快楽の罠(漫画)

登録日:2012/02/20 Mon 11:32:57
更新日:2023/06/03 Sat 09:30:56
所要時間:約 4 分で読めます




※WARNING※
この項目はホモエロネタです。
耐性のない方、18歳未満の方、ノンケ向け官能作品かと期待してしまったノンケは今すぐブラウザバックしてください。





山川純一のホモ漫画。初出は『薔薇族』1984年1月号。
単行本未収録だったが、後に復刻された『ウホッ!! いい男たち~ヤマジュン・パーフェクト』に収録されている。
美少年・美青年同士のプレイがメインのヤマジュン作品には珍しく、汚いオッサンとの絡みが描かれる。


■あらすじ

とある会社に勤める主人公・高杉は、上司の命令で度々取引先の重役との売春行為を行わされていた。
会社の利益のために自分を売らせる上司に不満を抱く高杉は、命令に従いつつも内心ではいつか成り上がり見返してやる事を誓っていた。

今日も仕事を依頼され、相手の待つホテルへと向かう高杉。
相手は有名なおもちゃメーカーの社長であり、今回の接待は会社の社運を賭けた重要なものとなると上司に告げられる。

高杉の鍛え上げられた肉体と美貌、そして巨大なペニスを気に入った社長は、もしものために飲んでおいた方がよさそうだと自分のトランクから薬を取り出す。
聞けば社長は高血圧のせいで、興奮しすぎると命に関わる危険があるらしい。
そして高杉は社長のトランクの中に3000万はあろうかという大金が入っているのを目撃する。

この金を奪い取ろうと考えた高杉は、社長の高血圧を利用して、自分とのセックスで興奮させて腹上死させようと思いつく。
高杉は社長を誘惑し自分の穴に挿入させ、計画通りに彼を興奮させる。

(ハハハハ…そうだ、もっと興奮するんだ!そしてそのまま天国に行っちまえ!)
(そうすりゃあのトランクの中の大金は俺のものだ!!)

計画の成功を確信し笑みを浮かべる高杉。だが…。

「うっ!!」

その直後、突如彼の体が痙攣を起こし、そのまま白目を向いて意識を失ってしまう。
そんな事に気付かず高杉を犯し続ける社長。高杉の異常に気付いたのは、彼の中で絶頂した後だった。

「ひえ――っ!!死んでる!?」

高杉は社長の激しいセックスに耐えきれず絶命していた

「高血圧の好色じじいの方が若い俺よりもタフだったなんてなさけない話だよ」
「それよりももっとなさけないことは、俺が狙ってた例のトランクの中の大金が子ども銀行券――つまりおもちゃの紙幣だったってこと!
「このくえないおやじがおもちゃメーカーの社長だったことを考慮に入れておくべきだったんだ」
「これが因果広報というものかも知れないが、悪いことはできないね」
「それにしても、こんなあっけない死にざまが俺に与えられた運命だったというのかい!?」

死の間際、自分の運命を嘆きながら、彼の意識は遠のいていった。



■登場人物

  • 高杉(たかすぎ)
「芸通企画」という会社に勤める主人公。
本人はノンケだが、優れた容姿を上司から見込まれ、男相手の売春を強いられている。

【名セリフ】
(この助平じじいめ、俺のすごいのを見てとち狂いやがれ)
「社長さん、俺、社長さんの体を見て興奮しちゃったみたいなんです。尻のほうも入れられたいらしくうずいてきちゃって…」
「前はすんでも後ろはまだなんですよ。社長さんだってまだなんだし、早くこいつの味を賞味して下さいよ(ヒクヒク…」

  • 有名なおもちゃメーカーの社長
高杉の売春の相手。戦時中、恋人(♂)が特攻隊として出撃し死に別れたという過去があり、高杉をその恋人に似ていると評した。
彼が高杉に顔射されるシーンはヤマジュン漫画屈指の汚さ。
高齢なので射精量が少なく、コマ外にて「オジンだから少ないの」とヤマジュン本人にもツッコミを入れられている。
ちなみに彼が何故おもちゃの紙幣をトランクの中に入れていたかは不明。盗難想定のダミーとかだろうか?

【名セリフ】
「若い者の肌を見ながら湯にはいる、おつだねえ」
「うーむ見事な壺だ…。まだ未開発の初々しさがただよっておる」
「むお――っ、出るぞ――っ!!」

  • 島田(しまだ)
「芸通企画」に勤務している高杉の上司で役職は部長。出番は序盤だけだが、会社のためと言いつつ、部下に売春を何度も命令するという問題面が目立ち、高杉からも内心では「いけすかないブタ野郎」呼ばわりされている。

【名セリフ】
「君はああいう中年には本当に人気があるからね」


wiki篭もりさん、俺wiki篭もりさんの項目を見て興奮しちゃったみたいなんです。追記・修正したいらしくうずいてきちゃって…。

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最終更新:2023年06月03日 09:30