私が知っていること
以前に書いた note を自分自身で読み返すと、とても怒りや憎しみの感情が滲み出てしまっており、読んで頂いた方に、ネガティブな感情を振りまいてしまったことに、申し訳ない思いでいっぱいです。ごめんなさい。
自分でも醜悪だと思います。でも、そこまでしないと彼女との関係性を終わらせられなかったと思う。昔は友達だった筈が、いつの間にか彼女が「キレる」ことに怯える関係性になっていたと思う。解放されたい、という思いが強かった。
ここでは、私が監督(B)を告発する動機のひとつとなった、彼女の性加害行為について、書きたいと思います。
監督B氏は、彼女の映画関係者に対し、セクシャルハラスメント行為をしています。その事実を私は直接、彼女から聞きました。その話(所謂、不同意での性加害に該当する内容)を聞いた瞬間、「え?」と思い、「それって犯罪じゃないの?」と思い、また、巷では映画業界の #MeToo 問題が騒がれているし、正しく #MeToo 案件じゃないか。と思いました。私は監督Bから直接、本人が行なった不誠実な行為について、その詳細な内容を聞かされました。
ですが、ハラスメントの詳細は、事情があり、書けません。私が聞いた、知ったことを全て、公表するべきではないか、と考えていましたが、それは出来ない、ということになりました。
話を聞いた日、私は即座に、彼女(B)を注意しました。そんなことをして、相手の方から告発されたら、全キャリア、今までの全、頑張りが消えることになるよと。「ま、言わないっしょ。」監督(B)は平然と私にそう言いました。
その話を聞いて以来、私(A)は、ずっとモヤモヤを抱えていたし、良心の呵責に苛まれながら、それこそ、重たすぎる秘密を背負わされたことによって、精神的な不調を抱えていきました。今でも、正直言って吐きそうになります。 ああ、こんな人とずっと、共同創作をしてしまっていたのか、どうしよう、と、ある意味自己保身ではないけれど、劇伴で彼女の作品に長年関わってしまっていることに、焦りというか、嫌悪感、強い「無理」という感情が芽生えていったのです。
ハラスメントは言語道断です。立場を悪用したものなら尚更です。私は私が知っていることの詳細を話したいけど、それは少なくない人を巻き込むことになってしまい、できません。本心を言うと、知りたくなかった。酷い話を聞かされ、そして「知らないふりをすること」(それこそ、「墓場」まで)を強いられることは、とても耐え難く、それだけで立派なハラスメントだと思う。私は、ひとりの芸術家として、このことを黙認し、活動を続けたくなかった。メリー喜多川のようになりたくなかった。黙っていられませんでした。告発することは恐怖だけど、意義があると思います。知るべきことを、多くの人が知れるからです。
どうか、私のとった行動を、理解して頂けたら幸いです。彼女(B)との付き合いは長く、その関係性は本当に険しいものだった。彼女の2作目の長編映画の音楽を担当した時は、紆余曲折を経て了解し、1年間引きこもって制作し、それで得た収入は0円だった。「一度引き受けたんだから、最後まで責任持つべき。」そう言われ、当時の自分は応えてしまった。今でも後悔しています。
告発をすることで、周囲の方々にご迷惑をおかけしました。大変申し訳なく思っています。ごめんなさい。しかし、私が述べたこと、述べようとしたことは、全て事実です。私が見て、聞いて、感じたことを公表しました。その代償があるならば、勿論引き受けたいです。そして、最後に伝えたい。私にとって、彼女(B)は、正真正銘、モンスターでした。これから彼女と関わる人は、本当に気をつけて下さい。
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