BOY+愛2

登録日:2014/04/25 Sat 16:23:00
更新日:2023/06/08 Thu 01:22:04
所要時間:約 3 分で読めます




※WARNING※
この項目はホモエロネタです。
加えて今回は少年愛も取り扱っているので、耐性のない方、18歳未満の方、少年の醍醐味が理解できないノンケは今すぐブラウザバックしてください。






山川純一のホモ漫画。単行本『ワクワクBOY』の描き下ろし作品。
後に復刻された『ウホッ!! いい男たち~ヤマジュン・パーフェクト』にも収録されている。
タイトルは「ボーイプラスあいのじじょう」と読む。


■あらすじ

とある小学校に勤務する若き体育教師・富岡健二
ホモにして少年愛者である彼だが、そのような性癖を持つに至ったのには理由があった。

時は富岡が小学5年生の時に遡る。
日直当番で遅くまで学校に残っていた彼は、誰もいない教室で教頭と若い体育教師のY先生(仮名)が激しく求め合う姿を目撃してしまった。
行為が終わり、教頭が退室した後も一人自慰に及ぶY先生。その様を食い入るように見つめる富岡だが、お約束通り音を立ててしまい、見つかってしまう。

しかしY先生は怯える富岡に自分が射精するところを見せ、ホモ・セックスを教えた。富岡も次第に、Y先生に抱かれる事に喜びと快楽を感じるようになる。
2人は暇さえあれば屋上に上がり、互いを貪りあった。

だがそれも長くは続かなかった。
ある時を境に、Y先生が富岡ではなく、富岡と同学年の転校生に乗り換えてしまったのだ。
富岡はY先生に事情を質すが、返ってきた答えは
「富岡の肛門が緩んできたので魅力が失せた」
という信じがたいものだった。
そしてさらに、富岡はあれほど自分とY先生が求め合った屋上で、Y先生と転校生が肌を重ねる様を見てしまう。


富岡の怒りと絶望は頂点に達した。


数日後、Y先生があの屋上から飛び降り自殺するという事故が起こった。そして転校生も、最愛の恋人を喪った事で心を閉ざしてしまう。
何故かY先生が死んだ前後の記憶は欠落しているものの、その様子を見た富岡の心はどす黒い喜びに満たされていったという。



――時は戻り現在。
富岡はY先生の後を追うかのように小学校教師となり、少年愛のパートナーを見つけた。
しかし富岡も「肛門が緩んできている」現在のパートナーに飽きを感じていた。

何故、Y先生は自分を捨てたのか。富岡は少年愛者になって初めて、その答えに気づいたのだった。


■登場人物

  • 富岡健二(とみおか けんじ)
小学校教師。23歳。
理由は不明だが何者かに手紙を宛てているらしく、本編はその手紙の内容を映す形で展開される。
妙に爽やかな「いい男」ぞろいのヤマジュン作品では珍しく闇を抱えた男。*1

【名セリフ】
「ま、時効でもあるしいいか…」
「思えば小学校の教師というのは、少年愛者にとっては天国かも知れないね。好みの少年がよりどりみどりなんだから」
「少年愛の良さは、少年たちのやぶれそうにか弱い肛門を細心かつ大胆に攻撃する醍醐味にある。ゆるみきった肛門には何ら魅力を感じないのだ」

  • Y先生
小学校教師。
ホモにして少年愛者。イニシャルは同じだが山川先生風紀の山田先生も恐らく関係ない。
富岡を捨てたために殺されたらしい事が示唆されている。

  • 転校生
富岡と同学年の生徒。
Y先生の死を受けて「自閉症的な状態」*2になってしまった。ある意味一番の被害者と言えるが、彼が今どうしているのかは不明。

  • 富岡の教え子
扉絵とラストで富岡とホモ・セックスに及んでいる少年。掘ってもらうのを目当てに塾をサボってまで富岡の家に来るスキモノのガキ。
本人は全く気づいていないが、富岡には飽きられつつある。もし富岡から捨てられた時、彼はどのような行動をとるのだろうか。

【名セリフ】
「そんなことよりさ、早くやろうよ」



追記・修正は少年の醍醐味を知る人にお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

最終更新:2023年06月08日 01:22

*1 あとは男狩りのモヒカン男こと日高良司や死のロンド -オオカミと羊-の高見沢幸司くらいか。日高は23センチを誇る巨チン故に誰にも相手されない鬱屈を爆発させた末、夜な夜な男を強姦しては失血死に追いやる連続殺人鬼に堕ち、高見沢は少年期の経験から少年愛者となり、少年を掘る願望を抱いていた。

*2 本来の意味とは異なり、文字通り「心を閉ざした」状態。本作が執筆された80年代当時はこのような誤用が一般的だった。