アニメたちはどう生きるか

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今日が初公判だった。

それまで下火になっていたはずの夥しいマスコミの報道合戦に面喰い、まったく追えてない。

 

忘れたい話だ。

しかし僕は、インタビューなどで「忘れてはいけない」と言った。

かつては東日本大震災に、まったく縁もゆかりもないのにそんなことを言ってしまい、地元東北の方と口論になったりもした。

しかし改めて言いたい。

このような重大な災厄は、どんなことがあっても、忘れてはいけない。

 

 

大事な人を亡くした遺族の方々。

身体や心に傷を負った方々。

九死に一生を得た方々。

いろんな方々が、いろんな思いを持っていい。それに批判することなど僕にはできない。

 

でも、でもね、今の荒廃しきったアニメ業界、そしてアニメオタクの惨状を見るに、次の「京アニ事件」は、近いうちに起こる可能性は、十分にあると思うのです。

 

僕はその可能性を察知し、「次の京アニ」が決してあってはならないと思って、今まだこの業界にいます。

でなければ誰がいるか、こんなゴミクズだらけの業界。

 

 

僕はあの事件で失った、数々の先輩・同僚・後輩たちのために、残りの人生を懸けようと思った。それは間違いありません。

二度とこんなことがないために、あれから死力を尽くして動き、訴えかけた。しかし、所詮オタクはオタクだ。

 

僕は彼らが自らを「オタク」と名乗らない日を目指し、もうすぐ50にもなるこの老骨に鞭打ちます。

 

アニメはオタクのおもちゃであってはならない。

オタクの逆恨みにぶっ壊されてはならない。

 

どうしてこんな当たり前の常識が通用しないのか?

死ぬまで問いかけていきます。

今後もよろしく。

 

 

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