今回はワンピース1091話最新情報です。四皇に数えられるルフィが言い放った言葉は確かな説得力を持つ。あの時は歯が立たなかった海軍大将ですら今は対等に渡り合える!!エッグヘッド決戦開幕!!
巻末煽り
未来編最高潮
実写版ONE PIECE配信開始
表紙&巻頭カラー
混迷極める未来島!!
一味の未来は一体??
休載明けは好調な滑り出し。穏やかな前哨戦から一転。一気にシリアスムードへと突入
ルフィvs黄猿
ゾロvsルッチ
互いに面識ある4者の絡み
初コンタクトの時とは実力差も変動し今の立ち位置を測るには良い機会。少年漫画では王道なパターンだけど読者としてもこの展開はアツい。基本的にはエピソードのボスに負けてもリベンジを果たしてきたルフィ。
決着まで見る事は出来るか?挨拶代わり程度で終わってしまうのか?新世界最終章を占う勝負。
ルッチがどう扱われるかも気になるところです。
尾田先生がジャンプフェスタで放った2023年を占うコメント。アイツとアイツがまたもや実現。ゾロとルッチもこれに入るんじゃないかな?
両軍睨み合っての膠着状態なんて事はなく一気にヒートアップ。本格的な闘いへ。
↓まずは前回のおさらい。後半で1091話の本編に触れていきます。長文になりますので目次を活用ください
目次
前回の振り返り
前回
タイトル『黄猿』
34巻319話 “海軍本部「大将」青キジ” |
57巻554話 “大将赤犬” |
108巻1090話 “黄猿” |
今更ではありますがこれにて初期の三大将はこれにて全員がタイトル登場となった。
細かな進展があったものの読者の関心は海軍大将黄猿へと集まりました。個人的にはエルバフの名前が登場した点がMVPでした。
1090話振り返り |
ルフィの海賊王宣言for五老星 |
セラフィム一網打尽。海のエネルギーを持ち砲撃もはね返すバブルボール |
ボニーとベガパンクのいざこざは一旦集結 |
ルッチが密かに政府へと内情を伝える |
サテライト2体消滅 |
黄猿と戦桃丸激突 |
ルフィが『強い奴』の接近を感知 |

もう少し侵入を巡ってのやり取りがあるかと思ったけどピカピカの実の真髄『八咫鏡』であっという間に距離を詰めてきました。
様々な自然系能力があるなかでピカピカの実を完全に使いこなす黄猿は追っ手としては最悪の敵かもしれませんね。
そして来週はまたもや休載‥
最近の長期休載、お盆休みと併せてかなりのペースダウン。実際に本編内容のテンポが良いだけに秋口からは連載がみたいところ。
展開早いなと感じていたけど結局のところはもうエッグヘッドに1年滞在している‥開幕当初はワノ国の序章となった『ゾウ編』をイメージしていましたが谷間に挟まれた世界会議編の続編や情勢などもあり大分延びるかもしれません。
とはいえ超大作ワノ国の直後のエピソードとしては現時点で上出来なのではないでしょうか?批判されるほどではないかな。
バブルボール
場面が飛んで、脅威となっていた4体のセラフィムは御用となっていました。
欲ヨークとしても如何にセラフィムを上手く操れるかが肝だったのでしてやられた事でしょう。
攻防共高いレベルで備えるセラフィムは最強の人類と称されるのも納得。威権順位による命令の優先度を攻略する以外の停止は難しかったですがまるごと動きを封じてみせました。
海と同じエネルギーを発し、砲弾なども跳ね返す特性を持つベガパンクの発明。グリーンブラッドによって悪魔の実能力者に降りかかるデメリットも反映されてしまったセラフィムにとっては唯一の弱点と言えるでしょうか?
海楼石よりも広い範囲で攻撃に利用でき使い勝手も良さそう。まだ命令権は生きていれどこれで攻略したと言っても過言ではありません。
他の能力者にも使えそうな技術ですよね。
脱出の肝 ベガフォース01
開幕当初に麦わらの一味を驚かせた発明品
ベガフォース01
サイボーグ(フランキー)やパシフィスタなんかが既に登場してる作品ではありますが一気に近未来感が加速した気がします。これが世界中どこでも使えるなんていったら夢が広がる。さすがはベガパンクといった発明です。
飛行範囲はあくまでエッグヘッド島の圏内まで。今のところはエッグヘッド島を離れての飛行は出来ない様です。(実現にはやはり古代のエネルギーとやらが関わってくるのではないでしょうか)
ジェットエンジン+反重力という画期的な発明。通常では抗う事はできない重力エネルギーにも負けない。
島内を自由に飛び回れるってだけでも脱出作戦においては大きなアドバンテージですよね。サニー号も手のひらにすっぽり収まるサイズ比だから一度離陸してしまえば大概の敵の射程圏から外れる事が出来る。強いて挙げるなら得体の知れないサターン聖や抜群の機動力を誇る黄猿に対しては注意が必要。
おあつらえ向きに孤立した研究層のサニー号そばにベガフォース1が停まっている。この場所から港に降りての出航は厳しい。既に政府の包囲網にあり戻ってなどいられない。
サニー号を持ちながら島の反対へと移る算段。もし無人で遠隔操作できるなら更に楽になるでしょう。改めてこの作戦の為に作られた発明なのかと感じる様なハマり様。
あとは戦闘力を備えていれば言うことありません。しかしながら海獣兵器やセラフィムなど戦闘特化の発明がある事を考えればベガフォース1はあくまで作業用に作られたものなんじゃないかな?

コーラエネルギー
ベガフォース1を使った脱出作戦のくだりで天才科学者ベガパンクが興味を示したのがフランキー独自のエネルギー技術【コーラ】
ウォーターセブンで明らかになってからも一種のネタ要素として使われてきたがサニー号に乗船してから一味を支えている技術であるのは確かです。
出航の際にはガープが率いる海軍を振り切り、以後は緊急脱出装置の様な形で敵から一気に離脱するギミックとして定着しました。
今回の作戦でもベガフォース1で移動圏内ギリギリまで飛行しそこからはクー・ド・バーストを使って更に1Km飛行。完全に敵を振り切る算段です。
船自体が飛行性能を備えていること、それを可能にするエネルギーがコーラであること。世界一の頭脳を持つベガパンクでも興味深い理論の様です。
炭酸にヒントがあるのか?もしかしたらベガパンクが長年追いかけて尚実現出来ずにいる古代のエネルギーについてもフランキーの理論が助けになるのかもしれません。
発明家としての一面を持つフランキーとベガパンクは既に良い掛け合いを見せています。このままお互いの進歩に繋がれば言うことはありません。
誰か来た!!!
ラストシーンでルフィが察知した強敵の存在。
『強ェのが!!!』
との発言が物議を醸している。最近のラストシーンの中では比較的盛り上がらないパターンですがこの対象が誰なのか?勘繰りたくもなる。
直前で描かれたのは侵入してきた黄猿と、その攻撃をガードする戦桃丸の様子。
十中八九、この黄猿を指してるとは思うんですが『黄猿→強い』という図式に納得いかない読者も多い様子。
・カイドウやビッグマムとも渡り合ったルフィが今更黄猿の接近で焦るだろうか?
・ニカを開花したルフィに黄猿の勝ち目は薄い
など。何故か黄猿の評価は少し低い。
それだけルフィが成長した証でもあり、直近で描かれたシャンクス、ガープなんかが強すぎた感も否めません。
とはいえそれでも『現・海軍大将』海軍が誇る最高戦力として再びルフィの前に壁として立ちはだかってくれるに違いない。
ちなみに他の候補として挙げられた中には
サターン聖
黒ひげ海賊団幹部、ティーチ
なんかがありました。まだ距離的には遠いサターン聖を察知するには早い気がするし、司令塔として指揮をふる以上は動けない。可能性だけで言えば黒ひげ関連だろうか?
やはり中断前に描かれたあの船影が効いている。どんな戦局でも黒ひげ海賊団のカットインを予想してしまう。






様々な意見があるけどやっぱり順当に黄猿vsルフィが見たいよね。2年前時点では勝負論すら生まれなかった2人の激突となればエモい。
光も掴まれる
黄猿vsルフィ。当然ルフィが全力でぶつかるのであればギア5。
光速で仕掛ける黄猿をルフィがどう捉えるかが注目されます。
光と雷ということで比較対象としては微妙なのですが思い出せるのはvsカイドウで見せた自由な発想とそれを体現するチート能力
ワノ国に轟く雷をも掴んでみせました。通常は覇気を練磨する以外に自然系能力者の実体を捉えるのは不可能。
しかしながらルフィが掴んでいたのは実際に自然発生した雷。雷に耐え得る相性はエネル戦で実証済みですが単純に考えて早過ぎて難しいのではと感じてしまいます。
それを考えると黄猿の光速移動すら案外あっさりと捉えてしまうのかもしれません。見聞色による未来視も併せるとスピードで翻弄されるという展開にはならないでしょうか?
すでにカイドウには通用しており神格化されているニカの能力がどの程度黄猿に刺さるのか見どころです。
光圧グローブ
エピソード序盤に登場したベガパンクの発明品【光圧グローブ】
『光を鑑賞物に留めない』と謳う様に実態の無いホログラムをも触ってみせた。
ホログラムと併せて擬似的に物体を認識する装置。グローブを通して感触を感じとり脳に伝わるといったところだ。
そしてエッグヘッドで黄猿の名前が出た時点で光圧グローブを使って黄猿を殴るなんて展開が予想されました。
問題は誰が使うか?
シャボンディ諸島の頃とくらべ一味内でサンジまでは覇気を習得しており自然系でもある程度抗う事ができます。
こういった面々がグローブに頼る展開は正直微妙なところ。
そうなるとウソップやナミなんかの様に比較的弱いキャラに機会が訪れるのではないでしょうか?
また戦闘にあまり明るくないサテライト達も光圧グローブで黄猿に立ち向かう展開もあり得るでしょうか?
とはいえ【触れるだけ】で終わってはつまらない。問題は実体を捉えた後ですよね。
黄猿vsゾロ
密かに期待されているカード?
ワノ国では覇王色を開花し、新たな刀を入手、更には自身のルーツを知り大躍進となったゾロ。
主人公ルフィにも負けないレベルの活躍だったと思います。
カイドウ相手にも食い下がり、幹部のキングを撃破。懸賞金も11億1100万と大幅アップとなりました。
これからも麦わらの一味No.2格として更なる難敵との勝負が期待されます。
船長の実力は勿論の事、ゾロの実力と出来次第で組織の評価も変わってくるでしょう。
現状の評価額だけで比べると
黄猿→30億(クロスギルド参照)
ルフィ→30億
ゾロ→ 11億1100万
黄猿とルフィに注目が集まるのも納得。流石にゾロでは格差があり過ぎるでしょうか?試金石だとしてもかなりの難度でしょう。
しかしここで良い勝負が出来ればこれからの最終章でも明るい材料となりそうです。
ピカピカの実の能力で刀を具現化する天叢雲剣でレイリーと渡り合ったシーンが印象的。正統な剣士ではありませんが閻魔との鍔迫り合いも見てみたい。
ルフィと五老星
これまでにも『麦わらのルフィ』を特別視する描写が幾度も見られた五老星。
そして杞憂に終わる事なく不安は的中してきました。ワノ国では隠し名『ゴムゴムの実』を付けられたニカの能力の覚醒。加えてロビンの身柄も奪うことは出来ず‥
更にエッグヘッドでは万全を期したはずの抹殺任務において横槍を入れられる形となった。
五老星=無能と言われこれまでものの見事にルフィにしてやられている。
当の本人は事情を知らないというのがまた憎いところでもあり‥
そんな両者が遂にコンタクトをとる機会が訪れました。またしても五老星を出し抜く形。欲を確保してイニシアチブを握った。
そして飛び出した『海賊王宣言』
政府に対して言い放つシーンと似たものに関して、エニエスロビーの宣戦布告が思いだされますが今や名実ともに四皇クラス。政府としても覚悟を持って構える必要があるし言ってのける事にも現実味があります。
読者としても痛快なシーン。革命軍とは形が違えどここから世界政府を討つストーリーが強まっていくでしょうか?
今回のエッグヘッド事件がその発端にもなりかねません。
完全にしてやられている五老星にもここら辺で意地をみせて欲しいところですね。
社畜の通した筋
ワンピースではおよそ聞くことが無いと思われた『社畜』というワード。
会社に飼われた社員を指す現代用語ですがおそらく生まれたのもワンピースが連載されて以降の事でしょう。
しかもあまり似つかわしくない黄猿の口から飛び出した事で波紋を呼びました。海軍大将とて勝手は許されずトップダウンの命令に従うのみ。
例え標的が旧知の人物であろうと避けることはできない。
しかしそれとは対象的に次話であっさりと自身の意見をぶつけてみせた。
黄猿
正直、行けますが
その下で友人がベガパンクを守ってんです
立ち塞がる男の覚悟潰しゃ‥こっちも格好つきません
『筋ぐらい通させてくださいよ』
逆らったとまではいかないまでも五老星に対してこの物言いは驚き。本来ならば大将とてここまでの態度はとれないはず。サターン聖の事を敬う口調ではあるものの同格の様に意見・提案。
タイトル『黄猿』に恥じない男気を見せて読者としてもイメージが上がった事でしょう。
エッグヘッドの防衛線も黄猿のピカピカの実との相性を考えれば無意味。本来その気になれば一気に研究層まで辿り着けてしまう。
中にいるルッチの事も考えれば黄猿1人の侵入でもルフィ達は大混乱に陥るでしょう。
そんな状況でも入口で待ち構える戦桃丸を敢えて飛び越す事はせずに真っ向から打ち破るというのが黄猿なりの仁義。
見逃す事も出来ず、精一杯の温情采配でしょう。友人の為にサターン聖に意見を通すあたりを甘いと見るか?男気があると捉えるか?
ファーストコンタクトでは自称世界一を誇る戦桃丸によって防がれた。ルッチが瞬殺していた事を考えれば黄猿もその気になれば片付く事でしょう。
この勝負が面白い展開になるとするならばそれは黄猿の甘さでしょう。その綻びがベガパンク、ルフィを取り逃す敗因にもなりそう。
守るもの
サターン聖によって作戦提起された3項目
守るもの | |
1 | 欲の身柄 |
2 | パンクレコード(脳) |
3 | 融合炉 |
逆にそれ以外は失っていいとの考え
世界政府の役人サイファーポール、セラフィム含む発明品の数々、欲以外のサテライト、ベガパンク本体、前乗りしているCP0、研究員達。
世界一の科学者の本拠地とだけあって値段のつけれない様な財産がたくさん存在するエッグヘッド島。科学発展を考えるのであれば世界に与える損失はオハラ事件を超えるレベルでしょう。
これまで散々利用してきた世界一役に立つ男を本拠地ごと消し去ろうとする強気な根拠にはマザーフレイムの存在が大きいでしょう。寧ろそれ以外は興味すら無さそう。
それほど絶大な威力を誇る兵器。先日のルルシアでの試行で実証済み。味を占めた。
いざとなれば不都合はすべて消し去る事ができる力。それ以外不要なのも頷けます。
欲、パンクレコードはマザーフレイムのノウハウを知る為の材料。
融合炉はマザーフレイムを生み出す為のパワープラント。
欲とパンクレコードは用が済んだら消してしまうのが順当でしょうか?最終的には融合炉さえあれば活用が出来ます。
世界を統べる権力を持ちながらも『空白の100年』に関する一切を禁じ必要以上に恐れてきた五老星。
マザーフレイムを握ってしまえすれば空白の100年やDの一族といった禁忌も恐るに足らないか?


パスコード
エッグヘッド島の肝でもある防衛線フロンティアドーム
研究層を取り囲む迎撃システムでテリトリーに侵入すればたちまちレーザーが発動する。本来ならばルッチ達の侵入もこれで防げていた完璧防御。外敵対策はバッチリの筈だった。
しかし発生したのは不測の事態。身内から裏切り者が出てしまった‥
外敵を迎え入れるかの様にフロンティアドーム解除。
一度中に入れたら今度は発動。
最強の盾は一転、研究層内にいる全員を閉じ込める形となりました。
内情をよく知っているとはいえ欲ヨークの手際が光ります。パスコードによるロックもかけた事で自身が捕まっても尚威力を発揮。
政府が迎えにくるまでに耐え切れば思惑通りといった図式に。しかしこれに抗うのは3人のベガパンク。アトラス、エジソン、ステラ
世界一の科学者の頭脳戦が展開される。リミットは研究層へ外敵が押し寄せまで。フロンティアドーム解除は自身達の脱出も可能だが外敵からの身を守る術も無くなる。麦わらの一味はさて置きベガパンク達にとっては危険に晒される事態に。
やはりここも如何に早く解除出来るかの時間勝負になりそう。
3対1とはいえ解読側は圧倒的不利。天才が考えたパスコードを天才が破れるか?
開戦
少し牽制し合う場面もありましたが黄猿の侵入を皮切りに一気に火蓋が切って落とされた。
黄猿vs戦桃丸に合わせて、島を取り囲む軍艦達も一斉に砲撃開始。これを迎え撃つのが戦桃丸の指揮するパシフィスタ(マークIII)と海獣兵器(シービーストウェポン)
両軍共に1番多くの戦力がぶつかる局面。政府側も任務達成にもたつけば被害は広がる一方。
見どころの一つになりそうです。
さて‥気がかりは戦桃丸。戦局関わらずベガパンクや麦わらとの合流は難しそうに思えます。
ハナからその気など無くここで散る心つもりか?
友人黄猿との激突を見る限りは悲しい結末になりそうでならない。
◉◉ワンピース1091話速報 戦桃丸◉◉
1091話 タイトル 戦桃丸
実写版公開記念ということで巻頭カラー&表紙で登場。
前回の『黄猿』と対象的なタイトルですが旧友同士、勝負の行方は果たして?なんとか爪痕を遺して欲しいところ。こりゃ負けフラグになりそう。
扉絵はピザを頬張る麦わらの一味。何故かフランキーとロビンの姿が見えないが?‥
超速報
2大カード浮上
タイトル 戦桃丸
・戦桃丸が黄猿に敗北
・ルフィvs黄猿(海軍大将)
・ルッチがベガパンクを狙うもゾロが制止
・ゾロvsロブ・ルッチ(CP0)
順当に決戦開始。逃げる麦わら・ベガパンクを政府と海軍が追う図式。鍵となるのはルッチの動きになりそうでは?
今回表紙を飾ったのはドセンターにルフィ、その隣にレオパルド?虎?これもルッチを示唆しているのか?(ちなみにウソップとチョッパーも登場していました)
戦桃丸君
敵対する者を排除!!
黄猿の侵入をきっかけとして開戦の合図。早速科学の結晶であるパシフィスタマークIIIと海獣兵器シービーストウェポンが海軍に襲いかかります。(特にマークIIIが50体というのは相当な戦力。これだけでも一国を滅ぼす力があるんじゃないのかな?バブルシールド搭載ってのも魅力です)
これまで世界一役に立つ男として海軍に力を貸してきた発明品も一度牙を剥けば立場は逆転。これだけ投入してきた軍艦も大打撃。マークIIIにレーザーを撃たせんと砲撃を試みますが海戦においては抜群の機動力を誇る海獣兵器に苦戦。
ここから迎え撃つのは海軍中将達。激しく応戦します。
黄猿の影に隠れていますがこちらも粒揃い。(1話前ではその奇形が注目されていましたね)
中将達はベガパンクの兵器にも屈せず好戦を繰り広げています。何人かは上陸に成功し黄猿のサポートも期待出来そう。
G-14支部で登場したドール中将も戦闘シーンを披露。華麗にパシフィスタに蹴りを入れていました。ラストシーンのルフィの蹴りと遜色無い迫力。
一方で研究層司令室ではモニター映像を観て心配そうなウソップの様子が描かれています。
威権順位によるパシフィスタの命令権がある以上はそうそう破られる事は無いだろうと語るベガパンク本体。
しかし【島の防御は鉄壁】という言葉とは裏腹に少し心配そうな表情。ボディガードを信頼こそしていれど今回は敵が悪すぎる‥
威権順位もフリにしか聞こえない‥
そしてウソップから黄猿到来の知らせを聞き一気に表情が曇ります。その戦いは酷すぎる!!逃げ出しても責めぬぞ。そう放つほどマズイ状況。
そしてメインはこの2人。ピカピカの実を駆使すれば易々と防衛線を突破出来る黄猿が敢えて友人である戦桃丸の構える正面玄関から攻め入る。五老星であるサターン聖に意見してまでも貫いた意地。早速の予告攻撃の蹴りも凌いでみせた戦桃丸。世界一のガードがどこまで通用するのか?
社畜を全うする黄猿とベガパンクの恩義に報いるべく奮闘する戦桃丸の図式
黄猿
降伏しなよ戦桃丸君 いつから海賊の仲間に?
戦闘丸
悪いなオジキ約束したんだ 麦わらのルフィと!!誰とでも組むさ恩人をこの島から逃がせるんなら!!
なんとか応戦する戦桃丸ですが黄猿の畳み掛けるレーザーと機動力の前に旗色は悪い‥
ベガパンクと戦桃丸
3者取り巻く回想シーンが一コマだけ描かれていましたが続き。
本来の立場は
ベガパンク→海軍
戦桃丸→海軍
両者共同じ組織故にボディガードとして動いていても問題は無かった。しかしながらベガパンクが政府より狙われる立場へと悪化。これにて戦桃丸は海軍の地位を捨ててベガパンクを守るか?捕らえるか?の2択を強いられた。
恩着せがましいベガパンクのセリフも面白かったがベガパンクの救助要請を快諾した戦桃丸。海軍と対立しベガパンクを守る図式に進展。
その恩についてまずは発売間もないコミックス106巻のSBSを振り返り。見落としている方もいらっしゃるかと思いますので改めて。
↓引用.ワンピース106巻より 戦桃丸の過去について
Q. 1069話のベガパンクと戦桃丸の会話で「食えないお前さんを拾ってやった…」とありますが、どのようなエピソードがあったのですか!?
A. ある島で野生のくま達が人里を荒らし困っているという連絡が海軍に入りました。くまの撃退システムの設置にベガパンクも同行。危険な山を調査する海軍が目にしたのは、くま達を相撲でなぎ倒し、山のボスとして君臨する1人の少年「戦桃丸」でした。彼は幼い頃、あまりに乱暴な為に村人達に捨てられた少年だったのです。村へも戻れずいつも腹を空かせていた戦桃丸の強さに惹かれベガパンクは自分のボディガードに雇いました。そんな過去です。
肥大した頭(脳)を切り離す前のベガパンクと幼少の戦桃丸が登場
当時海軍所属の黄猿とベガパンクはくま撃退の任務の為に山奥へと向かっていた。
苦情が相次ぎ危険なくまを撃退する装置を設置すべく山へと入った様子
しかし実際に目の当たりにしたのは横たわるくまの巨体と幼き戦桃丸
既出の通りこの乱暴さが仇となり村人達に捨てられた戦桃丸。
不思議そうな黄猿が問いかけますが、村の人間は弱いから戻らないと強がる戦桃丸。
自分は強いからお腹も減らないがお金が欲しいから仕事をくれ
そう語る戦桃丸のお腹はもの凄い音を立てていました。おにぎりが欲しいみたい
これをみたベガパンクが
【小僧 私のボディガードはどうだ】
とスカウトしたのでした。
たしかに命の恩人と言える様なエピソード。とてもタイムリーな質問内容でしたが今回は本編にて少しだけ深掘り。
戦桃丸
おじき!どうやったらパンクのおっさん守れる?おしえてくれよ!
晴れてボディガードとしてベガパンクに雇われた戦桃丸でしたが戦い方に関しては自己流そのもの。立派なボディガードとなるべく教えを乞うたのが何を隠そう黄猿でした。
言わば師弟関係でもある様です。シャボンディ諸島での初登場時に上下関係を感じたのもこれが一因でしょうかね?この頃からオジキと呼び始めたそうな。
そしてこの対決は大方の予想通り‥
非情になり任務に徹した黄猿の勝利と言えましょう。正面突破に我を通した点を甘いとみる意見もありましたがこの実力差があれば納得。
八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)
で戦桃丸を捲し立てます。
足空独行(アシガラドッコイ)
で返す戦桃丸ですがあっさりと防ぐ黄猿。幼き頃の戦桃丸を思い出し満面の笑みを浮かべるも戦桃丸のガードを凌駕する防御力を見せます。
黄猿
かわいかったねぇ
わっしは全力で教えたよ戦桃丸君
ただ‥わっしのガードも敗けちゃいない
そのまま最後はレーザーに押し切られ決着となりました。
問題はこれによって発生する威権順位の変動。ルッチの時と同じ様な展開‥
上位命令者の戦桃丸がダウンした事で【威権チップ】を携帯していた黄猿が命令可能に。
黄猿
パシフィスタ
司令塔は意識不明の為
作戦変更
海軍の軍艦と共に海獣兵器を撃沈せよ
これにて梨崩れで海獣兵器とパシフィスタも攻略されてしまいました。海獣兵器をパシフィスタにて破壊する作戦。数体の海獣兵器よりも50体近いマークIIIの方が優先度は高いでしょう。戦況を確認するサターン聖もこれに納得
ボルサリーノ
欲ヨーク、パンクレコーズ、融合炉パワープラント‥
一緒に友人を救いたかった.....
なんとも言えない表情の黄猿が印象的でした。今話通じて黄猿は感情を押し殺す様な振る舞いが多かった。友人を手にかけるとはやはりそれだけの苦悩。作戦に抜擢されればどんな任務であろうと全うする海軍大将。もう少し情に流される展開も予想しましたが思った以上にメンタルも強かった。
当然ながら順当にいけばこの結果
WIN 黄猿
LOSE 戦桃丸
読者の印象通り黄猿としては実力の半分も出してはいないんじゃないでしょうか?大将の格とやら、実力とやらが議論されていますがやはり底が知れませんね。なんといっても早期にパシフィスタを止めた事で海軍側の被害を最小限に抑えた事が大きいでしょう。正直ここで手こずってしまえば中将含む軍艦達も壊滅的なダメージを受けていた事でしょう。
黄猿vs麦わらの一味?
黄猿到来を受けて物怖じする麦わらの一味
ブルック
シャボンディ諸島の嫌な記憶が蘇りますね
新世界に乗り込まんと意気込んでいた2年前。完敗したのは苦い思い出。
研究層ではモニターを通して戦局を追っていたウソップからショッキングな戦桃丸敗戦のニュースが伝えられる。
フロンティアドーム解除に向けて欲ヨークのかけたパスコードをハッキング中のベガパンク3体も悲しそうな表情。本体ステラは涙を見せています。(あれだけ強引に頼んでおいて‥)
それでも戦桃丸の作り出した時間を無駄にせぬ様世界一の頭脳をフル稼働させ難題に挑みます。それを嘲笑う欲ヨークがなんとも憎らしい。同じ頭脳を持つ者が組み込んだパスコードとだけあって予想以上に手こずっています。ここは時間との勝負になりそう。フロンティアドームを解き放たなければ研究層に閉じ込められ万事休す。
加えて黄猿がすぐにここに到達するだろうと予見するベガパンク。シャボンディ諸島で壊滅間近まで追い込まれた麦わらの一味にとってはトラウマそのもの。震え上がるのも無理はない。
研究層へ急接近する黄猿
ベガフォース1にてサニー号を運搬していたリリス、ルフィ、フランキー、ボニーも大きな警戒音を聞いて危険を察知します。
黄猿.ドーム内侵入


ルッチvsゾロ
ベビーフェイスへとターンしたかにも見えたロブ・ルッチ
しかしその実は諜報部員としてしっかり黄猿へと情報を伝達していました。
そして思い起こされるのがルフィとの口約束。
売り言葉に買い言葉にも感じますが今のところは履行しています。
ルフィ
敵4体全員止めた後、おれに勝てねぇからって仲間やベガパンク達に当たり散らさねぇよな!?
ルッチ
望むところだ いの1番に殺したいのは貴様だからな麦わら
お前がくたばった時仲間は全員死ぬと思え
これが反故されてしまうのか?
したたかなルッチはやはり黙っているわけはない。戦桃丸が倒されたのをきっかけにベガパンクを襲います。
なんとかステューシーが守りますが一刻を荒そう場面でこれは障害でしかありません。
しかし呼応する様に応戦したのがワノ国で躍進したゾロでした。ゾロの刀を武装色硬化の右足で食い止めたルッチ。勢い余って研究層から飛び出してしまいました。
予想していた読者も多いでしょうか?個人的には意外でしたが勝負論のある面白い戦い。
ゾロ
味方を得て調子づいたかナメられたもんだな
ルッチ
黄猿とおれがいればお前ら全滅だ







ちなみに重症のカクに関してはサンジがバブルガンで閉じ込めていました。ルッチの動きを察知していち早く動いたあたりは有能。
また、このタイミングで動く辺りはルッチはある程度カクを切り捨てているともとれます。ルッチの読みでは黄猿と自分がいれば研究層は制圧できるらしい。
ルフィvs黄猿
今週のラストシーン
四皇、海軍大将
新世界の情勢占う大物同士の激突
やあ 久しぶ‥
研究層ラボフェーズへと侵入する黄猿を止めにかかるルフィ。言い終わる前に挨拶代わりの蹴りで牽制。ベガフォース1の移動時間を稼ぎます。
ルフィ
黄猿! おれ達は2年前より100倍強ェぞ!
確実に詰まった実力差。はたまた追い越してしまったか?黄猿としても本気で対処しなくてはいけない四皇案件。シャボンディ、マリンフォードと格の違いを見せつけられた相手にこれだけ言ってのけるにはルフィ自身も成長度合いに手応えがあるのでしょうね。
今回のルフィのラストシーンのセリフ。よく2年前のシャボンディ諸島のセルフオマージュなんて言われてるけど多くの人がシャッキーのこのセリフを思い出したんじゃないかな?この時のレイリーと黄猿が互角だとすれば今のルフィと黄猿は相当良い勝負になるはず。




今のルフィは二年前より100倍強い
つまりレイリー=ルフィですね

