行方が分からなくなっている富山県高岡市伏木矢田新町の大学3年生、山本啓太さん21歳。8日で行方不明から2週間となりました。家族のもとには、先月22日の昼ごろに自宅近くにあるアーチェリー場での目撃情報が寄せられましたが、依然として発見には至っていません。家族は「一刻も早く会いたい」と悲痛な声を上げています。

山本啓太さんは先月22日午前8時半ごろ、高岡市の自宅で母親と妹と一緒に朝食を食べたあと自分の部屋に入り、その後、午前11時に母親と妹が外出します。そして午前11時15分、母親が自宅に戻ってから午後3時ごろに山本さんの部屋をのぞくと姿がなかったということです。

山本さんのスマートフォンや所持金は家に残されたまま。いったいどこへ行ったのでしょうか?

実は22日の昼ごろ自宅周辺にあるアーチェリー場で見たとの情報があったといいます。そこは標高274メートルの二上山の近く。家族や警察らが二上山を捜索したうえで、目撃した人に話を聞いたものの映像などは残っておらず、手がかりはみつかりませんでした。

このほか自宅周辺や街に出る大通りなどで22日、「よく似た若い男性が歩いていた」など複数の情報が寄せられましたが、いずれも発見にはつながりませんでした。

母親が日中にチラシ配りを行い、休日は家族で捜索を続けているといいます。

チラシを配る山本さんの母親(2月22日)

姿を消して2週間。父親がコメントを寄せました。

山本啓太さんの父:​
「警察や地域住民が諦めることなく捜査続けてくれています。情報提供にすがりたいです。啓太さんに一刻早く会いたい。引き続き捜索を続けていきたいです」

多くの方々の協力が励みになっているし、ありがたいといいますが、行方不明から2週間、家族は不安を募らせています。

山本さんに似た男性を目撃した人や何か情報があれば、高岡警察署に連絡してください。
(高岡警察署 0766ー23ー0110)