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「COVID-19が直接の原因で死亡した人は1人もいないと大臣が答えた」は誤り

「新型コロナが直接の原因で死亡した人は1人もいないと大臣が答えた」は誤り。厚労省に問い合わせたら「大臣が会見で『直接の原因で死亡した人は1人もいない』と答えた」と回答があったというもの。誰が誰に(どの部門に)問い合わせたかわからない信憑性が無いもの。

敢えてチェックするなら以下の通り。

提示された大臣の会見に該当する発言はない。
【R2/9/15加藤大臣会見】
https://www.mhlw.go.jp/stf/kaiken/daijin/0000194708_00276.html

死亡診断書に記載される死因には「直接死因」と「原死因」がある。死因についての専門知識が乏しい人が、厚労省の回答者が使った「直接死」という言葉を誤解して拡散させたものと思われる。統計上、死因は「直接死因」ではなく「原死因」でカウントされるので、「直接死」は1人もいないとなっただけのこと。

直接死因と原死因については以下の記事を参照ください。
https://note.com/osamu_iga/n/nb7058fa6c54c


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