Sound Horizonメジャーデビュー10周年ファンクラブ祝賀祭に参加してきました。
26・27日、各昼夜二回公演のうち26日の昼公演と夜公演に。
以下、個人的な覚え書きを含むレポですが、昼夜ごっちゃになっているかもしれません。
昼前に東京着、ホテルに荷物を預けて渋谷公会堂へ。グッズは友達が一緒に買ってくれたので、なんの苦労もせずに入手してしまい、大変申し訳ない感じ。
初日初回は、Tシャツに限定1の個数制限がかかる以外はしばらく個数制限がなかったようで、欲しいものは全部買ってもらえました。本当にありがとうございます。
今回も、色の変わる次世代型ペンライト的なリストバンドがあって、入場時に配られた。わりと早い時間から、会場ではMCのアレックスによる諸注意が流れていたようだけど、カミカミ王子のときほど熱心には聞かれていない模様。
10分押しくらいで開演。
……の前に、二階席の上手側にIwNでノエルにインタビューをしていた雑誌のインタビュアー達が登場。あとプロデューサーRevoも。
どよどよする会場と、近くの席の人が「えっ!?Revoさん!?」みたいな感じで動揺しているのがおもしろかった。半信半疑というか、偽物だとも言い切れない雰囲気でスタート。
ちなみに昼公演は1階5列目の真ん中。
各地平線のモチーフをつかった白い柱? モニュメント? みたいなものが四つステージにある。
スクリーンに映った星くずか雪みたいなものが集まって、アニメーションのノエルの姿ができあがって、ノエルが腕を広げてくるくる回って……。よだかの星の本のページが開いて、別の世界からやってくるという感じだろうか。舞台左右の石壁、下手に「Sound」上手に「Horizon」 と書いてあるものの上で何かの目が光っているような演出。
一曲目「よだかの星」。ノエルはギター持ち。
白い煙?蒸気? が、下からしゅばばーっと出て真っ白で何も見えない。
ギターは上手い下手ではない、魂だ!とでも言いたくなるような、男気あふれるノエルのギターでした。ギター小僧らしく、すんごく、動いていた。
前のモニターにめっちゃ足かけるし、ねばる系のギターじゃなくて本当に直球というか、暴れ回るというのがぴったりくる。
二曲目は、Sound Horizonのメジャーデビューアルバムからカバーということで、バンドアレンジの「澪音の世界」。やばい、これはたぎる。
この曲だったかな、淳士がスティック後ろに放り投げてたから、もしかして激しすぎて折れたのかもしれない。でも、ただのパフォーマンスかもしれない。
三曲目は、ヴァニスタだから星の曲をやらないと~みたいなことを言っての「STAR DUST」ならぬ「STAR LIGHT」。なんだかとても懐かしい。
四曲目「Mother」。I keep on seekimg you.で指さされる位置だったので、やたらきゅんきゅんしてました。
シャドウボクシングと、跳び蹴りをしまくるノエル。母への憧憬を歌いながらも、殴りたい衝動があるのか~と、シンプルな複雑さを感じた。「渇ききった喉を潤しながら」の部分が、出なかったり掠れたり、いつも歌いにくそうだったのはなんでだろう。
激アツだったのであんまり覚えてないけれど、すごく楽しいライブパートだった。
ちなみに、ノエルもピック投げるの下手で、えいっ!てかっこよく投げたのに、一列目の人にすら届かずに、ぺしょっと落ちてた。
ヴァニスタだけじゃなくインタビュアーたちもこっちの世界に来てるんだぜとようやく紹介され、MCのあと、サンホラの歴史を振り返る映像を視聴。
左右に第三次とか、過去に使った旗が三対、ゆっくりと降りてくるのが感動的。
一年ごとの年表と映像なので、領拡だったりストコンだったりFCイベントの映像だったりが順番に出てくる。五周年のときも、そういえばこういう映像あったっけ。
浜名湖は何度見ても懐かしいし、第三次の追加?で使われたRevoが死神をボコる映像も笑える。
個人的に、アクホラだけじゃなく、アクホラの舞台挨拶まで取り上げてくれたのはとても嬉しかった。仙台領復の舞台裏でキャストもRevive歌っているのは感涙ものだし、友人やら知り合いがいっぱい写ってるし、もうこの映像のDVD出してくれ一万で買おう。
思えば、参加したライブ参加しなかったライブいろいろあるけれど、そして十年ずっと追いかけてきた訳でもないけれど、Reviveの歌詞採用とかアクホラでFCレポーターやったこととか、白樺湖の映像にちらっと写ってたりとか、一応ちゃんとかかわって来たんだなぁとしみじみ思いました。記録の生々しさというか、積み上げてきたものに気づくイベントだったと思う。
さて、陛下登場。
スクリーンを見るために、子供のように椅子にまたがって背を向けている陛下。アレックスからのつっこみ待ちだったのに、つっこまれない。不憫な子。
事前にアンケートをとった美しい歌詞だの、感動する歌詞だののランキングを発表。
おそらく、26日昼が一番ぐだぐだだったのではないかと思われます。十位から四位の発表にもアレックスが結構コメントを求めたりしていて、結局最後に時間が押しまくるという展開。
似たような質問だったり、答えにくい質問だったりしたせいか、回答が似通っていたり。
歌詞カードそのままの字面は縦書きありの、イラストありの、まことにフリーダムな感じで、ちなみに前の方でも文字はまったく読めません。Revoさんがわざわざ近くまで見に行っても読めないといってたくらい。
「美しきもの」の歌詞を読もうとして、「風景画」が読めなくて素でヤベェ! っつってた。十一文字にも「私が生きた物語の証」のあたりに不自然な間があったので、記憶が怪しかったのではないかと思われる。
どの歌詞が何位だとかはきっと会報に載るからといって流す感じだったけど、美しい歌詞にしても感動的な歌詞にしても、歌詞のその部分が美しかったり感動したりする訳ではないのだろう、とのこと。
その言葉に至るまでのあれこれがあって、こみ上げてくるものがあって、それが集積されて、「感動する歌詞」になるのだろうと。
再三、そんなようなことをおっしゃってました。
本当に、どれか一つをとって、その他を捨てるということを避けようとする方ですな。
この回のライターさんは清水耕司さんで、三人でトークかと思いきや、怪しげな年輩の近衛兵が現れ、アレックスになにやらひそひそ話。おそらく、おしてるからまけ!と言われていたのではないでしょうか。
このライターさんは、ファンのみんなが知りたいけど知ることができないような、舞台裏のRevoさんについて、可能な範囲で伝えよう伝えようとしてくれているのがよく分かるライターさんだった。フツーの好い人そうなおにーさん。
呼ばれるに至った経緯とか思い出とか、どういう仕事をしてきたかとか言いつつも、まだ「ありがとう」も「おつかれさま」も言われてません! とかネタを提供するのも忘れない。
Revoさんはファンのことを見ているんです、と仰っていたと思うけれど、これはツイッターを見てるとか掲示板を見てるとか、ファンレターを読んでるとかいう意味ではないんだな、ということに、今更ながら気づきました。
ファンやリスナー、観客の方向を向いてやっている。作品やアートを作って、それとファンを向き合わせている訳ではないのだな、と。
なので、観客との気軽なコミュニケーションと場の魅力から、大衆演劇に例えるのにはふむふむと納得できた。究極の高みを目指すのではなくて、その場その場でどうなるか分からないナマの出来事を起こすこと。アーティストというより、エンターティナーでありプロデューサーなんだなという感じ。
ちなみにこのときのRevoさんの、歌舞伎でやるような○○屋! とかのかけ声がうまくておもしろかった。ほんと、こういう小ネタはすばらしくうまいよね。
でも、まきまきだったので、大衆演劇というテーマで語りだそうとRevoがふった途端に、アレックスがまとめに入ろうとするハプニングがあったり。
あとどこかで、掘り下げるって言おうとして、堀り上げるってRevoさん言ってたよね。ほんと、こういう間違い方が多いよねこの人。
どういう流れだったか忘れたけど、こんなようなことを言ってました。
文学はどんなものでも全部音楽になる。どういうジャンルでも。だからインタビューだって音楽になる。それがIwNなんだと。あれは歌じゃない、ただ書いただけ。
大体、ノエルはあれが歌になってることを知らないらしいし、Revoお得意の雑誌読んでてメロディーつけちゃった的な楽曲なのやもしれん。
ライターさんを呼んだのは、物語音楽というよく分からない語呂の悪いあれこれを、ジャズだとかフュージョンとかいうジャンルみたいに、こういうものだよとすっきりさせてみたかったかららしい。
これから物語音楽をやりたいという人が出てくるかもしれないから、物語音楽を言い換えるなら、どう言えばいいのか。それを次に会うときまで、考えておいてほしい。とライターさんにふったりして。
この辺に関しては、私自身ずっと物語音楽ってなんやねん、と考え続けてきて、あーでもないこーでもないとあれこれひっくり返したりしてきたことなので、とても気になることだった。
あと、サンホラがカゲプロと並んで物語音楽というふうに取り上げられることもちらほらあったり、実現しなかったユリイカも含めて、観察や分析、評価されることが増えてきたのに向き合おうとしているのかも、とも思った。
Revoさん自身、明確な答えを持っているわけでもなさそうだったし、こだわりたいわけでもないのだろう。でも避けても通れない。
一期のころの原始的な語りに近い作風に比べて、二期、そしてその後の新しいサンホラは、キャラクターやフィクションの構築を重視する方向に舵をきっているように私には見えて、夜公演でさやわかさんが言ったような、ナラティブというのにはそぐわないと思っていた。
最近、ぴよぴよの初心者ながらストーリーテリングもやるようになって思うのは、語りは、綺麗に朗読することではないし、うまく演技することでもないということ。
中身のしっかりしたもの、歴史のあるもの、普遍的なもの、価値があると信じているもの。
それらを、今ここにいる私が、誰かにそっくりそのまま語る。私の個人的な思考ではないし、感情でもないけれど、自分のなかに取り込んでから、出す。伝える。受け渡す。
そういう姿勢を語りというなら、どういうテイストの作品を作ろうと、語りと言っていいのかもしれない。
Revoさんが皆のことを見ている、というのは、つまりはそういう姿勢のことを言っているのかな。
レポに戻ると、その後、Revoさんのご挨拶があって、退場。
と思いきやぴょこんと舞台袖から出てきて、忘れてたけどこのイベントのことは全日程が終わるまで秘密にしておこうぜ的な、念押し。今回この念押し大事すぎると後に思う。
いつも通り国歌を歌って終わり、かと思いきや、いつもの「さうんどほらいずーん、きんぐだーむ!」にはいかず、ふただびヴァニスタ登場!
そしてIwNの最後の部分をノエルが歌う……あれ、今度のノエルはなんだか美形だな~。口パクだ〜。
と思いきや、後ろの扉からRevoP登場!二人で肩を組んで歌ってて、そうだよねそうなるよね! なんで気づかなかったんだろうと自分でびっくりするくらい、想像してなかった。
そして、ぱーんと金テープ飛び出てフィナーレ、でございました。
なんて、すごいラストなんだろう、足震えるわ!呆然としていたら、まだ終わらない!
来春に新しい地平線が出る!の予告が出て、ものすごい悲鳴が出ました。CDが売れない時代だろうがなんだろうが、アルバムという単位に慣れた身にとって、どれだけ新しいアルバムを待っていたかというのを思い知らされたというか。
正直にいうと、セトリも他のネタもどうでもよくて、ただこの情報だけは夜公演の入場を待っている人たちに誰彼となく言いたいくらい、嬉しかった。
この辺で昼公演の感想はしめます。長っ。
初日初回は、Tシャツに限定1の個数制限がかかる以外はしばらく個数制限がなかったようで、欲しいものは全部買ってもらえました。本当にありがとうございます。
今回も、色の変わる次世代型ペンライト的なリストバンドがあって、入場時に配られた。わりと早い時間から、会場ではMCのアレックスによる諸注意が流れていたようだけど、カミカミ王子のときほど熱心には聞かれていない模様。
10分押しくらいで開演。
……の前に、二階席の上手側にIwNでノエルにインタビューをしていた雑誌のインタビュアー達が登場。あとプロデューサーRevoも。
どよどよする会場と、近くの席の人が「えっ!?Revoさん!?」みたいな感じで動揺しているのがおもしろかった。半信半疑というか、偽物だとも言い切れない雰囲気でスタート。
ちなみに昼公演は1階5列目の真ん中。
各地平線のモチーフをつかった白い柱? モニュメント? みたいなものが四つステージにある。
スクリーンに映った星くずか雪みたいなものが集まって、アニメーションのノエルの姿ができあがって、ノエルが腕を広げてくるくる回って……。よだかの星の本のページが開いて、別の世界からやってくるという感じだろうか。舞台左右の石壁、下手に「Sound」上手に「Horizon」 と書いてあるものの上で何かの目が光っているような演出。
一曲目「よだかの星」。ノエルはギター持ち。
白い煙?蒸気? が、下からしゅばばーっと出て真っ白で何も見えない。
ギターは上手い下手ではない、魂だ!とでも言いたくなるような、男気あふれるノエルのギターでした。ギター小僧らしく、すんごく、動いていた。
前のモニターにめっちゃ足かけるし、ねばる系のギターじゃなくて本当に直球というか、暴れ回るというのがぴったりくる。
二曲目は、Sound Horizonのメジャーデビューアルバムからカバーということで、バンドアレンジの「澪音の世界」。やばい、これはたぎる。
この曲だったかな、淳士がスティック後ろに放り投げてたから、もしかして激しすぎて折れたのかもしれない。でも、ただのパフォーマンスかもしれない。
三曲目は、ヴァニスタだから星の曲をやらないと~みたいなことを言っての「STAR DUST」ならぬ「STAR LIGHT」。なんだかとても懐かしい。
四曲目「Mother」。I keep on seekimg you.で指さされる位置だったので、やたらきゅんきゅんしてました。
シャドウボクシングと、跳び蹴りをしまくるノエル。母への憧憬を歌いながらも、殴りたい衝動があるのか~と、シンプルな複雑さを感じた。「渇ききった喉を潤しながら」の部分が、出なかったり掠れたり、いつも歌いにくそうだったのはなんでだろう。
激アツだったのであんまり覚えてないけれど、すごく楽しいライブパートだった。
ちなみに、ノエルもピック投げるの下手で、えいっ!てかっこよく投げたのに、一列目の人にすら届かずに、ぺしょっと落ちてた。
ヴァニスタだけじゃなくインタビュアーたちもこっちの世界に来てるんだぜとようやく紹介され、MCのあと、サンホラの歴史を振り返る映像を視聴。
左右に第三次とか、過去に使った旗が三対、ゆっくりと降りてくるのが感動的。
一年ごとの年表と映像なので、領拡だったりストコンだったりFCイベントの映像だったりが順番に出てくる。五周年のときも、そういえばこういう映像あったっけ。
浜名湖は何度見ても懐かしいし、第三次の追加?で使われたRevoが死神をボコる映像も笑える。
個人的に、アクホラだけじゃなく、アクホラの舞台挨拶まで取り上げてくれたのはとても嬉しかった。仙台領復の舞台裏でキャストもRevive歌っているのは感涙ものだし、友人やら知り合いがいっぱい写ってるし、もうこの映像のDVD出してくれ一万で買おう。
思えば、参加したライブ参加しなかったライブいろいろあるけれど、そして十年ずっと追いかけてきた訳でもないけれど、Reviveの歌詞採用とかアクホラでFCレポーターやったこととか、白樺湖の映像にちらっと写ってたりとか、一応ちゃんとかかわって来たんだなぁとしみじみ思いました。記録の生々しさというか、積み上げてきたものに気づくイベントだったと思う。
さて、陛下登場。
スクリーンを見るために、子供のように椅子にまたがって背を向けている陛下。アレックスからのつっこみ待ちだったのに、つっこまれない。不憫な子。
事前にアンケートをとった美しい歌詞だの、感動する歌詞だののランキングを発表。
おそらく、26日昼が一番ぐだぐだだったのではないかと思われます。十位から四位の発表にもアレックスが結構コメントを求めたりしていて、結局最後に時間が押しまくるという展開。
似たような質問だったり、答えにくい質問だったりしたせいか、回答が似通っていたり。
歌詞カードそのままの字面は縦書きありの、イラストありの、まことにフリーダムな感じで、ちなみに前の方でも文字はまったく読めません。Revoさんがわざわざ近くまで見に行っても読めないといってたくらい。
「美しきもの」の歌詞を読もうとして、「風景画」が読めなくて素でヤベェ! っつってた。十一文字にも「私が生きた物語の証」のあたりに不自然な間があったので、記憶が怪しかったのではないかと思われる。
どの歌詞が何位だとかはきっと会報に載るからといって流す感じだったけど、美しい歌詞にしても感動的な歌詞にしても、歌詞のその部分が美しかったり感動したりする訳ではないのだろう、とのこと。
その言葉に至るまでのあれこれがあって、こみ上げてくるものがあって、それが集積されて、「感動する歌詞」になるのだろうと。
再三、そんなようなことをおっしゃってました。
本当に、どれか一つをとって、その他を捨てるということを避けようとする方ですな。
この回のライターさんは清水耕司さんで、三人でトークかと思いきや、怪しげな年輩の近衛兵が現れ、アレックスになにやらひそひそ話。おそらく、おしてるからまけ!と言われていたのではないでしょうか。
このライターさんは、ファンのみんなが知りたいけど知ることができないような、舞台裏のRevoさんについて、可能な範囲で伝えよう伝えようとしてくれているのがよく分かるライターさんだった。フツーの好い人そうなおにーさん。
呼ばれるに至った経緯とか思い出とか、どういう仕事をしてきたかとか言いつつも、まだ「ありがとう」も「おつかれさま」も言われてません! とかネタを提供するのも忘れない。
Revoさんはファンのことを見ているんです、と仰っていたと思うけれど、これはツイッターを見てるとか掲示板を見てるとか、ファンレターを読んでるとかいう意味ではないんだな、ということに、今更ながら気づきました。
ファンやリスナー、観客の方向を向いてやっている。作品やアートを作って、それとファンを向き合わせている訳ではないのだな、と。
なので、観客との気軽なコミュニケーションと場の魅力から、大衆演劇に例えるのにはふむふむと納得できた。究極の高みを目指すのではなくて、その場その場でどうなるか分からないナマの出来事を起こすこと。アーティストというより、エンターティナーでありプロデューサーなんだなという感じ。
ちなみにこのときのRevoさんの、歌舞伎でやるような○○屋! とかのかけ声がうまくておもしろかった。ほんと、こういう小ネタはすばらしくうまいよね。
でも、まきまきだったので、大衆演劇というテーマで語りだそうとRevoがふった途端に、アレックスがまとめに入ろうとするハプニングがあったり。
あとどこかで、掘り下げるって言おうとして、堀り上げるってRevoさん言ってたよね。ほんと、こういう間違い方が多いよねこの人。
どういう流れだったか忘れたけど、こんなようなことを言ってました。
文学はどんなものでも全部音楽になる。どういうジャンルでも。だからインタビューだって音楽になる。それがIwNなんだと。あれは歌じゃない、ただ書いただけ。
大体、ノエルはあれが歌になってることを知らないらしいし、Revoお得意の雑誌読んでてメロディーつけちゃった的な楽曲なのやもしれん。
ライターさんを呼んだのは、物語音楽というよく分からない語呂の悪いあれこれを、ジャズだとかフュージョンとかいうジャンルみたいに、こういうものだよとすっきりさせてみたかったかららしい。
これから物語音楽をやりたいという人が出てくるかもしれないから、物語音楽を言い換えるなら、どう言えばいいのか。それを次に会うときまで、考えておいてほしい。とライターさんにふったりして。
この辺に関しては、私自身ずっと物語音楽ってなんやねん、と考え続けてきて、あーでもないこーでもないとあれこれひっくり返したりしてきたことなので、とても気になることだった。
あと、サンホラがカゲプロと並んで物語音楽というふうに取り上げられることもちらほらあったり、実現しなかったユリイカも含めて、観察や分析、評価されることが増えてきたのに向き合おうとしているのかも、とも思った。
Revoさん自身、明確な答えを持っているわけでもなさそうだったし、こだわりたいわけでもないのだろう。でも避けても通れない。
一期のころの原始的な語りに近い作風に比べて、二期、そしてその後の新しいサンホラは、キャラクターやフィクションの構築を重視する方向に舵をきっているように私には見えて、夜公演でさやわかさんが言ったような、ナラティブというのにはそぐわないと思っていた。
最近、ぴよぴよの初心者ながらストーリーテリングもやるようになって思うのは、語りは、綺麗に朗読することではないし、うまく演技することでもないということ。
中身のしっかりしたもの、歴史のあるもの、普遍的なもの、価値があると信じているもの。
それらを、今ここにいる私が、誰かにそっくりそのまま語る。私の個人的な思考ではないし、感情でもないけれど、自分のなかに取り込んでから、出す。伝える。受け渡す。
そういう姿勢を語りというなら、どういうテイストの作品を作ろうと、語りと言っていいのかもしれない。
Revoさんが皆のことを見ている、というのは、つまりはそういう姿勢のことを言っているのかな。
レポに戻ると、その後、Revoさんのご挨拶があって、退場。
と思いきやぴょこんと舞台袖から出てきて、忘れてたけどこのイベントのことは全日程が終わるまで秘密にしておこうぜ的な、念押し。今回この念押し大事すぎると後に思う。
いつも通り国歌を歌って終わり、かと思いきや、いつもの「さうんどほらいずーん、きんぐだーむ!」にはいかず、ふただびヴァニスタ登場!
そしてIwNの最後の部分をノエルが歌う……あれ、今度のノエルはなんだか美形だな~。口パクだ〜。
と思いきや、後ろの扉からRevoP登場!二人で肩を組んで歌ってて、そうだよねそうなるよね! なんで気づかなかったんだろうと自分でびっくりするくらい、想像してなかった。
そして、ぱーんと金テープ飛び出てフィナーレ、でございました。
なんて、すごいラストなんだろう、足震えるわ!呆然としていたら、まだ終わらない!
来春に新しい地平線が出る!の予告が出て、ものすごい悲鳴が出ました。CDが売れない時代だろうがなんだろうが、アルバムという単位に慣れた身にとって、どれだけ新しいアルバムを待っていたかというのを思い知らされたというか。
正直にいうと、セトリも他のネタもどうでもよくて、ただこの情報だけは夜公演の入場を待っている人たちに誰彼となく言いたいくらい、嬉しかった。
この辺で昼公演の感想はしめます。長っ。