フジテレビ:「1年かけて一番楽しく、面白いテレビ局にします」と宣言 10月期番組編成を発表 

フジテレビ社屋
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 フジテレビは9月4日、本社(東京都港区)で10月期の番組編成を発表。改編のテーマとして「やっぱり、楽しくなければフジテレビじゃない」を掲げ、中嶋優一編成部長は「残念ながら現在フジテレビは一番楽しいテレビ局だと思われていないと思います。下手したら5番目かもしれません。そこで1年かけて一番楽しく、面白いテレビ局にします」と宣言した。

 今回の改編では「木曜日は、ただただ面白く」「水曜日は、知的好奇心」「火曜日・金曜日は女性が特に楽しめる」という三つのキーワードを提示し、“平日改革”を実施する。

 木曜は午後7時台の「VS魂グラデーション」が終了し、後番組で相葉雅紀さんMCの新バラエティー「木7◎×部(もくしちまるばつぶ)」がスタート。午後8時台の「奇跡体験!アンビリバボー」は水曜午後8時台に枠移動し、同枠ではお笑いコンビ「オードリー」「ハライチ」、元テレビ東京の佐久間宣行プロデューサーがタッグを組む新バラエティー「オドオド×ハラハラ」が始まる。

 水曜は「世界の何だコレ!?ミステリー」(午後7時)、「ホンマでっか!?TV」(午後9時)の2番組と、木曜から枠移動する「アンビリバボー」の3本柱で、「知的好奇心を刺激する番組を放送していく」とした。

 火曜・金曜は女性視聴者をターゲットにした編成を目指す。火曜は午後8時台の「潜在能力テスト」を終了させ、月曜午後11時に放送中の占いをテーマとしたバラエティー番組「突然ですが占ってもいいですか?」を据える。金曜は約54年ぶりに午後9時のドラマ枠を復活させ、ムロツヨシさん主演、平手友梨奈さん共演の「うちの弁護士は手がかかる」を放送する。

 平日の夕方帯(午後1時50分~同3時45分)の再放送枠を「ハッピーアワー」と題してリニューアルすることも発表。中嶋編成部長は「これまではフジテレビのドラマの再放送が主になっていましたが、(今後は)フジテレビのドラマにこだわらず、常識を壊していろいろなコンテンツを放送していきます。ひょっとしたらバラエティーかもしれませんし、フジテレビが作っていないドラマかもしれません。新しい時間帯にしていきたいです」と話した。

 また深夜時間帯は「新しいスターを作る工場」といい、乃木坂46の公式ライバルとして結成された「僕が見たかった青空」の初冠番組「僕青企画」(仮題、火曜深夜0時25分)が10月17日、若手芸人が出演する「深夜のハチミツ」(日曜深夜0時半)が10月1日にスタートさせる。今年4月から放送中の「オールナイトフジコ」(金曜深夜0時55分)も、秋から新企画が始まるといい、「楽しみにしていただけたら」と期待を持たせた。

 なお、お昼のバラエティー番組「ぽかぽか」(月~金曜午前11時50分)については一部で番組終了が報じられていたが、中嶋編成部長は「社内で全くそのような議論は行われていません」と否定。「自分たちの想定よりも順調に推移しているので、このまま内容をブレずに、国民の皆様に愛される番組を目指していきたい」と話した。

 改編率はゴールデン帯(午後7~10時)で33.2%、プライム帯(午後7~11時)で34.5%、全日帯(午前6時~深夜0時)で17.4%となった。

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