当事者の体験記をマンガにした作品って、3作品くらいありますね。タイ旅行体験記、みたいなもので、おばさまも雰囲気掴むのに利用させていただきましたわ(苦笑)。
「僕が私になるために」平沢ゆうな
「さよならちんちん ウェルカムまんまん」上川依子(作)、鈴木倫(まんが)
「性転換から知る保健体育」小西真冬
全部タイ旅行してMtFのSRSした体験記マンガですね。でしかも、有名な
「トロピカル性転換ツアー」能町みね子
これも文章メインですけども、マンガ比率高いです。
というわけで「タイ旅行マンガ3+1」という感じで、ざっくり特徴を。
「僕が私になるために」平沢ゆうな
本人がマンガも描いてます。タイに向けて出発から、帰国して裁判所での審判のあと、同級生に報告会をして、ホルモン補充してくれる医者を探すエピローグまでを描きます。アテンド会社を使って、病院はヤンヒーかしら。術式はS字結腸。尿道に血塊が詰まってカテーテルを抜いた後の最初のおしっこが出ないトラブルあり。ユーモアも上品、自身の心理描写に、自分の体験ならではの丁寧な良さがあって共感、という面では一番かな。絵柄もほのぼのした感じですがリアル系。家族も自然に受け入れてくれたようで、作者の人柄がいいようです。術式をおでん種で説明する有名なシーンがあって、おばさまも自分の「報告会」で実演しちゃったわ(感謝)。
「さよならちんちん ウェルカムまんまん」上川依子(作)、鈴木倫(絵)
SRSを体験した人と絵を描いた人が別になってます。絵柄は等身が低い四コマ風の「かわいい」系。男を隠してOLしていた依子(名前は先に改名済)が、たまたま会社が潰れたときに「タイ産マンゴー」を買ったことから、思い切ってSRSを受けて次の職場は女で...というプラン。すでにSRS済のトランス仲間がいて相談に乗ってもらってます(作中でまんこ鑑賞会とかしてます)。「訳ありミル貝在庫処分品&高級アワビ110万円」のギャグがあったり、ユーモラスな方に振ってます。病院はおばさまと同じガモンで、アテンドではないけども、ガモンで働く日本人に直接連絡して仲介してもらって、入院後の滞在もガモンの上階にある宿泊施設をつかったそうです。術式は陰嚢皮膚移植法で、入院中のトラブルはたいしてなかったようですが、痛かったことを書いてます。この人は女性が好きだそうで、タイに行く前に名残を惜しんで「使って」から手術してます(そういうノリ。苦笑)。家族の話とか全然でないですね。戸籍変更後に女で再就職をキメてエンド。エンタメとしては一番面白いですね。
「性転換から知る保健体育」小西真冬
これも本人が描いてます。青年誌に寄った絵柄です。タイ旅行記メインではなくて、いろいろとトランスにまつわる小ネタを並べていく構成ですね。雑学的な感じもあります。本人は女性が好きで結婚していることもあって、戸籍の性別は変えてませんが、改名はしています。術式はスポーンテクニックで当然病院もスポーン、半年ほど痛くて動くのが辛いことを描いてます。青年マンガ風で、SEXのこともいろいろ。FtM の話も聞いていたり、男の娘の話もきいたりとか、取材範囲は一番広くて、雑学的な情報量は多いですが、エッセイみたいな感覚。マンガ3作品がすべて術式・病院が違うのが面白いです!たまたまですけどね。で、トリは
「トロピカル性転換ツアー」能町みね子
これだけ、おばさまがタイに行く前に読んでました。この前編にあたる「オカマだけどOLやってます」と一緒に、同行したジュリに貸して、まだ戻ってきてないです....やや他と比較して古いこともあって、病院は当時流行ってたプーケットのサングアン医師のところ、術式はサングアン先生独自の反転法。治りが悪いとか持病の発作がでちゃうとか、かなりシンドイ目にあったことを描いてます。麻酔で幻覚をみた話がありますが、他の人はすっと眠って幻覚らしいものはないです(おばさまもなかった)から、何でだろ。
大変度だと、入院しづめだった能町>スポーンで痛い小西>尿道が詰まった平沢>上川>(痛くなかったおばさま)
ホントに人それぞれ、ですね。何が起きるか、ホントわかりません。そこが面白いところでもあります。わざわざ「SRSを楽しむ」わけじゃありませんが、それでも自分で選んだことでもあり、どーしよーもなくて選択したことなんだから、本人にしてみりゃユーモアで心を強くもって「SRSでも楽しむしかない!」「トランスを楽しむしかない!」。一生に一度の体験(再性転換する人はともかくね)なんだから、「楽しんで」乗り越えましょう。
おっと失礼、小西真冬は旅行をネタにした作品もありましたね。なぜか気が付いてなかったです。
」
スポーン病院でスポーンテクニックですから、やはり相当痛い思いをしています。おしっこ出なくてカテーテル再挿入、発熱などなど、痛みで失神まであります。なので車いす状態で飛行機に乗って帰国です。そんな状態でもスポーンの入院は7日だけで出されて、あとはホテルでの療養。なかなか大変なのですが、おばさま、この人のノリはどうも苦手。どうせならスポーンテクニックの具体的な説明をもっとしたら、トランス的には役に立ったかも。おばさまもどういうものなのか、今一つ具体的には分かってないです....とにかく、痛い、半年動けない、ダイレーション辛い、でも仕上がり綺麗、濡れる、性感ナイス、という「イメージ」しかないんですよね....マンガなんだから図解してくれたらよかったのに。
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