国連調査団からヒアリングを受けた元ジャニーズJr.の石丸志門氏が7日、国会内で開かれた立憲民主党「性被害・児童虐待」国対ヒアリングに出席した。

 石丸氏は中学2年生だった1982年1月17日、オーディションに合格し、ジャニーズ事務所に入所。少年隊のバックダンサーや、テレビでは「ヤンヤン歌うスタジオ」(テレビ東京系)、1984年のドラマ「年ごろ家族」(TBS系)にレギュラー出演し、退所するまで第一線のジュニアとして活躍していた。

 国対ヒアリングで石丸氏は、ジャニーズ事務所の創業者・ジャニー喜多川氏から当時、原宿にあった合宿所で、3年間に数十回の性被害を受けたことを告白した。

「合宿所に許可なく自由に出入りできるようになると『ジュニアの中では一人前だ』というステータスがあった。(入所から)4週間後、初めて泊まりに行った。14歳。まだ、女性と手を握ったこともありませんでした。よくわからないまま、大部屋でジャニーズjrが十数人がソファベッドで寝ていました。ジャニー喜多川は、電気が消えてから、ぼくたちの部屋に入ってきた。そして私はその日のうちに被害を受けました。ジャニー喜多川は一晩に数人と行為をジュニアに対して行う。ひたすら夜ごとに(性の)搾取をしていました」

 石丸氏はジャニー氏から性被害を受けた人数について「延べになってしまうと、(被害者は)何万ということになると思う。誰かが、ジュニアが泊まっていれば、必ずそういうことは起きていましたから。一晩に数人は行為をされていましたので、延べ人数で考えれば、70年間という期間で計算すると、普通に〝万〟という数字は、簡単に出てくるかと想像できます」と語った。