今回は、ハイボールの定番ウイスキーであるサントリーの角瓶がなくなった際の代わりのウイスキーはどれがいいのか、検討していきます。

韓国で角ハイボールブーム 日本で売り切れ続出

_DSC4960_012023年に入って、韓国で角ハイボールブームが始まったそうです。
ネットで調べてみると、韓国のタレントやYouTuberなどのインフルエンサーが角ハイボールを飲んでうまいと評したことがきっかけになっているようです。

実際、韓国国内での角瓶は売り切れ続出状態で値段も倍以上のプレミアがつくほどで、夏に入ってからは日本に来て爆買い、転売目的で購入するケースも増えてきており、コンビニやスーパー、酒店では売り切れているところも見かけるようになりました。


幸いにして、サントリーは2009年以降の日本における角ハイボールブームにあわせ、増産体制に入ったことで、8月時点では完全に出荷が厳しいという状況には至っていないものの、このまま韓国からの大量購入がエスカレートすると入手も難しくなる可能性もあります。

それでは角瓶の代わりになるハイボール向けのウイスキーは何がいいでしょうか。

今は他メーカーと契約を結んでいる居酒屋さんなどでも、ハイボール用ウイスキーを用意できるようになっているので、それらをピックアップしていきます。

トリス

日本でのハイボールブームの中で、角瓶の原酒が不足し販売停止になったときの代替となりました。
現在はアルコール度数37度のクラシックと、40度のエクストラがラインナップされていますが、どちらも4Lボトルが用意されていて、業務用としても使えるようになっています。

そのまま飲むには香りも味わいも足りないですが、レモン果汁を加えてハイボールにすることでさっぱりした味わいになるので、角瓶の代わりとして考えてもいいでしょう。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

サントリー ウイスキー トリス エクストラ 40度 箱なし 700ml
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ジムビーム

現在でも角ハイボールを供しているお店でも並行で出していることもあり、定番のウイスキーとなりつつあります。
バーボン故に、独特の接着剤やナッツの香りがありますが、味の濃いおつまみには合うでしょう。

ブラックニッカ クリア

ブラックニッカの中でも最安の銘柄になります。
ノンピートモルトを主体にしていることもあり、すっきりした香り、味わいが特徴です。

ハイボールにすると、角瓶に比べると甘いバニラの香りが強めで、味わいも甘さが強めになっています。レモンを加えて酸味を増しても、角ハイボールよりはマイルドに感じるでしょう。

デュワーズ ホワイトラベル

現在はバカルディ社が販売しているボトルですが、サッポロビールと提携関係を結んでいるため、サッポロビールと契約している飲食店でよく提供されています。

ハイボールにすると、リンゴの香りが強めで、スモーキー感もそこそこあります。
味わいは酸味が少々強い印象なので、レモンを加えなくてもすっきりと味わえるでしょう。

キリン 陸

近年になってキリンが発売したウイスキーで、キリンと契約している飲食店でハイボール用に提供されつつあります。

容量は500mLと少ないものの、アルコール度数が50度と、ロックなどでは十分の見応えを感じる濃さになっています。
ハイボールにするにしても1:5の割合でも十分なので、少ないとは感じにくいでしょう。
原酒については、御殿場蒸溜所以外のモルト、グレーンも使われています。

ハイボールで飲むと、バーボンを思わせる接着剤、メロンの香りもあり、バーボンのハイボールも飲む人にとっては受け入れやすいかも知れません。

ホワイトホース ファインオールド

同じくキリンが輸入販売しているのがホワイトホースです。
陸の発売以前だと、キリン系の飲食店ではこのホワイトホースのハイボールが提供されていました。

キーモルトとして、アイラ島のラガヴーリンが加わっていることもあって、特徴的なスモーキー感があります。

ハイボールにしても、正露丸のようなスモーキーさの後にレーズン、リンゴの香りが加わり、味わいも甘みが前に来る印象です。
さっぱりした味がほしければ、レモンを加えてもいいでしょう。
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角瓶でなくてもハイボールで楽しめるウイスキーは多い

以上、飲食店でもよく出されるウイスキーの銘柄をピックアップしましたが、いずれにおいてもまずいと思えるものは少なく、食事と一緒に飲むにも申し分ないものが多いです。

もし角瓶が売り切れていて、家でのハイボールを諦めようと考えていたら、これらの銘柄も検討するといいでしょう。