コロナ感染はさいわい全然大したことありませんでした。熱が2日ほど出た程度。でもね、やはり他人さんに感染させるリスクを考えたら、活動自粛。2つ出演がありましたけども、両方キャンセル。仕方ありませんね。私も自分のイベントで、出演者のドタキャンを「しかたないよね~」と温かく受け入れましたからねえ。「コロナでドタキャン」もイマドキ珍しい話でもなんでもありませんから、気に病まないで済みます。
でもね、後遺症? お線香の匂いがヘンなんです。妙に生々しいような鼻につくヘンな匂いがする...特定の匂いを感じなくなって、ヘンな匂いに感じているのかしら?う~ん。味とか他の匂いは普通にするんですけどもね。それにあと、私の「いつものパターン」で、風邪をひくとその後、副鼻腔炎を起こす。いやコロナは治っていても、副鼻腔炎で喉に鼻水が流れて咳き込むのは、周囲からしたらビビる話です。何とかしなきゃ。
で....ですが、ゆり先生から貰っているお薬が切れてます。仕方ないので、電話で事情を説明してむずむず脚の薬は送ってもらったのですが、プレマリンも切れてきました。電話で「伺いたいです」と相談したら、もう大丈夫だから来てね~との話。だったらね~
というわけで久々の外出です。外食はそれでも避けましょうか。夕方にゆり先生の医院へGO。
一番最初はGID学会の懇親会で互いに「何か似てる~」で知り合って、「近々開業します!」で名刺を頂きました。このころまだ勤務医だったんですね。MtFのお医者さんで、年恰好も大体同じくらい。
それでプレマリンを貰いに行きだして、もう20年近いお付き合いです。ずっと仲良しで、ゆり先生が自分用で仕入れたプレマリンを保険外で原価で分けてもらっていました。「戦友」みたいに思ってます。
私は2年半前にタイでSRSを受けたわけで、その時にもお土産を買って持っていきましたし、戸籍変更の後にはお菓子を、とかね。お医者と患者よりももう少し近いお付き合いの方です。
そのゆり先生、私のタイ旅行と入れ違いくらいの7月下旬に、私と同じタイSRSガイドセンターのアテンドで、タイでの SRS をしてきたんです。ですから、お祝いに....とお祝いの品も用意してきたのですが、私があえなくコロナ感染。延び延びになってましたが、お祝い!
お祝いの品はドリームキャッチャー。そんなに値が張るものでもありませんし、「夢をキャッチする」で縁起もいいですからね。やはり SRS は私たちにとって、本当に「夢の実現」なのですよ。ゆり先生、元気そうでした。でも「まだ痛い」とは言ってます。タイでは病院とコンドミニアムだけで、何もできなかったみたいです。私は面倒だから造膣なしにしましたから、全然痛くもありませんが、ゆり先生は造膣しましたからね。ダイレーションもしっかりしなきゃ。でも、よかったですね。「おめでとうございます!」
私たちにとって、SRS は本当に「夢の実現」なのです。しかし、その「夢」にふさわしいような「自分」になるように、努力した結果がこの「夢の実現」なのですよ。ゆり先生も私も、トランスして生活がしっかり成り立つようによく考えて、努力してきたわけです。それに成功し、「夢にふさわしい自分」になれている、と思うからこそ、SRS も受けるし、戸籍変更もできるのだと考えています。
つまり、女性としてしっかり生活が成立しているからこそ、SRSを受けてもいいし、また戸籍も変えていいのですよ。そういう「夢の実現」なのです。決して
SRSを受けて、戸籍を変えたら何とかなる
というような「夢物語」ではありません。私もゆり先生も、女性としての生活に困っていないからこそ、それこそSRSが年齢上の理由で難しくなりすぎる前に、SRSをしておきたい、と願うわけです。
SRSは魔法の手術でも何でもありません。ゆり先生もそう見かけが変わるわけでもありませんし、私だって同じでしょう。あくまでも「SRSは自分の気持ちの問題」と割り切れる人だけが、「SRSによって何も変わらなくてもいい」と思える人だけが、SRS を受けて幸せになれるのだと思ってます。
SRS以前に、夢はすでに自力で実現しているのです。SRSはそれをよりしっかりと保証するための手段に過ぎません。
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