ついに見ました!最終回。
高橋さんの夢の野菜王国はどうなる!?
咲子と高橋さんの家族カッコカリはどうなる!?
野菜王国
「リスクある楽しい仕事よりも、咲子と過ごしながらつまんない仕事する今の暮らしを選んだ」
カズくんめちゃくちゃ高橋さんのこと理解してるやん…カズくんの成長速度エグすぎて引くレベル。
無理に野菜王国実現させなくたって、高橋さんが「今の暮らしでいい」って言ってるんだから別に良くね?って思ったけど
でも咲子も「高橋さんが一番良いと思える方向へ行ってほしい」って願ってるし、咲子は結構おせっかいで強引なところあるから、どうしても気にかけちゃうんでしょうね。
人生においてベスト
「今が人生においてベスト」って堂々と言えるのいいよなぁ。
「人生諦めが肝心」が座右の銘ってなんか切ないよ高橋さん…!!周囲に合わせることを強制され続けてきた人生だっただろうし、やっぱり祖母が残した大切な家を空けるのは気が引けるのか。
高橋さんも「もう一人には戻りたくない」って言ってるし
咲子と高橋さん、もうこれカッコカリじゃなくて、立派な恋愛感情抜きの家族なのでは?家族でよくね?
第2話で家族のことを“味方”と表現してたけど、もう2人ともお互い大事な味方と思ってると思うし…
って思ってたけど、咲子の言葉が目から鱗でした。
「カッコカリでもいい」ということを。
ベスト
家族だからって絶対に一緒に住まないといけないわけではないよね!
一緒に住まないといけないから、どちらかが仕事を諦めないといけないって、普通に理不尽だもんな。
「私たちは別々に暮らしてたって一人じゃないし 家族じゃなくなったりしません。」
高橋さんの涙でもらい泣きした…
全部ポイ!って言ってた高橋さんも、結局は“家族”に縛られてたけど、
「変わっていく中で、その時のベストを考えていく」、「縛られることなく全部カッコカリでいい」という咲子の考え方は
これからの人生、何かに囚われて発狂しそうになった時に思い出したい。
どんな時でもこの柔軟性を意識して持ち合わせたら、だいぶ気が生きやすくなれると思う。
家族(仮)
高橋さんが引っ越しした後も朝食うどんなのか咲子。
「僕の中では大革命、大冒険」と、高橋さんも新しい暮らしに大満足していてよかった。
咲子の家族もそうだけど、千鶴が出てきたの嬉しかった!
カズくんとか、最初はあんなキショかったのに今は本当に良い奴に成長しちゃって(おそらくカズくんのこと本当に無理な人は無理なんだろうけど)咲子のことをよく理解してくれてる大親友みたいなポジションになってるの嬉しい。
千鶴があの後フォローなしというのが残念。尺の都合かな。
「私の人生に何か言っていいのは 私だけ
私の幸せを決めるのは 私だけ」
得たものも失ったものもあるけど、「もう恐れるものは何もない」みたいな笑顔の咲子を見ていると、爽快感があって晴れやかで清々しいですね。
みんなそれぞれ自分の大切なものを見つめて自分の答えを出して生活していて、眩しくてぽかぽかした気持ちになりました。
すごい気になったんだけど、高橋さんがお墓参りしてる時、卒塔婆が動いたのって風?演出!?
最初見た時「え、怖っ」ってビックリした。
まとめ感想
「独身の主人公が最終回で誰かと恋が成就して、ハッピーエンド!」というドラマが多い中で
全然違うタイプの終わり方を迎えたこのドラマは非常に新鮮でしたね。
咲子と高橋さん以外の登場人物にも、どうか目一杯幸せになってほしいラストでした。
一応「男女」が主人公だから、単純に友情結婚みたいな感じで籍入れて終わりなのかな?(さすがにそれは単純すぎるか…)って思ってたけど、そうはならなかったのがよかった。
そこで籍入れちゃったら、男女で家族になるためには結局「結婚」という形が必要なのかよ!ってガッカリだったもんな。
家父長制や恋愛至上主義は、長年の歴史に染み付いた ウンコのような呪いだと思ってるんですけど、このドラマを見て、「やっぱり呪いだよな〜」って改めて思いました。
その宗教を自分達だけで信仰したり楽しむ分にはいいけど、それを誰かに強制するのはダメだよなぁって。(私もきっと無意識のうちにめっちゃしてると思うから、これからはもっと意識的に気をつけたい)
理解あるふりしてるけど、深くまで話してみたら「これを言ったら今の時代セクハラになるから言ってあげてないだけ」「こっちがお前らに合わせてやってるんだ、ありがたく思えよ」という酷い人もそこそこいるから、コイツらをどう攻略するかもまだまだこれからの問題点ですね、個人的に。
正直こういうのって時代とかじゃねぇだろって思う。どの時代にもいろんなセクシュアリティがあったけど今までマイノリティが故に目立ってこなかっただけで、昭和だろうが平成だろうが傷ついてた人なんていっぱいおるやろ。別にお前らに合わせてほしいとは思ったことねーよ!
同じ社会で生きてるんだから、「合わせる」という意識じゃなくて「一緒に考えていく」ことが一番大事なんじゃないかなって、このドラマを見て思いました。