宿直室を襲え!!(漫画)

登録日:2021/12/26 Sun 00:15:00
更新日:2022/08/20 Sat 08:57:42
所要時間:約 5 分で読めます




※WARNING※
この項目はホモエロネタです。
耐性のない方、「宿直室*1って何?」と思う18歳未満の方、教育熱心なノンケは今すぐブラウザバックしてください。





山川純一のホモ漫画。初出は『薔薇族』1983年冬増刊号。
単行本未収録だったが、後に復刻された『ウホッ!! いい男たち~ヤマジュン・パーフェクト』および『ウホッ!! ヤマジュン・セレクション やらないか』に収録されている。
超展開に次ぐ超展開であり、ラストに衝撃の事実が明かされる。



■あらすじ

とある都立中学の昼休み。
校舎の屋上で、この学校の教師である平松良介水森由加フェラチオを楽しんでいた。教師としての風上にも置けないヤツらである。

本番を望む平松だったが、学校ではダメだ、とさすがに断る水森。
その代わり今日の夜はたっぷりしてやると伝えるが、平松は今日は宿直であり、お互いに残念がるのであった。

その現場を覗いている一人の生徒――田辺は、憧れの平松が水森のような「イロケ女」を好きなことにショックを受けていた。

平松と水森の行為の横で、田辺は自分以外の誰かが現場を覗いていることに気づいた。
それは、田辺と同学年の生徒、吉田であった。

吉田は水森のことが好きであり、彼女の後をつけてきたらこの現場に遭遇してしまったという。
田辺はホモであることを隠し、自分も水森の後をつけてきたと吉田に嘘を伝える。

平松が絶頂を迎えようとしているその横で悔しがる田辺と吉田。
平松の一物をめちゃくちゃにしてやりたいとつぶやく吉田の言葉で、田辺は宿直室に泊まりこむ平松を襲うことを思いつく。
吉田もその計画に賛同し、二人は夜を心待ちにするのであった。



その夜、宿直室に忍び込んだ二人は、風呂上がりの平松を襲い、全裸のまま縛り上げてしまう

何のつもりだと問う平松に、田辺は憧れの水森に屋上で不純な行為を強要したことが理由だと伝えるが、何故か平松は鼻で笑うのだった。

逆上して平松の一物をしごき始める田辺だったが、そのあまりの巨大さに興奮を抑えきれず、建前も忘れてフェラチオを始めてしまう。
その姿を見ていた吉田も、自分もずっと平松が好きだったと泣きだしてしまうのだった。やっぱりな。

2人がホモだと知った平松は態度を一変させ、自分もホモだと宣言し、高圧的な態度で縄を解くことと全裸になることを要求する。
その勢いに逆らえずに、2人は平松の縄を解いてしまい、全裸になってしまうのだった。

平松は自分の一物を2人にぶち込むことを宣言するが、あまりの巨大さに恐れをなした2人は、平松のオナニーを手伝うことを提案する。

平松もその提案に乗り、田辺に一物をしごかせ、吉田の手をアヌスに突っ込ませるのであった。

体育教師としての理性もかなぐり捨てて、成熟した男の激情をおしげもなくさらけだす平松の前に、2人の少年も興奮を抑えきれなくなっていった。
少年達の拙い行為に興奮した平松も、その欲望を己の身体に向けて吐き出すのであった。

久しぶりに興奮したと語る平松は、今度こそお前たちの番だと2人を煽る。
恐れおののく2人だったが、平松は優しい笑顔で冗談だと2人を抱きしめるのであった。

自分が宿直の日はいつでも兄キと思って遊びに来い、と語る平松に、2人は泣きながら、水森という女の恋人がいる平松の裸を見るためにはこうするしかなかったと謝罪する。

そんな2人に、平松は笑って水森の秘密を教えるのであった。

…なんと、水森は整形で胸だけボインにした男性であったのである。



■登場人物

  • 田辺(たなべ)
主人公。中学二年生。ホモ。
憧れの平松の後を追ってきたら、フェラチオ現場に遭遇するというエロゲ主人公も真っ青なフラグ建築ぶりを発揮する。

【名セリフ】
「オレたち宿直室にしのびこんであいつを裸にひんむいてなぶりものにしちまうのさ」
「平松先生、ぼくたちのリンチを受けていただきます」
「もうがまんできない。バレたっていいや!オレは平松先生が好きなんだ!」
「オレたちホモだからこうでもしなくちゃ大好きな平松先生のはだかを見られないと思ったんだ」

  • 吉田(よしだ)
田辺の同級生。中学二年生。
水森のことが好き…というのは真っ赤なウソで、平松のことが好きなかくれホモ。

【名セリフ】
「くやしいなァ、あいつのチンポをメチャメチャにしてやりたいよ」
「た、田辺くん、すごく大きくなってきた……」
「オレだってずっと前から平松先生がすきだったんだよォ」

  • 平松良介(ひらまつ りょうすけ)
都立中学の体育教師。逞しい肉体と端正な顔立ちで女学生の憧れの的だが、当然のごとくホモ。
水森は学生時代からの恋人。
中学生の手を難なく受け入れるガバガバのケツの穴の持ち主。
作中のセリフや行動からタチ(攻め)もネコ(受け)も可能だと思われる。

【名セリフ】
「驚くな、俺のケツの穴はな、おまえらぐらいの手ならはいっちまうんだ!」
「いいぞ二人とも、もっともっといじめぬけ!」
「冗談だよ、きみらみたいな子どもにそんなひどいことやるわけないだろう。宿直室侵入のおしおきに驚かしただけさ」

  • 水森由加(みずもり ゆか)
学校一の美人教師で、平松の恋人。担当教科は不明。
平松とは大学時代から同棲している。
スタイル抜群の巨乳だが、先述の通り、胸だけ整形した男性でやっぱりホモ。つまりはニューハーフでシーメール。
…現代ならともかく、80年代前半の都立中学でそんなことが可能なのかは不明。

【名セリフ】
「良介、好きよ。あなたのこれ、大好き!」
「このかたくて太くて美しいものは私だけのものよ」



追記・修正は宿直室を襲った人にお願いします。


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最終更新:2022年08月20日 08:57

*1 会社・工場・学校などで、勤務者が夜の警備のために泊まり込む部屋。21世紀現在では、警備会社に機械警備を委託するのが一般的になっているため、ほとんど見られない。というか、本作が執筆された80年代前半には学校現場では廃止されていた。