会社概要
代表取締役社長
古澤 紳一
地震、台風、水害等、我が国において近年大きな災害が頻発しています。いつどこで大きな災害が発生しても不思議ではない状況下、災害に対しての備えを怠らないことは、自治体や企業だけでなく日本に住む我々一人ひとりにとって大きな課題です。
たとえ、避難所にいても、電気がない状況下でも、できるだけ多くの方に、美味しいものをお召し上がりいただくことが私たちの願いです。
私たち尾西食品は、アルファ米を初めて開発した長期保存食のトップ企業として、創業時から現在まで、絶えず革新的な商品を開発して参りました。
アレルギーをお持ちの方、宗教・文化の違いにより食せないものがある方々、世界中のすべての方に、安心してお召し上がりいただける美味しい食事、いわゆる「フード・ダイバーシティ」を考慮することが、長期保存食にとって不可欠だと考えています。
また、昨今の新型コロナウィルス感染拡大等により、ご家庭での備蓄も大きな社会課題となっています。長期保存食をもっと手軽に、普段から親しんでいただくために、様々な製品開発も進めています。
その結果として、尾西食品のアルファ米は、宇宙食、南極越冬隊、冬山登山、スポーツ選手の海外遠征等にも採用され、世界中そして地球の外に出ても、おいしい日本のごはんを提供させていただいております。
普段の生活、厳しい災害時においても、「誰ひとり取り残さない」、食を提供する会社であるために。
SDGs達成を念頭に置いた、持続可能で多様性と包括性のある社会実現を目指し、常に食べる人びとの幸せを描きながら、食の美味しさを追求して参ります。
このロゴマークは右下が球体に食い込んでいるところを表しています。それは、尾西食品があらゆる災害や登山などの特別な環境に、積極的に関わりながら適した製品を作り続けることを視覚化したものです。
そして、その中のOnisiの書体は、スタンダードで控え目な大きさにしてあります。それは、声高に目立つ製品を開発することよりも、特別な環境に至って初めて機能を発揮し、その意味が際立てば良いという製品開発の姿勢を表します。
オレンジ色は、登山やレジャーなどの楽しい環境ではこの控え目な明るさが自然や周囲の環境に馴染み、災害などの厳しい環境においては、少しでも未来に明るさを取り戻す前向きな気持ちを引き出す色として選択しました。
尾西食品ブランドの想い >
会社概要
- 社名
- 尾西食品株式会社
- 創業
- 昭和10年
- 資本金
- 3,000万円
- 株主
- 亀田製菓株式会社(100%出資)
- 役員
-
代表取締役会長(非常勤)古泉 直子
代表取締役社長古澤 紳一
専務取締役経営企画部長小林 昭彦
専務取締役営業本部長市川 伸介
取締役商品開発部長伊藤 秀朗
取締役宮城工場長本多 晃
取締役(非常勤)鈴木 智子
監査役(非常勤)佐々木 淳 - 従業員数
- 137名
- 事業内容
- 長期保存食の製造と販売
事業所
-
本社・営業部
〒108-0073
東京都港区三田3-4-2 いちご聖坂ビル3階(代表)TEL:03-3452-3212
FAX:03-3456-3783
(営業部)TEL:03-3452-4020
FAX:03-3456-3783 -
名古屋営業所
〒461-0004
愛知県名古屋市東区葵3-22-8 ニューザックビル9階TEL:052-325-3738
FAX:052-935-3788 -
大阪営業所
〒532-0011
大阪府大阪市淀川区西中島6-1-15 アセンズ新大阪2階TEL:06-4805-8330
FAX:06-4805-8331 -
九州営業所
〒812-0018
福岡県福岡市博多区住吉4-3-2 博多エイトビル4FTEL:092-477-8585
FAX:092-477-8586 -
北日本営業所
〒989-6228
宮城県大崎市古川清水字新田88-1(宮城工場内)TEL:0229-25-3390
FAX:0229-25-3008 -
宮城工場
〒989-6228
宮城県大崎市古川清水字新田88-1TEL:0229-26-4135
FAX:0229-26-4130
尾西食品の歩み(沿革)
- 1932年
- 創業者 尾西敏保が、日本人の主食である「米」を中心とした澱粉食の研究を行い、澱粉の「アルファ化」加工技術を開発、その工業的手法を確立。
- 1935年
- 尾西食品研究所創立。
大阪に実験工場を建設。軍糧食として「葛練りの素」「餅の素」「餡の素」等の製造を開始。 - 1941年
- 富山工場新設。海軍の指定工場となる。
- 1942年
- 旭製薬大阪工場(大阪市淀川区新高)を買収、法人組織として尾西食品研究所を設立。
- 1944年
- 海軍の要請に基づき、上記アルファ化加工の原理を応用した、水を加えるだけで米飯に復元する「乾燥飯」(現在のアルファ米)の工業的製法の確立に成功。 直ちに全国9工場(新潟、富山、水橋、茨城古河第一、第二、東京蒲田、台湾合同パイン等)において量産を開始。
- 1946年
- 終戦後、大阪・富山工場でアルファ米の生産を再開。食糧が不足するなか、戦後の国民の栄養と食生活改善に貢献するとともに、軍用食糧から非常用備蓄食糧等の平和的用途へ転換を図る。
- 1949年
- 尾西食品研究所を改組し、尾西食品株式会社設立。
農林省食糧庁の要請により、輸入外碎糯米を有効利用すべく、主食配給用即席餅に加工。 - 1953年
- 無端ベルト連続式大型炊飯器と3段式乾燥機を組み合わせたアルファ米製造設備完成。
- 1956年
- 乳児用アルファ化穀粉(商品名:アルファパウダー)開発。アルファ化加工技術を活用した特殊栄養食品は乳幼児の発育増進、栄養改善に寄与。
- 1989年
- 海外旅行者用アルファ米「国際線」シリーズの販売開始。
- 1990年
- 農林水産省がスタートさせた「米需要拡大のための新形質水田作物の開発」(スーパーライス計画)に参画。
- 1995年
- 日本有数の米どころ宮城県大崎市に、米飯加工専門工場を新設。
- 2003年
- 宮城工場に、発芽玄米専用ライン新設。
- 2005年
- ISO 9001認証取得。宇宙航空研究開発機構(JAXA)との共同開発により、宇宙ステーションでのアルファ米製品の採用が決定。
- 2008年
- プライバシーマーク認証取得。
- 2009年
- エコアクション21認証取得。
- 2012年
- 加熱蒸気炊飯器と多段式乾燥機を組み合わせたアルファ米製造設備新設。
- 2013年
- 東証一部上場 亀田製菓株式会社のグループ会社となる。
- 2013年
- 名古屋営業所設置。
- 2015年
- 一部製品につき、ハラル認証と日本災害食認証を取得。
- 2016年
- 宮城工場にて、FSSC22000を取得。
- 2017年
- 九州営業所設置。経済産業省により地域未来牽引企業に選定。
- 2018年
- 宮城工場に、物流センター(延床面積3,684m²、当社製品約240万食分の保管可能)が竣工し、稼働開始。
- 2019年
- 宮城工場に、多目的包装ラインを増設し、アレルギー対応製品の生産能力を拡大。
- 2020年
- 北日本営業所を宮城工場内に設置。