乙骨憂太「僕も出ます」
鹿紫雲一「戻れ。邪魔すんな。すくなくとも次はオマエじゃねぇ」
秤金次「落ち着け乙骨。これに関しては鹿紫雲が正しい。五条さんは自分がオマエや俺より弱った時にしか介入を認めなかったろ」
乙骨憂太「ケースバイケースでしょ。宿儺は今領域を封じられてるし、式神2体なら僕とリカちゃんで引き受けられる。絶対役に立てる」
禪院真希「出るなら私だ」
鹿紫雲一「ざけんな」
禪院真希「自分の役割を忘れんなよ。憂太がやられたらいくつの保険が消えると思ってんだ。その保険もここで宿儺に勝てば必要なくなるよ。賭けに出るべきだ」
虎杖悠仁「乙骨先輩、やってくれ。必要だろ」
日下部篤也「待て待て。なーんにも分かってねぇじゃん。頼むガキ共」
冥冥「君達、宿儺と五条君じゃ勝利条件が違うんだよ。五条君は宿儺にさえ勝てばいいんだ。羂索は我々が束になれば、なんとかなるかもしれないからね。だが、宿儺は違う。五条君に勝ってもその後、間を開けずに私達と戦わなきゃならない」
秤金次「絶対に温存してる切り札がある。俺達が出れば、それを切ってくるかもしれない」
乙骨憂太「下手に刺激するなってことですか?」
日下部篤也「そうだ。裏梅という化け物も控えてるしな。全てを出し切るわけにはいかない。宿儺に足手纏いなしの全力の五条を当てる。今この状況が一番勝率が高いんだよ」
乙骨憂太「…足手纏い」
五条 vs. 顎吐&魔虚羅
五条悟「(大蛇、虎葬、円鹿を継承した鵺!肝は円鹿の再生能力だな。無下限に適応しているわけではないが、魔虚羅同様一撃で破壊することが攻略条件。宿儺を治されても面倒だ。顎吐を最優先に破壊する)」
宿儺「(今はこれでいい。とにかく茈を発動する隙を作らせない。火蓋を切った茈は何かしらの縛りを乗せた120%以上の出力のもの。だが目測で4km弱離れていたこともあり、正面から受けても強化した両腕が飛ぶ程度で済んだ。だが今俺も万全ではない。この距離で茈がきまれば、100%の出力でも致命傷になるだろう)」
宿儺「(魔虚羅…いつまで待たせるつもりだ。俺がみたいのはそれじゃない。もうオマエは伏黒恵ではなくおれの影だろう。魅せてみろ!)」
日下部篤也「マコラが斬撃を!?」
虎杖悠仁「飛ばした!?」
家入硝子「マズい!五条は今治癒力が落ちてる!」
五条悟「さっきからオマエだけ釣り合ってねーんだよ」
最大出力「蒼」
『これより41秒後、再び五条悟の虚式「茈」が新宿に戦跡を刻む』