2022
Mar
22
0
【杉並里子虐待死事件】 昨年七夕の日に出所した鈴池静さん 事件を語る
●深夜11時半に次女と一緒にサツマイモを食べ、胃から内容物も検出されたはずなのに 犯行時間が前倒しされてしまった
昨年、【杉並里子虐待死事件】について調べていたら、
逮捕時のニュース動画
本当に偶然、出所したばかりの鈴池静さんがラジオ番組に出演。事件についてお話ししていたんです。
これまでは、その内容を、私が簡単にまとめ、ブログに出してきました。
でもやはり、一部を切り取るのではなく、
初めからきちんと掲載することにしました。
なぜなら、私は、
鈴池さんを虐待をした犯人だと疑った方、
その中でも、周産期や小児医療に携わる方達に知って欲しいからです。
特に、里子が救急搬送された国立成育医療研究センターは、
警察が小学生に対し、
強引な取り調べをしていることを知っているんでしょうか?
私は、鈴池さんの次女が、脅しのような取り調べを受けたのは、
夜の11時半に、里子と一緒にサツマイモを食べたからじゃないかと思いました。
とにかく私には、警察を早い段階で介入させることが必ずしも良い結果をもたらすとは思えません。
少なくともこの事件の場合は、まず『SBS(Shaken Baby Syndrome)』による虐待ありきで科学的な検証から遠ざかってしまったんじゃないかと思います。
□ □
ーーーーこの番組は冤罪事件を扱っています。
警察、検察によって、いつの間にか犯人にされて、何年も服役させられてしまう、
色々な資料を読むと、この人が犯人じゃないって調べれば分かるだろうと思うんですけれど。
この人が犯人だったかのように、色々な証拠をでっち上げ、色々な証拠を紐付けしたりして、
ありもしない過去を作り上げてしまう、
こういうケースが最近増えているように思います。
本日は、遊魚静(ゆなしずか)の名前で、声優としても活躍されていた鈴池静さんがゲストです。
七夕に出所したばかりということでお帰りなさい。
もう慣れましたか?
【鈴池さん】
まだ慣れていません。新型コロナで、世の中がすっかり変わってしまったのと、街並みも変わってしまって。やはり10年は大きいと思いました。
ーーーーここで、鈴池さんの事件について、概略を説明します。
事件名は「杉並里子虐待死事件」。
静さんのご家庭は、旦那様、長女、次女、里子の女の子の5人家族。2009年から、里子を受け入れたそうです。
2010年の8月24日の早朝、次女が「ママ、きて、こんなところまで来ているよ」というので行ってみると、階段の下に仰向けて倒れていたそうです。
息をしているように見えなかったために、旦那さんが救急車をよんで人工呼吸をしました。しかし搬送先の病院で、死亡が確認されてしまったそうです。
病院が警察に通報したために、警察が病院までやってきて、静さんと旦那さんを別々に取り調べました。警察は静さんが暴行を加えて死亡させた、急性脳腫脹で死亡させたというストーリーを描いていったんです。
そして事件から約1年後の2011年8月20日に逮捕されます。
リカちゃんの声優だったということで、世間の関心を引いて大々的に報道されてしまいました。
しかしこの事件は、調べれば調べるほど、静さんの犯行とは言い切れない証拠ばかり。とても人を一人裁けるとは思えないんです。
静さんは、懲役9年の実刑判決を受け、先月の七夕に出所、まさに無実を訴える戦いをこれから、始めようとしています。
逮捕の時は、ヘリコプターまでやってきてすごい騒ぎだったそうですね?
【鈴池さん】
警察から事情聴取を受けて送ってもらったんですが、家の近くまで警察の車が入れないほど、近くの街道が渋滞していました。
『杉並里子虐待死事件』を報道する週刊誌

ーーーーその日まで、自分が疑われているという予感はあったんですか?
【鈴池さん】
全くありません。
ーーーーえっ、当日まで全くなし?
【鈴池さん】
はい。警察が疑っているとは思っていましたが、証拠もないですし、私の知人に探り回っても、誰も「ゆなさんがキレた」という人はいないだろうと思っていました。逮捕されるとは思いもしませんでした。
ーーーー冤罪に巻き込まれた人たちは、ええっ、自分が逮捕されるの!?って、皆、同じことを言いますね。青天の霹靂っていうかね。
【鈴池さん】
逮捕された日も、(自分が主催していた劇団の)劇団員から電話がかかってきて、
「ゆなさん、大変です!テレビつけてください」と言われて、
テレビをつけたら、本当に私の家が写っていて、
「鈴池静がまだ出てきません!」と放送していて
それで初めて家の外を見たら、カメラが一杯で、ドラマを観ているみたいでした。
ーーーーああ、そうですか。マスコミの報道もね、警察発表を鵜呑みにして「こいつが犯人だ!」とね。これも如何なものかと思いますね。
【鈴池さん】
本当にそうですね。それを元に、週刊誌がまた記事を書いてしまいますから。そうすると国民にも、どんどん、こいつが犯人だと思われていきますから、一年後の裁判員裁判に大きく響きますよね。
ーーーーそういう時に限って、人相の悪い写真を使うんですよね。
【鈴池さん】
そうそう、そうなんです。すごい悪い人、みたいな写真を使うんです(笑)
ーーーー事件から逮捕されるまでに、一年という時間があったんですが、その間に、警察の対応に変化はありましたか?
【鈴池さん】
はい、8月から最初の数ヶ月は普通だったんですが、11月に子どもが受験をするので、「事情聴取をお休みさせてください」と言ったら、
「お前が都合が悪いから困るんだろう」から始まって、その頃からだんだん私に対して「お前」というような態度になっていきました。
ーーーー取り調べをした刑事は何人ぐらいいたんですか?
【鈴池さん】
3人プラス、新人みたいな感じで、6人体制でした。
ーーーーそれぞれの役割が決まっているようでした?
【鈴池さん】
私の担当と、子どもたちの担当と両親や夫担当と分かれていました。
ーーーご家族に対する取り調べもかなり強引だったそうですね?
ご両親に対しては、「静さんと夜遅く飲んでいた」と答えると、「そんな時間まで3才の子どもを一人にして置けるわけがないでしょう」と決めつけたそうです。
はじめに申し上げますが、この、ご両親が何時まで静さんと飲んでいて、何時に自宅に帰宅したかということが重要になってくるんです。
それからお母様は、「真実を話しても、真実は調書にしてもらえなった」と訴えていたそうです。しかし、裁判所は、お母様の証言よりも、検察の作成した調書に、信用性があるとして採用してしまいました。
さらに当時、中学生だった次女に、昼から夜までたった一人で取り調べを受けて、「本当のことを言うまで帰さない」と脅されたということですね。
相当怖かったでしょうね。
【鈴池さん】
はい。中学生といっても、中学一年生になったばっかりで、事故が起きた時にはまだ小学生でした。検察からの「本当のことを言うまで帰さない」の、本当のこととは、検察が作ったストーリー通りのことを言わないと帰さない、と言う意味ですから、次女が言わない限り帰れないという意味だったんです。
警察の取り調べは、お母さんの言うことを聞かれて、次女がその時には「もう寝ていた」って言うと、
耳元で「嘘つき」とか、
名前を連呼されるとか、
足の脛を蹴られるとか、
暴力的な取り調べをずっと受けていました。
ーーーーええっ、小学生に対して、足のスネを蹴るんですか?
【鈴池さん】
はい。革靴で。
青アザを作って「今日、こんなことを言われてって」(いつも)泣いていたので、
湿布を貼ってあげていました。
ーーーーそれって、暴行ですよね。小学生にまでそんな取り調べをするなんて、ちょっと信じられませんね。拘留期間も長いですね。二泊三日を挟んで、約一年半。拘留中は、ひどい扱いや、自白の強要はありませんでしたか?
【鈴池さん】
それが不思議なことに、警察も検察も、私に対して、調書を取ろうとはしませんでした。
警察の取り調べで私が言われ続けたのは「君は無実を訴えているけれども、日本の裁判は、無実でも無罪にはならないんだ」ということを何百回も、言われ続けました。
「俺は、お前のために言ってやっている。ここでやってなくても、『私がやった、ごめんなさい、本当に悪かった』と言った方が、早く楽になるからだ。俺たちは、君のために言ってるんだ!」
でも、私はやってないので、そうは言わないじゃないですか?
こういう繰り返しだったので、酷いということはなかったんですが、
これを言われ続けて、長時間拘束はされました。
ーーーーでも、やってなければ反省もできないしね、反省しないと「反省の色がない」とまた言われますしね(苦笑)冤罪がご自身の身に降りかかるまで『冤罪』に関心がありましたか?
【鈴池さん】
全くありませんでした。
ーーーーそういうことが世の中にあるらしいということは、多少知っていましたか?
【鈴池さん】
私が早稲田大学大学院修士課程の時に授業を担当してくださっていた筑紫哲也先生が、
「最近観た映画の中で一番面白い」と、痴漢冤罪をテーマにした『それでも僕はやっていない』を勧めておられたので観たことがありました。
その時に、「痴漢冤罪というのは、確かに冤罪が起こりやすいなぁ」と思ったんですけれど、
私の中では、あくまでも「痴漢」冤罪だったので、
それ以外の事件についてはちょっと思いつきもしませんでした。
ーーーー普通はね、警察や検察がヤクザみたいなこと(「証拠のでっち上げや隠蔽」「自白の強要」「長時間に渡る強引な取り調べ」「未成年への暴力的な取り調べ」などのこと)
をしているとは思いませんからね。
【鈴池さん】
警察や検察を信じていました。
ーーーー証拠の隠蔽なども行われていたようです。
まず、当初杉並警察発表を取材した記者のメモには、
・犯行時間帯は深夜
・犯行方法は不明
・次女もいたが見ていないだろう
と書かれてしましたが、
警察は次女が静さんと一緒にいたことを知っていながら、
犯行時間帯を、里子と静さんしか家にいない時間に変えてしまいます。
さらに起訴状に書かれていた犯行時間は、
17時半から19時45分の間に前倒しされていました。
これが、冒頭で申し上げた、静さんの帰宅が、夜の8時を過ぎていると、検察の都合が悪くなってしまうということなんです。
記者の方のメモは、いつのものですか?
【鈴池さん】
これは逮捕レクチャーなんです。だから、おそらく杉並警察署の、ある程度の役席の方が発表しているものでしょう。だから、逮捕状と合わないと本当はおかしいですよね。でも、逮捕状には時間は書いていないんです。
ーーーーでも、裁判の中で、犯行時刻などが変えられるのは良くあることですからね、(検察は)都合が悪くなると、いろいろ変えるということをよくやっています。
【鈴池さん】
結局、検察は都合が悪いので、犯行時間帯を、すごく前倒しして、その時間なら私と、里子しかいない、という時間に持ってきたと思うんです。
ーーーー里子と静さんの間には、虐待の痕跡は一切なく、里子の衣類(保育園のプールの後に着替えたTシャツ)から旦那さん以外のB型男性の付着物が検出された、ということですね。
と、いうことは第三者による犯行も考えられるとお思いますが、静さんが突然キレて、里子の髪や耳と引っ張って、耳が裂けるほど振り回して脳挫傷を起こさせてしまったということになってしまいました。
しかし静さんはリウマチの持病があり、握力がとても弱く、体重13キロの女の子を振り回すということはとてもできない。不可能ということですね。
そして爪には、いつもネイルをつけていたのに、その成分が、里子の体から一切検出されなかったということです。
【鈴池さん】
はい。里子の髪や耳と引っ張って、耳が裂けるほど暴行したということになっていますが、(発見した時には)里子の耳はきれいで、爪跡もありませんでした。起訴状では、私は殴ったことになっているんですが、私の手には、誰かを殴ったような痕跡はありませんでした。
そのため裁判所は、「殴った」というところを、「打撃を加え」と、何かを使って殴ったことにして、懲役9年という判決になったんですが、かなり無理があると思います。
ーーーー耳が裂けるほど振り回すって簡単に言うけれど、耳だけ持って、全体重をかけるように振り回すんですか?引っ張り上げないと無理ですよね?
【鈴池さん】
ええ、リウマチの人が、こんなことができるなんて、とても思えないので。
ーーーーだって、手で耳を持ったって、滑っちゃいますものね。
それからもう一つ。B型男性のDNAは、どこからどんな感じものものが検出されたんですか?
【鈴池さん】
里子が、保育園のプールの後に着替えたTシャツについていたんです。判決では、裁判所は保育園には男児が数名いたので不思議ではないと無視されました。逆に、男児が数名しかいないんだから、本当にその男児のものなのか、裁判所にきちんと調査して欲しいですよ。
ーーーー次に移ります。
静さんの手には、殴った痕跡がなかったため、判決文では殴ったのではなく、打撃を加えたと修正されました。鋭利なもの以外の凶器を使って暴行したことになってしまいます。しかし一致する押収物は全くないそうですね。
【鈴池さん】
何もありませんし、裁判所に採用された法医学者の見解も、『鋭利な物以外の鈍体』という言い方で、特定してしなかったんです。なんだかわからないけれど、何かを使って、暴行したってことにされているんです。すごく適当ですよね。
せめて凶器が特定されていれば、自分が疑われても仕方がないと思えるんですけれど、一切、そういうものがありませんでした。
それから、先ほどのB型男性のDNAに話が戻ってしまうのですが、里子は、処女膜が破けていたんです。だからこのことを突き詰めれば、ここからも原因を特定できたかもしれないのに、一切無視。処女膜が破けていたということに関しては、救命医も法医学者も法廷で話していたのに、判決文は触れていませんでした。
ーーーーでも、検死をした方は、当然調べてはいるんでしょうね?
【鈴池さん】
はい。ただ、検死をした法医学者は「救命医もそう言っていたのでってそれで確認をとったから終わり」みたいな感じでした。
ーーーー救命医の方が、みゆきちゃんの胃の中から、深夜、犯行時間とされた、17時から19時45分よりもっとずっと遅い時間、深夜に食べた黄色いシチューのような物と大量の水が検出されたと鑑定しているのに、警察はこれを無視したーー
ーーー犯行時間は前倒しされてしまったそうですね?
【鈴池さん】
(成育の)救命医も、亡くなった里子の胃の中から、犯行時間とされた17時から19時45分より、ずっと遅い深夜に食べた「黄色いシチューのような物」と「大量の水」が検出されたと鑑定しているんです。
ーーーでも警察はそれを無視した?
【鈴池さん】
里子に食べさせたのは次女で、夜の11時半ごろでした。
(娘の)お友達が、おばあちゃんが送ってくれたサツマイモを家に持ってきてくれたので、受験勉強の合間に食べさせようと、蒸して冷蔵庫に入れておいたんです。
次女が食べていたら、里子が起きてきたので、二人で食べ、里子は、ミネラルウオーターもゴクゴク飲んでいたそうです。
夕食がけんちん汁だったので、具材が、ジャガイモとか、ニンジンがあったので、黄色いのは、そういった食材が胃の中に、残っていたからシチューだと思われたと、素人ながらに思いました。
ーーー消化されていないものが、胃の中に残っていたということは、夜中まで生きていたということですね?
【鈴池さん】
はい、11時半までは確実に生きていたんです。救命医は証言の時にも『その時に吐いたものは警察に提出しています』と言っていたのに、そんな証拠は(裁判には)出てこなかった。
ーーーー判決の時には無罪だと思っていたから、手ぶらで行ったんですって?
【鈴池さん】
実は判決が出た時釈放されていました。
弁護団からは「無罪確実です」と言われていたし、「これで普通の生活ができる」と思っていたので裁判所には、自分の車を運転し、手ぶらで行ったんです。
私は、「有罪、実刑9年」という判決を聴きながら、裁判員が能面のように、顔がぼうっとして見えました。
憎いとかではなく、「ああ、この人たちは自分のせいで、一人の人を牢獄に入れてしまったという悔いで生きていくことになるのでは」と思ったからです。
ーーー弁護団もびっくりした?
【鈴池さん】
弁護団の中に元裁判官がいらしたんです。
普段、弁護士として活動しておられるのではなく、冤罪事件の研究をされている方で、その先生は、有罪判決にあまりにもショックを受け、アル中になってしまったそうです。
今まで弁護士から、「99.9パーセント有罪にされ、裁判官たちの判断はおかしい」と言われ続けてきたけれど、自分は裁判官として、それはちゃんとした証拠が出ている裁判のことであって、検察側に裁判官がついているわけではないと先生はおっしゃっていました。
でも、明らかに何の証拠もないのに、実刑っていう判決が下りたときに、すごいショックだったみたいです。
昨年(2020)年に弁護士資格を取り下げ、残りの人生は教授一本でやっていくそうです。
私のところにも、丁寧なお手紙を送ってくださって、「今までのように、弁護団としては活動できないけれど、個人的には(再審請求を)応援します」と書いてありました。
ーーー袴田さんの死刑判決を書いた裁判官も、自責の念に駆られてアル中になったそうですからね。
【杉並里子虐待死事件に関する話題です】
『杉並里子女児虐待死事件』と『揺さぶられっ子症候群』 前編 事件を伝える報道を振り返る
『杉並里子女児虐待死事件』と『揺さぶられっ子症候群』 後編 都の『報告書』と『冤罪から救う会』の記録
『杉並区女児里子虐待死事件』と揺さぶられっ子症候群の『山内事件』 裁判長はどちらも同じ村山浩昭氏?
『杉並里子虐待死事件』 7月7日に出所した鈴池静さん ラジオ番組で冤罪を強く主張
『救児の人々』から10年 次々社会問題化する『精神医療の闇』 来年は『杉並里子虐待死事件』に再び火がつくか?
私と『杉並里子虐待死事件』「あなたは事件の関係者ですか?」という質問への回答
『山内事件』で無罪判決を下した村山浩昭裁判長は『杉並里子虐待死事件』で有罪判決を下していた
『杉並里子虐待死事件』は『緊急取調室』ではなく松本清張の『疑惑』なのでは?
『杉並里子虐待死事件』鈴池静さんがフジテレビを名誉毀損で訴え勝訴していた
『杉並里子虐待死事件』は、検証に力を入れない日本の虐待防止対策を象徴しているのでは?
松本清張『疑惑』の鬼塚球磨子と『杉並里子虐待死事件』の鈴池静さん
『杉並里子虐待死事件』 当時の週刊誌を探しに国立国会図書館へ ①
『杉並里子虐待死事件』 2010年、2011年 『週刊文春』と『女性セブン』は何を報じたか ②
『杉並里子虐待死事件』 2012年『週刊金曜日』に掲載された記事と奥山眞紀子医師 ③
『杉並里子虐待死事件』 2013年9月『冤罪ファイル 声優母の悲痛な叫び!』 検察御用達の鑑定医と杜撰なDNA鑑定 ④
『杉並里子虐待死事件』 2012年8月3日発売『週刊金曜日』 小宮純一氏の「実の母親損害賠償提訴へ」を読んで ⑤
『杉並里子虐待死事件』 2012年8月3日発売『週刊金曜日』 小宮純一氏の「実の母親損害賠償提訴へ」を読んで ⑥
【杉並里子虐待死事件】 再審に一歩近づくか? 脳神経外科医グループが「乳幼児の硬膜下血腫の3分の2は事故」と調査報告
【杉並里子虐待死事件】 虐待か事故かの検証は、『チャイルド・デス・レビュー(Child Death Review)』では無理でしょう
【杉並里子虐待死事件】 元裁判官の弁護士 懲役9年にショックを受けアル中に…
昨年、【杉並里子虐待死事件】について調べていたら、
逮捕時のニュース動画
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これまでは、その内容を、私が簡単にまとめ、ブログに出してきました。
でもやはり、一部を切り取るのではなく、
初めからきちんと掲載することにしました。
なぜなら、私は、
鈴池さんを虐待をした犯人だと疑った方、
その中でも、周産期や小児医療に携わる方達に知って欲しいからです。
特に、里子が救急搬送された国立成育医療研究センターは、
警察が小学生に対し、
強引な取り調べをしていることを知っているんでしょうか?
私は、鈴池さんの次女が、脅しのような取り調べを受けたのは、
夜の11時半に、里子と一緒にサツマイモを食べたからじゃないかと思いました。
とにかく私には、警察を早い段階で介入させることが必ずしも良い結果をもたらすとは思えません。
少なくともこの事件の場合は、まず『SBS(Shaken Baby Syndrome)』による虐待ありきで科学的な検証から遠ざかってしまったんじゃないかと思います。
□ □
ーーーーこの番組は冤罪事件を扱っています。
警察、検察によって、いつの間にか犯人にされて、何年も服役させられてしまう、
色々な資料を読むと、この人が犯人じゃないって調べれば分かるだろうと思うんですけれど。
この人が犯人だったかのように、色々な証拠をでっち上げ、色々な証拠を紐付けしたりして、
ありもしない過去を作り上げてしまう、
こういうケースが最近増えているように思います。
本日は、遊魚静(ゆなしずか)の名前で、声優としても活躍されていた鈴池静さんがゲストです。
七夕に出所したばかりということでお帰りなさい。
もう慣れましたか?
【鈴池さん】
まだ慣れていません。新型コロナで、世の中がすっかり変わってしまったのと、街並みも変わってしまって。やはり10年は大きいと思いました。
ーーーーここで、鈴池さんの事件について、概略を説明します。
事件名は「杉並里子虐待死事件」。
静さんのご家庭は、旦那様、長女、次女、里子の女の子の5人家族。2009年から、里子を受け入れたそうです。
2010年の8月24日の早朝、次女が「ママ、きて、こんなところまで来ているよ」というので行ってみると、階段の下に仰向けて倒れていたそうです。
息をしているように見えなかったために、旦那さんが救急車をよんで人工呼吸をしました。しかし搬送先の病院で、死亡が確認されてしまったそうです。
病院が警察に通報したために、警察が病院までやってきて、静さんと旦那さんを別々に取り調べました。警察は静さんが暴行を加えて死亡させた、急性脳腫脹で死亡させたというストーリーを描いていったんです。
そして事件から約1年後の2011年8月20日に逮捕されます。
リカちゃんの声優だったということで、世間の関心を引いて大々的に報道されてしまいました。
しかしこの事件は、調べれば調べるほど、静さんの犯行とは言い切れない証拠ばかり。とても人を一人裁けるとは思えないんです。
静さんは、懲役9年の実刑判決を受け、先月の七夕に出所、まさに無実を訴える戦いをこれから、始めようとしています。
逮捕の時は、ヘリコプターまでやってきてすごい騒ぎだったそうですね?
【鈴池さん】
警察から事情聴取を受けて送ってもらったんですが、家の近くまで警察の車が入れないほど、近くの街道が渋滞していました。
『杉並里子虐待死事件』を報道する週刊誌
ーーーーその日まで、自分が疑われているという予感はあったんですか?
【鈴池さん】
全くありません。
ーーーーえっ、当日まで全くなし?
【鈴池さん】
はい。警察が疑っているとは思っていましたが、証拠もないですし、私の知人に探り回っても、誰も「ゆなさんがキレた」という人はいないだろうと思っていました。逮捕されるとは思いもしませんでした。
ーーーー冤罪に巻き込まれた人たちは、ええっ、自分が逮捕されるの!?って、皆、同じことを言いますね。青天の霹靂っていうかね。
【鈴池さん】
逮捕された日も、(自分が主催していた劇団の)劇団員から電話がかかってきて、
「ゆなさん、大変です!テレビつけてください」と言われて、
テレビをつけたら、本当に私の家が写っていて、
「鈴池静がまだ出てきません!」と放送していて
それで初めて家の外を見たら、カメラが一杯で、ドラマを観ているみたいでした。
ーーーーああ、そうですか。マスコミの報道もね、警察発表を鵜呑みにして「こいつが犯人だ!」とね。これも如何なものかと思いますね。
【鈴池さん】
本当にそうですね。それを元に、週刊誌がまた記事を書いてしまいますから。そうすると国民にも、どんどん、こいつが犯人だと思われていきますから、一年後の裁判員裁判に大きく響きますよね。
ーーーーそういう時に限って、人相の悪い写真を使うんですよね。
【鈴池さん】
そうそう、そうなんです。すごい悪い人、みたいな写真を使うんです(笑)
ーーーー事件から逮捕されるまでに、一年という時間があったんですが、その間に、警察の対応に変化はありましたか?
【鈴池さん】
はい、8月から最初の数ヶ月は普通だったんですが、11月に子どもが受験をするので、「事情聴取をお休みさせてください」と言ったら、
「お前が都合が悪いから困るんだろう」から始まって、その頃からだんだん私に対して「お前」というような態度になっていきました。
ーーーー取り調べをした刑事は何人ぐらいいたんですか?
【鈴池さん】
3人プラス、新人みたいな感じで、6人体制でした。
ーーーーそれぞれの役割が決まっているようでした?
【鈴池さん】
私の担当と、子どもたちの担当と両親や夫担当と分かれていました。
ーーーご家族に対する取り調べもかなり強引だったそうですね?
ご両親に対しては、「静さんと夜遅く飲んでいた」と答えると、「そんな時間まで3才の子どもを一人にして置けるわけがないでしょう」と決めつけたそうです。
はじめに申し上げますが、この、ご両親が何時まで静さんと飲んでいて、何時に自宅に帰宅したかということが重要になってくるんです。
それからお母様は、「真実を話しても、真実は調書にしてもらえなった」と訴えていたそうです。しかし、裁判所は、お母様の証言よりも、検察の作成した調書に、信用性があるとして採用してしまいました。
さらに当時、中学生だった次女に、昼から夜までたった一人で取り調べを受けて、「本当のことを言うまで帰さない」と脅されたということですね。
相当怖かったでしょうね。
【鈴池さん】
はい。中学生といっても、中学一年生になったばっかりで、事故が起きた時にはまだ小学生でした。検察からの「本当のことを言うまで帰さない」の、本当のこととは、検察が作ったストーリー通りのことを言わないと帰さない、と言う意味ですから、次女が言わない限り帰れないという意味だったんです。
警察の取り調べは、お母さんの言うことを聞かれて、次女がその時には「もう寝ていた」って言うと、
耳元で「嘘つき」とか、
名前を連呼されるとか、
足の脛を蹴られるとか、
暴力的な取り調べをずっと受けていました。
ーーーーええっ、小学生に対して、足のスネを蹴るんですか?
【鈴池さん】
はい。革靴で。
青アザを作って「今日、こんなことを言われてって」(いつも)泣いていたので、
湿布を貼ってあげていました。
ーーーーそれって、暴行ですよね。小学生にまでそんな取り調べをするなんて、ちょっと信じられませんね。拘留期間も長いですね。二泊三日を挟んで、約一年半。拘留中は、ひどい扱いや、自白の強要はありませんでしたか?
【鈴池さん】
それが不思議なことに、警察も検察も、私に対して、調書を取ろうとはしませんでした。
警察の取り調べで私が言われ続けたのは「君は無実を訴えているけれども、日本の裁判は、無実でも無罪にはならないんだ」ということを何百回も、言われ続けました。
「俺は、お前のために言ってやっている。ここでやってなくても、『私がやった、ごめんなさい、本当に悪かった』と言った方が、早く楽になるからだ。俺たちは、君のために言ってるんだ!」
でも、私はやってないので、そうは言わないじゃないですか?
こういう繰り返しだったので、酷いということはなかったんですが、
これを言われ続けて、長時間拘束はされました。
ーーーーでも、やってなければ反省もできないしね、反省しないと「反省の色がない」とまた言われますしね(苦笑)冤罪がご自身の身に降りかかるまで『冤罪』に関心がありましたか?
【鈴池さん】
全くありませんでした。
ーーーーそういうことが世の中にあるらしいということは、多少知っていましたか?
【鈴池さん】
私が早稲田大学大学院修士課程の時に授業を担当してくださっていた筑紫哲也先生が、
「最近観た映画の中で一番面白い」と、痴漢冤罪をテーマにした『それでも僕はやっていない』を勧めておられたので観たことがありました。
その時に、「痴漢冤罪というのは、確かに冤罪が起こりやすいなぁ」と思ったんですけれど、
私の中では、あくまでも「痴漢」冤罪だったので、
それ以外の事件についてはちょっと思いつきもしませんでした。
ーーーー普通はね、警察や検察がヤクザみたいなこと(「証拠のでっち上げや隠蔽」「自白の強要」「長時間に渡る強引な取り調べ」「未成年への暴力的な取り調べ」などのこと)
をしているとは思いませんからね。
【鈴池さん】
警察や検察を信じていました。
ーーーー証拠の隠蔽なども行われていたようです。
まず、当初杉並警察発表を取材した記者のメモには、
・犯行時間帯は深夜
・犯行方法は不明
・次女もいたが見ていないだろう
と書かれてしましたが、
警察は次女が静さんと一緒にいたことを知っていながら、
犯行時間帯を、里子と静さんしか家にいない時間に変えてしまいます。
さらに起訴状に書かれていた犯行時間は、
17時半から19時45分の間に前倒しされていました。
これが、冒頭で申し上げた、静さんの帰宅が、夜の8時を過ぎていると、検察の都合が悪くなってしまうということなんです。
記者の方のメモは、いつのものですか?
【鈴池さん】
これは逮捕レクチャーなんです。だから、おそらく杉並警察署の、ある程度の役席の方が発表しているものでしょう。だから、逮捕状と合わないと本当はおかしいですよね。でも、逮捕状には時間は書いていないんです。
ーーーーでも、裁判の中で、犯行時刻などが変えられるのは良くあることですからね、(検察は)都合が悪くなると、いろいろ変えるということをよくやっています。
【鈴池さん】
結局、検察は都合が悪いので、犯行時間帯を、すごく前倒しして、その時間なら私と、里子しかいない、という時間に持ってきたと思うんです。
ーーーー里子と静さんの間には、虐待の痕跡は一切なく、里子の衣類(保育園のプールの後に着替えたTシャツ)から旦那さん以外のB型男性の付着物が検出された、ということですね。
と、いうことは第三者による犯行も考えられるとお思いますが、静さんが突然キレて、里子の髪や耳と引っ張って、耳が裂けるほど振り回して脳挫傷を起こさせてしまったということになってしまいました。
しかし静さんはリウマチの持病があり、握力がとても弱く、体重13キロの女の子を振り回すということはとてもできない。不可能ということですね。
そして爪には、いつもネイルをつけていたのに、その成分が、里子の体から一切検出されなかったということです。
【鈴池さん】
はい。里子の髪や耳と引っ張って、耳が裂けるほど暴行したということになっていますが、(発見した時には)里子の耳はきれいで、爪跡もありませんでした。起訴状では、私は殴ったことになっているんですが、私の手には、誰かを殴ったような痕跡はありませんでした。
そのため裁判所は、「殴った」というところを、「打撃を加え」と、何かを使って殴ったことにして、懲役9年という判決になったんですが、かなり無理があると思います。
ーーーー耳が裂けるほど振り回すって簡単に言うけれど、耳だけ持って、全体重をかけるように振り回すんですか?引っ張り上げないと無理ですよね?
【鈴池さん】
ええ、リウマチの人が、こんなことができるなんて、とても思えないので。
ーーーーだって、手で耳を持ったって、滑っちゃいますものね。
それからもう一つ。B型男性のDNAは、どこからどんな感じものものが検出されたんですか?
【鈴池さん】
里子が、保育園のプールの後に着替えたTシャツについていたんです。判決では、裁判所は保育園には男児が数名いたので不思議ではないと無視されました。逆に、男児が数名しかいないんだから、本当にその男児のものなのか、裁判所にきちんと調査して欲しいですよ。
ーーーー次に移ります。
静さんの手には、殴った痕跡がなかったため、判決文では殴ったのではなく、打撃を加えたと修正されました。鋭利なもの以外の凶器を使って暴行したことになってしまいます。しかし一致する押収物は全くないそうですね。
【鈴池さん】
何もありませんし、裁判所に採用された法医学者の見解も、『鋭利な物以外の鈍体』という言い方で、特定してしなかったんです。なんだかわからないけれど、何かを使って、暴行したってことにされているんです。すごく適当ですよね。
せめて凶器が特定されていれば、自分が疑われても仕方がないと思えるんですけれど、一切、そういうものがありませんでした。
それから、先ほどのB型男性のDNAに話が戻ってしまうのですが、里子は、処女膜が破けていたんです。だからこのことを突き詰めれば、ここからも原因を特定できたかもしれないのに、一切無視。処女膜が破けていたということに関しては、救命医も法医学者も法廷で話していたのに、判決文は触れていませんでした。
ーーーーでも、検死をした方は、当然調べてはいるんでしょうね?
【鈴池さん】
はい。ただ、検死をした法医学者は「救命医もそう言っていたのでってそれで確認をとったから終わり」みたいな感じでした。
ーーーー救命医の方が、みゆきちゃんの胃の中から、深夜、犯行時間とされた、17時から19時45分よりもっとずっと遅い時間、深夜に食べた黄色いシチューのような物と大量の水が検出されたと鑑定しているのに、警察はこれを無視したーー
ーーー犯行時間は前倒しされてしまったそうですね?
【鈴池さん】
(成育の)救命医も、亡くなった里子の胃の中から、犯行時間とされた17時から19時45分より、ずっと遅い深夜に食べた「黄色いシチューのような物」と「大量の水」が検出されたと鑑定しているんです。
ーーーでも警察はそれを無視した?
【鈴池さん】
里子に食べさせたのは次女で、夜の11時半ごろでした。
(娘の)お友達が、おばあちゃんが送ってくれたサツマイモを家に持ってきてくれたので、受験勉強の合間に食べさせようと、蒸して冷蔵庫に入れておいたんです。
次女が食べていたら、里子が起きてきたので、二人で食べ、里子は、ミネラルウオーターもゴクゴク飲んでいたそうです。
夕食がけんちん汁だったので、具材が、ジャガイモとか、ニンジンがあったので、黄色いのは、そういった食材が胃の中に、残っていたからシチューだと思われたと、素人ながらに思いました。
ーーー消化されていないものが、胃の中に残っていたということは、夜中まで生きていたということですね?
【鈴池さん】
はい、11時半までは確実に生きていたんです。救命医は証言の時にも『その時に吐いたものは警察に提出しています』と言っていたのに、そんな証拠は(裁判には)出てこなかった。
ーーーー判決の時には無罪だと思っていたから、手ぶらで行ったんですって?
【鈴池さん】
実は判決が出た時釈放されていました。
弁護団からは「無罪確実です」と言われていたし、「これで普通の生活ができる」と思っていたので裁判所には、自分の車を運転し、手ぶらで行ったんです。
私は、「有罪、実刑9年」という判決を聴きながら、裁判員が能面のように、顔がぼうっとして見えました。
憎いとかではなく、「ああ、この人たちは自分のせいで、一人の人を牢獄に入れてしまったという悔いで生きていくことになるのでは」と思ったからです。
ーーー弁護団もびっくりした?
【鈴池さん】
弁護団の中に元裁判官がいらしたんです。
普段、弁護士として活動しておられるのではなく、冤罪事件の研究をされている方で、その先生は、有罪判決にあまりにもショックを受け、アル中になってしまったそうです。
今まで弁護士から、「99.9パーセント有罪にされ、裁判官たちの判断はおかしい」と言われ続けてきたけれど、自分は裁判官として、それはちゃんとした証拠が出ている裁判のことであって、検察側に裁判官がついているわけではないと先生はおっしゃっていました。
でも、明らかに何の証拠もないのに、実刑っていう判決が下りたときに、すごいショックだったみたいです。
昨年(2020)年に弁護士資格を取り下げ、残りの人生は教授一本でやっていくそうです。
私のところにも、丁寧なお手紙を送ってくださって、「今までのように、弁護団としては活動できないけれど、個人的には(再審請求を)応援します」と書いてありました。
ーーー袴田さんの死刑判決を書いた裁判官も、自責の念に駆られてアル中になったそうですからね。
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