高齢者を狙う悪徳訪問販売の実態。9月4日、大阪府警は火災報知器をめぐってウソの内容で作業をしたとして兄弟を詐欺などの疑いで逮捕した。MBS取材班は逮捕前にこの容疑者を直撃取材、カメラの前で容疑者が語ったこととは。そして訪問販売を受けた高齢の被害者らが証言するその手口とは。

火災報知器めぐり逮捕された兄弟ら5人

 9月4日、詐欺などの疑いで逮捕された大阪市中央区の野崎永遠容疑者(25)と弟の野崎宇宙容疑者(24)ら計5人。警察によると、野崎容疑者らは今年1月、訪問販売で火災報知器の電池交換の業務を勧誘する際、新品だと偽り、中古電池に交換するなどの手口で、男女4人(30代~80代)から現金合計2万円をだまし取った疑いが持たれている。

 高齢者を狙って火災報知器の交換を執拗に売り込んでいたとみられ、去年8月~今年5月で、顧客はのべ約1500人、売上は3500万円に上るということだ。その手口とはどういうものだったのか。