ついに適応されてしまった五条ですが、黒閃を宿儺に食らわせたことでネットでは話題になっていましたね。
そこで今回は『人外魔境新宿決戦⑪』について、詠唱した術式反転赫を放つこと、宿儺はサポートだけでなく攻撃もしてくること、魔虚羅の他に嵌合獣顎吐を召喚して3対1の戦いにすることなどご紹介します。
五条敗北の可能性
五条が適応されて、その瞬間みんなの表情に焦りが見えます。ただ虎杖はまだ不可侵に適応されても条件がイーブンになっただけで傷もすぐに治ると思っていました。
しかし家入は明らかに傷の治りが遅くなってきており、赫が撃てる以上反転術式が使えなくなったわけではないけど出力も落ちてきていると分析。皆の頭の中に五条悟敗北の可能性が脳裏に駆け巡ります。
『いつぶりかな…』と、五条も同様に敗北の可能性を感じていました。これまでも読者としては結構敗北の可能性が凄い見えてたんですけど、本人はそうでもなかったということなんですかね。
読者としては結構最初から死亡フラグでしたけどね。逆によくここまでやったという感じでした。本当に伏黒の術式さえなければですよね。
詠唱の術式反転赫
そこで五条が思い出していたのは、伏黒甚爾のことでした。しかし五条は同時に充足を感じていました。絶対的強者としての孤独であり、今五条を満たしているのは…となります。いつぞやの宿儺と同じですよね。
伏黒甚爾と宿儺が戦った場合はどんな戦いになるんですかね。あの頃の五条に負けたということは、宿儺には勝てないかもしれませんね。
そして五条は直接魔虚羅を殴ります。その間に『位相 波羅蜜 光の柱』と下がった出力を戻すために呪詞の詠唱を始めます。そこで術式反転赫を放ちます。
ちなみに位相は英語でフェイズなので、毎回ある周期の1つの事。波羅蜜は修行や完全という意味のようです。
宿儺は不可侵に適応した魔虚羅をオフェンスに破壊されないように守りつつ、攻めやすいように隙を作っていたようです。というか宿儺は白目剥いていたのに普通に意識はあるようです。
そして、脱兎の式神を召喚して身を隠します。後条は黒閃が効いてるなと言います。
宿儺の満象を応用した穿血
いつまで休んでんだよと五条が言うと宿儺は消化器を投げつけます。爆散すると消化器の煙で目眩ましをします。上には魔虚羅がきていました。
宿儺は両手を合わせます。その構えから穿血だと腸相が言うと、宿儺はバチュウウウと穿血を放ちます。
五条は魔虚羅の攻撃を左腕でガードしながら、右腕で穿血を受けます。退魔の剣で斬られそうになるとそれをかわします。
五条は宿儺がサポートに徹するだけでなく、魔虚羅が不可侵を消したタイミングで宿儺も攻撃を差し込んでくるということでした。つまり2対1の戦いになっていました。
普通に式神の能力を権限させずに引き出してんじゃねーよと言い、満象を応用しての穿血とか僕並みに器用だなと思います。式神の満象は確か鼻から水を吹き出したりしていた式神だと思っていますが、この噴射の力を穿血に応用したということなんでしょうね。
見た感じ血を噴射したイメージはないですけど、満象の水を噴射したということなんでしょうか。構えだけ穿血なのかもしれません。
嵌合獣顎吐召喚!
五条は考えます。領域に付与する外付けの運用を除いて御厨子と十種の同時応用はできず、今更魔虚羅以外の式神を併用してきたのは、不可侵への適応が終わって術式のリソースに余裕ができてきたからかと思います。
となれば、反転の赫への適応は順転の術式と比べて時間を要すると考え、こちらとしては魔虚羅に手札を減らされるよりはありがたいと思っていました。
これつまり、五条の表面を覆っていた無限の術式だけは適応したけど、赫や蒼は適応されていないということなんですかね。
そして宿儺は勘違いするなよ、2対1じゃないと言い、鵺と渾と呼ぶと、出てきたのは『嵌合獣 顎吐(かんごうじゅう あぎと)』という式神でした。初めて登場した式神ですけど、一度死んだ式神は確か別の式神と融合されるとかそんなでしたよね。もう伏黒の術式ばっかですね笑
ちなみに嵌合とは、機械用語でありパーツが組み合わさったりすることです。なので、今回のは合体とか融合しているということですね。ただ見た目がキモいので、鵺と渾が融合したものだとは思えないくらいです。
3対1
宿儺は3対1だと言うと、宿儺、顎吐、魔虚羅の3人で戦うことをします。すると、五条は迷子の宇宙人みたいになってますよと言います。式神の大きさと宿儺の対比から大人に手を繋がれた子供のイメージのようです。
そして3人で襲いかかってきます。
魔虚羅の退魔の剣を避け、背中からは宿儺の穿血など大変な光景になっています。
というか3対1ならこっちも五条への手助け出したいですよね。今なら普通に邪魔にはならないはずです。
顎吐だけと戦うとかなら、普通に参戦しても良い気がします。それにしてもいつ宿儺はフーガ出すんでしょうね。
無制限の虚式茈
五条は赫をだして魔虚羅に当てます。しかし効きが弱く、出力が下がっているせいだけじゃなく、赫は1下位しか喰らってなく、しかも直撃もしていないから、適応は0→100ではなく、グラデーションがあるのかと考えます。
まさかのグラデーションってことは、20%適応している時もあれば50%適応してる時もあるということですよね。なので時間経過と共にその適応の上昇率が上がっていくということなのでしょう。
赫はタメがデカい上、宿儺に警戒されており、あくまで赫への適応を優先するより、間髪入れずに攻撃を続けて間を潰してきてるのが証拠差と考えます。
とはいえ選択肢はないから、無制限の虚式をキメるしかないと考え、五条は笑います。
無制限ということは、もう呪力を使いきるといったイメージでしょうか。大きくなるのか永遠に放つということなのか。なんかもう最後の技って感じですよね。次の戦いで終わるかも知れません。これを防がれたらもうさすがに五条に打つ手はなさそうです。
魔虚羅を宿儺が倒した時は、伏魔御厨子で捌を絶え間なく与えていましたよね。ということは、虚式を絶え間なく与え続けるということではないでしょうか?
特級呪具の出番は?
五条が他に打つ手があるとしたら、特級呪具を使うパターンです。
正直ここで使える呪具なんてあるかわかりませんけど、誰かが倒した相手からもらっているということもありえます。乙骨も狗巻となんか話していましたし、やることがあると五条も言っていましたし。あれは上層部を殲滅したんだと思いますけどね。
攻撃手段がないなら特級呪具に頼るのが一番ですよね。でも五条って呪具使ってた時ってありましたっけ?
今使えそうなのは最後に真希が使っていた游雲、伏黒甚爾が過去に使っていた万里ノ鎖。あとは真希が扇との戦いで使っていた組屋鞣造の最高傑作と言われる竜骨という剣くらいでしょうか。
もし呪具を使うならまだ戦いは続きそうです。
魔虚羅の退魔の剣
そして魔虚羅が持っているのは退魔の剣です。これは正のエネルギーを持つ剣なので、対呪霊用の剣なんですね。虎杖の時の宿儺が受けた時は人間の体でなければ一撃で吹き飛んでいたと話していたくらいです。
なので人間に対しては本来の威力は出ていないはずです。なので五条に対してもそれほど効く感じではないはずですが、適応されたということは、自分にかけている無限も攻略されているということでしょうね。
だからこそ、無限があるのに攻撃が届いているんでしょう。そうでなければ血は出ないはずですからね。ただ、退魔の剣の特性から何かうまくできないかとも個人的に思っています。
まとめ
もう五条が絶体絶命の状況になってきましたけど、呪具なり魔虚羅の弱点なり見つけて挽回してほしいです。
正直戦いは長いですが、まだまだいけそうだと思っています。
せめて魔虚羅を消滅させてほしいです。