今回はAndroidスマートフォンに【microG】を入れることで、メールやSNSのプッシュ通知に絶対必要な【GooglePlay開発者サービス】を入れないで使っている話。
今回は、基本の話。
というか、前座。
AndroidスマートフォンにmicroGを入れる本題は、その2で↓
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GooglePlay開発者サービスとmicroG
microGはGooglePlay開発者サービスを入れなくてもプッシュ通知が来るように出来るAndroidアプリのこと。
microG
AndroidスマートフォンおけるGooglePlay開発者サービスの立ち位置
Androidスマートフォンには、まず確実に最初からGooglePlay開発者サービスが入っている。
このシステムアプリは、メールが来たときにすぐにスマートフォンが鳴ったり、SNSで何かしらの通知が来たときにすぐに反応するためのアプリだ。その他にも、Playストアでインストールするアプリの一部は、このGooglePlay開発者サービスが入っていないと動かない。
要するに、GooglePlay開発者サービスが入っていないAndroidスマートフォンは、メールが来てもTwitterでいいねされても、LINEが来ても、完全に無反応なスマートフォンになってしまうということだ。
とにかく、一切の通知が来なくなる。
スマートフォンを使う上で、通知が来なくなるのは、かなり困ると思う。
もちろん、スマートフォンで調べ物をしているときにいちいち通知が来るのは面倒だというのはわかる。
ただ、誰から連絡が来ても一切教えてくれないスマートフォンは、さすがにいらいらするだろう。
ということで、基本的にはGooglePlay開発者サービスを消すことは出来ない。
しかし、このGooglePlay開発者サービスが入っていることで、実はスマートフォンに良くないことも起こっている。
それはなにか。
GooglePlay開発者サービスが入っていることで起こる問題
このGooglePlay開発者サービスが入っていると、良いこともある。しかし、良くないことも結構ある。
GooglePlay開発者サービスが入っていて、良いこと
・プッシュ通知が来る
・アプリが安定的に動く
・Playストアでアプリをインストール出来る
・Playストアで有料アプリを購入できる
・Googleサービス※が使えるようになる
など
※Gmailや、GoogleMap、Gpay、Googleドライブ、Googleフォト、Google連絡先など
GooglePlay開発者サービスが入っていて、良くないこと
・(同意しているとはいえ)Googleに個人情報を取られる
・スマートフォンのバッテリーがとても早く消費されてしまう(上の画像参照)※2
・スマートフォンのメモリ消費が激しくなる→バッテリー消費につながる
など
※2 GooglePlay開発者サービスだけで、バッテリーが10%以上消費されていることがあるが、microGを入れるとこの消費はなくなる
このように、GooglePlay開発者サービスの利用には良いこともあるけど悪いこともあるような状態である。
一方でmicroGを使うとどうなるか
microGが入っていると起こる問題
GooglePlay開発者サービスに対して、microGを入れるとどんな問題が起きるか。
microGが入っていて、良いこと
・プッシュ通知が来る
・アプリが安定的に動く
・スマートフォンのバッテリーを無駄に消費しない
・メモリ消費はほとんどない
・スマートフォンの動作が軽くなる
microGが入っていて、良くないこと
・Playストアが使えなくなる→F-DroidやAuroraストアを使う
・過去にPlayストアで購入した有料アプリが使えなくなる
・Googleサービスのすべてが利用できるわけではない※3 →代替サービスを利用する
・microGを入れること自体が面倒→これは仕方がない
※3 GmailやGoogleMapは使うことが出来るが、連絡先を読み込むことができないなど
このように、microGを入れることにもメリットもデメリットもある。
自分自身が何を優先するかで、全てが決まる。
今のところ私はmicroGでAndroidスマートフォンを利用している。
何が良くてわざわざmicroGを入れているのか。
microGのメリット
GooglePlay開発者サービスにも、microGにも一長一短がある。
今のところ私は、microGをこれからもずっと利用していきたいと思っている。
その理由は、Googleにすべての情報を渡したくないし、スマートフォンのバッテリーを無駄に消費したくないからだ。
過去に購入したアプリがmicroGでは使うことが出来ないが、そんなことよりも個人情報を大切にしたいと私は思っている。
また、スマートフォンの動作が確実に軽快になるので、これを体感してしまうとGooglePlay開発者サービスを利用したもっさり動作に戻りたいとはあまり思わない。
もちろん、私は複数台端末を持っているので、全ての端末でmicroGを使っているわけではない。しかし、GooglePlay開発者サービスを確実に利用しているのは外出用の1台のみである。
ということで、microGのメリットは
動作が軽い、バッテリーが無駄に減らない、無駄なメモリを使わない
である。
Googleサービスを使わない生き方
私は今では過去にGoogleに保存した情報を削除し、自ら管理している。
もちろん、Googleにすべての情報を預けてしまえば管理が楽だし何も考えなくても良い。
そういう生き方も出来るが、全ての情報をGoogleに渡して生きるのは、私は怖い。
私達がGoogleに保存しているのは、
住所、氏名、年齢、電話番号、連絡先、クレジットカード番号、クレジットカード使用情報、写真や動画、スマホのバックアップデータ、位置情報、メールの全文、好みの動画、などなど。
生活のあらゆる情報である。
さすがにこれを全てGoogleに渡していては、生活がまるわかりと言っても良いだろう。
microGを入れ、代替サービスを利用するだけで、この全ての情報をGoogleから削除できるきっかけになる。
今も私が使っているGoogleサービス
私は、今のところGmailとGoogle日本語入力、GoogleマップはまだGoogleのサービスを利用している。
あとは全ての情報をGoogleから削除した。
Gmailは迷惑メールをほぼ確実に迷惑メールフォルダに入れてくれるし、Google日本語入力より優れている無料入力アプリはない。そして、Googleマップよりも使いやすい地図サービスも見つからない。
また、今ではGmailに関しては個人的なメールを送るわけではなく、メールマガジン等を受信するためにしか利用していないのであまり気を使わなくていいと思っている。
この3点は、良いところを見ればどうしても代替サービスが思いつかないのでどうすることも出来ない。
そして、動画を見るときは確かにYouTubeは見ている。しかし、これも月に一度見るか見ないかくらいなのであまり気にしていない。
最も大きな問題
一番の問題は、入力をGoogle日本語入力にしていることだ。
全ての入力が、Googleにバレている。
今のこのブログの記事も、Googleに全てバレているということだ。
これが一番怖い。パスワードもクレジットカード番号も、バレている。
この問題をどうにかしなければ、結局Googleから逃れることは出来ない。
その1のおわりに
今回は、microGを入れるとAndroidスマートフォンがどうなるかを書いてきた。
Androidスマートフォンを使う限り、Googleサービスから完全撤退することはかなり難しいが、スマートフォンを支配されることなく使うためには大きな一歩になると思う。
メリットが大きいと思うので私はこれからもmicroGを使っていく。
次回その2では、microGの入れ方を説明したいと思う。
Androidスマホで脱Googleしている話 その1 GooglePlay開発者サービスとmicroG は
つづく