2023年8月24日発売の
週刊ヤングジャンプ 39号に掲載されている
キングダム 第768話の
ネタバレ＆感想になります。
第７６８話 二人の約束
内容ネタバレ
飛信隊が城戸村に集った
尾平の結婚式。
夜通し行われた宴の翌朝
信は眠っていた羌瘣を起こし
ある場所へと向かう。
その場所は里典の家の小屋であり
つまり信と漂が住んでた場所だった。
ボロボロの小屋の前に立った信は
昔の事を思い出しながら羌瘣に語る。
五歳の時に拾われてきて
漂と出会って約十年
ここで一緒に暮らしてた。
この中で二人で寝て起きて
天下の大将軍になるって夢を
寝落ちするまで話していたと。
懐かしそうに小屋を眺めながら
信は羌瘣にせっかく城戸村に帰るなら
ここに来たかったし
何かお前に見せたかったんだと語る。
この前の戦で絶対死なねぇと思ってた
桓騎がたったの一敗で死んだ。
いつどうなるか分からねェんだなと
改めて思った・・・と。
やれることは生きている内にと
改めてお前にここを見せておきたいと思った。
そう語る信に羌瘣も同じように
象姉と過ごしてた羌族の村の家を
いつかお前に見せたいと今思ったと語り
信も嬉しそうに約束なと返していた。
そして信は羌瘣に告げる。
この中華統一の戦争が終わったら
俺と結婚してくれないかと。
呆気にとられる羌瘣だが
信が真面目に言っていることに気づき
いきなりの事に戸惑っていた。
返事は今じゃなくていいという信に
羌瘣は嫌じゃないけど
これからの戦いで死ぬのが
余計にこわくなるじゃないかと吐露する。
信はお前は死なねェよと返すが
羌瘣は信が死ぬのが怖いのだと語る。
前にも言ったけど
戦いの場で死を恐れると弱くなる。
ひょっとしたらお前だって
私のことが気になって弱く・・・。
そう話す羌瘣の言葉を
信は俺はそうは思わねェよと否定する。
この約束があれば二人は死線で
もう一踏ん張り利くようになる気がする。
この約束は二人を強くするんだと。
少なくとも俺はそうだと言う
信の言葉にいい雰囲気なる二人だが
里典一家が盗み聞きしていたらしく
戸を破って倒れ込んだことで
一瞬にして霧散していた。
呆れた顔をしていた信に対し
羌瘣はありがとうと伝えると同時に
ちょっと考えると胸の内を語る。
すごく嬉しいはずなんだけど
私は戦うこと以外はきっと臆病だ。
だから急には進めないと。
そんな羌瘣の言葉に信は
わかっていると理解を示し
返事はいつでもいいと返すのだった。
尾平の婚礼の数日後には
飛信隊の激しい練兵が始まり
それは雪の季節となっても
容赦なく続いた。
宜安攻めの大敗後に
大いに補充された新兵達を
次の戦までに飛信隊として
鍛え上げねばならぬのだ。
飛信隊の単なる兵力回復ではなく
より強く進化するために・・・
二度と李牧に負けぬために。
そして年が明けた始皇十五年
秦国は再び趙北部攻略に大軍を動員する。
狙うは宜安より西の大都市「番吾」
迎え撃つはもちろん李牧
そして青歌司馬尚本軍。
「番吾の戦い」
史書に戦国期にあって
秦軍に最大規模の犠牲を出したと
記される大戦が幕を開ける。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ！
感想
信が羌瘣に連れて行きたい場所があると
前回言っていたので
まさかと思ってましたが
信のプロポーズが見られるとは。
まあ、今すぐというわけではなく
中華統一後らしいですが
なんか信も大人になったんだなと
しみじみ思いました。
これまでの流れからして
信と羌瘣が互いに思い合っているのは
察してはいましたが
中々に感慨深いものがあるなと。
そうなる時になるのは
信に思いを寄せていると思われる
貂がどうするのかについて。
前に信が羌瘣を抱きしめた時に
諦めたような描写があったので
そうなるだろうことは
貂も分かっていたはずですしね。
まあ、前回の感想でも言いましたが
出来ることなら二人揃って
迎えちゃえばいいのにと思わなくもないですが
そのあたりは今後明らかになるかも。
それはそれとして
無事尾平の結婚式も終わって
また戦の準備に入ったわけですが
次の戦いも秦の敗北みたいですね。
秦軍に最大規模の犠牲を
とありましたので
前回の戦以上の大敗になるかと。
相手は李牧に加えて
三大天を蹴った司馬尚らしいので
この結果も分からなくもないかな
というのが正直なところ。
まあ、負けるのはともかくとして
気になるのは誰が秦軍の大将なのか。
普通に考えれば王翦だと思いますが
思った以上の大敗らしいので
その辺り気になる所です。
ちなみに気になる続きですが
次号は休載となり
9/7発売の41号に掲載とのこと。