トランスって結構コスト高なのよね....だからちょっと客観的に私のトランスについて考察しちゃいましょう。

「性転換する魚たち」にはさまざまなオサカナの性転換の例が出ていますが、これはキマグレに性転換するわけじゃなくて、オサカナにはオサカナなりの「計算」があるわけです。つまり「生殖機会を最大化する！」という合理的な計算があって、性転換した方が有利ならば性転換するし、不利ならばしない、というのが原理としてちゃんとあったりするわけです。私はオサカナじゃありませんが、トランスによる有利・不利をそれなりにちゃんと考えてもいるわけなのです。つまり、

男性を続けることのメリット － 男性の続けることのデメリット ＜ 女性として得られるメリット － 女性のデメリット － 性別移行のコスト

であれば、トランスするのは合理的である、と結論できるわけですね。じゃあ、個々のメリット・デメリットについて評価していけばいいわけです。

男性を続けるメリット：社会的には男性の方が収入上有利である。

男性を続けるデメリット：容姿が強く女性的なので、どうしてもナメられてしまうし、容姿に関する自信もまったくなし（自分で見てもほとんど男性に見えにくい）。心理的にもうまく男性のグループの「仲間」に入りにくく、趣味の話題なども共通するものが少ない。また、体格上服装に困る。女性からはちゃんと男性として扱われにくいので、結婚などちょっと無理に近いし、どうやら「お父さん」になる能力も欠けているみたい。

女性として得られるメリット：ノーホルモンの現状でも、完全に女性で通用する。また、そこそこはキレイなので、自分に自信が持てる（ファッション・お化粧を工夫すると、努力しただけキレイになる...これって男性の時には味わえなかったことね！）。ＳＲＳ・戸籍訂正をすれば男性と結婚でき、性的満足もあり。

女性のデメリット：子供は出来るわけないけど、男性でもこれは無理だから、プラスマイナスゼロ。収入の低下や、就職の困難性があるけど、私のプログラマの実力ならば、そうは問題ではないんじゃない？有能な女性ハッカーって少ないしね。

性別移行のコスト：これは特例法などの影響で、そこそこ理解は進んだので、劇的に低下したとはいえるんじゃない？


まあ、勿論これらのメリット・デメリットは本質的に数量化不可能に近いものだけど、私の現状に関して言えば、そうそう不合理とも言えないな、というくらいには理解してもらえるんじゃない？（というのは甘いかな？）