Sound Horizonメジャーデビュー10周年ファンクラブ祝賀祭レポ(というか感想)。
気づいたことだけ。
適当に時間をつぶして夜公演、夜の部。
昼公演での、新しい地平線発表にボー然となっていたので気分は仏のような、おだやか〜な感じ。
夜の座席は2階の後方の端っこ、下手側。結構傾斜が急で、下を見ると怖い。
一度見ているので、どこに注目すればいいのか分かるけれど、たとえばマリマリ達、インタビュアーが登場しても、この席からだと何も見えない……的な悲しみがあったかも。
一階後方でも見えないのかな。まあ、それは仕方ないことだけど。
昼公演でElysionの曲を〜ということだったので、次はRomanから来るのか? Romanで星の曲っていったら「星屑の革紐」か!? と思っていたら、
「クソ澪音の世界」をやって、その後はLinked Horizonからの「紅蓮の弓矢」。
いや〜熱い。
こういうライブはシンプルに楽しめばいいから、楽しいな。
そして「Mother」。
どの曲でどうってわけじゃないけれど、昼と比較すると疲れてるのがよく分かった・笑
あんまり飛び蹴りもしてなくて、回し蹴りになってたり。足が床についてる時間が長い。歌声は安定してるような気がした。
MCも、進行も、とにかくテキパキやるぞ!的な雰囲気があった。MCは、昼ではマイクを持ったアレックスがバンメンを回ったりして、もたついたりもしたんだけど、夜では全員が前に出てきて一言ずつ。
昼では全員「渋谷ー!」から始めたのが即席で暗黙のルールみたいになっちゃってたけれど、夜は普通のバンドのにいちゃんたちみたいなカジュアルな感じにご挨拶。
ノエルのキャラクターを固めつつあるらしく、昼に比べると夜はグラサンへの悪態をいっぱいついてました。愛のある、素直じゃないなぁとニヤニヤしちゃう感じの悪口。
あとノエルを悪ぶった口調にしようとしてか、不思議な方言やイントネーションが出てた。「〜しとる」「あかん!」などなど。ノエルは関西系なんすか。
そんなこんなで、十周年を振り返る映像。FC旅行の規模がどんどん大きくなっていくのが分かって、面白い。
Revoさん登場。後ろ向きに歩いてきたのは、昼だっけ。
夜は、ちょこんって感じにフロントのスピーカーみたいなのに腰かけて、再びアレックスのツッコミ待ち。けれども、再びつっこまれない。か、かわいそう……。
側転やらをしてたのは、ここだっけ。
噛み付いてくるノエルに対して、大人気なくやり返すRevoP。ノエルをキャンキャン吠える犬にたとえて、かわいいよねって、ムツゴロウさん的なポジションに立ってみたり。
そういえばこのアレックスやRevoさん、そしてライターさんが登場すればライターさんたちも座る椅子、ちょっと高めのおされ系の椅子なんですが、Revoさんは足があんまり余ってなくて、ちょっとギリギリみたいな変な座り方で、なんていうか……可愛かったです。
ここでも進行はテキパキ!
よく考えたら、4回もランキングやって4回もリアクションやらコメントやらをしなくてはならないのも大変だなぁと思う。
10位から4位にはほとんど触れず、上位だけたまにコメントという感じだったろうか。
感動や美しい歌詞はRoman勢が、かっこいい歌詞にはMoira勢が優勢だという感じのコメント。
Moiraでは文語というか古典語というか、そういうかっこいい感じで作ってるということの確認なども。
自分で歌詞を読んで、恥ずかしいからか「みつを」とつけるRevo。
「月光」の発音が「げ↑っこう」で、みんながざわざわしても、「なんだこのフワフワした感じ」と自分で全く変だと思っていないことも明らかになる。なんていうか、蛙の鳴き声みたいだった。
夜公演のライターさんは、さやわかさん。
ファンというのとも違うけれど、個人的に親しみを感じているので、是非さやわかさんの回に当たりたい! と思っていた。なので内心ガッツポーズ。
パンフレットに書いてあることを踏まえてのトークという予定なんだろうけど、パンフレット買ってない人もいるし読んでない人もいるだろうし、というRevoのとりなし? によって、あまり突っ込んだ内容にはならなかったような気がする。
音楽や、コミュニケーションというよりも、物語に焦点をすえて作品論を論じようとするライターさんのようで、物語が内包する多様性、解釈の自由さが与える奥行きのようなものについて、語っていたと思う。
さやわかさんは雑誌のインタビュー等でも、知ってるくせにまるで知らないような顔をして質問するのが、結構挑発的だ。そこがいい。
余裕たっぷりではなく、ちょっと必死こいて早口になるRevoが見られた。そう、ファンは割と意地がわるいからね。
だが、やはり時間がたっぷりあるわけでもないので、丁々発止のやりとりといった感じにはならず、さやわかさんが語ったことに対して、Revoが答える〜の長い一往復といった感じ。
かっこいい歌詞や感動する歌詞にあるような、シリアスな部分。
それと、ネタのような笑いの部分。あるいはチャーミングなRevo自身。
このどちらが、ファンやリスナーの心にささってもいいんですか? との、さやわかさんの問いには、「いいんです」とのこと。
かっこいいだけの人や人生はないし、ちょっと人間くさかったり。そういう振り幅が欲しいらしい。
それが物語の奥行きや、信憑性になるのだろうか? と思いながら聞いていた。
どこかで、「音楽の方が絶対速い」と言っていたような気がする。これは、物語が伝わるのよりも音楽の感情が伝わる方が速い、という意味だと思うが、そんなことはわかりきっている。
でも、作ってる人本人がそんな風に考えてるのか……と思うと、私は空恐ろしかった。
音楽は何度か聴けば覚える。
物語は何度も聴いていくうちに、深まったり広がったり、別の解釈に飛んだりする。
音の部分を記号のようなものだと捉えれば、記号はいつも同じだけど、それが意味する内容は、いつもちがうことだってありうる。
人によって解釈が違うのは分かっていたけれど、同じ人が同じ曲を聴いても毎回違う。
それも当たり前といえば当たり前なんだけど、それをはっきりとあからさまに突きつけてきたのがIwNという曲で、ラストをあんなふうに持ってきたことで、昨日の自分と今日の自分が違うことを我々にも突きつけてきたのかなーとか思った。
レポに戻ると、といってもこれ以上レポることもないけど、さやわかさんにも物語音楽の新しい呼び名を考えてください的な宿題を出し、終了。
最後は、自分が楽しみというより、夜公演が初参加の人が驚くだろうな〜! と、わくわくしていた。
物語音楽ってなんやねん、と苛立ちとともに考えるようになったのは、やはりLHが、物語とか考察とかそういうのが面倒な人向け、どちらかといえば音楽が好きな人はここから入ってみれば? みたいなのになんだかモヤモヤしていて。
LHの音楽はすごく好き。でも、ずっと物足りなかった。文字通り、私にとっては、ものがたりなかった。
まあ多分これからも、すごく気に入るプロジェクトもあれば、気に入らないのもあると思う。
ファンのことを見ていて、声を聞いているらしいRevoさんだけど、手紙のやりとりをしているわけではなくて、透明な糸であやとりをしているようなもんなんだと思った。
互いの作ったものを正確に汲み取ることができないまま、受け取っては作り、を繰り返す。
それでも、ずっと悶々としてた問いに対して、何かを返そうという感じが伝わってきたので、楽しいだけでなく、ファン心理的にも満たされた。良いイベントだったと思う。
まあそんなことはどうでもいいのです。新譜万歳。
オペラなんて、三枚組四枚組のCD、珍しくもないじゃないですか。そういうのを手にしてみたいし、そういうのなら気持ち良く一万出せるので、是非お願いします。
昼公演での、新しい地平線発表にボー然となっていたので気分は仏のような、おだやか〜な感じ。
夜の座席は2階の後方の端っこ、下手側。結構傾斜が急で、下を見ると怖い。
一度見ているので、どこに注目すればいいのか分かるけれど、たとえばマリマリ達、インタビュアーが登場しても、この席からだと何も見えない……的な悲しみがあったかも。
一階後方でも見えないのかな。まあ、それは仕方ないことだけど。
昼公演でElysionの曲を〜ということだったので、次はRomanから来るのか? Romanで星の曲っていったら「星屑の革紐」か!? と思っていたら、
「クソ澪音の世界」をやって、その後はLinked Horizonからの「紅蓮の弓矢」。
いや〜熱い。
こういうライブはシンプルに楽しめばいいから、楽しいな。
そして「Mother」。
どの曲でどうってわけじゃないけれど、昼と比較すると疲れてるのがよく分かった・笑
あんまり飛び蹴りもしてなくて、回し蹴りになってたり。足が床についてる時間が長い。歌声は安定してるような気がした。
MCも、進行も、とにかくテキパキやるぞ!的な雰囲気があった。MCは、昼ではマイクを持ったアレックスがバンメンを回ったりして、もたついたりもしたんだけど、夜では全員が前に出てきて一言ずつ。
昼では全員「渋谷ー!」から始めたのが即席で暗黙のルールみたいになっちゃってたけれど、夜は普通のバンドのにいちゃんたちみたいなカジュアルな感じにご挨拶。
ノエルのキャラクターを固めつつあるらしく、昼に比べると夜はグラサンへの悪態をいっぱいついてました。愛のある、素直じゃないなぁとニヤニヤしちゃう感じの悪口。
あとノエルを悪ぶった口調にしようとしてか、不思議な方言やイントネーションが出てた。「〜しとる」「あかん!」などなど。ノエルは関西系なんすか。
そんなこんなで、十周年を振り返る映像。FC旅行の規模がどんどん大きくなっていくのが分かって、面白い。
Revoさん登場。後ろ向きに歩いてきたのは、昼だっけ。
夜は、ちょこんって感じにフロントのスピーカーみたいなのに腰かけて、再びアレックスのツッコミ待ち。けれども、再びつっこまれない。か、かわいそう……。
側転やらをしてたのは、ここだっけ。
噛み付いてくるノエルに対して、大人気なくやり返すRevoP。ノエルをキャンキャン吠える犬にたとえて、かわいいよねって、ムツゴロウさん的なポジションに立ってみたり。
そういえばこのアレックスやRevoさん、そしてライターさんが登場すればライターさんたちも座る椅子、ちょっと高めのおされ系の椅子なんですが、Revoさんは足があんまり余ってなくて、ちょっとギリギリみたいな変な座り方で、なんていうか……可愛かったです。
ここでも進行はテキパキ!
よく考えたら、4回もランキングやって4回もリアクションやらコメントやらをしなくてはならないのも大変だなぁと思う。
10位から4位にはほとんど触れず、上位だけたまにコメントという感じだったろうか。
感動や美しい歌詞はRoman勢が、かっこいい歌詞にはMoira勢が優勢だという感じのコメント。
Moiraでは文語というか古典語というか、そういうかっこいい感じで作ってるということの確認なども。
自分で歌詞を読んで、恥ずかしいからか「みつを」とつけるRevo。
「月光」の発音が「げ↑っこう」で、みんながざわざわしても、「なんだこのフワフワした感じ」と自分で全く変だと思っていないことも明らかになる。なんていうか、蛙の鳴き声みたいだった。
夜公演のライターさんは、さやわかさん。
ファンというのとも違うけれど、個人的に親しみを感じているので、是非さやわかさんの回に当たりたい! と思っていた。なので内心ガッツポーズ。
パンフレットに書いてあることを踏まえてのトークという予定なんだろうけど、パンフレット買ってない人もいるし読んでない人もいるだろうし、というRevoのとりなし? によって、あまり突っ込んだ内容にはならなかったような気がする。
音楽や、コミュニケーションというよりも、物語に焦点をすえて作品論を論じようとするライターさんのようで、物語が内包する多様性、解釈の自由さが与える奥行きのようなものについて、語っていたと思う。
さやわかさんは雑誌のインタビュー等でも、知ってるくせにまるで知らないような顔をして質問するのが、結構挑発的だ。そこがいい。
余裕たっぷりではなく、ちょっと必死こいて早口になるRevoが見られた。そう、ファンは割と意地がわるいからね。
だが、やはり時間がたっぷりあるわけでもないので、丁々発止のやりとりといった感じにはならず、さやわかさんが語ったことに対して、Revoが答える〜の長い一往復といった感じ。
かっこいい歌詞や感動する歌詞にあるような、シリアスな部分。
それと、ネタのような笑いの部分。あるいはチャーミングなRevo自身。
このどちらが、ファンやリスナーの心にささってもいいんですか? との、さやわかさんの問いには、「いいんです」とのこと。
かっこいいだけの人や人生はないし、ちょっと人間くさかったり。そういう振り幅が欲しいらしい。
それが物語の奥行きや、信憑性になるのだろうか? と思いながら聞いていた。
どこかで、「音楽の方が絶対速い」と言っていたような気がする。これは、物語が伝わるのよりも音楽の感情が伝わる方が速い、という意味だと思うが、そんなことはわかりきっている。
でも、作ってる人本人がそんな風に考えてるのか……と思うと、私は空恐ろしかった。
音楽は何度か聴けば覚える。
物語は何度も聴いていくうちに、深まったり広がったり、別の解釈に飛んだりする。
音の部分を記号のようなものだと捉えれば、記号はいつも同じだけど、それが意味する内容は、いつもちがうことだってありうる。
人によって解釈が違うのは分かっていたけれど、同じ人が同じ曲を聴いても毎回違う。
それも当たり前といえば当たり前なんだけど、それをはっきりとあからさまに突きつけてきたのがIwNという曲で、ラストをあんなふうに持ってきたことで、昨日の自分と今日の自分が違うことを我々にも突きつけてきたのかなーとか思った。
レポに戻ると、といってもこれ以上レポることもないけど、さやわかさんにも物語音楽の新しい呼び名を考えてください的な宿題を出し、終了。
最後は、自分が楽しみというより、夜公演が初参加の人が驚くだろうな〜! と、わくわくしていた。
物語音楽ってなんやねん、と苛立ちとともに考えるようになったのは、やはりLHが、物語とか考察とかそういうのが面倒な人向け、どちらかといえば音楽が好きな人はここから入ってみれば? みたいなのになんだかモヤモヤしていて。
LHの音楽はすごく好き。でも、ずっと物足りなかった。文字通り、私にとっては、ものがたりなかった。
まあ多分これからも、すごく気に入るプロジェクトもあれば、気に入らないのもあると思う。
ファンのことを見ていて、声を聞いているらしいRevoさんだけど、手紙のやりとりをしているわけではなくて、透明な糸であやとりをしているようなもんなんだと思った。
互いの作ったものを正確に汲み取ることができないまま、受け取っては作り、を繰り返す。
それでも、ずっと悶々としてた問いに対して、何かを返そうという感じが伝わってきたので、楽しいだけでなく、ファン心理的にも満たされた。良いイベントだったと思う。
まあそんなことはどうでもいいのです。新譜万歳。
オペラなんて、三枚組四枚組のCD、珍しくもないじゃないですか。そういうのを手にしてみたいし、そういうのなら気持ち良く一万出せるので、是非お願いします。