
とくしまブランド推進機構などは7日、徳島阿波おどり空港(松茂町)から県産の生鮮食料品などを海外に航空輸送する試験を実施した。同様の取り組みは、地方空港では珍しいという。
県産品は、県外の主要空港に陸路で運ばれてから飛行機で輸出され、海外に届くまで3、4日かかる。同機構は、阿波おどり空港から飛行機を使えば、陸路輸送の時間を省いて新鮮なまま輸出できると考え、県と試験を企画し、日本航空の協力を得た。
この日午前、県産のシャインマスカット、菌床シイタケ、半田そうめんなど8箱が、客を乗せた飛行機に貨物として積まれ、羽田空港(東京)へ。マレーシアへの深夜便を活用して8日早朝に届く予定で、同機構の職員らが現地で品物の鮮度などを確認する。
従来の方法よりコストも抑えられるといい、同機構はアジアのほか欧米への輸出も想定。試験結果を踏まえ、県内の事業者に航空輸送を提案していく。同機構の丸谷修一副代表は「特に青果物などの鮮度を落とさず、高品質のまま届けることで海外市場での競争力を高められる。県内からの空輸で輸出がより活発になれば」と話した。