今回は、合同酒精が出したハイボール缶、スコッチウイスキーハイボールを飲んでみます。

モルト100%は本当か?


スコッチウイスキーハイボールはファミマブランドではないものの、ファミリーマート限定の商品になります。
このスコッチウイスキーハイボールでは、モルト100%を謳っていて、スコットランド産だと言うことが原材料名にも記載されています。

しかし、合同酒精といえば地雷ウイスキーで有名な香薫があり、正直信用はできません。
価格も198円というのも、モルト元首だけで構成されているにしては安すぎます。

テイスティング

_DSC7519_01


今回は、ファミリーマートのPB、ファミマルから出ているスモーキーハイボールと飲み比べてみます。
こちらの製造元は、いわくつきの南アルプスワインアンドビバレッジ、こちらはブレンデッドウイスキーベースとなっています。

まず合同酒精の方は、樽からのウッディな香りが強めで、後からリンゴ、カラメルの香りが追いかけます。
味わいは、苦みがそこそこ感じられるものの、後から甘みがついてきます。

一方でファミマルの方は、マスカットと青リンゴのフレッシュな香りの後、人工甘味料の不自然な香りが続きます。また、スモーキーな香りはあまり感じられず、名前負けの印象です。
味わいも、人工甘味料の持つえぐみを持つ甘さが主体で、軽く酸味も追いかけてきます。

未熟なモルト原酒だとわかるレベル


さすがにハイボールとして作っているため、アルコール感が少ないものの、樽自体の木の香りが強く、熟成感が少ないのがよくわかります。
いわば3年も熟成していないニューメイクの原酒を輸入したと思われます。
地雷ウイスキーで有名な合同酒精ならこの程度、というレベルです。

350mL、アルコール度数7度、価格が198円ですので、特別お得感もなく、ガッカリ感が強いです。
一方でファミマルのハイボール缶はアルコール度数8度で158円なので、コストパフォーマンスの点から見てもファミマルの方に軍配が上がります。

<個人的評価>

  • 香り D: 樽からの木の香りが強く、癖が強い
  • 味わい C: 多少の甘みがあり、しつこくはない
  • 総評 D: 高級感を狙ってのものだろうが、チープさが目立つ