先に限定記事で詳細をご報告しておりましたが、娘がピアノコンクールの本選で部門最優秀賞を頂きました
これで大学受験(AO)の志願理由書に記載する課外活動の記録はバッチリです
(志願理由と関係のない課外活動は得点にならないようなので、志望動機と関連付ける予定です)
頂いた講評をまとめてみました。
(■は良い点、■は注意点)
【シンフォニア11番(バッハ)】
・安定感のあるテンポでタッチもよく揃っていた。
・音楽の抑揚が自然でしなやかさも出ていた。
・ハーモニーのうつろいがきれい。
・表現が少し平面的なので、バランスを取りながら抑揚をつける。
・凸凹に聞こえやすいモチーフなので、もっと滑らかに。
・少しゴツゴツしたタッチが柔らかくなるとより良い。
【森のざわめき(リスト)】
・細やかな音型を丁寧に、そして確実に弾いていた。
・浅いペダルを綺麗に踏み変えてスタートしていた。
・響きが美しくメロディーラインもきれい。
・一段と華やかな所は派手に鳴らしたい。少し大人しかったかな?
・表情が薄くならないように、クライマックスまで体の使い方を意識して激しさまで探ってみて。
・様々な要素で彩りを表現できるよう、タッチや手指、体の使い方を研究してみて。
全く講評に書かれている通りで、特に身体の使い方は自覚しており、引き続き課題です。
バッハの凹凸については所々上から叩いているところが見受けられて、そのうち注意しようと思いながらすっかり忘れていました
弾いている途中で言うとキレられるので、終わったら言おうと思っているうちに別の事に気を取られて忘れてしまう…の繰り返し
リストは娘比ではまあまあ頑張った方なのですが、やはり自分を100%出し切ることはできず、(大先生が仰るところの)「ストッパーがかかった状態」からは完全に脱し切れなかったと思います。
でもまあ、1位は取れたので良かった
特別レッスンで指摘された事項
については大分修正できたと思うのですが、上記のとおり「思い切り」がちょっぴり足りなかったようです。
でも、それも娘の持ち味なのかな
「響きの美しさ」を保ちながら「激しさ」を表現するギリギリのところを探っているのかなという気がします。
前日のレッスンでは、『森のざわめき』のクライマックスでは遠くまで音を響かせるためにペダルを踏み換えすぎないよう注意されたのですが、それが良かったのかもしれないと本人は申しておりました
リストは前半2音くらいのミスタッチと1箇所一瞬の弾き直しがありましたが、幸い流れは止まることなく最後まで弾き切ることができました。
終了後の講評で審査委員長の先生が
「中上級になると楽曲の難易度が高くなり、どうしてもミスは出てきます。
ミスをしない事に囚われてしまうのではなく、ミスをしたときにどうリカバリーするかということも大事になってきます。」
というお話をされていて、全くそのとおりだなあと思いました。
(夫は「あれはうちの娘のことを褒めたに違いない
」と言っていましたが、多分みんなに言ったんだと思うよ...
)
点数は85点、85点、83点。
本選の日程、以前は上級部門は日曜日だったのですが今回は娘の参加部門は土曜日に割り振られました。
先生は当日他県でのレッスンを入れてしまっていて会場には来られなかったのですが、後でお電話を頂いた時に
「予選と違って本選では90点以上なんてまず出しませんから、十分良い評価だと思いますよ
」
と仰っていました。
結果は取り急ぎLINEでご報告したのですが、
「気になっていたのでレッスン中に通知を確認して、結果を知って思わず叫んでしまいました
」
とお返事を頂いて、笑ってしまいました
昨夜は娘が最初にお世話になっていたT先生(今の先生のお母様)からも激励のお電話を頂きました
「県内のコンクールとはいえ、最優秀賞というのはなかなか取れるものではないから
○○ちゃんは(場面緘黙で)お話はできないけれど、きっと安心できる場所ではお話もできると思うし、表現もしっかりできるのよね。
小さい時から好きな曲がはっきりしているし、自分の音楽を持っている子だと思っていたから、私も本当に嬉しいの
」
と、大変喜んでくださいました
小4でヴァイオリンを辞めることになった時に、ヴァイオリンの先生から
「そうやって頑なに話をしようとしないから、ヴァイオリンの感情表現も上手くできないんじゃないでしょうか。」
とネチネチ言われて娘がポロポロ涙を溢していた姿が忘れられず未だに根に持っている私ですが、当時その話をT先生にしたときに、
「○○先生はお若いから経験が少ないんでしょうけど、うちの教室にもそういう生徒さんは今まで何人かいらしたわよ。
中学生とか高校生になってから少しずつ話せるようになる子もいたし、心配しなくていいと思うわ
」
と慰めていただいたことを今でも感謝しています。
特別レッスンのK先生からも、娘が話さなくても済むように配慮していただいた上に
「私も中学生くらいまではレッスンでは全く話せなかったんですよ
でも、言葉なんて話せなくたって全然問題ないの。
私たちはピアノの音で気持ちを伝えられれればそれでいいんだから
」
と励ましていただき、私にも
「この子は良いものを持っているから。
自分の内面を出せるようになれば、伸びると思いますよ
」
と仰っていただいて、本当に救われました
レッスンでも、娘の性格を見抜いてなのか
ダメ出しをされることはほとんどなく、指摘は最小限で良い面を伸ばせるようにご指導くださっていると思います。
※ちなみに娘以外にも、レッスン中ほとんど話さない子は何人かいます。
お母様だけが一所懸命話していて、隣の部屋で聞き耳を立てながら「うちだけじゃないんだ」とホッとしたことも
娘は未だにピアノ教室では一言も話せませんが、中学校では普通に話せるようになりましたし、教室の先生方には本当に感謝しています
残念ながら音楽の道は選ばなかった娘ですが、今回の受賞で少しはご恩返しができたかな
(ちなみにヴァイオリン教室はその後生徒さん達と揉め事が起きて閉鎖したそうです。ザマアミロ
)
そういえば、ヴァイオリンを辞めるきっかけになったのは今回のコンクールだったのですよね。
本選とヴァイオリンの発表会が重なってしまい、ピアノの本選の方に出るので発表会は欠席しますと伝えたところ、露骨に不機嫌になられて
当時ピアノもヴァイオリンも5年目くらいでしたが、「そろそろどちらか選んだ方が良いと思います」と言われ、暗に辞めろということかと思いまして。
(他にも両方習っている子が少しいましたが、両方そこそこのレベルでできている子は小6くらいになるとみんなどちらか選ぶように言われると聞いていたので、一応覚悟は決めていました)
更に、事前に予選に通ったら発表会には出られないかもしれないという報告はしていて、結果が出たのも1ヶ月以上前だったのですが、「発表会前に辞めても参加費は半額頂きます」と言われ、もうこれはダメだと
ヴァイオリン教室では合宿などのイベントもあったのですが、不参加でも半額負担。
1ヶ月単位でお休みする時はお月謝も半額負担、それ以外のお休みは返金無し。
お金持ちなのに金の亡者みたいな母娘で、しかも滅私奉公を強要したり理不尽なことを言われるのでうんざりしていたんですよね
それに比べてピアノ教室では休止中のお月謝はありませんし(ただしレッスン枠の保証は無くなります)、事前に分かっていれば年間で調整したり、空きがあれば曜日の振り替えも可。
発表会では当日体調不良等でドタキャンした人には実費以外を返金していたくらい良心的です。
(一昨年規約ができて、当日のキャンセルは返金しないということになりましたが)
昔は何も言わなくてもそれぞれ相応の金額を包んでくるので、発表会費すら集めていなかったそうです
時代が変わって生徒側からの要望もあって会費を徴収し始めたのですが、今でも徴収金額は本当に最低限で驚きます。
発表会の会計係を何度かやりましたが、実費以外の経費なんて教室のピアノの調律代にしかならなくて(調律代に使うということも決算報告に明記してあります)、先生方の取り分はゼロ
準備だけでも何日も費やしているというのに。
先生方の生活が心配になるくらい...
習い事の先生への付け届けって批判されることも多いですが、こんな風に利他の精神で頑張ってくださっていることを知ると、せめて物でだけでも感謝の気持ちを表明したいなあと思います
さて、そこで今回は何をお渡ししようかと頭を悩ませております
例えばこれ、昔から一度食べてみたいと思っているのですが
まだまだ暑いのでチョコレート系は避けた方がいいかな…
これも食べてみたい

ついでに自分用にも注文して、お相伴するのが主目的です
副賞で頂いた金一封が吹っ飛びますが
泡銭は使い切るのが宜し
それではまた
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