お昼を食べて退院の朝なんだけど、導尿カテーテルを抜くために、トイレット・トレーニングみたいなものをしています。カテーテルの途中を縛って出ないようにしておくと、流れなくなって膀胱に溜まる...2・3時間すると膀胱いっぱい!になって、そして縛ったのを戻すと「おしっこ」になる。なので「流れっぱなし」の導尿カテーテルでついた習慣を、「貯めて出す」に戻す訓練のわけね。
だから2・3時間で目が覚めて、その都度「おしっこ」。まあすぐに感覚が戻ってくるね。
そういえば、と思って「僕が私になるために」を読む。体験談エッセイマンガね。この人術式がS字結腸だから、おばさまなんかより大変な手術。相当、痛がってる。またおばさま造膣なしだから、ダイレーションもなし。そうしてみると「こんなに楽に女になっていいのかしら?」とかやっぱり思っちゃう。
考えてみるとねえ、
・そもそも女性と恋愛するとか無理無理。だから結婚とかしない
・最初に女性で外出した時でも「オカマ」とか「変態」とか言われたこともない...
・フルタイマー始めたときも、周囲の女性はほぼ皆「ようこそ女性の世界へ!」
・フルタイマーで女性になっても仕事は問題なし(まあ転職したけど)
・周囲は知ってる人もいるけど、扱いは完全に「女性枠」で「工事済」と思ってる
・SEXの要求が薄いから、造膣なしで手術して、全然痛くない...
と、本当に「体験談」にならないくらいに、楽勝な性転換だったように思います。
あまり「僕」って自称した記憶がないなあ...男してた時、あまり人称使わなかったと思う。抵抗感あったもの。「おれ」なんて論外。
男で仕事してた時、同僚の女性と食事に行って、当時同居の母に「遅くなる」電話をしたときに、その同僚に呆れられたことがあったのよ。「家族なのにあまりに言葉遣いが丁寧」ってね。男性のラフさみたいなもの、全然なかったなあ。「オレオレ電話」なんて、私かけっこないからね!で、母も大納得してた(苦笑)。
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