僕の性活論

登録日:2014/04/29 Mon 14:55:00
更新日:2021/12/21 Tue 01:17:04
所要時間:約 3 分で読めます




※WARNING※
この項目はホモエロネタです。
耐性のない方、18歳未満の方、「性病なんか怖くねぇ!」という豪気なノンケは今すぐブラウザバックしてください。





山川純一のホモ漫画。単行本『ワクワクBOY』の描き下ろし作品。
後に復刻された『ウホッ!! いい男たち~ヤマジュン・パーフェクト』にも収録されている。
当時社会問題として認知が広まりつつあったエイズ*1に着目した作品。



■あらすじ

高校教師・道下高司。同性愛者である彼は、昨今流行しているエイズを恐れて、恋人を作る事もホモ・セックスに及ぶ事もできずにいた。

欲求不満の中、道下は今まで肌を重ねた男たちの思い出を回想する。

教育実習先の中学生3人組、臨海学校先で出会った漁師、サウナで知り合ったアメリカ人、そして、真の恋人といえた先輩教師のKさん

過去を思う内、自分から愛と成長を重ねるチャンスを、そして人と人との絆をも奪い去っていくエイズへの憎悪を募らせていく道下。
だが、飼い猫が自分の傍に寄り添ってきた時、彼は「性欲の捌け口にするだけなら、人間の代わりになる物は周りにいくらでもある」事に気づいた……。



■登場人物

  • 道下高司(みちした こうじ)
都内の高校に勤務する体育教師。道下正樹との関係は不明。
『薔薇族』の愛読者で、猫を飼っている。ブリーフ派。腋毛の処理はしていない。
攻めも受けもできるリバ可な上スカトロ、フィストファック、青カンなどの過激なプレイにもふけってきた器用なホモ。

【名セリフ】
「俺は何もしないでよかった。ただセックスの好奇心の旺盛な彼らの前に裸体をさらすだけで、快感を得られるのだ」
「彼と過ごした3日間は生徒のことを忘れた。だめな教師だったね」
「彼らとの出会いは、俺という男をひとまわり大きくさせたような気がする」
「考えてみればエイズばやりの昨今、危険を冒して人間とセックスしなくてもそこいらに代用品はいっぱいあるのだ!そこのところを皆さんも熟考してみてはいかがですか?――なんちゃってね!」

  • 中学生3人組
教育実習先で知り合った、男に興味があって道下の股間をチラチラ見ていた少年たち。
道下が実習を終えるまでの間、体育教官室で熱い愛の日々(4P)を過ごした。

  • 漁師
高校の臨海学校で知り合った青年。道下も惚れ惚れする逞しい肉体の持ち主。漁師らしく白ふんどし。
ノンケか否かは不明だが、3日に渡って海の中で道下と愛を交わした。

  • アメリカ人の男
サウナで知り合った男。白人らしい迫力ある筋肉と巨根の持ち主だが、以外にも受け身専門。
道下とはフィストファックやスカトロなど、数々の変態プレイを行った。

【名セリフ】
「コージ…コックもいっしょに入れて……」
「アオオオーッ!!」

  • Kさん(仮名)
道下の先輩教師。体育教師らしい見事な肉体を持つ。
道下は、愛の形は一つだけではない事(浣腸や浴尿など、プレイ的な意味で)を教わった、真の意味で「兄貴」と呼べる存在だったと述懐している。
そのセックスはまさに野獣のようだったとのこと。
バイセクシャルで、現在は結婚し九州の実家に帰っている。

【名セリフ】
「何だこれぐらいで!まだ序の口じゃないか!」
「よしッ、思いきり出ししちまえッ!」

  • 道下の飼い猫
雄なのか雌なのかははっきりしない。
逆転の発想を思いついた道下に狙われているが、その事に気づいているのか…?
なお、獣姦には感染症の恐れがあるのでできるだけ気を付けてやろう、な!


追記・修正は正しいエイズの知識を得てからお願いします。

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最終更新:2021年12月21日 01:17

*1 80年代当時は偏見が非常に強く、「ゲイの病」などと蔑まれていた。