いくつか質問です。 1. 最近海外動仕(窓口)会社が原画や作監まで担当していたり、あるいは海外全グロスしてる作品をよく見るようになりましたが(会社名でクレジットされてる)、そういった作品はどんな制作体制を組んでるんでしょうか? あまり芳しくないのは容易に想像できますが… 2. 最近はもう1日で DR MOVIE のクレジットを見ない日はないというくらいですが(AIの遺電子はハコヅメ同様全話 DR MOVIE グロスっぽいし、それ以外も単話 DR MOVIE グロスが増えてる印象)、DR MOVIE からの上がりってどうなんですか?業界内での印象が気になります。 一視聴者としてはそこそこ見れるクオリティの作品もあればボロボロ作画だったりでピンキリな印象があります。 3. 業界内で海外動仕会社の上がりの品質格付けランキング的なものがあれば教えてください。 4. 海外動仕を原画や作監レベルで活用しているにもかかわらず高クオリティなアニメに仕上がっている作品もありますが、それらと有象無象のギリギリ作画アニメは何が違うんでしょうか? 5. 手塚プロはもう何年も DR MOVIE か手塚の中国部隊に丸投げ後総作監大量投入で修正する作り方をやっていて、品質もかなり悪く(顔は総作監で直せてもレイアウト段階の狂いはそのまま…)手抜きなのは明らかですが、にも関わらず未だに元請できているのが信じられません。やっぱりコネが強いからなんですか?
White Foxとリゼロについて質問があります。 1.リゼロ2期のクオリティーが1期と比べて下がった要因は何だと思いますか?コロナで制作スケジュールが崩壊したか、OP、ED、CMを削りまくって1話あたりの尺を長くしたのが原因かなと個人的に思っています。(25話で3クール分くらいの尺になっていた) 2.岩佐さんのツイートから3期の制作もWhite Foxが担当する事が判明したのですが、吉川さんが独立した影響でメインスタッフの大幅変更はあると思いますか?
現役アニメ監督・演出家の>>1が質問に基本的に全レスします
業界談義から演出論、作画語り等々なんでもどうぞ
・長文レス気味なので耐性ある人向け
・過去レス全部嫁とかは言わないので、ご新規も気軽にどうぞ
【過去スレ】
アニメ監督だけど質問ある?
https://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/news4viptasu/1656615539/
アニメ監督だけど質問ある? 2カット目
https://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/news4viptasu/1671467769/
5ch→Talkの移行で履歴全部消えた可能性があります
ブラウザからいけば普通に見れます
こっちで続けるのか、向こうで続けるのか、不明だしご本人の使いやすい環境見定めてもらうまで、保持かな
ちょっと様子見だねこれは…
もし居たら質問です。
演出上がりの監督とアニメーター上がりの監督どっちが多いのでしょうか?
俺たちって、質問させてもらってる側で、監督さんの気になれば聞いてねーって好意にあやかってる分けだし
俺らの個人都合で話、進めちゃうのはまずいかと。
それに、過去ログ問題やブラウザ問題含めて、今ものすごく流動的だし
(実際mae2chが、5ch対応したの発覚したのが、10時間前くらい)
5chとtalkどっちが利便性あるのか、監督さん本人がどうしたいのかに、任せましょ
先行して俺らで、俺らはこう思うから、こうするべきで決めちゃうのは
監督さんのモチベもそいでしまうかもしれんし
しばらく静観やな
せやけど、ここに監督さんらしき人きたで
ま?
偉そうに、監督待とうぜとか講釈垂れてたのに
完全に見逃してた、恥ずかしいやらなんやら、申し訳ないっす
どちらも賛否有る状況だと思うんで、本当にここに定住するかは今後の流れ次第ということで…。
向こうに残ってる人誘導してもらえると助かります。
じゃ質問返答していきますね
向こうの>>506
>(岡本学監督が)素人目には凄い監督というより、器用にこなす監督といった印象がある
いや、これはそれだけじゃないよ
あくまで俺の私見だけど、稀代の名演出家なのは間違いないと思う
ちょっと言葉では説明しにくいんだが、空間を生かした(パースを効かした)カメラアングルや、
キャラの表情豊かさなんかは、明らかに岡本監督の強みだと思う。
あれはちょっと俺も含めそこらの演出家には真似が出来ないレベルだと思うんよ。
それでいて、監督としてある程度各話数の演出家に任せるスタンスも兼ね備えていて、
信用できる演出家の話数はしっかりその人にお任せするという、モチベのコントロールも上手いと思うわ。
なので自分の色で作品全部を上書きするタイプでは無いんだけど、
要所要所でご自身がコンテを切った話数や、がっつり絵コンテ修正した話数では、しっかり個性を出してきてると思うけどね。
無職にしろU149にしろ、作画さんや他スタッフが優秀だったので目立ちにくかったけど
ゲーマーズ!のときなんかは、脚本素人だし作画レベルも下限ギリギリって感じだったんだけど、
岡本コンテの面白さだけでぜんぶ取り返して余り有る感じだったからさ。
そんなわけで俺はすげー高く評価してます。
向こうの>>509
俺は「処理屋」じゃなくて「演出家」なんだ!って言葉に拘る人居るよ
まあ確かに「処理」って言うと、決まった”処理”をしながら右から左へ流すだけ…みたいなイメージになるから
それよりは考えてやってますよってアピールしたくなる気持ちは正直ある
藤津さんのコラム面白いよね
ただ誠実に実態を説明しようとするあまりちょっとふわっとした書き方してるから
ひょっとしたら業界外の人には伝わりにくい文章になってるかもだが…
>>16
自分のスタンス表明しとくと
個人が趣味でまとめてくれたりするのはもちろん、アフィブログ・アフィ動画とかに転載するのも別に構わない
もともとネットに放言してる以上、転載するなと言っても無理筋だと思ってるので。
なのでログが残らないってのが本当の話だとして、それなら確かに誰かまとめて残しておいてくれると嬉しいなってのはあるよね
ただもちろん誰もまとめてくれなくてそのままネットの闇に消えるならそれはそれで良いとも思ってるし。
まあtalkで当面やってみて不便感じたら5ch戻りましょう…
>ヤマススの特徴がある場面が作画崩壊だという視聴者の投稿に対し、一部の業界人が苦言を呈しているのを見ました。監督はこの一件どのように感じましたか?
この件俺も話題に出したかった
俺のスタンスとしては>>511氏の言ってる通り、
『「こんな意図があるから、○○のように見て欲しい」のように意見を返す方が、その返答を通してアニメの見方も広がって良い』
これに全面的に同意の立場で、
つまり「最近の視聴者は判ってくれない…」とかグチグチ言って敵視するよりも、
いやこういうの敢えて狙ってやってるんですよって情報を共有・啓蒙していくほうが建設的だよね。
加えて言うなら、作画崩壊って言葉に対する過剰反応もやめたほうがいいと思ってて
別に崩壊というほど崩れてはいなくても、ネットには強い言葉を使いたがる人達が多数居るんで
そういう人が大げさに「崩壊w」って言うくらい別に気にすること無いと思うんだわ
一方でこの件について俺が看過できないと思ってるのが
平川哲生監督のこのツイート。
ttps://twitter.com/bokuen/status/1678442880686501888
平川さんはここで『アニメ好きや業界人が(中略)意見するなんて、いちばんかっこ悪い、やっちゃいけないこと』と言っちゃってるんだが、
こういう考えは危険というか、有害だと思う。Twitter上でも反論意見が多数付いてるので、是非考えを改めて欲しいんだが…。
アニメを料理にたとえて考えてみてほしいんだが
たとえば『老舗高級料亭の珍味』料理を、素人に予備知識無しの状態でいきなり出しても、
薄味だったりでなにが良いのかわからず、価格が10分の1のファストフードのほうが美味しく感じることもあるでしょう。
でも、高級料理って、単純に料理自体の味だけでなく、
「○○産の○○を○年かけて××したものです…」なんていう、バックグラウンドストーリーを説明されて
まずはそのコンテキスト(エピソード)込みで食うものなんだわ。
で、そういう料理をたくさん食べて食通になっていけば、
『このジャンルの中ではこういう味が良しとされている』…みたいな違いも判ってくるようになる。
本来、そこまでいって初めて味の良し悪しが論じられるようになると思うんだよね。
アニメも全く同様で
一般の知識の無い視聴者が、なんの説明もなしに食べて美味しいと感じるのは「ファストフード」の部分なんだよ。
『キャラの顔面が整っていて、どのカットでも判で押したように同じ顔をしてれば作画が良い』ってのがこのファストフードにあたる価値観。
近年のアニメでこのファストフード的価値観編中を促したのはほかでもないアニメ業界自身だというのは
平川さんご自身も言及してるところ。
ttps://twitter.com/bokuen/status/1678608390535385088
だけど、アニメの作画スタイルって、本来それだけじゃなくて
場合によっては説明されないとわからない、複雑でハイコンテクストな表現もまたアニメの中にある。
これは「こういう価値観があって、これが良いとされてるんですよ」って教えて貰わなければ、正しく受け止めることが出来ないものなんだわ。
もちろんその上で最終的に「でもやっぱり好みじゃ無いなぁ」って判断されるのは当然しょうがないことで
そこは最終的に好みの問題でしかない
どんなに高級料理だろうと、ツバメの巣も子羊の脳みそも嫌いな人は居るだろうし、食えなきゃダメってことはないでしょ
でも、『ツバメの巣食うなんて野蛮!』って誤解してる人には、
いやいやそれは高級食材なんすよってまずは教えてあげたほうがいいじゃん。
最初の平川さんのツイートは、
ぜんぜん無関係の作画オタクがシュバって来てやいのやいの言うてるのが気持ち悪いってことなんだろうけど
しかしそうやって啓蒙を続けていかなければ、簡単にファストフードに駆逐されてしまうと思うんだよな。
「仮に高級食材だとしても、ツバメの巣は気持ち悪くて食えん」って人の価値観を否定しなければ
「これは高級食材なんですよ」と教えること自体は非常に有益だと思うし
『料理は味だけで勝負すべき、口をつぐんで料理だけを出せ!』っていうのは表現の萎縮を招くので、それで有害な考えだと思っている。
Okです。ありがとうございます。
主さんは明日のパヤオの映画楽しみですか?
不具合かなんかわからんけど書けない(投稿できない)状態が続くな…
ちょっと俺のスレの使い方的にはダメだなこりゃ
5chのほうに戻りましょうか…
chmete使えるようになりましたよ
分かりました
だったらここで短文を書いていくのはどうですか?
dipcordでやったらどうですか?
https://discord.gg/cGNQ7JNJ
正直情報なさ過ぎて興味の持ちようが無いよねー…。
ネットでキービジュのパロディが流行ってんのは、ミャクミャク様と同じ感じの弄られ方だなーとは思いつつ…。
まったくの私見だけど
宮崎駿作品て、
ポニョとか風立ちぬあたりから、なんか近年の作品、どんどん説教臭いというか、ジジ臭い内容になってきてる気がしていて
なんというか、センスの劣化が進んでいるのではという疑惑があるんだよな…
ご本人の年齢もさることながら、
ブレーキ役として存在してたはずの鈴木敏夫氏もいろいろ言動に問題が出てきてるという話が漏れ聞こえてくるのを考えると
鈴木さんが機能しなくなったらもう宮崎さんを客観的に導けるような立場の人はこの世に存在しないので
そういう意味でもバランス感覚を失ってしまってるのではという不安がある。
有名な「庵野いいと思うよ」の件みたいに
「いやいやおかしいだろ」ってツッコめる人が誰も居なくなってしまってるんじゃないかと。
そういう流れから考えると正直、あんまり高い期待を持ってもしょうがない気がしてしまうんだがどうだろうか…。
まあそうは言っても、元々のアニメ作り、物語作りの才能はまさに天賦のものといっていいレベルなので
それが多少衰えたとしても凡百の監督よりも凄いものを持ってるのは確かだとは思うんだが。
公開からちょっと待ってみて評判待ちかなー…
平川さんはこうも言ってて
ttps://twitter.com/bokuen/status/1678625961817030657
>『アニメスタイル』は(中略)作画の偏った価値観で染まったカルト的集団
>その偏った価値観を強要するファンダムが生まれます
ただ、これもハンバーガーしか食ってこなかった人が京都の日本料理をいきなり食ったら
「なんか薄味で美味しくない」って言われちゃうよねって話でさ
「いやいや、そういうもんなんですよ」って教えてあげるようなものだと思うんだよね
これを「薄味日本料理を信奉するカルトが価値観を強要している」なんて言い出すのはどう考えてもおかしいでしょ
んで、別に最終的に「それでもやっぱハンバーガー美味えわ」ってなるんだったらそれでもいいじゃんっていう
そういう多様性を否定しはじめたら確かにマズいとは思うけど、
別にヤマスス的な作画が好きな人が、いわゆる”美麗作画”を十把一絡げに否定してるわけじゃなくて
そこはスタイルの違いとして認めてると思うので、
これを否定しはじめたら、これまでに食ったこと無いものは、ぜんぶ『不味い』判定されちゃっても諦めるしか無いって話になっちゃう。
そうすればアニメは簡単にハンバーガーに駆逐されて終わりますよ。
>>24
いろいろリファレンスになるような作品はあるので、どれか一つを挙げるというのも難しいんだが
そうだな、いまぱっと思い浮かんだのは劇場版機動戦艦ナデシコだな。
レイアウトがバッチバチに決まってる気持ちよさや、コミカルとシリアスの徹底的な温度差で”整う”感覚もさることながら
情報の時間に対する密度の高さが尋常ではなくて、そこがたまらない
あれで80分くらいしか無いというのが全く信じがたい
あれが俺の中で目指してるアニメかもしれない
ごめん5ch俺プロパイダ規制食らっててRonin買ってたんだわ
ただ今回の件もあって課金継続する気にもなれんから、やっぱり当面は
だましだましこっちでやっていくことにするわ…
>>31
ご提案自体はありがたいんだが
あくまでオープンの場で匿名で放言するというやり方をさせてもらいたいのよ
discordサーバー上でってなるとちょっとクローズドな場所なのでちょっと違うかな。
内輪でリーク話をするのが目的ではないので…。
強いて言うなら
それこそTwitterと質問箱っていうスタイルとかも考えたけど
これはこれでオープンな場すぎて、よくないバズり方しちゃったときの瞬間風速が速すぎるって問題があるので…
びっぷらの低浮上な感じと、
そうは言ってもオープンで誰でも見れる場所っていうバランスがちょうどいいラインなんだよなー。
なるほどありがとうございました。
作画オタクが元々カルト的な側面(作画至上主義とでも言うべきか)があって、
その上澄みみたいな物を掬ってるのがアニメスタイルだと思うので、
アニメスタイル云々と言うのは個人的にはちょっと違う気がしてます。
そうだね、同意するわ
俺の信じる〇〇こそ至高でそれ以外はダメっていう、排他的というか、原理主義的なオタクのことが気持ちわるいのはめっちゃわかるんだけど
だからって「〇〇自体がダメ」みたいな言い方は違うでしょっていう
たとえば迷惑撮り鉄が話題になることあるけど、
いくら迷惑撮り鉄がダメだからって、鉄道会社や鉄道雑誌まで全部ダメってわけじゃないじゃん
いろんな楽しみ方があっていいよねっていう寛容の中で
こういう通(ツウ)好みのスタイルもあるんやでっていう提案をしていけるようにあるべきだと思うわ
ネット上みても、もちろん話通じないアタオカなやつらももちろん居るんだけど
正直、俺的には、制作側が思ってるよりも多くのアニメファンが、ちゃんと話通じるし、説明すれば制作意図をわかってくれるとも思うんだよね。
>>37
ちょっと質問内容がざっくりすぎるな
言うほど出所すらわかんないようなリークらしいリークってあんまりアニメでは起きてないと思うが…
リークが問題になるのはだいたい制作過程じゃなくて、完成後の流通経路だよね。
てかそもそもこの場合のスタッフリークって、
・メインスタッフの名前のリークってこと?
・詳細なスタッフの担当パートのリークってこと?(パートバレ的な)
・スタッフ”が”なにか内容をリークするってこと?
どれを指してる?
各話のリークです。
現状あるかないかでいえば無い。
亜細亜堂っていう忍たまつくってるスタジオには労組あるらしいけど、
そういう一部スタジオでなければそもそも労組的なものが無い。
実は、これじゃあいかん、経営側に一方的に搾取されるということで
業界を横断した組合的なものとして「日本アニメーター・演出協会(Janica)」ってのを
2007年に芦田豊雄さんっていう方が作ったんだけど
2010年ごろに文化庁の補助金事業に絡んでクーデター的なのが発生して、悪徳弁護士みたいなのが権力を奪って芦田さんを罷免。
その芦田さんは失意のうちに翌年亡くなられるっていう事件があった。
その後も団体としては存在してるんだが、
運営してる理事たちがみな「権威側」の高齢者なので、
時代感覚に合わないような、若手の労働環境などに対する問題意識に欠ける言動も目立ち
若手から支持を得られず、ほとんど存在感が無い状況となってしまってる。
(健康保険の斡旋事業などいちおうやることはやってるんだけどね)
まあそういう事情もあって、本来は労使交渉を担うのを目指していたJanicaも、結局はそれを成し遂げられず
その志の後を継ごうという人たちも現れてないので、いまのところはそういう組合活動みたいなのが業界横断的に展開されることは無さそう。
あ、
上で書いたように、5chのほう物理的に書けなくなったけど
一応は見てるんで、向こうになんかレスついたらこっちで返事するわ
両方に住んでる人いたら誘導してもらえると助かります…。
こちらの理解力が乏しくてすまないんだが
言ってるのは
各話数の内容(あらすじ)のリークってこと?
それとも本編映像そのものの流出とかのことを言ってる?
あとは放送後に担当パートバレリーク?
どれもあるっちゃある現象だけど事象としても原因としても全く違うからもうちょい具体的に言ってくれ
全話見ていたら地獄楽の感想ききたいです。
「自分はこう思ったんだけど~」って言った方がいいかなと思ったけど、そういう意見抜きでまずは監督の純粋な感想が聞いてみたいなと思いました。
各話演出絵コンテを担当した人の名前がTwitterに出回ることです。
監督 ジミーストーン
キャラデザ 石田可奈
ソニーピクチャーズというか、80年代当時はコロンビア映画ですね
アメリカの魂を金で買った!
とか、当時は拒絶反応が凄まじくてソニーも難儀してたな…w
ごめん、見ても居ないし知り合いに参加してる人も居ないからぜんぜんわからん。
現場は大変そうらしいって話だけは聞くけどw
>>44
各話メインスタッフだけがリークされんのは
大半がリークってかいわゆる雑誌バレってやつで
ニュータイプとかアニメージュみたいなアニメ誌の放映情報のところで
1ヶ月くらい先の話数までサブタイとスタッフが先行発表されるタイトルあるから、そういうのがほとんどじゃない?
本来の意味でリークが起きてるケースって俺ほぼ見たことないけど
コンテとかには書いてあるから業界関係者ならあらかじめ知ることの出来うる情報ではある
>>45
まあ順当に最後までアニメ化して終わりになるんじゃないかねぇ
>>46
ま、そのへんの教訓と関係あるのか無いのかわからんけど
わりとソニーグループつってもSMEとかピクチャーズとかアニプレとかで
それぞれ独立制が強くて、必要以上にグループ囲い込みみたいなのが無いのがいま上手くいってる秘訣なのかもね
クランチロール買収のときとかもなんか言われたけど、ぜんぜん外様作品の買い付けも続けてるし。
ほぼ共通のスタッフで同時に放送できてるのは制作時期がズレてるとかですかね?
無職転生やSAOは例外としても、オーバーロードや転スラみたいな固定ファンが多い人気作もそうなので気になりました
でもプレステのSCEは裏目に出たかな…?
2ch時代からも閉鎖騒動は何度かあったけど、なんだかんだ切り抜けてきたし
この場も、一時的な避難所ということでしばらく様子見してたら
復旧するかもしれんね
単なる楽観論かもしれんが…
2作品を本当にビックリするくらい同じ方法論で作ってるよね
やっぱりどちらも「大切な人の圧倒的な”存在感”」の表現として
3D空間のなかに浮いちゃってる作画のキャラっていう技術に置き換えて表現してて
そのためにまず3D空間そのものを提示する=作品の中の「大切」でない部分、ベースになる部分を提示する必要があるっていう理屈なんだろうな
制作時期はまあ常識的に考えればずれてるんだろうけど
十分な期間があれば2タイトル平行ってのはあり得る話でもあるので最終的にはわからんね
想像できるのは制作期間がそれなりに長めに確保されてたということくらいじゃないだろうか
>>49
作品にもよるので別にファンタジーだからクオリティが高いとか低いとかは俺は感じないが
単純に業界のクリエイター達が、剣と魔法のファンタジーにいいかげん飽きてきてるってのが正直ちょっとあるかもしれんなw
「まーたこういう系か、いいかげん飽きるわ」って辟易してる人周りにもたくさん居るので。
そういう作品はどうしてもスタッフ集めるのに苦労するんだよね。
「もうそういう系飽きたんで」って断られちゃう。
ファンが多いとか言われてもスタッフには関係無いからね。ギャラなんてだいたいどれもいっしょだし。
>>50
別にSCEってコンテンツ屋さんじゃなくてその上流のハード含めたエコシステムの提供を目指してた会社だと思うんで
その一環としてコンテンツホルダー買収したり、独占タイトル出したりしてたのは別に戦略上大きなミスでは無いと思うけどね。
プレステについては、家庭用据え置き型ゲーム機っていう商品自体のオワコン化の問題だし、
そもそもハード的にはPS3のcellに失敗した時点で、(生殺与奪をよその半導体屋さんに握られてしまって)とっくに終わってたと思う
むしろその後の全てが延命治療にすぎない…というほうが実態近いと思うわ
5chとTalkについてはどうなんだろうね
復旧というけど、そもそも5ch自体ちゃんと運営されてたというよりは
現状維持のままゆるやかに死を迎えてるだけだったと思うので
いっそ今回の騒動で全部倒れるならそれはそれでいいことだとすら思うよ
むしろ5chのせいで、redditみたいなよりモダンな掲示板サイトが日本で育たなかったとも言えるだろうし
人気のある作品は予算と期間が潤沢で、優秀な人を拘束で囲い込んでいるイメージがありました。
多少お金がある程度じゃ人は集まらないのですね。
そうなんですね。前スレだったかでOPの話が出た時、地獄楽も出てた気がしたから見てるかもと思ってしまっていました。すみません。
全然関係ないことで質問なんですけど、
・続編の続報がない時、何年くらい空いたら続編諦めるべきですか?
続編確約レベルのビックタイトルじゃないけど、それなりに人気があってストック十分な作品、個人的なとこで言うと宝石の国みたいな……
(もう約6年もたってるんですよね。2期からが面白いのに…)
・最初から「原作促販のため1期だけ」のアニメ企画ってありますか?
それとも需要があって条件が揃うなら基本やりたいって感じですか。
となると最近のアニメの場合、放送開始前に製作委員会の営業担当が売り込みに行って配信サイトにどれだけ高く配信権を買ってもらえたかどうかで、その作品がリクープできるかが決まってしまうんでしょうか?
もちろんグッズや一応円盤などの収入もあるでしょうけど、配信サイト側の前評判が悪く安く買い叩かれてたりでリクープできず、評価が高くそこそこヒットしたにも関わらず2期がなかったりがあり得るとしたら残念だなと…。
また、海外配信ではどんなジャンルのアニメが売れやすいですか?異世界系(量産系を除く)やラブコメは海外評価が高めな印象はあります。
量産系異世界系アニメは海外でも日本でもそんなに評価が高いようには見えないですが、いまだに大量に作り続けられていて不思議です。
そうそう
何度もここまでスレで繰り返してきたことではあるんだが
良いスタッフが呼べるかどうかって予算とはまたぜんぜん別の話なんだよね
優秀なアニメーターの元には溢れるほどたくさんのオファーが舞い込んでいるので
正直どのオファーも、金銭面ではそれなりに十分な報酬が提示されているのが当たり前なのよ
その中からどの仕事を選ぶかって、
この作品面白そうだ!とか、この作品のスタッフには恩義があるのでお返しするか…とか
そういう事情のほうが大きいんだよね
なので仮に予算がいちばん大きい作品があったとしても、どっかで見たようななろう系だと、熱い情熱を持ったスタッフには選んで貰えないんだわ
もちろん「1円でも高いオファーを受けるよ」ってなスタンスのスタッフもいるにはいるけど、
つまりそれって「金さえ払ってくれれば内容なんてどうでもいい」って思ってるスタッフってことなので
どうしても仕事内容に熱いものがなくなってしまう
情熱やモチベーションはなかなかお金だけじゃ買えないんだよね。
なので世間で低予算・高予算と言われてる作品はあるけど
実際の予算とはぜんぜん関係無い。
むしろ本当は多額の費用を掛けたのにもかかわらず、お金の匂いにだけ寄ってくる情熱に欠けるスタッフだけで作ったせいで
どこかスカスカな内容になってしまって、
何も知らないお客さんから低予算と思われちゃってる作品も多数ある。
続編ねぇ…
正直無いのがデフォであったら儲けもんって考えのほうが精神衛生上良いと思うよ
別に
「どんなに売れようが絶対1期しか作らない!」って決めて作ってるアニメは存在してないと思うけど
1回作るだけでも、委員会組成にしろスタッフ招集にしろ本当に大変な作業なので
なかなか2期作るってハードル高いケースが多いのよ
売り上げ面で成功する見込みが無いといけないってのはよく知られてることではあるけど
他にもよくあるケースとして、関係者(特に委員会P)が転職して会社を去っちゃってる場合とかって
誰が企画を主導するのかとかが有耶無耶になってしまって進まなくなっちゃうとかってことがあるんだよね。
たとえば元角川の三木一馬さんって名物Pがいるんだけど
彼が角川退社したタイミングで『とある』シリーズが数年アニメ展開止まっちゃったとかってあったでしょ
そういう感じで、企画の原動力になってるプロデューサー個人の、身の振り方ひとつで大きく影響されちゃうんだわ
それと、いまってショボいスタジオでも2~3年先、有名スタジオは4~5年先までスケジュールが埋まってるのが当たり前の状況なので
4~5年先でもまだ連載が続いているであろう”若い””作品に注力したほうが良いのでは?という考えもあるからね。
2期3期と続いた作品は、原作も終わりが見えてきてしまって
実際にアニメを放映するタイミングでは原作の刊行が終了してしまってる可能性がある
その場合、原作の売り上げブーストで制作費を回収するというスキーム自体が成り立たなくなるので、収支が合わなくなりやすい。
むしろ世の中に出てきている2期モノって、そういった数々のハードルを乗り越えて世に出てきているものなので
そんなことにもおもいをはせながら見るといいかもしれないね。
>>54
正式発表前から制作は粛々と進行しているものなので
業界関係者であれば先に知ってるケースは多々ある
国内のスタッフはある程度モラルもあるのでネットに書いたりはしないんだけど
海外下請けとかのアルバイトとかはモラルもクソもないので「へぇ、いまこんな作品やってんだ」って軽率に知ったことをネットに書いちゃったりする
もちろん発覚すれば指導が入るんだけど、業界の末端に居る短期のアルバイトの中国人とかに
きっちり指導するなんて無理なんだよね。
むしろ前評判よりも実際の視聴者の反応が良ければ、
2期はより高い値段で買い付けますよって話になるので、2期へのハードルは下がると思う。
前評判ばかりよくて実際流してみたら誰も見ませんでしたって作品だと、2期の買い取り価格が下がるけど、まあこれはしょうがないことだしね。
配信サイト側のほうが
イベチケやらソシャゲのコードとかに左右される円盤の数字なんかよりもよっぽど客観的に評価した値段を提示してくるとは思う。
あと詳しくは知らないけど、事前に全額決まってるわけじゃなく
再生数などに応じて金額もある程度変動する契約もあるみたいなので
まあやっぱり再生数が回るってことのほうが大事だね。
量産型も含めなろう系って何故か国内よりも海外受けのほうが良いみたいなんよなー。不思議だよね。
評価高いようには思えないってのは俺も同感なんだけど、それでも実際数字が出ちゃうみたいなんだよね、中国とかで…。
むしろラブコメは、純日本人的な恋愛観は海外では受けないみたいで、
知能指数低めのお色気モノとかはまあ万国共通で受けるみたいなんだが、
湿っぽい雰囲気の恋愛を描いちゃうと日本や韓国でしか受け入れられないって現象があって、
日本人として描きたい恋愛が描けなくなってしまって苦しんでる部分がある。
ちょっと差別的な考えになるのでリアルじゃ言えないけど正直思うのが
やっぱ教育レベル低めの地域だと、
量産型なろうみたいな、単純な作りの子供だましなシナリオのほうが売れちゃうんだろうなー…ってのはあるね
まだ日本は視聴者の教育レベルが高いから、多少シリアスな作品でもちゃんと面白く作れれば見て貰える。
そういう現実を知っちゃうと、なおのこと物語の読解って知性が必要な行為なんだなって思いますよ。
今さら規制外してブラウザでも書き込めるようになって改心したみたいな感じになってるけど
要は技術力が低いが故に雑な規制になってたんだろう
そしてアナウンスがほぼ無いっていう無責任さがさらに頭にくる
ただユーザーって自分に明確なメリットがないと動かないからな
ユーザーがごっそり移動するには明確な違いやけっこうな時間が必要なんだろうと思う
多くの人にとっては慣れ親しんだUIや環境は変えたくないからね
海外の方や、地方に住んでいる方でも、拘束費って頂けるものなのですか?
もちろん、技術や貢献度ありきの話だとは思いますが。
横レス失礼。
32で類似回答してるので参考になるかもしれません
教えてくれてありがとうございます
失礼
個人的には、2chと5chは名称変更という程度の認識でしかなかったもんでつい…
ただ、ここ三年程の間で急激に運営がクソになった気がするわ
敷居の低さによる参加のしやすさでは、無二の存在だったんだがな…w
地方在住でも、拘束費もらってるひとはたくさん居るよ
まあほとんどが一度は東京経験があって、そこで一定のスキルとコネを獲得してから地方に出戻ってる人だと思うけど。
現住所が地方でもぜんぜん問題ない。
>>63
うーん、いまんとこ予定無い
そもそも、あんまりここまでのジブリ作品への思い入れがあるほうではないので
セルフオマージュ的な演出があるって話だけは聞いてるんだが、
そうすると尚更俺が見ても面白くない気がしちゃうよね。
配信とかに落ちてきてからでいいかなって思ってる。
>>66
確かにID登録すら必要ないSNSサイトなんて2ch系列くらいしか無いっちゃ無いからな
しっかり未来像を示せる運営者によって運営してもらいたい
ありがとうございます。
それぐらいの方がいいんですね。
コンスタントに続編があるのって、すごいラッキーくらいの認識でいた方がいいんですね。
原作完結まで完走しきらないアニメが多いなとは思ってたけど、やっぱり「新鮮さ」かぁ
薄々分かってはいたけど、現場の職人的なこだわりと、ビジネス的な側面と絶妙なバランスで成り立ってんだなと改めて……
でもなんというか、アニメ見る分には「ビジネス的な面が前面に見えてくることがあまりない」方なんじゃないかなと思うんですよね
テレビ、映画業界ももちろん作品作る時のこだわりはあるだろうけど、ビジネス臭を感じることもまぁまぁ多いので……
そもそも絵で構成される作品と、人が演じる作品とか番組を比べること自体自体間違ってるのかもしれないですけど……
ありがとうございます
口を開いた際に、下の歯だけでなく上の歯まで見せるケースが少数見受け
られるけど、これは新たな演出手法を模索してるということかな・・・?
モブの扱いって実はすごい深いテーマで、これも一意に正解はコレと言えないんだが
それこそ俺の演出の師匠に当たる人は、「モブ」と呼ぶことすら嫌う人で
画面内に存在するあらゆる人物は、それぞれが固有の人生や人格を持った人間であるのだから
「モブ」などと十把一絡げにして画面内の小物として処理するのはいかがなものかという考え方だった
今でも俺はその考え方はすごく正しいというか、清い考え方だと思っていて
しかしながら現実的にテレビ作品程度のコストでは、作画コストというよりも演出コストを画面内のモブ全員に対してかけられるわけではないので
むしろシーンによっては、人間を配置しているのではなく、あくまで画面を埋めるマネキンであると割り切ってモブを配置せざるを得ない状況というのもある。
それが人間を演出するという大事なことを放棄している、消極的な手段であるとわかっていても、
それでもマネキンでいいから置いておくべき瞬間はあるということだね。
映像表現というのは記号の組み合わせで実現されているものであって
例を挙げるとするなら、アニメキャラの目は実際の人間よりもはるかに大きいが、
しかしそういう記号表現であるという視聴者と制作側の暗黙の了解によって成り立っているし、
悲しければ雨が降ったりするし、悲しげなBGMが流れてきたりするのも、
実際の自然界で心情に合わせて雨が降ったり音楽が鳴ったりすることは無いけれども、
そういう記号があるという共通認識が視聴者と制作側の間にあるから機能しているわけだ
モブの扱いもそう
3Dモブが置いてあるパターンって、
このシーンにおいては「他の人物(モブ)がたくさん居るんですよ」という記号としてマネキンがたくさん置いてあるということであって
無数の人物をすべて虱潰しに描写しようとしているわけでは全く無い
ここで視聴者と制作側が結ばなければならない共通認識というのは
「この場所はたくさん人が居る場所である」という認識であって
「この場所にはAさんBさんCさんDさん……(×モブ人数分繰り返す)……が居る」ということでは無い
従ってあなたの言う通りモブから人間味を感じないというのはまったく正しいのだが
そもそもモブから人間味を読み取ろうとしていること自体が読解ミスであるとも言える
それをハッキリさせるために、最初から『このモブから人間味を読み取らないでください』という意味で
モブを白黒にしたりとか、モブの顔をあえて描かないといった演出を取ってるアニメもあるよね。
アニメに関わらず、映像作品に描写される『人物』ってのは
どれも「人間」という意味では一緒なんだが、作品内における役割のレイヤーが違っていて
・人生や感情についてしっかりと描写されるべき主要登場人物のレイヤー
・主要登場人物に何らかの影響を与えるために登場するが、本人は変化や成長しない、いわば舞台装置や出来事としてのレイヤー(サブキャラ)
・場所やシチュエーションなどを提示するための記号としてのレイヤー(モブ)
の3種類存在していると思ってる
下のレイヤーほど描写がぞんざいで良いというわけではなく、
むしろ画面に映ったその一瞬でその立ち位置や人間性を理解させるために、徹底した類型化・パターン化が必要であったりもするので
意識して使い分けていかないといけないね。
あと、必ず2期3期って、前期よりも売り上げ・話題性ともに下がるので
仮に今期が収益ラインにギリギリ乗ったとしても、2期は必ず赤字になるってのが読めてしまう部分がある
続き物の場合、どこかで一度そうなってしまえばもう続きは無いので、完結まで完走するってのは貴重なことなのよ
とはいえ、結局は判断しているのは人間なので
メーカープロデューサーの熱意次第の部分もある
そんなに人気ないのにちゃんと完結までアニメ化してる作品もちらほらあるけど
ああいうのはメーカープロデューサーがその原作に対して情熱があって、多少の赤字を覚悟でやりきろうとしてるってパターンだったりする
仮に赤字になってでも俺がこの作品をアニメ化するんだぁ!って熱意のあるプロデューサーってのも居るんだよね。
アニメの場合、すげー雑な言い方すると
ビジネスのレイヤー(製作委員会) ←→ 制作プロデューサー ←→ クリエイティブのレイヤー(現場スタッフ)
って構図になっていて
制作プロデューサーがいかにビジネスとクリエイティブの間に挟まって両立させていくのが上手いかが重要だったりする
あんまり詳しく存じ上げてないので語れる情報を持ってない
>>72
演出手法というよりはあくまで『絵柄』の範疇だねそれは
そして別に新しい手法だとは思わんけどね
口の表現って昔からいろいろあるから
もう90年代初頭くらいには漫画的なデフォルメ手法ってある程度出切っていて
そのレシピの組み合わせが時代によって流行が変わってるようなイメージだな俺は
ただ絵柄研究に関してはそんなに詳しく語れないので別の専門家にお任せしたい
演出助手が入る時と演出複数人どっちがスケジュールがやばいですか?
詳細な返答ありがとうございます。
監督の意見を聞いて改めて質問です。
『無職転生 0話』で王宮内の立食パーティをしてる場面がありました。そこで、シルフィ(エルフ耳の娘)が貴族たちから、蔑みや嫉妬のようなドロドロとした感情を向けられている場面があるのですが、そういった場面でも同様に人間味を読み取るのは読解ミスとなり得ますか? (そもそも貴族たちの感情の読み取り方が違う説もありそうだけど)
といったことをおっしゃってるのを度々耳にしますが
スタッフさん的にもそういう感覚はあるでしょうか
どれくらいの人数でロケハンするのでしょうか?
gossoさんについては普通にアニメーターとしてのスキルが高いし、呪術見りゃ判るけど演出力もある
期待の新星って感じだね
演出助手や複数演出についてだけど
それ単体だけではなんとも言えない。作品によっていろんな事情があるからね。
たとえば、演出助手や演出補佐などでクレジットされてる人も、
リテイクなどごく一部の作業を1日だけ手伝ってもそういうクレジットになることもあるし
逆に新人教育目的などで、いちばん最初の打ち合わせからきちっと担当していた可能性もある。
実際にどうだったのかはクレジットからだけではわからないんだよね。
>>77
100カノ、星屑、フリーレンあたりは見ようかなと思ってる
この場合、『周囲から蔑みや嫉妬のような感情を向けられている』と読み取ること自体はまったく間違いではないんだが
ここでいう周囲(貴族たち)ってのは俺が言いたい狭義の人間じゃ無いのよ
つまり『周囲』から『嫌な感情を向けられている』表現をするにあたっての『周囲』ってのは
それ自体が群体というか、ひとつの要素なんだよね。
もっとわかりやすく喩えるなら
たとえば怪獣が街を襲って逃げ惑う市民たち…というシーンがあったとき
『逃げ惑う市民』ってのはあくまで全体で合わせて『市民』であって、
一人一人にインタビューすれば、市民Aは実はあんまり驚いてないとか、
自殺願望のある市民Bは実は逃げようとしてないとか、
前日徹夜してた市民Cはまだ騒ぎに気付いてない、とか…
いろいろ人によって反応が違ってくる可能性があるでしょ
でも、今回必要なシーンが「逃げ惑う市民」であれば
市民Aとか市民Bとかの存在はむしろ意識させず、群体としての「市民」を記号化して描写したほうが伝わりやすい
ここで市民AとかBとかCが画面の真ん中に居てしまえば、個人個人を読解すれば理屈が通るのだとしても、
視聴者からは「怪獣が来たのに何故か逃げない謎の市民たち」って描写に見えてしまうわけ
そういう意味で実際には市民Aとか市民Bみたいな存在にはいったん消えて貰って、
役者にはテンプレ的な「市民たち」を演じるマネキンに徹して貰うことになる
逆に言うと、そうやって作られた「市民たち」から、市民Aとか市民Bとかのパーソナリティは読み取れなくなってしまうってわけ。
無職の話に戻ると、貴族たちから忌諱されているシルフィってシーンを描く必要があったので
「貴族たち」という記号(テンプレ)が「嫌な感情を向けている」という描写がされていて、それを読み取るのは正しい
そこに対して「実はA氏は同情的」「B氏はあまり興味無い」「C氏は強く憎んでる」みたいな個人個人が浮き立つような描写は
敢えて排されていると考えましょうってのが言いたいことだね。
これが人間を描いてるか、モブをあくまで舞台装置として捉えるかの違い。
このように、シーンの役割によって人間をどの粒度・深度で描くかは最適解が変わってくる。
それはたしかにそうだね、スタッフサイドも感じてるよ
1クールだとどうしても探り探りやって、ようやく何か掴めそうなタイミングで最終回になっちゃう感じはある
まあでもしょうがないけどね。
>>80
制作プロデューサー、設定制作、監督あたりが居ればとりあえずOK。
あとは場合に寄りけりで、メーカーPや、メインスタッフ陣から助監督、美術監督あたりが同行することもある。
あとは運転係として暇そうな制作進行くんとかが呼び出されて付き合ってるケースが多いかな。
そんなに大人数では行かない。あくまで参考用の取材写真が撮れればいいや~くらいの雰囲気がほとんどだね。
ライザのアトリエやペルソナ等のアクションRPGを映像にする場合、しっかりと原作のゲームを遊ぶのでしょうか?
出崎監督がクラナド劇場版を製作する際に、原作ゲームのシナリオ動画を見て制作に掛かったと噂を聞きましたが
同じように動画で、済ませてしまうのでしょうか?
ライザやペルソナにしろ、片手間に気軽に触れるボリュームではないように思えます。
やや特殊な例だと思いますが、何かご存じであればお話、伺いたいです。
アニメーターなどでは男性も女性も活躍されていますし、実力主義の業界ゆえに男女差別もあまりなさそうに見えますが、なぜなんでしょうか?
晩年の出崎さんみたいなお年寄りだと単純にゲームは操作方法が慣れないからって理由で避けたんだと思うけどね。
プレー動画については、動画見てるだけ偉いというか、普通に考えたらそっちのほうがダルいので
そんな人あんまり居ないと思うけど…w
ゲームをちゃんと正面からぜんぶやるとすげー時間掛かってダルいので
参考資料としてゲーム側のプロットやハコ、シナリオデータなんかが貰えたりすることが多いから
そっちに目を通して内容把握する感じなのはよくある話だね。
原作プレーにいくら時間掛けようがギャラが変わるわけじゃないから、
正直、仕事として考えると、原作なんざできるだけ短時間で効率よく頭に内容たたき込める方法が欲しいもんなのよ
逆にちゃんとプレーしてる人達はそれだけで偉いよほんま
>>85
働いてて思うけどこの業界は全く男女差別はないと思うよ。女性でも活躍しやすい業界だと思う。
少なくとも女性だからチャンスが少ないとかはあんまり無いと思う。普通に女性監督や女性演出家も居るしね。
あと職種によっては、たとえば仕上げとか美術なんかは明らかに女性のほうが多かったりもするので、
そのへん鑑みると、
そもそも演出家を志望する人が男性のほうが多い(女性は演出家になりたいとそもそも思わない)気がするね。
『他人にあれこれ指図して作りたいモノを作るぞ!』ってモチベーションは男性のほうが強く持ってる気がする。
あと、演出ってジェネラリストというか、何でも屋が求められる仕事なので、
そういう後先考えずなんでもやろうとするタイプって男性に多い気がするんだよね。
女性のほうは職人気質というか、作画とか仕上げとか、
それぞれの守備範囲である専門分野に拘ってスキルを高めていこうとする人が多い気がする。
なので結果として業界全体の比率より、演出家の男性比率が高くなってんだと思うよ。
演出や監督って別に「偉い」わけではなくて、そういう役割でしかないので
別にみんなが憧れてるわけではない。
どうしてもやりたいっていう奴らだけが手を挙げてなっていく職種なのよ
男女関わらず、作画の道を究めてる人とか、色彩の道を究めてる人にとっては、
演出なんか興味無いから好きな奴がやればいいよって感じだと思う。
現場の制作スタッフレベルの個性といったところですかね・・・
アニメ業界における、女性の立場についてだけどさ
給料面もあるんじゃないかな
男はとにかく稼がなきゃ生きていけないから、早く出世しなきゃって意識というか
女は言い方悪いけど、男に養ってもらえればいい、親に頼ればいい、パート程度でいい、って考えが根底にある気がする
まあ、これはアニメ業界というより、日本全体の女性の意識の問題の気がするけどさ
居るっちゃ居る
ビッグネームで大々的に宣伝されるけど、
実際は使い物にならず現場にほとんど携わってない…みたいな人が該当する
ただスポーツ選手とかの場合、出場試合数や納めた成績が赤裸々にファンの元に晒し上げられてしまうので
チームへ貢献してるかどうか一目瞭然なんだが
アニメスタッフの場合は、実際にはなんの貢献もしてなくても、ファンからは判りづらいから、
あんまり表立って問題になることは無いね。
>>88
スタッフの個性というよりは『流行』の問題のほうが近いかも
実際の立体物である人体をどう記号化して絵としてまとめ上げるか、そのやり方は無数にあるんだが
ファッションの流行などと同様に、どういう表現がナウでヤングとされてるかってのは時代と共に移り変わっていく
そして優秀なキャラデザイナーはそういう流行に敏感なんだよね
上の歯がフェティッシュだよねっていうのは今の時代の流行なんだと思うよ。
制作から、使い物にならないとngを出され、給料が払われなかったカットが本編に使われていた、実質未払いだとsnsで話題になっていました
(現在は話し合いの元解決に向かっているそうです)
こういった例って、表に出ないだけで時折起こるのでしょうか?
また、渦中のアニメータがupしていた素材は、LOでしたが、素人目には下手で使い物にならない素材には見えませんでした。
自分が素人だから、気が付いていなくて実際に使い物にならないLOなのか、手直し程度で使用ができる物なのか、監督さんの視点で教えていただきたいです。
俺はちょうど良いと思ってる
アニメはコミカルなものなら15分枠、シリアス目な作品で30分枠くらいの長さがちょうど良いのかなと思うね
もちろん作品にもよるので、いろんな長さの作品があって良いと思うが。
アニメは実写作品より時間当たりの情報密度が高いので、1時間作品は毎週テレビで見るにはちょっとダレやすいと思う。
OVAとかで、数ヶ月に1本くらいの感じだったら、1時間くらいはあると嬉しいけどね。
>>90
いや、これは俺の感覚とはかなり違う意見だな。
日本全体、一般の仕事に就いてる人達の雰囲気としては、実際あなたの仰るような、
女性は無理して稼ぐ必要が無いから出世願望が低いみたいな雰囲気があるのかもしれないが
アニメ業界で生き残ってる人達からはそういう雰囲気は感じない。
たとえば上でも言ったとおり、色彩設計とか、美術監督、あとは編集とかは、たぶん女性のほうが男性より多いんだよね。
これらは各セクションの頂上に位置する役職なので、男性を蹴落として女性が上り詰めてるケースのほうが多いってことは、
女性が男性よりも出世願望が低いとか、活躍してないって分析はそもそも間違いだと思う。
上で指摘された通り、演出家や監督になる女性は確かに少なくて、男性比率が高いのは体感通りなんだが
これは結局のところどのセクションを志向するか、どんな役職でアニメに携わりたいかの好みの差であって、
稼ぎがどうとか、出世がどうとかとは関係無いと思うよ。
そこらの演出家よりも、よっぽど色彩設計とか美術監督のほうが稼いでたりもするし、
逆に言うと生活の全てをなげうって仕事に捧げないと務まらない役職だしね。
まあただ、確かに「子育てのため」に一時リタイアする女性はよく見かける。
最終的に仕事よりも子供を取るという選択をしたってことだから、それを持って『出世願望が無い』と言えなくはないのかもしれないが
でもそういう人達の多くは、子供が育ってきたら現場復帰するからね。
そしてそういう子持ちの女性も、そこらの男性よりもバリバリに働いて出世してるのを見てるので
やはりアニメ業界においては女性は「パート程度でいい」みたいな考え方の人は居ない(生き残ってない)というのが実態だと思う。
たぶんあなたの思ってるよりアニメ業界ってめっちゃ実力社会でサバイバルなのよ
腰掛けバイト程度のノリでメインスタッフには入れないよ
私生活と人生の全てをアニメ優先に出来るアニメサイボーグだけがOPに名前載せられるんよ
一般のアルバイトとは全く感覚が違うと思う。
URLを失念していました。
https://www.menuguildsystem.com/animator-of-second-season-mushokutensei-anime-confesses-having-had-unpaid-wages/
こちらがニュース記事になります。
通常あり得ない。
あのLO自体が使い物になるならない関係なく、上がりが来ている以上は単価は支払われる。
ではなぜああいう書き込みがあったのかの補助線として知っておいて欲しいんだが
日本のスタジオは、倒産でもしない限り不払いなどは聞かないんだが
そもそもあの中国人アニメーター自身がスタジオバインドは関係無いと言っていた通り、
おそらくトラブルが起きたのは、中国側の下請けスタジオ、ないし中抜きコーディネーター的な存在との間の話だと思われる
中国現地の下請け・孫請けの企業の中には、日本人の感覚からすると倫理観がぶっ壊れてる会社があるので、
何らかのトラブルがそこで発生した可能性がある。
というのが一点と、もう一つ重要なこととして
当然、支払いなどについての疑義がある場合は、まずは直接会社と話し合って、穏便な解決を模索するのが普通の社会人だと思う。
それを、作品やバインドに迷惑を掛けるような形でセンセーショナルな言い方でツイートしてる時点で
あのアニメーターさん自身に社会常識が足りてないか、少なくともトラブルメーカー気質な人であることが判ってしまう。
定期的に会社と揉めたことをツイートしてプチ炎上するアニメーターの話はあるので
俺もいくつかの例を内部から知ってるんだが
まあ9割方アニメーター側がやべーヤツで、どう考えてもそいつ個人の責任で話がこじれたのを
自分に都合の悪い話を黙ったまま、言いたい放題ツイートして炎上させる…みたいになってるケースがほとんどなんだよね。
たとえば今回に似たようなケースであれば
・上がりに対してリテイク(修正指示)が出る
・それをアニメーター側が拒否(仕事放棄)。「単価も要らないです、まき直してください」と本人が言って降板
・しかし完成後に「なぜ支払わないんだ!」と怒鳴り込んでくる
みたいな、自分が原因で揉めて、自分から降板する、ギャラ不要と言ったのに
しばらくたって、自分によって都合の悪い部分だけ完全に忘れてクレームつけてくるやべー人って本当に居るのよ。
そういう人ほど沸点低いから、事実確認もろくにせず、「不当に降板させられた」「ギャラを貰えてない」って軽率にツイッターに書く。
中には自分が請求書を出し忘れていただけなのに「振り込まれるはずのギャラが入ってない」ってツイッターで大騒ぎして問題になった人も居たし…。
だからまあツイッターでこういうこと書く人の話は、基本的に話半分で聞いといたほうが良いよ。
もちろん中には本当に正当な理由でトラブルに巻き込まれちゃってる人も居るかもだけど、前述の通り9割はヤベー奴が勝手に騒いでるだけなので…。
なるほどです。
snsなどで見る、給料未払いなどはやはり、大げさに取り上げられているだけなんですね。
読んでいて時折、ん、この投稿文おかしくね? と疑問に思うことがあったので、謎が解けてすっきりしました。
丁寧な回答ありがとうございます。
非常に勉強になりました。
話題は変わってしまうのですが、あのレイアウト自体は技術的には問題のないレベルなのでしょうか?
よろしければ、あのレイアウトに関しての意見もうかがいたいです。
ツイートに貼られていたgifだけではちょっとなんとも判断しがたい部分がある
おそらく作業者の技量としては最低限の力量は備えてるのはわかる
動きのキレや画力自体は十分合格点だと思う。
しかし同時に、あのgifの素材しか送られてきてないのであれば、
ちょっとラフすぎて印象は悪いだろうなという点と、
素材構成やシート打ち、原図などに問題がありそうだな、何らかの修正が必要そうだなという感想も正直抱いた。
ただ、実際のカット素材を確認したわけではないので、gifに反映されてないところできちっと補足が入っているなら問題無い。
また、あのレベルの素材で即クビとか、単価支払う必要無しという判断までには普通はならないと思う。
(劇場作品とかでは雑すぎるとクビになる可能性あるけど、テレビだしね)
意外と思い浮かばんなぁ…
実力はそこそこだけど、人当たりが良くて業界で長く仕事してる人ってだけならたくさん居るんだけど
「芸人」枠化するような人はあんまり居ないかも。
同世代から弄られたり愛されたりするような人は居るんだけど、あくまでその世代の中だけでの話だね。
ちなみに制作部にはけっこうその手のタイプが居て、偉い人だけど弄られ役もこなすタイプとかも居る。
いろいろ条件が違うから、そもそも野球選手と同じ土俵で比較するのは難しいんだが、
俗に言う、ピーキーな性能の人って意味なら居るね。
作品によっては一流のパフォーマンスを発揮して重宝されるんだけど、
余所の現場に行くとクソ原画マン扱いって感じの人はぜんぜん居る。
もちろんどんな現場でも一定のペースで仕事できるオールラウンドプレーヤーのほうが価値は高いんだけど、そういう人ばかりではないので
特定の条件化でしか能力が出せないピーキーな性能の人を、
いかに有効活用できるかが制作会社の腕の見せ所かもしれないね。
横レス失礼。
当たり外れとは異なるかもしれませんが、兄成氏なんかは正にピーキーな性能という気がします。監督目線だとどうなのでしょう?
質問させていただいた者です、なるほどです
非常に勉強になりました。
5ch時代のころから時折書き込んでいる者ですが
改めてにはなりますが、好奇心からの質問にここまで、しっかりと答えてくださって本当にありがとうございます。
兄成氏の場合は、ピーキーな性能の人という点ではその通りなんだけど
本人がそれに自覚的というか、仕事の選び方自体でそれをコントロールしてるからなぁ
そこは試合次第で荒れたりする藤浪と違って、
兄成氏の場合はそもそも自分の気に入った対戦相手としか試合しないみたいなスタンスを貫いてるので
その代わりに、いざ試合すると決めたらきちっと結果を出していく感じだし
あの芸風を周囲もよく判ってる上で仕事を依頼するわけなので、
ある意味「打率」自体はめちゃくちゃ高い、安定感のあるクリエイターではあるよね。
言い換えるなら、ギャンブル的に投入してみて、結果が荒れるタイプの人では無いので、
頼んだ時点である程度結果も見えるというか、ある意味安心して任せられるという感じ。
>>103
かつてボンズやAICから、
今は懐かしいキンタマウイルスの被害に遭って、実際に流出したことがあるよね。
特にボンズのやつはかなり酷い言葉で赤裸々に評価が書かれてて当時大きく話題になった記憶がある。
どうなるかと言われれば、問題にはなるけれども、まあそこまでだよねー。
個々人で裏で謝罪や賠償といったことが行われたのかもしれないけど、表沙汰にはなってないし。
意外と何も起きないのかもしれないね。
>>104
あーどうなんだろ
俺自身は監督や演出の立場として参加するわけなので、もちろん声優さんと軽く挨拶したりとかはするけど、
あとはやっぱり直接お世話になったプロデューサー陣や、現場スタッフ達への挨拶をしたりするので
声優さん達が打ち上げ会場でどういうムーブでいるかそこまでちゃんと観察したことは無いんだよなー。
たぶんまずはメーカープロデューサー、あとは居れば音響監督あたりにはマストで挨拶して、
その次にアニP、ついでに監督や音響制作って感じだと思うわ
そんな感じで、音響会場に居る人達へはとりあえず挨拶するんじゃないかな
逆に音響会場に行かない映像側のスタッフとかは
声優さん達からすればそもそもどんな立場の誰なのか全く判らないと思うので
声優さん側から挨拶に行くことは無いと思う。
>>105
いえいえ、なんでも答えますんでどしどしご質問ください
かもねぇ
でも今だと荻窪~阿佐ヶ谷のほうが危ないだろうな
荻窪はもともとアニメ会社多かったけど、この5年で西武線沿いにあったような会社まで全部集まってきてすごいことになってる
三鷹は最寄りって意味ならブレベ、タツノコ、IGくらいだからね。
とかありますか?
何でそんなにアニメ会社集まっているんですか
普段から違う会社間で一緒に飲みに行ったり交流してたりもしますか
ないないw
一般の人が顔の判る監督なんて押井さん富野さんレベルだけじゃないかな
声優と違って監督は裏方ですよ
>>110
実際、荻窪という立地はすごく絶妙で…
そもそもアニメ業界のお客様(製作委員会の会社)って、まあ普通に山手線内、
もっというとテレビ局の周りにあるのが普通なんだよね。
ただ、アニメスタジオ自体は、作画机などをずらっと並べないといけないとかでスペース効率が悪めなのと、
給料安めの人が通う(笑)必要があるんで、できるだけ家賃安いところが良いわけですよ。
あと、今でこそ減りつつあるけど、制作進行といえば進行車に乗ってアニメーターの家まで回収に行くなんてことも多いので
自動車を駐めるスペースがあるかも重要だったりする。
都心のクライアントの皆様が中央線や丸ノ内線で来やすい立地で、
ギリギリ家賃的に許せる範囲…ってののバランスを取ると荻窪あたりがちょうど良いんだよね。
これがもうちょっと西のほうにいってしまうと、家賃は安くて良いんだけど、
街自体がベッドタウンになってしまって広いオフィスビル自体があんまり無かったりするんだよ。
荻窪はもともとオフィスビルの供給が多い街なので、よさげな物件が出やすいってのもあると思う。
昔はもうちょい田舎の練馬区のほうがスタジオ多かったと思うんだけど、
制作費がちょっと良くなってきて、家賃払えるようになった関係で、
ちょっと家賃は高いけどアクセスの良い杉並区に民族大移動が起こってるんじゃないかな。
なのでいまは、荻窪駅徒歩圏内だけでぱっと思い浮かぶ限りでも、
ライデン、MAPPA、サンライズ・BNP、シャフト、ジェノ、バインド、ホワイトフォックス、KAI等々
名だたる元請けが本部スタジオを構えてるし、クローバー荻窪stなどの分室系や、下請けのスタジオを含めればもっとたくさんある。
そういったスタジオに誘引されるような形で、
編集室など関連業種も荻窪にスタジオを構えるケースが増えていて、
イマジカやキューテックといった大手のポスプロ会社が荻窪にスタジオを持っているので、
ますます荻窪の利便性が上がってるんだよね。
なので、いま荻窪が地震で壊滅したらそれだけで日本のアニメ業界は終わるねw
交流というとあれだけど、
近場のスタジオに居る知り合いと飲みに行ったりとかはよくするね。
俺自身は参加してないけどスタジオ跨いだフットサルサークルとかもあって、業界内交流はあるっちゃある
意外とないものなんですな
「ねぇねぇ、あの人もしかして深夜アニメ何本も手掛けてる
○×監督じゃない!?」
「えー うっそー まじー!」
とかあったりするのかと勝手に思ってた…
まぁ下手にあんまり騒がれて業務に支障が出てもねw
練馬はアニメの街としても宣伝してるけど、実情は荻窪にみんな移動しつつあるのですね
まぁ、特に制作会社を支援しているというわけでもないのかな
逆に聞くけど、誰か一人でも深夜アニメの監督の顔判る?
俺もリアルで仕事上の付き合いがあった人は判るけど、そうでもなけりゃ誰もわかんないからなw
そもそもアニオタの大半が監督なんかまったく判らないか、ギリ名前聞いたことあるレベルでしか気にしてないだろうしね
>>113
そうなんだよねー
練馬区のほうが『アニメの街』みたいに喧伝してるんだけど、
実際はどんどんスタジオが区外に流出している状態なんだよね
もちろんまだ練馬区に本店残ってるアニメスタジオもあるんだけど
今年移転したJFKとか、BLADEとか、ボンズ、雲雀、あとはBridgeとかそのあたり?
どう考えても杉並区の会社より1段小さいとこばっかになってしまった
サンライズやシャフトが荻窪移転したのは大きかったな
アニメ業界は政治力無いから目立った支援とかはどこの自治体からも得られてないと思う。
>>114
居るんじゃない
軽く挨拶くらいなら出来るし。
別の人やが、雨宮さんしか知らないかも、
ファンからお菓子がスタジオに届いたりすることはありますか?
宮崎駿や押井守ぐらい色んなメディアに出て名前は当然ながら顔もよく見る監督なんて殆どいないよね
それ以外だと新海誠や細田守みたいに映画で人気出ている監督だとそこそこ見かけるしググるとすぐ顔もわかるけど覚えてるって程じゃないからなぁ
一人か二人くらいならギリかなw
そういや、1カット目で番宣について語って頂いたけど
やはり作品の顔は、どうしても制作陣ではなく声優陣になってしまうな…
ドラマの場合も似た様なもんだし
ところで、下品な質問で大変恐縮なんだけどアニメを元にした
パロディAVって、同人誌と同様に事実上野放し状態なの?
自分達が手掛けたアニメ作品が、勝手にAV化されたら発狂しそうな気が
するんだけど
>お菓子
ほぼ無い。絶対に無いとは言い切れないけど…。
まあ、お気持ちは基本ファンレターの形で送って貰うのがお互い助かりますね。
>>117
新海・細田レベルで、ようやく業界マニアと呼ばれるレベルのオタクがギリギリ判るレベルって感じじゃないか
それよりも無名の凡百の監督なんかただの一般人と変わらんですわ
>>118
まあそこはお仕事の役職分担てところですからね
プロモーションの顔を声優が引き受けてくれるからこそ裏方は裏方に徹することが出来るんで。
>パロディAV
委員会というか、ステークホルダーがどう思ってるかは知らんけど
別に現場スタッフの感覚からするとお好きにどうぞって感じだけどね。
AVなんてしょせん人間のAV女優・男優が演じてるわけで
アニメキャラとは似ても似つかぬコスプレビデオなわけじゃん
アニメ本体とはもう全く別のコンテンツなので、関係作品とすら思わないので、お好きにやっていただければいいと思いますよ
(逆に低クオリティのコスプレAVなんて、あんなん買うヤツはあれで良いのか?と疑問には思うが)
アニメ本体への近さでいえばよっぽど二次元の同人のほうがヤバいとは思うが
まあそれも好き者同士で勝手にやる分にはいいと思うしね。
むしろ、ある程度アニメや原作へのリスペクトを感じられる内容なら気にならないんだが
二次元の同人を含めて、リスペクトの全く無い、ただ見た目を似せただけのイナゴ便乗商品のほうが不快度は高いね。
ただそれも作ってる側への怒りとかは感じない。ある意味需要に応えてるだけとも言えるし。
そんな雑な作りのもん買っちゃう消費者のほうがよっぽど悪いと思うので、そっちに怒りを感じる。
こっちの食い扶持に直接影響するので、これはアウトだね
ただ、中華やロシアとかのドメインで運営されてるような違法サイトを全部ブロックするってのはどうしても現実的じゃないので
きちんと公式側が使いやすくてお得な視聴手段を用意することでしか対抗出来ないという現実がある
まさに違法アニメサイトだったクランチロールが公式側に鞍替えして大成功を収めてるのは
もっと話題になっても良いのかもしれないね。
「人は右手から来る者は心臓から遠いので好意的に見る」
って説そのものの信憑性がわからん
修正前の絵の方がいいと感じることもあるんですが
(絵は綺麗かもしれないけどポーズや表情が硬かったり)
あれはどういう基準で決められてるんでしょうか
また 以前編集の話が出てましたが
円盤にする時に編集を修正する場合もありますか
テロップを入れた時の画面のバランスなどは一切考慮せず制作していて、やはり単体の映像作品としてはノンクレジットで見てもらいたいのでしょうか?(石浜さんのようなものは別ですが)
この件については以前も書いた記憶がうっすらあるんだけど、
俺自身も、富野さん理論でいうところの
画面左側(下手側)が下座、弱い立場 ←→ 画面右側(上手側)が上座、強い立場
ってのは信じてないというか、少なくとも”原則”ではないと思う。
心臓から遠いからどうのなんて論はこじつけでしかないと思うし、
右左どちらに威圧感を感じるかなんて、俺自身は差を感じたことも無いし、あるとしても人それぞれだと思う。
なので信憑性という言い方をするなら”嘘”と考えて貰っても良いというのが俺の考えだな。
じゃあ上手下手論が全く不要かというとそうではなく、
”原則”ではないとしても、”作法”としては知っておいた方が良いというのが俺の意見。
右左はどっちでも良いんだけど、少なくとも作品の中ではどちらが立場的に上の方向なのかは決めておいて統一したほうが良いし
もっと言うと、『話が進行する方向』が右左どっちなのかは決めて統一すべきだね。
これは見やすさや話の流れの理解に影響がある。
そして、右左どっちでも良いならば…
アニメーター達は日本人の平均に漏れず右利きの人が多いので、キャラの顔って左向きになってる(下手側を向いている)ほうが
良い絵が描けるんだよね。
そのため主人公が話を進めるときは下手側を向いているほうが良いし、
より立場が上位のキャラが立ち塞がるときにはそいつが下手側を向いてるほうが良い。
よってそのシーンの主導権を握ってるキャラが下手側を向いているように設計できたほうが、結果的に画面が良くなる可能性が高くなる…という考えで俺は演出してる。
まあいずれにしても、絶対こっち向きでないといけないというようなものではなく
「部屋に入るとき何回ノックしたら良いか」みたいな、マナーや作法として向きを統一しましょうねって程度のものだと思ってくれたほうが良い気がするね。
舞台演劇とかだともう少し強固な作法があるのかも。
そもそもアニメって、通常は本放送の前の段階で、
いったん最初に映像が完成してから、どんなアニメも大量に(数百項目以上は)修正を加えて、
ブラッシュアップしてから放送にかけてるんだよね
ただし、放送まで時間が足りない場合は、その何百項目もある修正をすべて終わらせるのが状況的に間に合わないケースもある。
意外と知られてないことかもしれないが、
円盤修正って、円盤を発売するときにあらためてどこを修正し直すか検討しているケースは少なくて、
この『本放送時に本来は修正しようとしていたが間に合わなかった』ものを
きちんと直し終わらせて円盤に収録する…というものが多いと思う。
もちろん本放送後に、気付いてなかったミスが発覚してそれを追加修正することはあるんだが、
色ミスとか、素材バレ(はじっこが見切れてたりするやつ)とかのテクニカル系がほとんど。
大きな作画の修正や、全体の色味など演出意図に絡むような修正は、円盤の時にあらためて判断しているというよりは
本放送時から直そうとしてたけど間に合わなかったモノ…というのが過半だと思う。
なので、円盤で修正されているものは、
制作側としては出来れば最初から放送に乗っけたくなかったもの…という可能性が高いことをまずご承知おき頂きたい。
ただし、いずれの段階においても、必ず万人にとって修正後のほうがよいとは限らないのはご指摘の通りで、
単に世に出ないから視聴者が知らないだけで、
別にこの絵でいいじゃん…っていうものを、それでも上書き修正してしまうケースってのは多々あるんだよね。
何が良い状態なのか、どんな絵なら修正が必要かというのは本当に人それぞれ判断が違う。
ただし関係者はみな修正を発出する権限を持っていて、特に
・メーカー(クライアント、製作委員会P)
・監督
・キャラデ総作監
あたりは大きな発言力を持ってそれぞれ好き放題修正を要求するので、
演出面の判断は監督が、絵に関する判断は総作監に集約してそこで修正をするしない含めジャッジされるケースが多いんだが、
やはり複数の人達の意図が絡むので、それがお客さんの印象と違う可能性はあるよね。
>修正前の絵の方がいいと感じることもある
とのことで、俺もそういう経験多々してきているんだが、
それでも「修正後のほうがよい」と思っている人も居るから修正されているのよ。
そこは明確な基準や指針があるわけではなく、いろんな人の思惑や好みの影響の結果が、収録されている映像なのだと思って欲しい。
編集についてだけれども
編集を修正することは工程上無い。
厳密に説明するといろいろ長くなるのでイメージしやすいようにデフォルメして語りますね。
実はクリエイティブな判断をする、一般にイメージする「編集」という工程は「オフライン編集」と呼ばれていて
これを本放送版の最終納品のタイミングで、「オンライン編集」という作業のため、
オンライン専用の編集スタジオに持ち込んで組み立て直してるんだよね。
このオンライン編集においては、基本的には映像の尺を弄ったりするのはやらないのが大原則。
(一応、機材的に出来る出来ないの話だけでいえば出来るんだけどね)
また、オンラインからオフラインに逆流することも出来ないようになっている。
また、音データに関しては、「オフライン編集」がFIXしたタイミングでそれに合わせて、
映像の制作とは全く別系統で「ダビング」という作業を行って完成させてしまってるのよ。
なので、もし編集をいじるとなると、
オフライン編集から音響・オンラインに至るまで後ろの全ての工程をやり直しさせることになって、
あちこちのスタジオや技術者を巻き込んで、莫大な手間と予算がかかることになる。
そういう事情から、編集に関しては逆流は不可。
後から直したい部分があっても諦めるしかないですね。
カットの長さという意味での編集に影響の無い範囲で、
音ズレ・口パクズレの微調整をオンライン編集工程で実施することは実はある。
ただまあこれは質問者さんの聞きたい「編集の修正」では無いと思う。
わかる~~!!!!
人によっても違うだろうけど、
俺自身もOPやEDを演出する場合は、やっぱりテロップが入る場所を想定して余白を作ったりするので
画面としてはテロップが入ってはじめて完成系って感覚なんだよね
なのでノンテロップ版って、まだ中間素材、未完成って感じ。
せっかくならノンテロップ版ではなく、普通にテロップありでyoutubeにUPしてほしいって俺も思います。
余談だけど
90年代前半くらいまでのアニメだと、番組によっては
無遠慮に画面のど真ん中にでっかいテロップがバーンと出るものもあって
さすがに絵の邪魔だなって思うものもあるんだよね
その当時の作品なら、確かにノンテロップ版を見たいという需要があったのはわからなくはない
ただ、地デジ化以降の作品でそういうケースは無いと思うし
テロップ自体の出し方を凝ってる作品も多いので、テロップありで見たいよねー。
テロップ込みの演出ではない場合、出すタイミングとか配置は担当者が決めて演出や監督がチェックする流れ?
かなり書ける方なのかなとは思ったんですけど、ラフっぽい絵柄なこともあって、素人目には実力的なものが判断つかなくて……
倍率なのか実力ラインなのかどうなんだろうってちょっと気になってしまって(気になっちゃいけないと思いつつ……w)
たまに「テレビに載せられないレベルの上がり~」というの聞くけど、それよりは上で挙げた方の方が描けるんじゃ?とも思ったんですよね……
いろいろ複雑なんですかね
割と淡白なんですね
あんま下手に騒いで、世間にそんなAVの存在が知れ渡ったら薮蛇なんでしょうが…w
ただ某国民的鬼退治アニメを元ネタにした作品は、確かにリスペクトを感じ
させ、一定の評価があるみたいですな
個人的にパチはやった事ないんで詳しくないけど、過去の話題作とかの
企画や権利の関係ってどうなってるんだろ?
なるほどありがとう
心臓かた遠い云々は少なくとも科学的な根拠はなくて経験則だろうね
俺はアニメじゃなく漫画描いてるけど
「マスターショット」や「映像技法のリテラシー」
「映像クリエイターにための完全独学バイブル」や
「ストーリーボードで学ぶストーリーの組み立て方」など理論書を読むのが趣味
まあ読むだけじゃ身につかないが
プロの映像見て分析したり現に作ったりしないとダメ
いい質問すね
実はテロップは「オンライン編集」で入れるものなんすよ。
アニメ業界用語として「ビデオ編集」あるいは「V編」と呼ばれることもある。
まず標準工程というか、一番お手軽なやり方として、
フォントや出すタイミングも含めて、このオンライン編集のオペレーターさんにお任せというパターンがある。
オペレーターさんも手慣れたもので、完全お任せであっても
きちんと映像の雰囲気などを考慮した出し方をある程度やってくれるし、
ちょっとした特殊効果(文字が滲みながら出たり、グリッチを起こしながら出たり…みたいなやつ)も場合によってはアドリブでやってくれる。
この場合、監督や演出家も一応チェックする機会を希望すれば貰えるんだけど、
あんまり細かく修正をしないというのが前提になる。(もともとお任せコースなので)
ここから先はどのくらい拘るか次第なんだけど、
OPについては細かく拘ることが許されているので、
演出家が、いや文字の出方にもっと拘りたい、お任せは嫌だ!となれば、
まずはフォントを指定したり、タイミングを指定したり…と細かい指示を出して、オンライン編集のオペレーターさんに入力してもらうケースがある。
さらに近年増えたけど、単なる文字じゃなくて、
特殊なデザイン込みのクレジットにしたりとか、アニメーションしながら出現したりとかの特殊な内容にしたければ、
これはもうオンライン編集で対応するのは難しいので、
あらかじめモーショングラフィックスを担当する専門業者に発注して、
オンライン編集よりも前の工程で、素材自体にクレジットを焼き込んだ状態で作る必要があるけど、編集で作るよりは断然リッチになる。
OPは毎回内容が変わらないので上記のように拘って作ることも多いんだけど、
EDについては、当然ながら、その話数の参加スタッフを記入しなきゃいけないので、毎回内容を更新しなきゃいけない。
その更新作業はオンライン編集のオペレーターさんが作業することになってるのと、
毎回、クライアント(委員会)と制作側プロデューサーの両者がオンライン編集会場で立ち会って
クレジットに間違いが無いか確認する儀式みたいなのがあったりもするので、
そういう都合で、EDについてはほぼ全ての番組でオンライン編集でクレジットを挿入してるし、
基本的には出し方も含めオンライン編集のオペレーターさんにお任せするという流れになってる。
ちなみに、誰をどんな肩書きでどんな順番で表示するか…というのは
関係各所(委員会や音響、下請け会社等々)や、自社の制作進行から
それぞれ関わった関係者のリストを提出してもらって、
最終的に制作プロデューサーが取りまとめてExcelファイルにする。
それをオンライン編集さんに送るって流れ。
俺も見たよ、不採用通知UPしてた人だよね。
あの人上げてる絵自体はぜんぜん上手いので、あれを信用するなら多くの会社で採用ラインには十分乗っかると思う。
ただ、アニメ会社の新人採用って
まだアニメーターとしては卵の人材を、ゼロからきちんと教育して育てていくために実施してるものなのよ
なので、周囲の若い新卒の子たちと一緒にやっていけるかや、指導役の動検や先輩に素直に従えるタイプかどうか、
変な我を通さず、振られた仕事をきっちりスケジュール通り終わらせられるタイプか…のほうがよっぽど重要なんだよね。
その点で、Twitterに上げてた彼はプロフ欄信じるなら80年代生まれって話なので、
場合によってはその会社の指導役よりも年上となると、正直ちょっと扱いずらいので嫌だなと思われたり、
やっぱ実際にその年齢になってからアニメ業界に転職しようとする人って、なんかすっげー性格変だったり、問題行動の多い人が居るので、
その時点で警戒されて落とされるってのがあると思う。
俺自身も某社で面接する立場だった時期があって、30代の新人希望の人とか面接したけど、
やっぱ変な人ばっかりで、結局ほとんど20代の新卒・第二新卒しか採らんかったんだよね。
それと関連するのかもだけど、
すでにある程度描けるせいで、むしろ俺は描けるんだって自負が良くも悪くも生まれちゃってる雰囲気もある。
(あくまでTwitter読んだ印象からなのでもちろん実際にどうなのかはわからないけど)
でも、いくら自分の価値観で『描けてる』と思っていても、プロの現場ではまったく別の基準で
仕事上の素材としてルールを守れてるかとか、そういう観点から厳しい指摘が入るのは日常茶飯事なわけですよ。
そうなると、むしろ「俺は描けてるんだ」って思ってるプライド高い人のほうが
他人からの指摘で機嫌を損ねて、結果的に仕事として続けられない…ってケースもある。
なので、プライドが高すぎる人や、SNSで問題起こしそうなタイプの人だと判断されれば、どんなに上手くても不採用となることはある。
一人前のフリーランスであれば、
この現場合いませんねとなればそこでサヨナラバイバイでOKなので
性格や経歴は別に気にせず、実力主義で仕事を依頼するだけなんだけど、
きちんと『採用』としてその会社で教育して貰うとなると話はまったく変わってくる。
会社側としてもおいそれと放り出すわけにもいかないし、
ちゃんと会社で上手くやれて、続きそうな子を採らないといけないわけですよ。
てかさ、それでいうと
いくら相手の会社名隠してるとはいえ、不採用通知届いて即SNSにUPしちゃう時点で
なんかもう既にヤバそうな匂いがプンプン出ちゃってるのよ
別にそれ自体で訴えられることは無いよ。無いけれども…
ただああなんかこいつ口軽そうだなって俺も思うもん。
こういうことしちゃうヤツ採れるわけないじゃん。
そういう部分が見透かされての不合格なんじゃない?って思うよ。
パロディAV程度、そもそも公式が反応してやるほどのクオリティに達して無いのよ。
鬼滅パロAVも、あの程度、別に公式と勘違いされることは一生無いでしょ。
本当に公式と勘違いされるレベルでハイクオリティなものが出てきたらさすがにマズいってなるかもしれないけどね。
>>132
過去作品の権利(版権)はすべて『製作委員会』が持ってる。
そのための委員会ですよ。
パチスロ化する場合、機種の開発は当然パチンコ台メーカーが行うわけだけど
委員会が許可すれば、委員会が権利を保有してる著作物(過去作品の映像などの素材)は使用OKになる。
それを組み合わせるだけでお手軽に開発しちゃうこともあるけど、
新作映像を作りたい場合はあらためてパチメーカーからアニメ会社に映像の制作を発注することになる。
これは別に元のアニメを作ったスタジオに発注する必要は無くて、
全く別のスタジオ・スタッフに発注することもあるよ。
この場合も、旧作の設定資料などは委員会が使用権を保有してるので、
委員会が許可さえ出せば、新しいスタジオで旧作の資料をそのまま流用して制作することが可能。
パチスロ側の映像を作ったスタッフやスタジオは秘匿される(口外禁止)ので、
一般のお客さんが、新作映像を誰が作ったのか知る方法は無いと思う。
パチスロ映像ばっかりやってるようなスタジオも実は存在してる。
(こういう案件は実績としてカウントされないというデメリットがスタッフ側にあるので、その分ギャラは割高になっている)
『作法』と『理論』は混同されて語られがちなんだが実は微妙に違っていて
映像理論とされてるもののうち多くが所謂「作法」に過ぎないと俺は思っている
たとえば超基礎的なイマジナリーラインについてだって
実際に実験してみたら、言われてるほど位置関係の理解に影響が無かったという結果が出た…なんて話もある
(『アニメーションとライフサイクルの心理学』横田正夫 に詳しい)
しかしイマジナリーラインすら『作法』にすぎないとしたら、じゃあ科学的な根拠のある理論なんて映像表現に存在するのか?なんてことも思っちゃうね。
まあそれはともかく理論書を読むのは俺も好き
とはいえ演出力を向上するには仰るとおり自分でやってみないことには難しいね。
>>134
進撃の巨人の立役者で、立体機動はもうこの人ありきで作られたといってもいい
ああいうカメラ含めてダイナミックに動かすのを得意とするアクションアニメーター
フリーランスであれば、
この現場合いませんねとなればそこでサヨナラバイバイでOKなので
性格や経歴は別に気にせず、実力主義で仕事を依頼するだけなんだけど
この話を聞いて思ったのが
りょーちもさんや、山下さんが、出てきて以降
ブログに始まり、最近ではTwitter等で才能がある人を、拾い上げるパターンが増えていますよね。
場合によっては、例のごとくサヨナラバイバイになるのでしょうが
しっかり業界に居つき、実力が認められた方で、最年少と最年長はどれくらいなんでしょうか?
いろんな人がいるから、高校生くらいから仕事してる人もいるし、30代40代でアニメーターに転向して残ってる人も居るとは思うよ。
まず前提知識として
世間にはちゃんとイメージが伝わってないと思うんで改めて整理するんだけど
アニメーターって、自分の腕一本で飯を食う稼業なので、自称すれば今日からアニメーターなんだよね。
なのでアニメーターになるといっても、いろんな入り口があって
・表(正規)ルート
きちんと各スタジオの採用試験をパスして、
各スタジオにある動画部(実質的には、新隊員教育部門)というところに所属し、
厳しい教官(動画検査)の元でゼロからきちんと2~3年の教育課程を経て一人前に上がるルート
・裏口ルート
正規の教育を受けてないにもかかわらず、業界人の知り合いから仕事を斡旋して貰ったり、
場合によってはTwitterなどで『仕事募集』などと書くことで野良仕事を拾って経験を積んで、業界に潜り込むルート
(しばしばSNSでベテランから苦言を呈されてるルート)
こんだけ違うんだよね。
これだけだと正規ルートのほうが良さそうに見えると思うんだが
さんざん昔から言われてる通り、新人教育期間はギャラが安く長時間労働になるためそれなりに過酷なんだよね。
で、裏口ルートから入ったモグリの人達は初っぱなからすでに一人前のアニメーター扱いなので
同年代の裏口アニメーター達が好きに仕事を選んで自由な時間に仕事して、しかもギャラも一人前扱いで貰えてる…という情報が入ってきちゃう。
それで羨ましくなって、腕に自信がある(一人でやっていける自信がある)ヤツほど正規ルートをドロップアウトして、
裏ルートに転向しちゃうようなアニメーターも多いんだわ。
で、まあそのへんの事情を汲みした上で、
裏ルートと正規ルートの中間地点みたいな存在として、
web系なんかのアニメーターが個人弟子的なのを採って育てる…みたいなケースもある。
正規の動画部出身ほどびしっと教育されてるわけじゃないんだが、とはいえ師匠が序盤面倒を見ているので、
完全野放しの野良育ちよりはマシという感じ。
ただまあ、どのルートで入ろうが、実は違いがあるのは最初の5年くらいの話で
そこから先は最終的に本人の実力や努力、適正次第でどうとでものし上がれる。
現場でメイン張ってる人達に聞いても、本っ当に、人によって全く育ち方というか、出自がバラバラなんだよね。
さすがに中卒って人は若い人には居ないけど(おじいちゃんとかには居るけどそれは時代の関係だろうし)、
高卒でそのまま知り合い伝手に業界に潜り込んだような若手もぜんぜん居るし、
逆にいったん社会人やってから夢を追って業界に来る人もぜんぜん居るんだよね。
上のレスで80年代生まれを不採用の理由のひとつに挙げちゃったけど
別に30代でも入り方を選ばなければ業界入り自体は可能なはず。
(もちろん20代よりは厳しい勝負になるとは思うけど)
そうだよ
「いつどこで誰にとっても通用する正解」が一つあるわけじゃないんだから
理論は作法に過ぎない
たとえば三幕構成はあらゆるエンタメ映画に共通する構造で下手に破ってもつまらなくなるが
かと言え無視すべき場面もないわけじゃない
たとえばヒーローズジャーニーでは「主人公が旅に出るのを躊躇する」場面が必要とされるが
ドラクエは無視してる
プレイヤーが主人公になったつもりになれるように主人公の個性を消してしゃべらせないように
してるのがドラクエなんだが、プレイヤーが躊躇してないのに主人公が躊躇したら興醒め
ドラクエに合わないから無視が正解
ありがとうございます。一か八か聞いたんですが、知ってたみたいで良かったです。
前のレス書いた時は『その人の実力』にフォーカスしてたんですけど、そもそもこの場合
『社員の採用』だった……
実力が1番求められる業界だから、不思議がってる人もいたし自分も失念してたけど、採用基準って実力だけじゃないの当たり前ですもんね。
特にアニメ業界って、ほかの業界に比べて指摘が当たり前というか「工程のひとつ」だけど、業界外を経験してる人からは、最初抵抗あってもおかしくないかもって思いました。
そういう意味でも、言い方は悪いかもだけど
それほど社会に出てなくて
「これはこういうものだ」っていうのが少ない人の方が素直に吸収しやすいだろうし、選ぶならたしかにそっちの方がいいのか……人にもよるだろうけども。
自分のスキルでやっていくし
年下と一緒になることがあって、かつ厳しい指摘があるとなると、プライド高いと無理ですね
少しツイート見直してきただけだけど、
ちょっと「新人としてやっていくには、良くない方のプライドの高さ(自分を既に素人だと思ってない感じがする)」
と思って納得してしまいました。
確かに長々と考えなくても、あのツイートの時点でですよね……
違う人だったら申し訳ないですが、多分その人s楽出身の方ですよ。そして、リプ欄の会話を見るにk社への移籍を試みたのかと(監督が言われてる通り、不採用通知をあげちゃうのは···という感じだけど)
点3つがハテナに化けてたので訂正
>>144
遡ってみたら、
1度経験が合って、会社の移籍希望?の人でしたね。これは早とちりでした。
やっぱりそれ以外の基準だったのかな。紆余曲折あったっぽいので……
失礼、早とちりしてた
アスペルガー診断ついてて施設に入ってたみたいな経歴だけ見て業界未経験かと思ってたわ。
だとするとなおさら謎で
業界経験者であれば、そもそもこんな正面から履歴書送って受験なんてしないんですよ。
正面入り口からポートフォリオ用意して採用に応募するってのは、
これは経験者のために開いてる入り口ではなくて、あくまで新兵の教育隊のための入り口。
経験者ならわかるはずの勝手口のほうから入ってくれ、という風習になってるんですよ。
正社員希望だとしても、経験者ならばまずは知り合い伝手で潜り込んで信頼を得るのが先決で、
プロデューサーなど役職者から社員登用の約束をあらかじめ得ておくものなんだよね。
履歴書や面接などは求められても形だけ…ってやり方がセオリーなんだわ。
もちろん、プロデューサーなどから登用の確約を貰ってて、手続きとして応募してくれと言われてたのに、
不義理で不合格になったのだとしたら可哀想な話だが……
別に今回はそういう約束があったようには見えないので、だとするとちょっとやり方がおかしいんだよね。
このくらい描けるなら、今の時代、うまくやってればいろんな会社から好条件のオファーが殺到してても不思議ではないと思う。
すくなくとも、不採用と言われて嫌な気分を味わう必要なんてまったく無いのよ。
この人が生きるのが不器用な人なんだろうなというのはひしひしと伝わってくるよ…。
上から目線で恐縮だが
思い込みの激しい人なんだろうなというのもTwitter見てると伝わってくるので
こういうタイプの人を外野が救ってあげるのはかなり難しいんだよねー。
客観的なアドバイスより自分の思い込みを優先してしまうタイプだろうから。
アニメ業界に来る来ないは本人の自由としても、親しい人かがうまく誘導してあげて、なんとか上手に生きられるようにしてあげてほしいなと思いますね。
『アニメ業界は最悪な業界』みたいな言説があるけど
まず新人の環境が厳しいのは事実なので置いておくとして、
一定以上の経験者が、自分を軽く扱われるとか、うまくギャラが伸ばせないとか、
なかなか良い役職に登用してもらえない…といった不満がある場合って、
こういう業界にある暗黙の了解とか、不文律みたいなものを踏まえて
適切に立ち回れてるかどうかの影響が大きいんだよね。
たとえば袖の下を要求されたりとか、お偉いさんにおべっか使ったりみたいなことはしなくても十分出世できる、
めっちゃクリーンな業界だと思ってて、
そんな言うほど悪い業界じゃないと思うんだわ。
それでも個人主義の業界であることは間違いないので、最低限の立ち回りは自己責任でやらないといけない。
仮に社員に登用されたとしても同様で、作品の経歴は個人について回るので、
芸能人ほどではないにせよ、ある程度自己プロデュース能力が求められる。
それを放棄して、会社に仕事を用意させ続けたら、一生奴隷として飼い殺しにあっても文句は言えんのよ。
アニメーターという仕事のそういう側面が以外と世間で認知されてないのが問題なんだよなーと思う。
ヘイト発言したって話題になってアニメが中止になったことがあったんだけど、
あれ以来ラノベを原作にする際はリスク避けのために作者のツイッターの過去発言もチェックしてたりするようになってるのかな?
わざわざしないかそんなこと 一応どうなのか聞きたいので聞いとくわ
探偵雇って、虱潰しに過去発言全部チェックするってことまではしてないと思う。
ただ、企画成立の前に、まずプロデューサーのほうが
普段SNSでどういう書き込みしてるかざっとチェックしてるのはむしろ当然のことと思ってくれ。
作品自体の評判や売り上げが上々でも、作者がSNSで政治思想強めだったりするだけで
企画流れちゃったりすることはよくある話だよ。
そうでなくても二次創作系や18禁系は消してくれって話になったりとかもよくある話。
特に学生時代からアカウント変えてない原作者とかは要注意で、学生時代なんて何呟いてるかわからんから
一括で過去ツイート消してくれって話出たりもするっぽいし。
これ原作者を守るためってのも大きくて、学生時代に酔っ払って書いた何気ないツイートが
アニメ化で注目が集まったついでに炎上しちゃうとかってのを防がないといけないからね…。
しょうもないことで原作者のキャリアが壊れちゃいかねないので。
「二度目の人生を~」の件がきっかけというわけではなく、それ以前から気をつけなきゃ行けない地雷ポイント扱いだったとは思うんだが
あの件は完全に脇が甘かったよね。
プロデューサーがしっかりグリップしていかないとああいう事故になってしまう…。
ありがとう しっかりチェックはしてるのか
ちゃんとしたプロデューサーは座組を決める段階でそういうのも一通りリサーチしてると思うよ。
原作者だけでなく監督とかキャラデとかも見られてると思った方が良いね。
何年もかけて何億円も投じるプロジェクトを任せる人達なので、炎上すると損害が大きいからね。
俺の知ってるプロデューサー陣はある程度しっかりやってるイメージなんだが
それでも時折、脇の甘いプロデューサーが
変なヤツ起用して炎上するってのが起きるのが不思議なところ。
柳沼和良の反ユダヤ発言とか大問題になったけど
こんな普段から思想バリバリなやつ監督起用したらこうなるだろって、ある意味予想通りで、
起用したほうの神経がわからんかった
いくらなんでも監督期間中は大人しくなると思ったのかな…。
・以前脚本志望のレスにあったように演出家になるため必要なのは結局Pや監督等に気に入られることですか?
・制作進行業務中に演出の才能を認められるのはどんな場合ですか?聞かれてないのに制作がコメントや意見するのはありますか?
・WITとか演出塾を開いてますが参加者はどんな立場の人が多いですか?
演出志望の進行さんのインタビュー記事がとても良かったので気になり質問させていただきました
制作進行は「何にでもなれる仕事」A-1 Pictures 三澤さん【アニメ業界フレッシュマンレポートvol.2】 – ドキドーキ!
ttps://dokidouki.net/?p=1738
・演出家になるため必要なのは結局Pや監督等に気に入られることですか?
これは広い意味ではその通り。
ただ、「気に入られる」っていっても、いろいろ手段はある。
絵コンテを自主的に勉強して書いてきて、これを見てください!ってアピールする方法がいちばんセオリーで効果が高いんだが、
まずは普段の仕事をしっかりこなして、これだけ頑張ってる子にはチャンスを上げようって思われる…って方法もある。
「気に入られる」ために上におべっか使えという話ではぜんぜん無い。
いずれにしても、演出家になりたいんだという気持ちをどうやって周囲に認めさせるかってのが大事になってくる。
・制作進行業務中に演出の才能を認められるのはどんな場合か
結局、制作進行としての業務がしっかりこなせてるかどうかだね。
注意しなきゃいけないのは、演出家を気取って越権行為となる余計なコメントをしちゃうのはむしろ嫌がられる。
(俺自身も失敗経験あり)
なんでかというと、建設的な意見なら基本的に誰でも歓迎されるんだけど、
アニメにおける演出行為って、他のスタッフの意見を否定することに直結してたりもするのよ。
たとえば、アニメーターの上がりに対して「もっとこうしたほうがいい」って意見するってことは
つまり元のアニメーターが必死にいろいろ考えて提案してくれたことを否定するってことになる。
にもかかわらず、演出志望のペーペーの若造が「こうしたほうがいいと思います」みたいなのを気楽に言ってしまうと
否定された側はすごい嫌な気持ちになるし、反発を食らうんだわ。
こういうことを繰り返すようでは、演出はおろか制作進行としても務まらないという判断を周囲から食らってしまう。
これってすごくセンシティブな部分なので、あんまり口を差し挟むことに精を出すよりは、
制作進行のうちは演出家やアニメーター同士のやりとりや考えてることをじっと観察して、
じっと雌伏の時を過ごすほうが賢いと思う。
ただぼーっと見てるのではなく、もし自分が向こうの立場だったらどうするかを考えながら行動できれば、
自然と制作進行としての立ち回りも上手くなっていく。
実は制作進行って、素材をただ右から左に流してれば良いわけではなくて、
素材の中身の理解や、各工程に携わるさまざまな人の意図・気持ちの面を汲めるかどうかのスキルが必要。
演出家を目指すにしろプロデューサーを目指すにしろ必要な能力なので、
むしろ制作進行として優秀であることが次工程での能力を占う要素として重要なんだよね。
・WITとか演出塾を開いてますが参加者はどんな立場の人が多いですか?
WITの演出塾は関係者に話聞いたことがあって
基本的に社内の制作進行で演出志望の人向けっぽい感じだね。
サンライズやA-1でも同様に制作進行に演出の勉強をさせる取り組みは行われてるっぽい。
基本的には各社の重鎮監督を講師に据えて、各々が書いてきた絵コンテを添削するような感じが多いと思う。
三澤さんのインタビュー記事は本当に100点満点の模範解答って感じの記事だねw
本音でどう思ってるかはともかく超絶優等生な感じ。
この人は優秀なんだろうなとは思うけど、演出になってからどうのし上がるかは立ち回りのほうが大事だからなー。
パロAVに関しては、作る方も買う方も勝手にやってろ
というスタンスなんですな
パチに関しては、某少年と犬が最終回で天に召される伝説アニメの
シーンが、リーチだかフィーバーになる台があると知って、あんな
昔の作品の権利関係ってどうなってるのか疑問だったんでレスしました
しょーもない質問ですいませんでした……
漫画家に転身して成功する人いるの?
ぶっちゃけアニメより漫画のほうが儲かる
過去に似たような質問あった気がするけど、リテイクが予想以上に多くなって
予備費が足りなくなった場合って結局どうするんですか?
やはり下請けが被るとか?
逆に使う必要なかった場合は、普通に委員会に返却ですよね…
もう一つ、業界人の出身地ってどこか特定の県が多いとかあります?
都道府県別の特性とかもあるんだろうか…
なんだかんだで首都圏出身者が多数なんですかね
回答ありがとうございます
絵コンテを自主的に書いてきて見て下さい!が効果的だけでなく一番セオリーなことが心地よい驚きです
昨年のA-1作品ではEngageKissが一番好きだったので三澤さんも担当してたと知り今後も注目してきます
なるほど……そうなんですね。
うーん、ツテとか繋がりとかなくなってしまってたんですかね。
なんにせよ。実力はもったいない気もするけど『採用』だと仕方ないのかぁ
ありがとうごさいました
回答ありがとうございます。
なるほどV編、本編中のテロップとかを入れる工程って認識でした。EDとかも同じ扱いなんですね。
ていうか「オンライン編集」も「V編」も単語としては知ってましたが、同じ意味だったとは…
制作P=アニメーションP=ラインP(ですよね?)とかもですが、複数の言い方があるのはここに来なければ知ることなかっただろうなあ。
フランダースの犬については日本アニメーションって会社が権利を持っていて、
CMなどでも利用されてるように、現役で運用されてる
このように昔の作品は単独の会社が権利を保有してるケースが多くて
その会社が現役で許可を出せば今でも商品化が可能。
あなたもフランダースの犬でパチンコ作りたければ日本アニメーションの窓口に連絡すればいいと思うよ。
現代はその問い合わせ先が製作委員会になったという感じだね。
製作委員会が連絡付く限り、そこに問い合わせて使用料金などの契約をすれば使用可能。
(もちろんプロデューサーや原作者の意向でパチンコ化などが禁止になっている作品もあるので、問い合わせてみないと実際に許可が下りるかはわからないが)
ただ、古い作品だと、製作会社や製作委員会が、会社ごと潰れてたりして連絡不能になってるケースもある。
また、会社が分裂・独立したりして、権利元がよくわからなくなってる場合もある…w
そういう場合はもうどうしようもない。
もう二度と利用不能な作品として、人知れず息絶えてる作品ってのも多々あるよ。
権利周りは本当に複雑なので、古い作品で商売したければまずそこを洗い出すのになかなか手間がかかる。
アニメーターってのは数百人のスタッフで同じ作品を作る仕事で、
漫画家ってのは基本は一人で作品を作り上げる仕事だからね
たとえば熟練のオーケストラ奏者でも、ソロ歌手に転向して上手くいくかなんて想像も出来ないでしょ
仕事内容が違いすぎてあんまり関係無いかな。
漫画家転向したアニメーターで一番凄いのは石田敦子じゃない?
大友克洋とか今敏とかは職業アニメーターじゃなかったと思うので除外するとしても
花村ヤソとか宮尾岳みたいにバリバリのアニメーターから職業漫画家に転向してる人も何人も居るので
別に本人の適性があれば転向は可能だが
いずれにしても別に元アニメーターだからうまくいってるわけじゃなくて
最初から漫画家が向いてる人らだったというだけの話なので、潰しがきくような業界ではないよ。
どうやらあなたは製作委員会とスタジオの関係を勘違いしていると思う。
もっと単純に考えてくれ
アニメを作ってくださいと依頼してお金を払うのが「製作委員会」
○○円で作りますよと言って、お金を貰ってアニメを作ってるのが「制作スタジオ(制作元請け)」
という関係なので、ここは仲間ではなく「お客」と「生産者」の関係なのよ。
なのでスタジオ側の人間は製作委員会のことを「クライアント」って呼ぶ。
なので、スタジオが自分で最初に「○○円で作ります」といって契約してしまっている以上、
リテイクがかさんでお金がかかろうが、逆に予想より安く作れてしまってお金が浮こうが、
最初に約束した値段しか委員会からは貰えない。
それ以上コストが掛かれば、元請け会社による持ち出しで作るしか無い。
たとえば、あなたが10万円で新発売のスマホを予約して、先に10万円払ったとするじゃん
ところが発売日の直前になって、
「思ったより作るのに手間かかったので、追加であと2万払わないとスマホ渡しません」って言われたら詐欺だよね。
それと同じで、アニメの場合も、リテイクでなんぼかかろうが、最初に決めた値段で納品してくれって話になる。
なので制作スタジオはなるべくリテイクなどで無用なコストが掛からないように作ろうとするわけ。
逆パターンの時も同様だね。
10万円でスマホ予約したのに、発売日に「思ったより安く作れたので2万円返金しますわ」ってなることはまあまず無い。
安く作れた分の利益はメーカー側が利益として持って行くだけ。
そもそも、我々消費者が、実際どれくらいスマホメーカーが儲けてるかなんて本当の数字を知ること自体、出来ないわけですよ。
アニメも同じで、安く作れたとして委員会に返却なんてそんなアホなことする会社無いw
一回お客さんに支払って貰ったお金をなんで返さないといけないの?って話
そもそもどんくらいスタジオが儲かってるのかなんて委員会側(お客さん側)が知る方法は無いんだから。
下請けスタジオが被るなんてことはもっと無い。
あくまで下請けは単価を貰ってその分の作業をするのが仕事。
これもスマホで考えると
たとえばそのスマホで使われてるネジ作ってる下請けが、
元請けに「ネジ10本使うつもりが20本になっちゃった。10本無料にしてくれ」って言われても呑めるわけないじゃん。
あくまでネジ屋さんはネジ1本いくらで販売するだけなので、
20本使うなら、単純に元請けが20本分の値段を払って貰う必要がある。
あくまでネジ屋さんはネジを作るという仕事にだけ責任を負ってるのであって、
スマホとして完成させる責任は元請けが負ってるわけ。
仮にネジが足りなくてスマホが出来上がらなくても、別にネジ屋さんのせいではない。
そんな感じで、下請けはあくまで払われた値段に対する仕事をするだけなので、
元請けの計算ミスで制作費の原価割れが発生してるとしても、知ったことではないんだよね。
アニメの場合も同様で、下請けは1枚いくらで仕事してるだけで、責任を負うのはお金を払って貰えたぶんだけ。
それ以上の仕事をして欲しいなら、その分追加でお金を払ってくれというだけの話。
もちろん現実的にはもっと複雑な条件交渉や契約上のやりとりがあるので
いま話したのは原則的なものだけどね。
出身地については日本全国津々浦々から来てるね。
アニメ業界は実質的に東京にしかないので
アニメで働きたい日本中の若者が東京に集まってる。
なのでどこの地方出身者が多いとかはあんまり無く、本当にあらゆる都道府県出身の人が居るよ。
Twitterでよく炎上してるアニメーターがスタジオに入ってたタイミングで
本当にTwitterみたいな感じで近くの席の人と大喧嘩ぶっぱじめて
「本物だぁ」ってなったのがめっちゃ面白かったんだが
これを悪口・陰口の類いにならないよう、特定されないように語るのが難しいんだよなw
あとやっぱバグってる素材見ると面白いよ
ドア開けたら中にもドアがあってそこに激突していくキャラとか
会話シーンでよく見たら同じキャラが2体描かれてたりとか
口パクがバグって全員ニジウラセブンのレントンみたいな超高速で口をパクパクさせてるとか…
まあほんといろいろな作業ミスが原因で、面白いバグり方しちゃうカットってあるのよ
笑ってる場合じゃ無くて、気の遠くなるような修正作業が確定してしまった瞬間なので、
そういうの見たらめっちゃ不機嫌になるスタッフも居るから、
俺も現場では難しい顔して「修正してください」とか言うんだけどね。
でも内心では大爆笑してる。
>>160
『知り合いに頼んで口利いて貰えれば入れる』みたいなのって
当たり前だけど会社の募集要項には書いてないんだよね
そういう文章になってない、暗黙知というか、空気を読んで動かないと損をするパターンって
やっぱアスペの人が典型的に苦手としてる事だと思うんだよね。
なのでそこの部分だけでも、誰か信頼できる制作さんとかと組んで
いわば彼を上手く扱えるマネージャー役、女房役さえ居れば、めちゃめちゃ活躍できる可能性はある。
クリエイターとして優秀な人たちほど、人格面では問題を抱えてるケースって多々あって
それこそ庵野秀明にしろ宮崎駿にしろ、ドキュメンタリー見たら判るけど、
やっぱ一般の社会人としてはどうなの?って部分がある人達でしょ
でも、そういう問題児だらけのクリエイターを上手くマネジメントできるプロデューサーや仲間のクリエイターとうまく出会って
そういう人達に背中を預けることで自分の活躍の場を得てる。
だから、この人もそういう出会いさえあればぜんぜん人生変わってくると思うんだけどねー…
今のところそういう相手が業界には居なさそうに見える...。
V(ビデオ)編集とオンライン編集は
元々の語源というか、単語の出自が実は違っていて、
ビデオ編集はテレビ用語、オンライン編集は映画用語だったと思う(俺も現役で知ってるわけじゃないので曖昧ですまん)
それぞれ言われ始めた当初はちゃんと
「(フィルムの対義語としての)ビデオで編集すること」
「(仮素材=オフライン素材 で編集することの対義語として)本番素材とオンラインで編集すること」
という違う意味があったんだけど…
ただ、時代が進んで、別に編集にビデオを使わなくなったし、
オフライン編集の時点から本番素材で編集してるので、本来の意味は失いつつある
ただ『納品用に整形する最終編集工程』という意味で、旧来の用語である「V編」「オンライン」という言葉だけが残ってる感じだね。
ポスプロ工程って、使用する機材の変化などで自体に応じて絶えず変化するので、こういうことがある。
今だと「グレーディング」とかの言葉が一人歩きしはじめてる気がするし。
>制作P=アニメーションP=ラインP
これはね、だいたいはそういう認識で合ってるんだが
会社によって組織体制が微妙~~~に違う場合があるので、100%同じだと思い込みすぎないほうが良い。
ラインPの下に制作Pが居たり、制作Pの上に「統括P」が居たりする会社もあるので…。
・それと、アニメーションプロデューサーが声優のリストを作ったりして、原作者に決めてもらうのは一般的なんですか?
・原作者にアニメ化を伝えるのは、視聴者と同時ということはありますか?
・原作者と監督が最初に会う時ってどの時ですか?
言い方が違うには違うなりの理由もあるわけですか、気に留めておきます。
グレーディング、軽く調べたら色の調整って意味に思えましたが、別のニュアンスがあるってことでしょうか?
・イラストレーターってキャラデザチェックをするか
必ずするかは別として、する権利は一応ある場合が多いかな。
メインキャラに関してはあらかじめチェックが回ってくるケースが多いと思う。
(サブキャラや服装・小物まで全部ってことはあんまり無いと思う)
ただ、あくまで『キャラクターの原案』という立場なので、
アニメのデザインに責任を負う立場ではない。
なのであんまり大きな修正をあーだこーだ言えるかというとかなり微妙なところ。
加減にもよるんだが、あんまりにも修正を要求しすぎると、
あの原作者の修正に対応してると全体のスケジュールが崩壊するので、黙らせてくれ…なんてやりとりが現場や委員会側で行われたりもする。
間に入った出版社側の編集の人が、委員会やスタジオ側の温度感と、イラストレーター側の譲れない線を見極めて、
うまくみんなで納得できる落とし所を探すんだが、
その調整に失敗して滅茶苦茶になったり企画がぽしゃったりするケースもある。
・アニメーションプロデューサーが声優のリストを作ったりして、原作者に決めてもらうのは一般的なんですか?
原作者の一存で決められるってことはあり得なくて、多数の委員会関係者や監督・音響監督の意向を踏まえないといけないんだが、
原作者に希望を聞くところまでは一般的だね。
自由に希望を出して良いパターンと、プロデューサー側である程度候補を絞った上で了解を取るパターンがあると思う。
「この人にしてくれ」はなかなか難しいのだが、「この人だけは嫌だ」はまあ通ると思うw
・原作者にアニメ化を伝えるのは、視聴者と同時ということはありますか?
これは絶対あり得ない。
仮に原作者にアニメ化が嫌だと契約を拒否されたら終わりだから、
アニメ化の候補になってますって段階から、原作者の意向を確認して進めてるので。
発表される段階では原作者は必ず知ってる…というか、契約書にサイン済みってことになる。
・原作者と監督が最初に会う時
これはね、だいたいの場合、脚本会議が始まるよりも前のタイミングで
「原作者顔合わせ」っていう会議がセッティングされるケースが多いんじゃないかな。
その場で、監督や原作者だけでなく、委員会プロデューサー陣や制作プロデューサーなど
偉い人が一堂に会して名刺交換する場になる。
ただ原作者も人見知りで別にわざわざ会わなくてもいいですっていうタイプの人も居たりするし、
地方在住の人も居たりするので、
結局一度も話すらせずに制作が終わってしまうケースもあった。
個人的にはオンラインサロンと聞くと胡散臭く感じてしまうものの(セルフプロデュースの高さは感じる)、多くの人の画力を上げたいという熱意は本物のように感じます。
あと、アニメ私塾を始めとしてイラスト教材系では必ず『絵は才能じゃないし、努力すればできる』と謳われていますが、個人的には疑問に思います。努力でなんとかなる部分があったとしても、初期パラメータの時点で個々人で大きく能力が異なるように思えてなりません。監督はどうお考えになりますか?
回答ありがとうございます。
・もうひとつ気になったのですが、脚本会議にアニメーションプロデューサーが参加していますが現実はどうでしょうか?
・作中で山田エルフ先生がアニメ制作が、放送前に完成品をもらって、エルフ先生の自宅で主人公たちと鑑賞会をしていましたが、これは現実では絶対にないですよね?
・原作者に効果音の監修をさせたりすることもありますか?
室井さんの活動内容についてはTwitterを見て判るところまでしか存じ上げないので、
オンラインサロンやリアル教室、本などいろいろやられてるというのは知ってるが、
その内容まではわからないな。
室井さん自身がたいへんお上手な方なのは間違いないし、教育に対する情熱も本物だとは思うので
あとは参加者それぞれがお金を払う価値があると判断してるなら別に良いと思う、というのが俺の評価だな。
結局、ああいうのは自分がどう活用するか次第で有意義にも無駄にもなり得るからね。
とはいえ…
実は俺も、あなたの仰るとおり、
画力って「初期パラメータの時点で個々人で大きく能力が異なるように思えてなりません」っての、俺も同意なんだわ
画力だけじゃなくクリエイティブな仕事全般そうだと思うんだけど
正直、教えたからって必ず出来るようになるとは限らない。
どんだけやっててもなかなか伸びない人だって多いし、
そもそも『努力すれば出来る』というものの、
自分に合った『有効な努力』を見つけて、心折れずに続けられるかどうか――って部分に才能が必要なんだよね。
室井さんがやってるような教育ってのは
『教えて貰えれば上手くなれる』タイプの人のための教育なんだよね
『練習したことないのに最初から何故か上手い』タイプの人や、『どんだけやってても上手くなれない才能の無い』タイプの人のための教育ではない。
つまり誰でも必ず上手くなれる…というのは間違いだと思う。
ただ、イラスト教材が「みんな努力しよう」って書くのはなんでかというと
教材の1ページ目で「どうせ才能無いやつが努力しても無駄だから諦めろ」って書いたってなんの意味もないからだねw
一度もろくに努力したこともない人が、勝手に自分に才能があるとか無いとかを自己判定するほうがナンセンスだから、
一回自分で納得できるところまで努力してみようぜって話だと思うよ。
余計なこと考えずやってみたら以外と上手くなれるかもしれないじゃん…っていう意図の、
詭弁というか、優しい嘘の類いだと思うわ。
・脚本会議にアニメーションプロデューサーが参加するか
これはする。絶対に参加している。
クリエイティブ面で口出しをすることももちろんあるんだが、
脚本会議で出たアイデアが予算的・技術的に実現可能な方策を見つける
(たとえば実現可能なクリエイターや下請けスタジオをアテンドしておく等)などの役割もあるし
逆に今回の予算や制作期間では到底実現不可能なアイデアなんかは
脚本の段階で実現可能な内容に落とし所を調整しておく必要があるでしょ。
そういった判断をするためにも脚本会議には必ず出席ですね。
・放送前に完成品をもらえるか
これはね、実はあり得るんだわ。
これがまさに「白箱」って言われてるもので、完成した映像を放送前に関係者に配布するもののことを言う。
多くの場合、原作者のような主要な関係者であれば、放送よりも前のタイミングで「白箱」を貰うことが出来るよ。
会社(クライアント側、放送局側)によっても対応は違ってるので、
流出に対して厳しい作品だと、原作者どころか監督すら放送前には貰えないケースもあるけどね。
・原作者に効果音の監修をさせたりすることもありますか?
いやー、わざわざやらせることは考えにくいかなぁ。
一応、ダビングっていうBGMや効果音を付けて音を完成させる日があって
そこに立ち会うことは希望をすれば可能なんだけど
俺の記憶では、みんなアフレコには興味津々で来るんだけど
ダビングに顔出してる原作者ってまず見たことない。
作中で物語のキーになるような『特別な音』があるとかなら
それについて特別に監修してもらうとかは無いことはないだろうけど…
さすがに効果音全般に関しては、素人がゴチャゴチャ言うよりも音の専門チームに任せたほうがクオリティも上がるしね。
1
丸山Pが以下のような発言をしていて、とても良い考えだと感じました。監督として以下の考えはどのように思いますか?
"「僕が最近言っているのは『魅力ある欠陥商品を作りましょう』ということです。作品において重要なのは、どこに欠陥があるかではなく、どこに魅力があるか。作品としての売りはどこなのか、監督としてどんな工夫を施したのか、そこに注目すべきです」"
2
「オリジナルの作品をゼロから作るのは難しいし、原作モノであっても自由にアニメ化することは難しい。クリエイターとして自由にできる環境が、もう少しあってもいいのかなと思っています」とオリジナリティについて言及されてる発言がありました。監督目線でも自由にできる環境が減少していると感じますか?
https://www.dhw.co.jp/press-release/20230627_dhu_pluto/
(記事のURLです)
ただ文脈としては「原作者が立ち会ったとしても特別な調整はしない」「監督の考えを具現化することに集中」「声掛けやコメント、お礼は嬉しい」でしたが
https://akiba-souken.com/article/27432/
Q新海誠ってすごいの?
Aすごいよ
という、やり取りがあったと記憶しています、
新海監督が、すごい人として扱われたのは、やはり君の名は以降なのでしょうか?
それ以前の作品の中には、秒速を始めとした、いい雰囲気の作品は多数あれど
アニメファンの中で評価されている監督であって、作品を出す度にニュースで取り上げられる様な監督では無かったように思います。
監督さんの視点で、新海監督の凄さや、評価されている点など教えていただきたいです。
・アンデッドガール・マーダーファルス
・幻日のヨハネ
・好きな子がめがねを忘れた
を挙げられていましたが、ひと月経ってみてどうだったでしょうか?
人材不足を解決するプランはある?
宮崎駿あたりがやればついてくる信者もいそうだがアニメ関係者って一筋縄ではいかない
偏屈者が多いし宮崎駿を嫌ってる人は多いし
この書き込み見てちょっと思ったけど好きめがのエンドクレジットが動いてるのは
GoHandsが編集も内製化したから可能になったって事なのか
それは誤解だね。
上でも書いてるように
エンドクレジットを挿入しているのは「オンライン編集」工程。
各スタジオが内製できるのは基本的に「オフライン編集」工程のみ。
オンラインとオフラインの違いについては>>127で解説したつもりなんだけどまだわかりづらいか?
好きめがの場合もオフラインは社内でやってるようだけど
オンラインは「ソニーPCL」っていう大手で作業してるよ。
好きめがのEDちゃんと見てくれ、「オンライン編集」って名前でクレジットされてるでしょ。
オフライン編集については、
編集者一人とPC1台あればどこでも出来るので、フリーの編集者を一人みつけてその人に委託すれば社内で編集してもらえるんだが、
オンライン編集については、各放送局の規制
(内容面についての規制ではなく、電気信号としての映像を法律や映像規格に合致させるための規制。ポケモンチェックなんかも含まれる)
についての高度な知識を有するオペレーターが必要なこと、
また数千万もする高額な機材類を維持管理しなくてはならないといった手間があるのにも関わらず、
普通は納品最終日にしかそれらを使う機会は無い。
こうなると、自前で持つのはコスパが悪すぎる。
そのためオフライン編集は、自前持ちも含め中小の編集者・編集スタジオが多数存在してるんだが、
オンライン編集については
・キューテック
・イマジカ
・ソニーPCL
といった大手数社のいずれかに委託している作品がほとんどだよ。
あと、好きめがのED程度の簡単な動きであれば、やりたければどこのオンライン編集業者でもやってくれると思うよ。
もっと複雑なことしてる作品もあったと思うけどね。
丸山Pの言ってることは俺も同意だな。
どうしても物作りをしていくと、特に多人数で会議という形で何かを作ろうとすると、
粗探しばかりに精を出してしまって、本当に大事なことである作品の魅力を高めるという部分がおざなりになってしまいがちなんだよね。
誰かの提案から良くない部分を粗探しして、「ここは変だから無くしてしまおう」ってのは
アイデアの引き算だから、簡単なのよ。
でも、それを進めていった結果、
大きなツッコミどころこそ無くなったものの、
結果的に何がしたかったのかよくわからない虚無みたいなアニメが出来上がってしまったりする。
俺はそれを「会議にかけすぎると“角“が取れてしまって、悪い意味で丸くなってしまう」という感覚で捉えてる。
丸山さんの言う通り、多少変な部分(欠陥)があったとしても、アイデアの足し算を積み重ねて魅力を高めた作品の方が
結果的に面白いものになると思う。
>自由にできる環境が減少していると感じますか
う~ん、これはちょっとわからないな。
なにせ俺自身別にセル時代を知るベテランってわけじゃないので、
ここでいう”昔”がどうだったのかは想像つかない。
作品や現場次第な所もあって、
たとえば『CLAMP作品なんかは原作者がクレーマー気質なせいで縛りが多すぎる』なんて話は業界ではみな知ってる有名な話だが
これは今に始まったことで無く、セル時代からそうだったらしいし…。
逆に令和の今も比較的自由に物を作れてる監督とかも居るっぽいからねー。
一概には言えないと思う…。
なるほど。
まあ逆に言えばダビングに立ち会おうとする原作者自体が珍しいから印象に残ったって感じだと思うが。
>>176
凄いってのはあくまで俺個人の評価ではあるが…
それこそクリエイターとしてはほしのこえ(2002年)の時点から天才との呼び声は高かったと思うんだが。
エロゲのOPとかやってた時点でずば抜けてたし。
そりゃ世間から君の名は以前は認知されてなかったって言われりゃそうだろうけど…
普段アニメ見ない一般が認知してるかが何かクリエイターの評価に関係あるか?
仮に普段まったく野球見ねえヤツが大谷翔平を知らなかろうが、ニュースにならなかろうが、
別に大谷の選手としての価値は下がらんでしょ。
(電通みたいな宣伝屋的には、マスへの認知度で価値が変わるのかもしれないけど)
そんな昔のことは俺は知らないけど、
新海さんを過小評価してる業界人を悪いけど見たこと無いので、凄い人として言いようが無い。
現代のハイエンド作品の画面スタイルに間違いなく多大な影響を与えていて、
それをほしのこえの頃からずっとやってるんだから、とんでもない人だよ。
あのレベルの人までいけば、もはや世間に認知されてるかなどというそんな『小さな』ことを気にしてないと思うしねー。
なにせアニメの歴史というか、アニメという文化そのものを作ってんだもん。
なるほど、自分の認識力が足りていなかっただけで、新海監督は世に出たころから、すごい方だったのですね。
自分がアニメに対して強い興味を持ったのが、最近だった物で君の名は以前の新海監督の、すごさをしっかり理解しきれていない状態で、質問してしまった様です、申し訳ありません。
ハイエンド作品の画面スタイルに間違いなく多大な影響を与えていて、
それをほしのこえの頃からずっとやってる
アニメの歴史というか、アニメという文化そのものを作ってんだもん。
このお話は、非常に勉強になりました。
お答えいただき感謝です。
なるほど、すいません
・アンデッドガール・マーダーファルス
ごめんちょっとまだ見れてないんだよね
OPだけ見たけどめっちゃオサレだった
・幻日のヨハネ
3話まで見たけど、画面のクオリティは十分なんだけど、
なんかシナリオが迷子になってるというか、やりたいことがいまいちわからん部分があるというか…
ちょっとまだ波長が合ってない感じ。
俺は知り合いがやってる後半話数までは一応付き合うつもりだけど現状はそんな印象だな…
・好きめが
期待以上に個性強めで面白い。PVの印象通りの内容が続く。
ただ、原作のふわふわぽわぽわした印象から違ってしまっているのは確かで、
単に画面・絵柄だけの問題ではなく、主人公の強めのツッコミなどギャグに対するスタンスもちょっと原作と違うなと感じる
別物として考えたら本当に優れているのだが、原作通りの雰囲気で見たかったというファンの気持ちもちょっとわかる
あと絵としてちょっと思ってるのが、口の中の書き方で歯だけ描いて舌を描かないのが新鮮に感じる
>>178
宮崎駿ってクリエイターとしては凄い人ではあるけど
組合とか育成とか、そういう本来の意味での『人望』はむしろ一切無いタイプでしょ。
『自分について来られないなら今すぐ辞めろ』ってばんばん他人を切ってきた人だし
かつハヤオの才能に『ついていける人』なんか、ほんの一握りしか居ないわけで。
これ本当に難しいのが、実力(仕事の腕)によって全然感じてることが違うってところで。
それこそ宮崎駿や新海誠みたいな天才達にとってみれば、別にやり甲斐搾取とも報酬が少ないとも当然感じてないわけですよ
そこまで行かずとも、監督やキャラデザを担当できるようなポジションの人は、
現状の立場や報酬にある程度満足してしまってる。
やはり報酬が少ないと苦しんでる人達って、経験がまだ浅かったり、
本人の実力に問題があって出世できてない人ってことになるんだが、
アニメ業界というところは、実力不足の人に対してほんとうに冷たいんだよね。
なにせ、そういう実力不足の人を作品に参加させると、足を引っ張られて作品のクオリティが下がってしまうので。
もちろんそういう人達に経験を積ませてあげないと、若手が育たないって問題はわかってるんだが……
しかし若手を育てるために、今この瞬間に作ってる作品を犠牲にしてしまって良いのか?
って問われると、嫌だと思うスタッフのほうが多いわけ。
妥協してしまえば、一生その形で残ってしまうわけじゃん。
特に監督やキャラデザの立場からすれば、一生のうちに何本やれるかわからない貴重な機会で、
実力不足の若手に作品を汚されるのは耐えられないと感じるのよ。
そういう思想が業界の根底にあるので、若手や実力不足の人に対しての報酬に反映されてるんだよね。
なので、若手の人が『報酬が少ない』と騒いでいても、
上からすれば『ごちゃごちゃ言う前にまず足を引っ張らない程度の実力を付けろ』って思っちゃって、まずここが一枚岩になれない。
そして実力が付いてきて偉くなってしまえば、
報酬もそれなりになってくるので、そこでわざわざ組合活動なんかしようとは今更思わない…っていう仕組みになってる。
そして、去年から何度か繰り返してるが、俺の考え方として
やっぱり、そもそも専門学校が諸悪の根源だと思ってるのよ。
新人アニメーターの子が
「専門卒でアニメーターになったけど、初年度の給料が安すぎて貯金が尽きて辞めました」って言う光景をSNSとかでよく見るんだが
(たとえばttps://twitter.com/aomican2c/status/1669521343874990080 この人とか典型例だと思う)
そもそもこういう人って、専門学校に2年とか通って200万以上も専門学校に払ってたりするわけ
でも専門学校の授業なんかプロの現場では一切通用しないので、
何の意味も無い学校に200万だまし取られてるのと一緒なわけよ
その200万そのまま貯金できていれば、そのお金でアニメーター生活の序盤を耐えられて、
飯が食えるようになるところまで続けられてたかもしれないわけじゃん。
専門学校で無意味に取られた200万で、人生破壊されちゃってるんだよね。
暴言かもしれないが真実を言わせてもらう。
新人アニメーターが薄給と言うけど、
専門学校で無意味に2年とか3年塩漬けにして200万搾取されるのはなんの問題にもなってないのに
スタジオがなんとか育てようと自腹を切って教育係を立て、
メインスタッフから疎まれながらも実力不足の新人をなんとか経験積ますために作品にねじ込んでくれてる期間が、
『給料が安い』とかちょっとおかしくない?って思うんだよね。
現場経験も指導係もつけてもらって、それに加えて安かろうが給料が出てる時点で、んなお得なことある?って感じ。
給料マイナス200万で現場経験ゼロとかいう期間を2年文句言わず過ごしてんだから、むしろ喜べよって感じなんだよな。
こういうのって業界入り後だから判ることなので
あくまで学生や新人は被害者だというのは判ってるんだけどね。
確かに困るねw
ただ、SNSやってないから有名で無いだけで、
この手のこじらせクレーマーおじさん的な人、ほかにも居るっちゃ居るよー。
他スタッフと絡ませると揉めるんで、
担当の制作さんが連絡を一手に引き受けつつ、だましてすかして扱うって感じが推奨。
>>184
俺自身の体感なんだけど
「新海誠風」=「クオリティ高い」みたいな感じで
業界が目指すべき画面スタイルを作り上げちゃった感じがあって。
何が凄いって、これって宮崎駿ですらなし得てないことなのよ。
別に「ジブリ風」って言っても、クオリティが高いってことではなく、あくまでジブリっぽい絵柄って意味じゃん。
でも、「新海誠風」って言ったら、それすなわち『クオリティが高い』になってしまう。
それこそStable Diffusionみたいな画像生成AIで
クオリティ高い画像を出したかったら「新海誠風」ってプロンプト入力しろって言われてるじゃん
そんな感じで、もはや、ハイクオリティの定義があの人にある感じなんだよね。
なので世間で言われてる以上に本当に絶大な影響があったと思ってくれて良いと思うよ。
>>185
うーん、すまん、あんま気の利いた返事が思い浮かばん…w
負けが込んでるスタジオ的な?
どうだろう。
>>186
ああいや、謝ってもらう必要は無いよ
編集が実はオンラインとオフラインの二階建てになってるって、確かに映像業界外の人からすると想像つきにくい部分だろうし…。
けっこうアニメの編集って特殊というか、独自進化遂げちゃってるんだよね。
このスレの内容を踏まえた上でツイートしたら、すぐにブロックされました。
おもちゃにするのは関心しないな…それはもうネトヲチ板でやれって案件になってくるからね…
すみません
俺も口が悪いほうなんで、どの口がという感じではあるだろうが
直接ブロック狙いでエゴサに引っかかりにいくみたいなのは少なくとも止めた方がいいと思うぜ
あんまり迂闊に挑発しに行って、万が一にも大事になっちゃったら
こっちも向こうもネットへの書き込みを続けられるかわからなくなるのよ
それはお互いにとって良くない
もっと酷い例だと、ヤマカンとか
『アンチにブチ切れブロックかますお仕事』みたいなレベルで反応が良かったからって
ネット民のおもちゃにされてたけど
気持ちはわからなくもないが、さすがに良くないと思うぜ
クラスで変なヤツをいじめてるいじめっ子の論理そのものだからねー…
そりゃ元を正せば、本人が過剰反応するのが良くなくて
そのせいでおもちゃにされちゃうんだけど…。
でも、本人が悪いからって弄って良いとかいじめて良いって話にはならんからな
自省も込みでそう思います。
映画では、スターウォーズや、神山健治監督制作予定のロードオブザリング等
ゲームでは、サイバーパンクエッジランナーズ等
そこでなのですが、映画ゲーム以外にも今後はアニメを制作する可能性はあるのでしょうか?
業界内で海外作品はどのような立ち位置で、今後どのように扱われていくのでしょうか?
個人的には、ストレンジャーシングス等のドラマシリーズを、日本でアニメ化なんかを、期待してます。
海外で既に人気のコンテンツのアニメ化の場合、
あくまで先方のメーカー主導の企画でないと、原作使用料金が高かったり、契約周りを取りまとめるのが難しくて厳しいんだよね。
なので、以降も主流になっていくことは無いと思うけど、
日本のアニメが今の勢いを維持できていれば、投資に値する国だと思って貰えて、
海外のメーカーが日本でアニメを作るルートが維持されるかもしれないね。
ありがとうございます。
聞いておいて自分はヨハネしか見ていないですすみません。
1クールで8人仲間にして話進めないといけないから駆け足になってるんですかね?
なまじスピンオフなのも逆に理解を妨げてる気がしました。
6話まで見て、3話は特に「なんだったの?」感強かったですw
好きめがそう言われると見比べてみたくなりました。
そういう違いが起きるのって基本的には監督の志向なんでしょうか?
制作会社から納品されたものが満足できるクオリティでなかった場合、製作委員会は受入と支払いを拒否して修正を求めることはできますか?
あるいはそうならないように製作委員会がクオリティや進捗をチェックして軌道修正できるようなタイミングはありますか?
そもそも完成してないとかなら制作会社側の契約不履行だと思うんですが、例えばダイナミックコードみたいな「形にはなってるけど絵とか色々おかしい」みたいなものを出されても製作委員会側はどうしようもないんですかね。
あとこういう状況や円盤化の際にする修正で、製作委員会からの要望に対して制作会社が追加料金を要求することってありますか?
監督をやってる人は、作品一つずつや、各話ごとに感想をつけて分析してるものかと思ってましたが、人それぞれって感じなんですね。
追加で質問です。
監督としてアニメの制作をするにあたり、原作の分析を行うと思うのですが具体的にどんな点を見てるのでしょうか? また、類似作品との差別化等はどの程度意識するものですか?
海外でもアニメ見れる仕組みできてるけど、日本で放送後に字幕や吹替つけて向こうで放送されるのはどれぐらいラグがあるものなのかな
リアルタイムで同時配信もあるとは思うけど、字幕つけて翻訳する人は外注でこの会社って決まった所があるんだろうか、意味取り違えて字幕翻訳されてるかのチェックされてるのかも気になるところ
俺もヨハネについては確かにそんな感想だなー
主人公以外のキャラについては、
作品としてはサンシャインとまったく別物っていう体裁があって、キャラも当然別人なわけだけど
その前提として考えるとキャラ立ちする時間が無いまま、やりたいこと(謎の戦闘シーンや謎の歌シーンなど)を詰め込んでる印象で
一個一個の要素は悪くないと思うんだけど、ひとつにまとめきれてない感じ。
脚本が悪い(監督やPの意思もあると思うので、脚本家が悪いとは限らないけど、どっちにしろ脚本段階で煮詰め切れてない)
感があるんだよねー。
好きめがについては憶測ではあるけど
(総)監督の色というよりは、本作ではプロデューサーとして名前の出てる岸本鈴吾さんの色だったりするんじゃない?
鈴木さんがめちゃめちゃ手広く牛耳ってる特殊な体制になってるぽいので。
一般論でいえば監督の意向が一番出るところではあるけど
実際画面作りがだれの功績かってのは一概には言えない部分もあるよね。
『クオリティ未達による納品拒否』ってやつで、実際に発生することはある。
>そうならないように製作委員会がクオリティや進捗をチェックして軌道修正できるようなタイミング
として、納品より手前の段階の「オールラッシュ」などで委員会側にチェックしてもらって
修正希望をあらかじめ貰うようになってるんだけど
スケジュール崩壊した現場だとそのチェック時間が足りないという場合も往々にしてあるんだよね。
ただ委員会側としても、結局のところ
放送枠に穴を開けるのが一番のダメージなんだよね。
『納品拒否』がある場合は、まだ修正する時間が残ってるのにもかかわらず
スタジオ側が修正を打ち切ろうとしてきた場合に起きるイメージだな。
本当にスケジュールがギリギリの場合は、多少クオリティが低くても今更どうしようもなく受け入れるしか無い場合も多い。
あと、結局アニメの『クオリティ』なんて主観に過ぎないので
たとえばキャラの作画が悪いとしても、とりあえず色付いて動いてるやつが納品されてれば、
仮に裁判になればスタジオ側が勝つんだよね。
クオリティが悪いつったって、仕様に基づいた製品が納品されてるので、スタジオ側の義務は果たされてるのよ。
(普通の製品でも、『思ってたより使い勝手が悪かった』からといって、
別に壊れてるわけじゃない製品を売ってた会社を訴えても勝てないでしょ)
最初からそれを判っていて、裁判上等でカスみたいなクオリティの作品を売り逃げする詐欺まがいの作り方をすると
「いもいも」みたいになる。
「ダイナミックコード」については、そういう詐欺とはまた別に
あれはむしろ委員会が望んだ通りの内容だったと思われる。
委員会の連中は、アニメとして面白いかとか、背景が正しいかとかには一切興味なく
売り物であるキャラの顔面にしか興味なかったんだと思うよ。
あの作品めっちゃスケジュール余裕もって納品されてるし、実際キャラの顔面は安定してたでしょ。
演出が変とか背景がおかしいとか話題になって初めて気付いたレベルだと思うわ。
アニメのこと商売道具としてしか見てない連中って、ほんとうにそうなのよ。
アニメのこと好きじゃ無くて札束にしか見えてないから、内容のことまったくわかってない。
そういう連中の作った作品が売れちゃいけない(業界全体のレベルが下がるので)んだけど、
残念ながらキャラの顔面さえよければ一部のオタクがBD買っちゃうんだよねぇ…
>円盤化の際にする修正で、製作委員会からの要望に対して制作会社が追加料金を要求することってありますか?
これは交渉次第だけど、ある。
スタジオ側としては『委員会からの要求が過剰なので、追加の予算を頂かないと対応できない』という主張になるし
委員会としては『そもそものクオリティが水準に達して無いのでスタジオ側の責任で修正してほしい』という主張になるので
そこはプロデューサー陣のなかでたいへん難しい交渉があって、落とし所を探る形になる。
ただ最終的には、プロデューサー陣としてはあくまでビジネスなので
金銭的な落とし所を見つけましょうって話でしかないので
どこかのラインで合意自体は可能なのよ
ところが、話をややこしくするパターンがあって
修正要求が委員会意思ではなく「原作者」などから出てしまってるパターンはやばい
原作者の意思をないがしろにしてしまうと、委員会と原作出版社の関係値などに差し障りが出る可能性があるほか
原作者の心証が悪くなれば、その後の2期やイベント展開などに許諾が取れなくなるなどのリスクが出てくる。
ビジネス的に考えれば、
放送が終わった作品の円盤修正なんか、まず売り上げに影響しないので、出来ればやりたくないのよ。
やればやるだけ赤字になるだけなので。
ただ、原作者が納得してくれてない場合、採算度外視でいろいろ修正を要求してくることがある。
このへんは言い方一つで結果の変わるセンシティブな調整が必要になってくるので、プロデューサー陣の頭痛の種になってたりする…。
いまんとこあんまり俺の耳に入っては来てない
もっと先でいくつか大型企画が動いてるって話は聞いてて、
一例を挙げると、呪術1期の監督やチェーンソーマンの監督がそれぞれ独立して自分の会社を持って
そこで独自に企画を動かしてるらしいので、そのへんが表に出てくれば期待作になるんだろうが
今年の話では無い気がするからね。
>>200
監督やってる人達も、勉強熱心なタイプもそりゃいるだろうけど
感覚だけでやってる人達も多い気がするよ
原作の分析って話だけど
俺の場合はやっぱメインターゲットとなるペルソナを設定するというか、原作から読み取る感じだな
どういう人がこれを一番楽しんでいるのかを読み取って
アニメにする場合も、その人がいちばん喜ぶのはどうしたときだろうかって考える感じ
そこを軸にすることでブレにくくなると思う
あと、作品のテーマというか
『この作品は○○が▽▽して××というふうに変化する話である』
という要約をとにかく大事にしたいので
それをどこに設定するかが大事だと思う
実は原作の中でも複数のテーマを扱ってたり、連載作品だと途中でブレたりすることもあるんだが
アニメにおいてその中でも一番軸にするテーマは何?というのをきっちり読み取って
全ての要素やキャラ、演出がそれを支える形になるよう整えていく。
1クールや2クールのアニメでそこがブレると、無駄な話数が出来てしまったり、結果的に何がしたかったのかわからないアニメになったりする気がする。
原作の表面をなぞるのでは無く、原作の中にある背骨を探り当てるのが一番大事だと俺は思ってるよ。
背骨がしっかりしていれば、そこにあらためて面白い要素を肉付けするのは実は難しくないと思うんだよね。
逆に原作から肉だけ剥ぎ取って並べ直しても、強度が足らずにぐにゃぐにゃになる。そういうアニメ化いっぱいあるけどねー…
類似作品との差別化は俺自身はまったく意識しないかな。
むしろ似せようと思ったって全く一緒になることは無いし。
スタッフとしては、どうすれば一番この作品が面白くなるかだけを考えるべきでしょ。
それが他作品と似てるからといって、絶対面白いとおもうものを捨ててつまんねぇものにわざわざ作り替える意味ある?
似てるもの作りたくないとか、パクリと思われたくないみたいな感情、業界の人はあんまり持ってないよ。
創作ちょっとやってる人ならわかると思うけど、
唯一無二のオリジナルなんて、まあなかなか作れないのよ
オリジナルだと思ってやってても、世界に70億人もいるんだから、似たようなことしてる人が探せば出てきちゃうので。
左右を見回す暇があったら、完成度や面白さで競って勝っていくことに集中したほうがいい。
一応理想としては
字幕つけるのは1ヶ月前
吹き替えつけるなら半年前
にはほしいって感じで言われるね
ただ実際はもっと短い期間で翻訳ついてる作品はあるけど。
いまはほぼ全ての作品が日本放送と同時くらいでクランチロールで視聴できるようになってるみたいだし。
海外の配信業者がどうやって翻訳つけてるのかは謎
各言語ごとに現地の業者がやってるんじゃないかな
翻訳チェックなんか全くやってないと思うよ。権利だけ売ったら勝手にどうぞって感じなんじゃない? 詳しくないけど…。
英語はまだともかく、マイナー言語の翻訳チェックなんか物理的に不可能だろうし。
実は盛大に誤訳されてるってこともあるんだろうけど、知るよしもない。
>>202
わからんけどもうちょいあるんじゃない?
手の早さに対して特段の印象が無いけど、遅いほうではないと思うが…。
横レス失礼。
ネトフリ限定にはなりますが、『PLUTO』はかなり固いと感じます。丸山P最終作(本人によると)であったり、コンテで沖浦氏の起用、他にも大平氏が原画で参加などかなり豪華な面子になるかと。
便乗して質問ですが、日本で放送されるアニメでも字幕付きで放送されるケースがあります(スーパーアニメイズム、かつてのアニメイズム、NUMAnimation、TOKYO MX の一部の浅い枠のアニメなど)。
字幕放送が実施されるアニメの場合、字幕制作期間の関係でテレビ局への最終納品日が字幕のない通常のアニメより早まったりするんでしょうか?
また、放送時に字幕をつけるかつけないかの判断はどこで行われているんですか?
TBS では字幕がついて BS-TBS では字幕がつかないみたいなことがあるので局によるような気はしますが、個人的には字幕があった方が特に固有名詞などの理解の助けになるので、もっと字幕放送が増えたらいいなと思います。
約束されたハイクオリティ作品なのは間違いないだろうね
ただ若手が集まるお祭り系作品でないのも確かだと思う
>>211
なんかよくわかんないけどMAPPA出て独自にやっていくらしいよ
>『クオリティ』なんて主観に過ぎない
>色付いて動いてるやつが納品されてれば、仮に裁判になればスタジオ側が勝つ
やはりそうですよね。
自分は機械屋なので外注品は受入検査して要求に合致しているか確認するのが当たり前ですが、クオリティは寸法みたいに合否ラインなんて作れないですし…
>ダイナミックコード
あーなるほど、そういうパターンも…
背景とかなんかの拍子に気づかない限り多少おかしくても見逃す人それなりに多そうですし(自分もだいぶそっち側)、むしろ話題になったしビジネスとしてはある意味正解なの…か…?
>放送が終わった作品の円盤修正なんか、まず売り上げに影響しない
言われてみればその通りですね。
委員会的にも修正にお金使うくらいなら特典増やすとかのほうが売上に繋がるか。
「Pにとってはいくつも手掛ける作品のうちの1つかもしれないけど、原作者にとっては1度あるかないかのアニメ化だ」みたいな話をどこかで見た記憶があります。
作品の作り方(1人or大勢)の違いとかもあるから温度差があるのは仕方ないとして、落としどころを見つけないといけないプロデューサーってホント大変そう…
後追い修正の話は艦これ2期がBDでだいぶ作り直してるって聞いてどこが負担してるんだろうと気になった次第です。
あれはENGIがKADOKAWA子会社なのでどっち持ちでも大差ない気もしますが。
日本のテレビの字幕については
水星の魔女に字幕ついてたことから想像するにおそらくかなり短期間で入れられるんだと思う…
ってのは冗談にしても、字幕を理由に納品日が設定されてるってのは聞いたこと無いかな
ただ純粋にコストが掛かるんで
委員会的には積極的にやる理由は無いと思う
入ってる作品は、バリアフリーの観点から局側が入れてるんじゃないのかな。なのでBDとかには収録されない。
俺は配信やBDとかにもできるだけ字幕入れるべきだと思うし
映画とかも積極的に日本語字幕上映すればいいと思うんだけどね。
一体誰が監督なんでしょう?
いやーすまんけどyamaさんも怪獣も噂すら耳に入ってないので事情はわからん
>>219
一般論として、仕切り直し的なことが行われてるならティザー自体がお蔵だと思うんであんま無いと思うが
ティザーPVやティザーイラストなんかは、出した時点では本編用の作業がぜんぜん進んで無くて、
いったん仮ででっち上げるってのはよくある話なので
結果的に放送されたモノとぜんぜん違うってことはたまにある
そんなに高度なことじゃなくて、演出家なら誰でもやってることだとは思うが
・アクションよりもリアクションを拾う
セリフの発話者を深追いしないってことが重要
ついしゃべってるヤツを撮りたくなるんだが、実はそれを聞いて反応している会話相手のリアクションのほうが大事だったりする
セリフが終わってからカットを切り替えてリアクションを撮るのか、
聞きながらリアクションさせるのかでもニュアンスやテンポが変わってくるので
そのシーンにふさわしいリアクションの撮り方を模索するべき
・使える小道具が舞台装置があれば使う
小道具で喩えるなら…、たとえば、ファミレスで会話してる二人というシーンがある
一人はハンバーグランチを食いながらだべってて、もう一人の前にはコップだけ
コップには結露がついててそれがつーっと垂れる…
なんて感じなら、コップだけの側のほうが追い詰められてるとか、緊張してるとか、そういう演出になってくる
舞台装置で喩えるなら、会話する二人のうち一人には斜陽が当たっていて、
もう一人はカーテンの陰に入っている…
だが、会話がすすむうちに、風が吹いてきてカーテンがなびいて、もう一人にも陽があたる…
みたいな感じで
ただセリフをなぞる会話だけでなく、その裏側にある感情や、目に見えない立場差などは周囲の小道具やシチュエーションに託した方が
表現しやすかったりするんだよね
何気ない会話にこそ、こういう演出上使える道具をフル活用して、情感豊かな会話シーンにするべきだと思う
・その会話シーンに行く前に仕込めるものは仕込んでおく
大事なシーンについての話だけど
アニメにしろ実写にしろ、いちばん効きやすい演出は『対比』なんだよね
同じような会話が、過去逆の立場で交わされたことがある…とか
同じ場所で会話してるんだけど、状況がぜんぜん変わってる…とか
そういう「似てる」ものをリフレインすることで、「違う」差分を視聴者の記憶の中で比較させることで、
むしろ物語の中で変わってしまったものを浮き彫りにするという手法で
これが使えるなら絶大な効果がある
なので特に大事な会話シーンは、そのシーンが始まる前に、
まず対比用となるシーンをしっかりセットアップしておく(印象に残るようにしておく)ことが出来ると上手くいく
アクションなんかだと外連味溢れるカメラワークが生理的快感に繋がるので大事だったりするんだが
会話シーンはむしろ小手先のアングルとかでどうこうできるものではないと思うよ
結局そのシーンで何を見せたいか・何を見せることができるか、という原点部分がきちっと整理できてるかが重要だと思う。
ちょっとでも画が変わったらドラゴンしてるとか言われて、アフィなどで大袈裟にまとめられて、ライト層がそれを間に受けたり、その影響で今回も新沼さんが垢消しまでしちゃってますけど
ここら辺に対して監督さんはどう思いますか
これから先の人気原作漫画の映像化だったりに影響出てきたりしますかね
個人的には今回の新沼さん山崎さんの画面作り本当に好きだったので残念でなりません……
ファンとしてもえ?となる部分があるのですがどうですか?
https://twitter.com/bokuen/status/1688407856008269824?t=tN2AFUzJmY5U5zcvwQvWPA&s=19
純粋に情報を小出しにすることで、
新着情報と称して話題になるきっかけの回数や、SNSで拡散する手数を増やしたりするってのは戦略としてはある。
最初に全部発表しちゃったらそれ以上放送開始まで話題することが無くなるので…。
でもまあ監督が発表されないのはかなり珍しいね
よほど発表するだけで話題になる大物監督なのか、はたまた単に発表する価値もないと思われてるのか
それは外野からではわかんないなー
>>224
俺はよく知らん
>>225
こういう話がある度に俺は『とらドラ』を思い出すんだが
ttps://twitter.com/sakuga_thread/status/1495384905651744770
こんなこと監督の立場で言ったら大炎上間違いなしだろうけど言わせてもらうが
結局、見る目の無い原作信者の言ってることなんてほぼ害悪なので、気にしなくて良いと思ってる。
何度も言ってる通り、アニメって本来見る側にも相応の教養が必要なんだよ
それが何故か『素人が誰でも見ていきなり100パーセント楽しめる』ものだと勘違いされてるのが全ての原因で
結果、作品を受け止めるリテラシーの不足した害悪意見がSNSで流れてくる。
もちろん、個人の意見や感想を好きに表明するってのは構わないんだが
そいつが『ちゃんとした視聴者』か、『害悪信者』かは見定める権利はこっちにもある
『害悪信者』の鳴き声なんか、そんなもんスルーでいいと思う。
原作者や原作そのものへのリスペクトはあるべきだが
『原作をカルト的に妄信してる信者』に対してリスペクトは必要ないよ。
今回の呪術も、天上天下唯我独尊の件とかで謎のあら捜しに遭ったりしてたけど
放置するほかない…。
とはいえいくら「気にするな」と言われても、気にしちゃうタイプのクリエイターも居るからね。
残念ながら、対処療法的に、一時的に火が消えるまで垢消しするってのは正しい判断だと思うわ
意外と普通に規則正しく働いてる?
1. 最近海外動仕(窓口)会社が原画や作監まで担当していたり、あるいは海外全グロスしてる作品をよく見るようになりましたが(会社名でクレジットされてる)、そういった作品はどんな制作体制を組んでるんでしょうか? あまり芳しくないのは容易に想像できますが…
2. 最近はもう1日で DR MOVIE のクレジットを見ない日はないというくらいですが(AIの遺電子はハコヅメ同様全話 DR MOVIE グロスっぽいし、それ以外も単話 DR MOVIE グロスが増えてる印象)、DR MOVIE からの上がりってどうなんですか?業界内での印象が気になります。
一視聴者としてはそこそこ見れるクオリティの作品もあればボロボロ作画だったりでピンキリな印象があります。
3. 業界内で海外動仕会社の上がりの品質格付けランキング的なものがあれば教えてください。
4. 海外動仕を原画や作監レベルで活用しているにもかかわらず高クオリティなアニメに仕上がっている作品もありますが、それらと有象無象のギリギリ作画アニメは何が違うんでしょうか?
5. 手塚プロはもう何年も DR MOVIE か手塚の中国部隊に丸投げ後総作監大量投入で修正する作り方をやっていて、品質もかなり悪く(顔は総作監で直せてもレイアウト段階の狂いはそのまま…)手抜きなのは明らかですが、にも関わらず未だに元請できているのが信じられません。やっぱりコネが強いからなんですか?
スタジオ通販とか同人誌とか形式によって違うような気もしますが
そうだねー…。
前提として、俺自身はこの発言にはまったく同意出来てなくて。
何をもってすれば原作をリスペクトしてることになるかなんて、それこそ好みや解釈の問題で判断の別れる部分だ
多用なスタイルを内包してるのが日本アニメの良いところだと思ってるし、
集団作業の醍醐味だとも思ってるので、それを否定するこの人の演出論は俺は同意できないかな。
この平川さんの書きこみは、ちょっと決めつけが過ぎて酷い。
今昔論みたいなこと言ってるけど、これは昔だからとかではなく人によるし、
それが通るかどうかも最終的には作品によるという部分だと思うし…。
いまでも作品を選ぶ状況ではありつつ、
なんでこんな煽るような言い方しちゃうかな、大人げないっ…て思っちゃうね。
こっちが穿った見方してるだけかもだが、あえてこのタイミングで呪術を話題に出すのも当てこすりに見えるしね。
>>21でも平川さんのツイートに触れたが
この件も含め、ちょっとこの人の発言、目に余るよね。
ご自身の演出論を自分の作品で貫いてもらうこと自体は結構だと思うが、
この人の場合、自分の認めるスタイル以外は一切認めず否定し、>>21の時のように異論が集まっても一切聞かぬという
頑なな態度で発信しているのが残念でならない…。
『これだけ』というと難しいんだが
映像の視聴行為って、要は学生時代にさんざっぱらやらされてきたはずの国語(現代文)の読解問題と一緒だと思ってる。
もっと言うと、
「作者の気持ちを答えなさい」系問題に「締め切りが迫っていて焦っている」とかって答えない程度の
真っ当な読解力をまず持ってほしいということかな。
冗談として言ってるんだと思ってたんだが、ネット見てるとどうやら
これを本気で言ってる連中が少なからず居るみたいなんだよね
しかもある程度訓練を受けてきてるはずの文章と違って、映像の読解ってマジで下手糞が多くて
現実とフィクションの区別や、作者と作品の区別が付いてない人達が存外多い。
最近だとスレミオ結婚騒動とかで強く感じた。
>>229
マジでこれバラバラで滅茶苦茶だよw
フリーランスだと実際そんな感じ(夜型)の人が多いんだけど、
アニメーターでもお子さん居る方とかも意外と多くて、そういう人はまっとうな昼の時間に仕事してるケースも多いし
スタジオ正社員とかだと当然スタジオの出社時間に合わせた生活してる人も意外と多い。
スタジオの出社時間もマジで会社次第なんだけど
いちばん多いのは昼12時~夜9時をベースにしてる『世間よりちょっと遅い』タイプの会社で
朝10時スタートの会社もあるし、15時にならないと誰も出社してない会社もあったりと、結構会社によってバラバラだね。
結婚騒動は、そもそもボカしてる見せ方を公式サイドで明言するの自体がダサくない? と感じちゃいました(実際に結ばれたかは別として)
例えば3期までずっと演じて貰ってたけど制作中にひと悶着あって一緒に仕事したくなくなったから4期では違う人にやって貰おう等
そもそも監督と声優が揉めることが異常に思えるけど、アフレコでは音響監督が主体で進めることが多いからアフレコ開始終了の挨拶だったり、打ち上げ以外で監督と声優はそもそも接点がないイメージ
逆に監督はキャスト変更にどこまでの権限があるんだろうか、キャリア長い監督ならある程度何でも融通ききそうな雰囲気あるが、監督がNG出してもアニPとか更に上位権限あるとこから跳ね返される場合は大人しく監督は従うしかない?
演じてた声優さんが病気療養とか引退なら仕方ないけど、現役バリバリで炎上もしてないのに主要キャラ交代は香ばしいなと感じた、身内のいざこざを本編にまでもってこられたらファンはたまったもんじゃないんだけどな
監督の一存で交代させるってのは無理だと思う。
ただ、今回のSEEDのように『新シリーズとして仕切り直す』みたいなタイミングで、
どうしても外してほしいと訴えることはまあ確かに可能で、
単に私怨で「あいつとはやりたくないから」で理由だと通らなくとも、
『20年経ってるので声や演技の質が変わっちゃってるから…』とか、
『新シリーズではキャラの立ち位置や性格が変わったので、より最適な役者にしたいので…』とか
まあいろいろ理由を付けて、キャストの変更を要望すること自体は可能だよね。
普通はそれほど接点無いはずってのは仰る通りで、
俺自身、個人的に仲が良い声優も仲の悪い声優も居ないんだが、
まあ声優と飲みたがるタイプの監督もいるし、福田監督なんか俺が子供の時から監督やってるような大ベテランなので
いろいろ人間関係があってもおかしくは無いとは思う。
ネットで言われる不仲説とやらがどこまで本当かは知らないけどね。
>アニPとか更に上位権限あるとこから跳ね返される場合は大人しく監督は従うしかない
ってのは基本的にその通りなんだけど、
SEEDについては当然ながら、原作者でもあり、20年以上にわたってシリーズの功労者でもある
福田監督ありきの企画であることは言うまでも無い。
最悪替えの効くぽっと出の監督とは話が違うよね。
さすがに周囲も配慮しないわけにはいかないって感じなんじゃないかと。
俺はなんかZ劇場のときのゆかな騒動とかを思い出したよw
やっぱ20年とか経つといろいろこじれるのが人間関係ってことなんだろうねぇ…
①元請けのほうで一人制作進行を立てて、その人が演出や総作画監督、あとは国内部署(撮影や編集など)の対応を担当すると同時に
海外のグロス会社のほうにも制作進行が立って、その人が作画全般は進行管理するという体制になる
話数付きの制作進行が立つか立たないかってのは大きな違いで、
たとえば大部分を海外で作画してるとしても、その話数担当の制作進行が現地で選任されてないパターンは
これは正確にはグロスとは言えず、あくまでバラで作画を発注してるだけって感じ。この場合はクオリティはお察し。
逆に同じスタジオでも、ちゃんと現地側で制作進行が選任されてる場合は、
ある程度シーンに合わせた作画さんの配分をしてくれたり、設定や仕様などを理解して現地の作画さんをコントロールしてくれるので
クオリティ的にもマシになることが多いね。
ただ、海外の場合でも、制作進行を立てて貰おうと思うとあらかじめきちっとスケジュールと予算を用意しないといけないのよ。
なので思ってるほど凄惨な状況になってからやむを得ず海外に撒いているというわけではなく
どうせ国内で撒き先があるわけではないので、初っぱなから海外グロス前提で余裕を持って依頼するケースが多いと思う。
②DRはなんか有力な制作さんが韓国側に居て(ごめん、名前失念)、
その人がグロス請けに積極的だったので、ここ数年グロスが爆増したのはその人の影響らしいって聞いた
でもその人が今年DR辞めちゃったみたいな噂聞いたよ。今後どうなっていくのかわかんないって。
上がり自体は実は可もなく不可もなく、一昔前のグロスといったらこんな感じだよね~…って感じ。
担当する作画さん次第で当たり外れあるのも普通のグロス会社と一緒だね。
昔マッドのグロスばっかりやってたころの評判はどこへやら、粗製乱造のグロス会社って感じではある。
基本的にキャラ似せはぜんぜんされてこないので、総作監必須だと思う。
③韓国>無錫>その他 という序列こそあるものの
あとはどこも似たり寄ったりって感じ。
東映や京アニ、OLMあたりが囲ってる海外スタジオはレベル高いって話もあるけど、
なにせ囲われてて他社の仕事ほとんどやらないから、実際のレベルがどんな感じかは謎。
④まず一つは海外にも上手い作監は居るんよ
ただし当たり前だけどめっちゃ金積んでスケジュールに余裕ないとやってくれないので
そういう人をきちっと押さえてやってる場合は、海外の会社でもハイレベルな上がりが来る
ただ世の中の大半の海外系作監(特に動仕会社名でクレジットされていて個人名が出てない場合)は、一応入れてるだけって感じで、
実際の所、国内の総作監で全修正してる。
だから総作監が入れやすいように線整えて貰ってるだけって感じになってて
セル時代の作監の仕事を総作監がやってるみたいな体制でイメージしてもらえると。
⑤ま正直、上がりとしてはあのレベルがあれば、委員会要求値はクリアしてるってことですね。
いまはどこも信じられないくらい詰まってて、
弱小スタジオでさえ依頼しても3年以上先じゃないと着手できないって言ってくる時代なんだけど
手塚の場合は直系の海外子会社の活用とかで、ある程度短納期でやってのけるんだと思うわ。
原作モノとかの場合は、原作の売り出しタイミングとかの問題もあるから、品質が微妙でも、納期重視で手塚に頼むってことはあると思う。
一応『儲けを出さない前提』で委員会から許可されてるものなんで
儲けが出たとして幹事の飲み代程度にしかならんと思う
あれ利益でちゃうとめっちゃマズいことになる。(ってこともあるので再販や通販が厳しいんだよね)
話逸れるけど、水星がおつかれさま本、
メーカー公式のキャストメインのやつと、スタッフ本の2種類出すことになったのはすげーなと思ったわ
単に権利の問題だけじゃなく、カニバらないような調整が必要だったんじゃないかな。
>>234
>場面を切り取るのではなく連なりで見て欲しい
まさにその通りなんだけど、これに付け加えるとするなら、
・作品外のコンテキストと、作品内で明示されていることの区別をつけてほしい
・作品は何かを語ることがあると同時に、”語らない”こともまたある
ってことが大事かなと思う
物語の読解に際して、当然コンテキストも「連なり」の一部であり、大事な要素ではあるのだが、
本来、作品内で明示されていることよりも優先されることはないはず。
しかしネットで批判に晒されてる作品への感想を見ると、どうも作品内容とそれを取り巻く環境の区別が付いてないで
叩かれてる作品が散見される
今だと、極端な例で言うと、バーベンハイマー騒動で作品の内容とは関係無いところでミームが一人歩きしてしまってるが
これと作品を混同して語るような行為はNGだと思う
また、作品が”語らない”こともあるというのは
水星の結婚騒動でいえば、結婚したのかしてないのかという二元論でみんな大騒ぎしていて、
”想像にお任せする”なんて言おうものなら『結論から逃げるな』と散々な言われようだが
しかしそこはやはり敢えて”語らない”という選択こそがあくまで作品の取ったスタンスであって
それをそのまま受け止める度量が見る側に必要だと思う
こういうの、見る目の無い人ほど黒か白かハッキリさせたがるんだよね。
>公式サイドで明言する
いや、公式は一切何も明言してないでしょ。(イベントでのパートナー宣言もどうとでも解釈できる表現だし)
結婚騒動についてはあくまで公式の出した釈明文通り、あくまで「ご想像にお任せします」というのが公式のスタンスだよ。
それはもう本当にそう
俺思うんだけど
実は子供達の教育に際して、いま現在古文や漢文の教育に充ててる時間を使って、
舞台演劇や映像表現に対する読解の授業の時間に振り替えたほうが良いと思うんだよねー…
個人の感情や認知に訴えかけるセンシティブな読解は、むしろ国語教育の要素に近い。
センセーショナルなマスコミ報道に踊らされたり、反ワク的なカルトに引っかかったりするのも
元はと言えばそういう文章読解力や文脈認知能力の欠如が原因の一つだとも思うし…ってのは飛躍しすぎか?
日本語しゃべれない外国人監督の下で仕事したことないからわかんないけど
現場が日本で、監督が日本語しゃべれないなら、リアルタイムでの監督業は難しいだろうね
実質、監修だけやってもらうお飾り監督になっていただくしかないんじゃないか。
外国籍だけど日本語しゃべれる監督やプロデューサーは(韓国人や中国人)何人か思い当たるけど
普通に日本語で意思疎通できるので、日本人と変わらない働き方してるよ。
ありがとうございます!大変興味深いです。
> 話数付きの制作進行が立つか立たないかってのは大きな違いで
裏を返せば海外スタジオ側に制作進行が立ってない場合、本当に瀬戸際で海外に撒いた可能性が高くなるってことですか?
> まず一つは海外にも上手い作監は居るんよ ただし当たり前だけどめっちゃ金積んでスケジュールに余裕ないとやってくれないので
海外の上手い作監にやってもらうのと同レベルの国内の作監に頼むとのではどっちが報酬やスケジュール面で有利なんですか?
瀬戸際で撒いたかどうかというより、
元請けでどこまで回しているか、体制構築の違いって感じだけどね
時間的余裕があって、グロスではなくあくまで元請け話数として進める意図だったが、
国内の撒き先を押さえられる見込みが無く、進行くんが最初っから諦めて分割で海外撒きしちゃうパターンが多々あるので…。
10年くらい前まではクレジットの汚さでスケジュール想像するみたいなことが出来たと思うんだけど
いまはそもそものスケジュールの長期化や、制作体制やチェック体制の複雑化が行くとこまで行ってしまって
本当に会社や作品によってどういう体制で作るか考え方がいろいろある時代なんだよね。
なので一概に「こういうクレジットだったらこういうスケジュール感だろう」みたいな予想をするのは
今の時代、かなり難しいと思うわ。
グロスつっても責任持ってリテイクまでやってくれるグロス会社なんてとっくに無くなってて
元請けが責任取る(尻を拭く)前提で、どこまで外出しできるかのチキンレースをやってる状態とも言える。
その結果として半パートグロスみたいな中途半端な形もよく見かけるようになってきたし、
制作期間がずるずる延びることにより、グロス会社が途中で降りちゃう光景を見かけることも多くなってきた。
その場合、さらにエンドロールはカオスなことになるしね。
みんな品質やらクオリティやらにこだわってる場合じゃなくて、
やってくれるだけマシって感じで、撒き先を必死に探してる状況にある。
その結果、素人の落書きに毛が生えたくらいの上がりしか来ない海外会社にも有り難がってレイアウト撒いちゃうんだよね。
>海外の上手い作監にやってもらうのと同レベルの国内の作監に頼むとのではどっちが~
これこそ人によってピンキリだけどねw
そもそも重要なこととして
この業界、報酬って腕前じゃなくてコネやコミュ力に比例するのよ…。
ただ海外作監の場合は、基本的には窓口会社の制作(コーディネーター)を経由することになるので
上手い人だと、その間に入る人のマージンの分、コストはかかる気がするね。
一方で、仕事の管理をその窓口会社がやってくれるわけなので、
約束したタイミングで物入れすれば、ある程度しっかりスケジュール通り仕事してくれるケースが多い。
ただし、その会社の社員だったり、ガチガチに拘束されてるケースがほとんどなので、
個人指名とかで仕事を依頼するってのはかなり難しいし、
スケジュールがずれれば冷酷にこっち(元請け側)が切られることになる。
国内作監の場合は、あくまで個人対個人のやりとりで仕事を決めていくので
ビジネスだけじゃなく人と人とのお付き合いが重要になってくる部分がある。
なので、他作品との兼ね合いでなかなか上がりを出してくれないなんてトラブルもよく聞くが、
一方で、土壇場でも泣きつけば助けてくれる人が多かったりする。
単にどちらが有利かって話じゃなく、そういう性質の違いがある。
ちなみに外人アニメーターの場合も、スタジオ所属ではなく個人やりとりで依頼できる人も少数ながら存在するんだが
そういう人ってほぼ例外なくSNS強者だったりコミュ力強者だったりするので
単価交渉力が強くてめっちゃふっかけられるケースが多い気がするね。
ただそれは国内のコミュ強系アニメーターと一緒というか、
スタジオが払えるギリギリの水準を見極めてふっかけてくるので、結果的に国内アニメーターと同じ水準に収まる感じ
ブルーロックとか原作人気的にはもっとクオリティ高くてもいいと思ったんですけど
ジャンプとマガジンのアニメ化に対する姿勢の違いみたいなのもあるのかな
1期と2期で、明らかにクオリティーが変わってしまう、原因は何でしょうか。
素人目ではありますが無職点綴は、二期に入ってから、明らかに作画のレベルが落ちているように思えてしまいます。
以前監督さんが、作品のクオリティーは優秀なスタッフを、コネで連れてこれるかである程度決まると、おっしゃっていましたが
二期のクオリティーダウンに直結した原因は、コネ問題なのでしょうか?
同じく以前仰っていた続編を作るにしても、スタッフは直ぐに次の企画に向かうから、基本的に同じメンツがそろって、同じクオリティーになる事はないという話は
無職転生のように、最初から2期が決まっていた場合でも、共通のルールなのでしょうか?
スケジュール、制作会社の体力等、様々な問題はあるかと思いますが
人気コンテンツで、続編になった途端に作画の質が落ちる作品の、裏側に触れていただけないでしょうか。
実際は鈴木信吾さんがトップとして全て仕切ってるような気がしますが監督はどう思われますか?
盾の勇者とか魔法科劣等生は2期以降で制作陣変わってクオリティ落ちたと思うけど、無職もパターン的には同じなのかな
逆に1期面白かったのがスレで前から言われてる奇跡的に色々かみあった結果だったのかもしれないな
もともとタイトルとして安定した環境ではなかったのかも
一期が奇跡だったと思った方がいいかもね
スポーツものだから集まりにくいとかではないと思うよ。
そもそもブルーロックがスタッフ集まってないというよりは、
今の時代潤沢にスタッフが集まってるほうが特殊な環境だと思ってくれ
ジャンプとマガジンの姿勢の差というより
クリエイター側からすると、
仮に同時期に同条件でジャンプ作品とマガジン作品の依頼が来た場合
ジャンプ作品の方が自分の実績になるとか、単純に作品を知ってるとかで、ジャンプ作品の方を選んじゃうって人が多いと思う
なのでどうしてもイキの良いスタッフはジャンプ作品に入りがちって雰囲気はちょっとあるかも
ジャンプ本誌があまりにも一人勝ちが過ぎるって感じがあって
明確に業界内人気が高いんだよね
この一人勝ちっぷりはいくらなんでも不健全な気がするよ
>>246
無職転生についても同様で
むしろ2期くらいの出来がおそらく予算に見合った、業界標準の出来映えといっていい
では何故1期があれほど出来が良かったかというと、そこは監督の力だと思う
『作画が良い』で片付けられがちなんだが、
無職の1期って、すごく緻密に計算された世界観設計がまず前提にあって、
それを実現するために膨大な量の設定資料を用意していたし、
見せ場を自覚してシナリオ段階からカロリーコントロールするなど、リソース管理の面でもバチバチに決まってた
なのでスーパーアニメーターを呼んでくればあとは何度でも1期みたいなクオリティで作画して貰えるってことではなくて
センスのある監督が、細部まで行き届いた演出を敷いてはじめてあのクオリティが実現できる
監督・構成を引き継いだ平野さんや大野さんの実力も別に無能な人達というわけではなかろうが
岡本さんという天才と比べてしまえば力不足に見えてしまう。
2期を1期と同じクオリティで作ってほしければ、今年の放送を諦めて、
U149の後に並んででも、なんとしてでも岡本さんに作って貰わないといけなかったということだが
しかしその1年を失うのがビジネス的に無理だという判断なのかもしれない。
ただ、そもそも岡本さんが無職1期でやりたいことをやり切ったと感じてるなら、
どんなに金を積んでももう続きは作ってくれないだろうから、
そうなれば1期と同じクオリティの続編はもう二度と見ることが出来ないということなので、そうなればもう諦めるしかない。
貴重なんですよ、面白いアニメって。
無職の例でも明らかなように
>続編になった途端に作画の質が落ちる作品
こういうことが何故起きるかというと、
作品にとってのキーパーソンを待たず(参加を説得せず)に
続編をそのときにリクルートできる人材で作ろうとするからだね。
一般の視聴者はもとより、製作委員会のプロデューサーですら、
アニメの出来がこれほど特定個人の能力やセンスに依存してるとは思って無いケースが多くて
同じ制作会社に同じ予算で依頼すれば、だいたい同じクオリティになるだろうとなんとなくみな思ってる。
ところが、実態はあくまで制作会社なんてただのマネジメントチームに過ぎず
実際に手を動かすクリエイターに、誰を選任するか次第でぜんぜん結果は変わってしまう。
無職も盾も、委員会としては同じ制作会社に依頼してるので
当然同じクオリティで来ると思ってただろうが、
中の人が変われば結果が変わる。当たり前の話だけどね。
1期が出来が良かった場合、その功労者が誰なのかしっかり見極めて
なんとしてもまずその功労者に2期に参加して貰うよう説得しないといけないんだが…
そういう有力な人ほど『2期』というものを『2番煎じのつまらない仕事』としてしか捉えてなくて
なかなか説得できなかったりもする。
仕事なので、お金さえ払えばなんでもやってくれるのかというとそんなことは無くて
面白い物を作れる人ほど、そもそも『作って貰う』までのハードルがすげー高いのよ。
委員会側としては、そうこうするうちに1期の熱が冷めてビジネスチャンスを逃すほうが怖いので
なるべく早い時期に着手できるよう、適当なスタッフでいいのでさっさとキックオフしたいという欲求が強い
(正直、2期のほうが微妙な出来になっても、1期ファンが流れである程度は見てくれるだろうという皮算用もある)
その結果、1期とはぜんぜん違うスタッフで作ったり
最悪の場合、制作会社ごと交代するケースもあるって感じ。
>>247
どんな人かはちょっと判らないなー。
>>248
俺も同意見
撮影と美術が兼任なのがキーだろうな
鈴木さん・内田さんあたりがインハウスのクリエイターを束ねる特殊な体制なんだと思うわ
無職PV云々はちょっと誤解がありそうだな
PV用にあえて本編では使えないようなスタッフ集めたとかではないので、いわゆる「PV詐欺」ではないよ
詳しくは語れないが、キャラデザのととすさん降板騒動が変な伝わり方してるんだと思う
で、そのととすさんがチェーンソーマンに行ったってのが面白いよね、時の人だよ本当に
監督変わったせいなのか、原作ある場合はそれ自体がつまらなくなったのか分からなかった昔は2期つまらない原因を適当にググったりするしかなかったが、このスレのおかげで違う視点から見れるようになったのはありがたい
2, 原作者がこのアニメーターに書いて欲しいという要望が出ることがありますか?
3, 山賊アニメーターとは何ですか?
「すごく緻密に計算された世界観設計がまず前提にあって、
それを実現するために膨大な量の設定資料を用意していたし、
見せ場を自覚してシナリオ段階からカロリーコントロールするなど、リソース管理の面でもバチバチに決まってた」
この、カロリーコントロールや緻密に設計された世界観と設定資料を作っている、背景は監督のように業界の中に長くいると自然と、察する事ができるようになるのでしょうか?
また、察する事ができる場合
作中のどのような要素を、きっかけに察しているのでしょうか?
ここら辺ってやはり監督(というかコンテ担当?)の手腕が関わってくる感じなんですか?
最終的には確か編集が1カットの長さは決めてると思うんですけど、編集の人の影響も大きいんでしょうか
(諸々知識が誤っている部分があったらすみません)
検索してもゼロではないにしろ数人しかヒットせず。
それを踏まえて以下質問です。
・音響監督を他で立てるより監督が兼任した方が(作業量的なマイナスを凌駕して)好都合な場合がある?
・スタッフを集める際に監督が自分で音響監督もやると言ったら希望は通るもの?
・スタッフロールに音響監督を載せずに実は監督が兼任しているケースがあったりする?
・主自身に音響監督もやってみたい願望はある?
せやな
>>255
1期の布陣やコンセプトを本当の意味で貫ける作品って意外と少ないんだよね。
マジで上手くいってるのって、けいおんとかまで遡らないと思い浮かばんw
>>256
1.特に詳しくは存じ上げてないです。すまん。
2.俺自身は受けたことはないけど、作画オタク系の原作者だとまったく無いってわけじゃないと思うよ。
たとえばNARUTOのキャラデザ西尾さんってのは原作者要望だったとかが有名な話だよね。
ただ、同じ『希望』といっても
たとえば『声優さんはこの人が良い』って希望なら、
声優さんってある意味アフレコする1日だけスケジュール押さえられれば良いわけだし、
音響制作会社ならどの声優事務所にもコネがあるので、通る可能性も比較的高いんだけど…
逆にアニメーターの場合は特に有名な人は年単位で先まで埋まってたりするのが普通だし、
そもそもコネがなければどうしようもないので、
まあなかなか自由に希望を出したところで通せるとは限らない。
3.俺の記憶が正しければ、忍たま演出の葉摘田緒さんによる
ttps://twitter.com/hatsumidashiyo/status/1056195374430343168
このツイートから言われるようになった単語だと思うので
これ読んで貰うのが一番話が早いかな。
無職については直接関係者から内容を聞いてたのもあるが
まあフィルムを見ればどれほど手間掛けて作られてるかはなんとなくわかりますよ
適当に作ってもああはならないので。
どのような要素というけど、画面に映ってるあらゆるマテリアルが完成度に影響してくるからなぁ…。
でも強いて挙げるならだけど、空間の設計とか、モブ市民の設定とかに手抜きが出がちだよね。
作りの雑なアニメほど、芝居場が殺風景で無駄にだだっ広い部屋になりがちだし、
メインキャラはどんなアニメでもしっかり作画されるんだけど、モブまできっちり生活感が出せている作品となると一握りしか無い
無職1期はそれが出来てたと思う。
逆に言うと、1期のときから、決して作画体制などが盤石だったわけではないのよ。
途中でキャラデや演出が降板したり、下請けを降ろして引き取ったりした話数とか、それなりにトラブルもあったと聞いてるし。
会社立ち上げ1本目だから、会社側のスタッフなんか新人だらけだったし。
でも完成した映像からはそんなの微塵も感じさせないでしょ。
絵コンテで9割は決まっちゃうねー。ギャグ作品は特にそう。
残りの1割はシナリオ段階。
ぶっちゃけ演出・作画・編集などの工程は、
絵コンテに入ってる魅力をできるだけそのまま保存して、風味を損なわずにテレビ画面まで運んでいくかって感じの仕事なんで
味の上限値は、絵コンテでもうほとんど決まっちゃう感じだ。
カットの尺については演出家がタイムシートで決めてるものなので、
編集さんはせいぜい微調整レベルでしかいじれないと思ってくれ。
(アニメの編集は非常に特殊で、素材を”捨てる”部分を最小限に抑えないと行けないので、
実写作品で想像する編集のような自由度は全くない)
もちろん微調整も大事ではあるんだけど、いずれにせよテンポ感などを編集さんが決めてるわけではない。
音響監督兼任する監督は昔からいっぱい居るのでぜんぜんレアケースって感じではないと思う
それこそ上でさんざん話題になった岡本監督もU149で自分でやってるし
ガルパンで有名な水島努も頻回に音響監督を自分でやってる。
音響監督の仕事内容って、やってる人には悪いんだけど、まあ正直作業量的には大したことなくて
技術的な専門知識は、『録音』担当者にフォローしてもらえばなんとか務まるので
兼任でもやれないことは無いんだよね。
音響監督の仕事内容としての3本柱は、キャスティング、演技指導、選曲だと思うんだが
これらって、他人に任せたり、あるいは他人にいろいろ指示してやってもらうより
直接自分で指示できたほうが思い通りに出来て良いなと思う人は多いと思う。
むしろ逆に、普通の作品では監督が直接やらずに別の人に任せている理由を考えた方が理解しやすいんだが
音響監督って、録音当日、当たり前だけど場を仕切らなきゃいけないので
演出家やプロデューサー陣などからの意見集約や、録音手順の調整・提案
(たとえば複数キャラが同時に喋るなどのケースは、それぞれ別トラックで録音する必要がある。
どのセリフを別トラックに収録するかの相談や、その手順などをその場で判断して、技術スタッフや声優に伝える仕事がある)
などの雑事も対応しなくてはならない。
専任の音響監督がいれば、
監督自身は、演技を聞いて思ったことを適当に言えば、
あとは音響監督が勝手に整理・意見集約して録音手順を勝手に決めてくれるわけ。
そのほうが楽だし内容に集中できるので便利だねって話なのよ。
そういう便利ツール的な扱いの役職なので、監督が要らないと言えば不要になる役職ってことになる。
俺自身はそういう意味で居てくれたほうが便利なんで、自分であえてやろうとは思わんな。
ちなみに選曲だけ音響監督に任せず、自分でやる監督とかもチラホラいるよ。
>スタッフを集める際に監督が自分で音響監督もやると言ったら希望は通るもの?
それなりに経験ある監督が言い出したら通るケースが多いと思う
>スタッフロールに音響監督を載せずに実は監督が兼任しているケースがあったりする?
これは少なくともまともなテレビアニメでは知る限り無いかな。音響監督のクレジットは必ずあると思うが。
>>260
う~ん、どうだろう
まあ当然委員会Pの意思は介在するものではあるけど
基本的にはまず監督やシリ構の人の意図ありきなんじゃないかな。
実際、本筋ばかりダラダラやるより、温泉回的な、コーヒーブレイク回を挟んで緩急つけたほうが
全体の構成上有効だと判断してる場合が多いと思う。
実際そういうしょーもない回のほうが、マジメな話数よりもSNSで話題になるケースも多いし。
『全体の構成的にはダメージだけど、それでも温泉回ねじ込んでくれ』みたいな無茶を言ってくる委員会Pはまず居ないと思うよ。
そもそもお色気やサービスが売りの作品なんですということであれば
むしろ温泉回とか関係無く毎回何かしら女の子の見せ場作ってくれってオーダーになると思うので。
俺全然アニメ詳しくないんだけど、このアニメいいなーとか肌があうなって感じる作品はプロダクションIGばかりで、まえから気になってた。
アニメのオーディションごとに審査人数が限られる中でこの事務所は何人まで等の人数制限かけて平均何日で何人ぐらい審査してるの?メインキャラなら100人は当たり前?
またオーディションには監督も立ち会う頻度は多い?立ち会えない場合は後で作業しながら録音したのを聞いてピンときた人を候補で選んで打合せ時に提案して決めていくような流れなのかな
主要キャラでイメージしてた声優が所属事務所から選ばれずオーディションに参加してない場合、オーディション来てないけどこの人はどうでしょうと推薦するケースはある?ボス・脇役はベテラン指名でこの人空いてたらお願いしてやって貰ったは聞いたことあるけど主要キャラはオーディション枠の中だけで決まることが多いんだろうか
2,チェンソーマンの2期が決まらないのって監督の独立が関係していますか?
上でも言ってるように、制作会社の機能って、タレント管理というか、スタッフのマネジメントに過ぎないので、
突き詰めて言えば、同じスタッフ陣が別の会社で作ったところで、同じ物になる。
芸能事務所みたいなもんで
声優やアイドルが所属事務所を移籍したからって、急に歌がうまくなったり、顔面が変わったりはしないよね
同じ人がやってる限りは、会社なんて関係無く、同じ結果になるのが基本。
なので、スタジオだけで作品を語ったり、スタジオだけで見る作品を選ぶのはナンセンスで
やはり主要スタッフが誰なのかという、人間に注目して見るのが重要だね。
じゃあなぜ実際はスタジオごとの差があるように感じられるのかというと、これはコネの関係
特定のジャンルの作品を制作する機会が多ければ、当然だけどそういう作風に向いたクリエイターにコネが出来る
この業界、コネ9割で仕事が回ってるので、
スタジオとしての得意分野みたいなものが形成されていくことはある。
ただし結局これも属人的なもので、結果的にそうなってるだけなので
特定のジャンルが得意なクリエイターが数名抜けただけで、全くスタジオとしての方向性が変わってしまうこともある。
なのでご質問に関して言えば、プロダクションIGだから何か決まった特徴があるということはあまりなく(あったとして結果論に過ぎない場合が多い)、まずは監督が誰なのか調べてみたほうがいいと思うよ。
ちょっとマニアックな話になるけど、
一昔前のプロダクションIGといえば、それこそ作画オタク的にはIG作画三大神とか言う不動のスーパーアニメーターがいて、
そして会社から神扱いされてる押井守という大監督が居たという体制なわけだが
結局IG三大神は誰も彼も他社作品で名前をよく見るし、押井さんですら他社で監督する始末
同じ会社だからって同じメンツで続くわけじゃ無いといういい例だと思うわ
ちなみにプロダクションIGについては、班ごとにだいぶ得意な作風が異なっていると思うんだが
具体的にはどのへんの作品が気に入ってるんだ?
少女漫画系や女性向けスポーツ物やってる班もあれば、攻殻関連ばかりやってる班もあって
結構温度差あると思うんだが。
あと、質問とは関係無いけど初歩的なところを指摘させて貰うんだが
アニメスタジオは「制作」会社ね。
「制作」と「製作」はぜんぜん意味が違ってて、実際にアニメを作ってる現場(スタジオ)は「制作」で、
お金を出してアニメを発注したり、スタジオに作らせたアニメを使ってビジネス(金儲け)をするのが「製作」会社な。
ネットの解説とか読むに当たっても、ここを誤解してるとおかしなことになるので気をつけてくれ。
これ作品によって違ってくると思うんだが
現実的には1キャラあたり20人程度の候補の中から選ぶ感じだね。
とはいえ掛けることのキャラ数になってくるので、
メインキャラが5~6人居たりすると、結局100人以上の候補者にやってもらうというケースはある。
オーディションなんだけど、コロナ前の時点からすでに
ちゃんとスタジオに来てもらって実施するケースは減っていて(やっぱ普通に面倒なので…)、
コロナ以降は、100人近くが入れ替わり立ち替わり同じ部屋に来るなんて非常識なこと出来ないということで、ほぼ無くなってしまった。
今はテープオーディションといって、各自各々で声のデータを録って貰って、そのデータを聞いて判断するって形式が主流だね。
よくある手順としては、まず最初にオーディションに呼びたい候補者を、
監督やプロデューサー、音響監督などがそれぞれが好きにリストアップするのよ。
そのリストに、音響制作会社や声優事務所などの関係者が推してる人も加えて、
各声優事務所に対して「オーディションに参加してください」という連絡を打つ。
この際に、アフレコを予定している日取りのスケジュールが空いているかどうかや、
宣伝・プロモーション、あるいは過激表現などにNGがあるかなども合わせて事務所に回答して貰う。
オーディション参加可能で、諸条件の返事が貰えた声優さんのリストを作るとこんな感じになる。
ttps://tadaup.jp/1111540763.png
実際はこれが100人分くらいずらずら~っと並んだリストになる。
この時点で、アフレコ候補日のスケジュールが埋まってる人は候補から外れる。
で、このリストにある声優さん達にオーディション台本というのを送って、
キャラごとに課題セリフを言ったデータを作って貰う。
データが集まったところで、それをそれぞれ聞いて、この人がいいなという候補を腹に決めておく。
最終的には再度監督・プロデューサー陣・音響監督等があらためて集まって、キャスティングを決める会議を行って、
そこでさまざまなパワーバランスを考慮しつつ、よきキャストを決めていく…という流れになるケースが多い。
ベストなキャストを決めるためならオーディションは実施すべきなんだが、
こんな感じで、すごい事務的な手間がかかるんで、全キャラオーディションてわけにはいかないので、
実際は主要キャラだけオーディションで、それ以外は音響監督や監督の指名で…となるケースが多い気がするね。
あとは、金銭の絡む大人の事情で、あらかじめ製作会社ご指名の声優さんが居たりするケースもあって…
(どのキャラでもいいからメインキャラにこの人をねじ込んでくれ、みたいなオーダーとかも当然ある)
それがどういう扱いかは、その時々のケース次第だねー…。
>長期インターシップ制度
これね、むしろ従来の「新人アニメーター」の存在がそもそもインターンシップみたいなもんなんだよね。
そこを勘違いして、最初から戦力として働けると思って入ってくるからミスマッチが生まれる。
アニメーターってそもそも待遇関係無く、才能無くて脱落する人が半数以上居るであろう厳しい世界なので
どうやっても最初の1年はそのふるいをかける期間ということになる。
そもそもアニメーターの待遇改善と一言でまとめちゃってるけど
・フリーランスが多く組合も無いせいで、ベテランの人への社会保障や安定性が不足している問題
・業界の持続性のために若手を安定育成する仕組み
・新人がふるいにかけられる研修期間に生活が苦しい問題
みたいなのはそれぞれ別個の問題だと思う
ここでいうインターンシップ制度とかは、『新人が研修期間に薄給な問題』の解決策としては
そもそも元凶の専門学校が生徒をインターンに送り込みたがらないので成立しないと思う
(インターンで早期にスタジオに入れるようになったら、専門学校の教育そのものが不要かつ無意味であることがバレて
生徒から搾取できる金額や期間が減ずるので)
スキルの安定育成という面でもインターンが実施できれば有効なんだろうが、
上記理由で専門学校が春先まで学生を解放してくれないので
やむを得ず4月にイチから研修をやりなおす羽目になってるというのが現状だね。
まーやっぱり専門学校が癌なんだよな、通ってた人には悪いけど。
>チェンソーマンの2期が決まらないのって監督の独立が関係していますか?
いや関係ないと思うけどね
独立してようが別に話来たら請けられるわけだし。
てかどうせとっくに2期決まってるんじゃない? 聞いたわけじゃ無いけど…
どっちだったか思い出せないから適当にしてたけど、語呂合わせで衣を着てないのがスタジオ(全裸の現場)と覚えておくか〜
制作会社のことを『スタジオ』
製作会社のことはだいたい『委員会』『メーカー』と言い換えちゃっても通るんで
あえて誤解を生みやすい制作・製作という単語を使わないという手もあるね。
ちなみに東映だけ何故か制作の意味で「製作」って使ったりする独自文化があったりしてややこしいw
候補者リスト右側の諸条件で1つだけ項目が隠されてるのが気になってしまった…
何か作品に直結する項目なんですかね?
あと声優の話で便乗質問
女性声優は頻繁に新人が出てきてどんどん入れ替わる一方、男性声優はずっとベテランが強いってイメージを持っているんですが、これって僕が見てる作品の偏りの影響でしょうか?
そうでなく実際にそういう傾向があるとしたら、その原因はなんでしょうか?
同じような立ち位置のキャラのキャスティングの際に男性か女性かで重視する項目が変わったりしますか?
>項目
たいした項目じゃないんだけど固有名詞入ってたんで一応消させて貰った
>女性声優と男性声優
男性のほうがベテラン多い傾向は実際あると思うよ
単純にファンの嗜好の問題だと思う
女性声優についてる男性ファンは、どんどん若い人に目移りしていっちゃう傾向があるので
ある程度下からの入れ替わりがあるんだよね
逆に男性声優の場合、40代や50代の人でも中学生や高校生の役を平気で演じていて
良くも悪くも人気が衰えず持続する
なので、男性声優は一度人気者になれば一生カタいんだが、逆にパイは少ないわけだよね
女性声優の場合は、新陳代謝の関係でパイが多いので、純粋にチャンスを掴める確率は高まるが
一方で年齢と共に人気が衰えていくのをどうにかして乗り越えないといけないんだと思う
実は声質だけの問題なら、別に40代やお50代の女性声優が女子高生演じたってぜんぜん通用するケースも多いと思ってて
実際ネームバリューだけでキャスティングしてるような中華ソシャゲって、やたらとベテラン女性声優多かったりするけど
別に問題無くみんな美少女キャラ演じてるじゃん
だから声や演技の問題じゃなくて、やっぱ声優ファンの嗜好の問題でベテラン不利なんだろうなと思いますよ
キャスティング時に重視する項目が変わるかというのは
俺自身は正直特にないので、キャラに合ってるかや演技力があるかが最重要だけど…
音響制作会社、音楽会社やイベント会社みたいな関係各社にとっては、それぞれの思惑でいろいろ重視してる項目があってもおかしくはない
ただ俺には詳しくは判らないね。
まずはこんな素人質問に、丁寧に返事してくれてありがとう!
トンチンカンな質問にすごくわかりやすく答えてくれて感謝っす!これからアニメ観るときは、まず、会社は気にせず監督をガン見してみる!
作画三大神気になるから調べてみるよ〜あと、あの有名な押井守がプロダクションIGにいた事すら知らなかったw
ミーハーっぽくて恥ずかしいんだけど、俺、ハイキューと魔法陣グルグルが好きで、調べたらプロダクションIGと出てきたのでこの質問させて貰いました!あとは家からスタジオ?が近いのも親近感がわく理由かもw
ごめんなさい!!前スレで製作と制作の記述あったから、間違えちゃ失礼だと思って、ググって1番上に出てきた製作を使ってしまった。。中の人にとってはとても大事な違いだよね、間違えて申し訳ない。。
現場は制作、シンプルな方!画数多いのが金儲けで覚える!!
この業界、報酬って腕前じゃなくてコネやコミュ力に比例するのよ…。
コミュ強系アニメーターと一緒というか、
スタジオが払えるギリギリの水準を見極めてふっかけてくるので、結果的に国内アニメーターと同じ水準に収まる感じ
コミュ強とはいえ、能力自体は必要な気もするのですが
優秀な能力を持っている上で、コミュ強である事が報酬を多くもらう、コツなのでしょうか
それとも、腕前は程々でもコミュ強であれば、報酬は多く貰えるものなのでしょうか?
もちろん能力自体はあるのが前提ですね。
作監の話をしてるところだったので、一定水準の能力値がある前提での話として聞いて貰えると。
その上で、同じくらいの能力値の人で比べても、コミュ強や自己PRの上手い人は
そうでない人の何倍も報酬を貰ってるケースが多々あるてイメージだな
1.リゼロ2期のクオリティーが1期と比べて下がった要因は何だと思いますか?コロナで制作スケジュールが崩壊したか、OP、ED、CMを削りまくって1話あたりの尺を長くしたのが原因かなと個人的に思っています。(25話で3クール分くらいの尺になっていた)
2.岩佐さんのツイートから3期の制作もWhite Foxが担当する事が判明したのですが、吉川さんが独立した影響でメインスタッフの大幅変更はあると思いますか?
少なくとも『1話あたりの尺を長くした』とかは関係無いね。
実はリゼロって、メインスタッフ一覧だけを見ていると気付かないんだが、
1期と2期で大きな制作体制の変更というか、戦力ダウンがあるんだよ。
実は1期は、ホワイトフォックス単独ではなく、
監督のコネでNexusというスタジオと実質的に共同制作のような体制にあった。
Nexusは4話、5話、6話、10話、12話、16話、19話、21話、23話と、全体の1/3程度の、
いずれも評判の良い話数を担当していた。
これらの話数では作画マンだけではなく、演出家もNexus側の優秀なスタッフが担当していたので
その人達の実力で大きくクオリティが底上げされてたのは間違いない。
しかし2期制作のタイミングでは、Nexusは自社作品の制作に専念するようになってしまっていて、
手伝って貰うことが出来なかったわけだな。
それに加えて、1期で多くの話数で作画監督を務めていた池上太郎氏など中核スタッフの一部が
1期終了直後、クラウドハーツという新しい会社に独立していってしまった。
(クラウドハーツが元請けとして名前が出始めたのは最近の話だけど、たしか2017年頃から既に活動していた記憶がある)
そういった事情もあって、ホワイトフォックスという制作会社こそ変わっていないものの、
2期制作のタイミングでは、実質的な戦力は半減した状態といってもいい状況にあったわけだ。
その証拠に、たとえば2期の演出家のローテーションを確認してみてほしいんだが
土屋さん、古賀さん(ペンネームの赤井倍人も含める)の二人は2クールの間になんとそれぞれ7回も登板していて、
これは人材不足で無理矢理詰め込んでるローテーションといっていいと思う。
こういうことがあるので、同じ制作会社・監督だからといっても、2期も安心とは限らないわけだね。
3期については、申し訳ないんだが俺布陣を知っちゃってるので、
なにか語るとリークになっちゃうので、ちょっと詳しくは言えないや…。
2期からも時間が経ってるので、当然いろいろ変更があってもおかしくはないということで、
いろんな可能性を考えながら楽しみに待って貰えればと。
ちなみに、リゼロ1期は幸運もいろいろ重なっていて
ホワイトフォックス側では、その後無職転生で一世を風靡することになる岡本学氏や、
同じくその後にSHOW BY ROCKでチーフを経て監督になる山岸大悟氏など、有力な若手株が参戦していたし
Nexus側からも、その後Nexusで監督することになる徳本善信氏や中西和也氏が参加していた。
その時点では、いずれもそれほど有名なスタッフというわけではなかったけど、
後から考えれば豪華なメンバーがこの作品のために集結していたわけだな。
いっぽうで2期は戦力ダウンの余波で、そういった有力な若手を呼ぶ余裕も無くなっていて、
中継ぎ的なランクのベテランでローテを無理矢理埋めてる状態になってた。
(人手が足りないと、どうしてもその場を凌ぐために質を妥協したり、無理矢理頼み込んでやってもらうといったケースが横行し、
結果的にますます制作体制に余裕が無くなるという負のスパイラルに陥りがち)
そんな感じで、表面に見えている以上に内部スタッフの質に差が生まれていたという事情がある。
原画マンを演出に昇格するタイミングはどこですか?
原作者と仲良くなることはありますか?
火の車になっている現場を専門とした、佐々木さんの様な演出家もいれば。
リゼロの件で触れていた「人材不足で無理矢理詰め込んでるローテーション」
といった、字面から現場のうめき声が、聞こえてきそうな物まで様々ですが
演出家育成講義なるものまで開かれ、それなりの人数が参加している様を見るに
現場の方が目指しそうな仕事に思えるのですが、そう言う訳ではないのでしょうか?
>ヤバいライン
俺も全アニメ業界中をくまなく把握してるわけじゃないのでやばいところがどこかと聞かれてもねぇ
どの現場もうちはヤバいですよって言ってるような状況だから。
前期はまあ間違いなく水星の魔女が一番ヤバかったと思うんだけどねw
>タイミング
そんなものはない
強いて言うなら、用意されたタイミングなんて全く無いところを、それでも無理矢理こじ開けてつかみ取るものなので、
人によってぜんぜん違う。
>原作者と仲良くなる
原作者次第だけどぜんぜんあるよ
飲みいったりとかするケースもあるし。
逆にぜんぜん接点無い原作者も居るけど。
演出家ってやっぱ育成できるまでが遠いんだよね
制作進行やアニメーターは、業界入りしてすぐ直接仕事に繋がる研修に入っていき、
半年もしないうちに前線に立てるわけだが
演出家は仕事柄、アニメ制作全般に広範な知識を持ってる必要があるので、
演出志望の新人の子が実務経験もなしにいきなり出来るってことはないんだよね。
まず何年も掛けて、一人前の制作進行やアニメーターになってからじゃないと、
演出家になるためのスタートラインにすら立てない。
で、ようやくスタートラインに立った演出家の卵を集めても
>演出家育成講義
みたいな講義に10人参加しても、ちゃんとモノになるのは1人か2人がせいぜいって感じなんだよね。
かなり厳しい適正が要求される仕事なので、それで不足気味なんだと思う。
とはいえ、実力やセンスに多少疑問符があるような人でも、
人材不足の時代なので、気合いというか、強靱な面の皮と毛の生えた心臓さえあれば
ぜんぜん生き残れる感じではある
そういう意味では演出家志望の人には良い時代かも。
かくいう俺も実力やセンスが評価されたわけじゃなく、
ただダラダラと生き残ってるだけで仕事が途切れずにやっていけてるのでよくわかる。
ハイキュー好きならIG作品の中でも制作プロデューサーが松下慶子さんの作品追っ掛けたらいいんじゃないか
グルグルのPはIG退社したけど
何となく感じてた事だったけど答え合わせ出来た気がする
監督サンキュー
2,今、アスレチックスみたいな若手の有望株しかいない状態の制作ラインはどこですか?
3, 今のmadhouseは12球団に例えるとどこですか?
4,国連がアニメ業界の下請けに問題提起をしましたが、これはどういう影響がありますか?
5, 打ち上げ会であった面白エピソードはありますか?
6,素行に問題はあるが、凄くうまい人と、聖人だか、上がりは普通の人だと、どちらが優先的に使われますか?
7,アニメ検定の権威はあると思いますか?
正 アニメーター検定
誤 アニメ検定
>1,同じ会社なのに、キャラデザが変わる場合
2期のときに担当者が交代するケースについて質問してる?
それともキャラデザ担当者は同じだけど2期のときにあらためてキャラ表を作成し直すケースについて質問してる?
どちらにせよ1期から何年も経ってるのなら、その時々のベストを尽くすために変えることはあると思うが。
>2,今、アスレチックスみたいな若手の有望株しかいない状態の制作ライン
すまんがメジャーぜんぜん見てないのでアスレチックスがどういう立ち位置なのか知らないんだけど
若手をリクルートするのが上手な有力Pが率いているという意味では、
CW梅原P、MAD福士P、動画工房小林Pあたりの名前をよく聞きますね。
>3, 今のmadhouseは12球団に例えるとどこですか?
難しいな…w
スポーツチームって、もちろんそれぞれ資金力の差とかはありつつも、
ルールの下で各チームイコールコンディションになっていて、試合数とかも同リーグなら一緒でしょ。
でもアニメ会社って、会社ごとに試合数(手がけた番組数)からしてまったく違うから、
あんま当てはめてしっくりくるような喩えが思い浮かばない。
別にこの手の質問なんて真面目に捉えず、ちょっと気の利いたこと言えればいいんだろうけど、
今回は悪いんだけど無回答とさせてくれ。
>4,国連がアニメ業界の下請けに問題提起をしましたが、これはどういう影響がありますか?
NAFCAの件ね。理由は省くけど、正直ほとんど影響は無いと思う。
>5, 打ち上げ会であった面白エピソードはありますか?
特にない。
何度も打ち上げいったことあるけど、毎回きわめて常識的な出来事しか起こってないですね…。
>6,素行に問題はあるが、凄くうまい人と、聖人だか、上がりは普通の人だと、どちらが優先的に使われますか?
実際優先的に使われてるのは「普通スキルの聖人」のほう。
…なんだけど、業界内外に有名になるのは「素行に問題があるけど上手い人」のほうだね。
普通の人は話題に上らないんだが、素行に問題がある人のエピソードは飲み会の鉄板ネタになるので。
>7,アニメーター検定の権威はあると思いますか?
これもNAFCAの件ね。 少なくとも現状は権威なんか全くないでしょ。
ただしこれは、検定体制を維持できるかどうかや、問題などを時代に合わせて改善できるか、
あとはスキル認定のため採用する制作会社が増えていくかどうかなど、
今後の展開次第でどっちにも転ぶと思う。
正直俺的にはいまの運営陣のセンスでは8割くらいの確率で失敗すると思ってるけど、
もちろんちゃんと機能する検定に育つなら凄く良いことなので、頑張ってほしい。
質問件数が多いんで簡潔に答えたけど、
もっと掘り下げてほしいトピックがあるなら改めてツッコんでくれれば。
1, 4,の理由を教えて下さい。
2, 業界内のトッププロスペクトアニメーターは誰ですか?
その際に監督さんは、岡田斗司夫さんは断言系の決めつけや大げさな表現が、多すぎて好ましくないといった趣旨の話をしていましたが、話の中でプロデューサーとしての手腕に関しては、触れられていませんでした。
岡田さんがプロデュース業から手を引いて、長い年月が経過していますが
今のアニメ業界で監督業、演出家として最前線に立っている監督さん的には
プロデューサーとして岡田斗司夫さんは、どのように映っていますか?
国連人権理事会にNAFCAが参加したという件についてだけど
俺ももちろん全部の情報を詳細に知ってるわけじゃないので事実誤認があるかもしれないが、
事後の報道を見る限りでは、まずはジャニーズ性加害問題が大きく取り上げられていて、
アニメ業界の問題はそれに比べれば小さなこととして扱われてしまってるよね。
国民的芸能事務所のトップが、若い子をレイプしまくってた問題と比べたら
偽装請負の問題やら、著作者人格権不行使問題やらを力説したところで、比較するとどうしても些末な問題扱いされてしまうよねってのが一つ。
それに、NAFCA自体が現場側の生の声というよりも、
権威側、勝ち組側の老人たちによる組織に思えるのが根本的問題で。
昨日のNAFCA主催のトークイベント「アニメの未来はこの日から」の報道とかも読んだけど、
たとえば監督やキャラクターデザインの人の著作者人格権について不行使が強制される件などが話題に上がってたと思うが
これって業界人としてはもちろん問題だと思うんだが、
業界入りたての若手とか、一般の視聴者の皆さんから共感して貰えるテーマでは無いと思うんだよね。
マスコミを巻き込んでイベントを打ったり、国連作業部会に出向いて報道されるとか、
そういう宣伝戦略みたいなものは本当にお上手で、Janicaには出来なかった事だと思うんだが
活動の方向性についてもっと若い人から広く支持されるような方向性を模索しない限りは、
最終的に業界を変えるようなムーブメントに広がることはないと思う。
ただしNAFCAとしてはおそらくこれで良いと思ってる節もあって
あくまで現時点では、『検定の創設と運営』を第一に掲げている状況なので
おそらく現段階までで開いているイベントや記者会見は、その検定スタートに向けた宣伝と位置づけてるんじゃないだろうか?
そういった諸々の事情を鑑みると、今回の国連作業部会提言にしろ、各種記者会見の内容にしろ、
業界の行き先を憂いていますよっていうある種の宣伝用の『ポーズ』に過ぎなくて、
その後の動きに繋がることはあんまり無いんじゃないかと思っている…ってのが理由だね。
プロスペクトアニメーターってのは要するに有望若手ってことだよね?
業界全体でってなると誰になるんやろうな……。
若くても上手い人いっぱい居るってのと、あとどういう観点で捉えるかで順位が入れ替わるので
一概に言うのは難しい
たとえばけろりらさんとかkappeさんみたいな有名人は
その爆速の仕事ぶりや有名作のOPとかを続々担当するバイタリティーで業界中から注目されてるのは確かなんだけど
一方でじっくり長期間1カットに向き合うようなハイエンド系作品をやってる人からは価値観が合わなず批判されたりもするんだよね
とはいえ、じっくり1カットをやるような人は作品単位での貢献はすごくても、知名度は劣る傾向にある。
そこは別の種類の凄さなので、同じスケールで図りづらく、それぞれ個性や特徴があるので、
業界内で普遍的に注目されてるアニメーターなんてのを挙げるってのは難しい。
いやー申し訳ないんだが
岡田さんにそもそもプロデューサーとしての印象がぜんぜん無いんだが…。
なんかDAICONとかガイナックスの設立時にいっちょ噛みしてて、
実際に良き相談役・営業役ではあったんだろうけど
クリエイティブの部分は企画も含め山賀、赤井、庵野(敬称略)といった面々が最初からメインだったわけだし…
なのでプロデューサーというよりも、世に出てきた時点で最初っから
『情報通』とか『評論家』みたいな感じじゃなかったっけ。
何か才能を発掘してきたとか、独自に企画を推進したという意味での「プロデュース」をする人ではなくて、
あくまで『観客席の最前列』として、舞台袖を選んだ人ってイメージだなー。
>>292
もし利益が出るなら、それはもう同人という扱いではなくなり、公式に販売する必要が出てくる
ただ、「公式製品です」と言うのであれば、それに見合ったクオリティを保証しなくてはならなくなるし、
ロイヤリティーの支払いなど複雑な事務処理が必要になって、
現実的には趣味で有志がやれる範囲を超えてしまう。
なので、あくまで同人という形で
儲けが出ない趣味の本で、会場に来た仲間内同士で交換し合うだけのものという建前で
お目こぼしの許可をいただいているケースが大半なので…。
あくまでそんなの建前でしかないのは委員会側も判ってるんだけど、この国ではその建前ってやつが大事でね。
もし仮に手広く通販でもやろうものなら、不特定多数に対して商売している扱いになって
委員会から訴えられて損害賠償請求されてもおかしくない事態になってしまう。
まあ実際に訴えられるかは置いておいて、線引きとして
『会場頒布のみ、当日分のみにしといてくれれば目をつぶりますよ』という暗黙のルールが
お互いの妥協点として形成されているわけなので
裁判上等でそこを踏み越えようとする人は居ないって感じ。
でも今日のけろりら本や水星本の転売価格見てると
通販くらいは認めてやれよって俺も思うけどねー。
ただ水星はなにせ公式が類似商品出してるから、同人で出せただけ奇跡だとは思うが…。
赤字になる金額に設定するわけにはいかないだろうし、
誤差程度でも儲かるような金額設定をすれば、今回の水星とかぼっち本くらい売れりゃちりつもでそれなりに儲かってくると思う
それでも無尽蔵に儲けられるわけじゃなくて、あくまで当日分だけだから
委員会にお目こぼしいただくという流れになってる
k松さんみたいに18禁デビューしたアニメーターでも復帰しようと思えば出来ますか?
お疲れ様本みたいに大々的にやる場合や、原画集など制作素材を使う場合は許可取りするケースが多い。
18禁とかでなければ当日頒布のみなら黙認されるケースがある。
一方、個人で落書き本とか18禁本を出す場合は、
前提として許可を取るべき…ではあるんだが、許可が出る可能性は限り無く低いので、
藪を突かない選択として、は黙って出してる人が大半だと思う。
k松が誰かピンと来ない。
たいぷはてな先生か
別にああいう感じなら18禁作家やってようが何してようが全然問題無い
復帰どころか別に兼業してたって問題無いでしょ
エロゲ声優が同時期にプリキュアやってたりする業界やし。
一応棲み分けというか、検索配慮ってことで、成人向けやるときは名義を変えとくってマナーはあるけどね。
ファンが求めてないからってのが最大の理由でしょ。
こういう話をすると「いや俺はスタッフのトークも聞きたい」って人が湧くし
実際俺も、声優やら、酷いと作品とは無関係の芸人やらを呼んで
当たり障りの無い内容ゼロのトークをやられるより、スタッフの話のほうが面白いと思う派ではある
しかし、監督といえどただの素人のオッサンに過ぎないので、聴衆相手になんか喋り慣れてないし
一般のファンは誰も知らんオッサンをステージに立たせて、
そいつがどもりながらなにかゴニョゴニョ言ってても
それはそれでぞっとするくらい会場が冷え冷えになるわけよ
しかも、監督なんか内部事情を良きも悪きも全て知ってるせいで、
本来会社側としてはファンに言わない方がいいと思ってるような裏話をうっかり喋っちゃうリスクもあるわけだ
そんな2大リスクを取ってまで監督を登壇させるイベンターはまず居ない。
たとえ内容ゼロだろうと、とりあえず規定時間いっぱい場を持たせられるトーク力のある
よくわからん芸人だのアナウンサーだのを呼んでお茶を濁しちゃうわけだね。
まあなので、イベントとかに呼んでトークさせるよりもハードルの低い
インタビュー記事とかでスタッフに興味が向くようにしていかないといけないだろうね。
いろんなシナリオが考えられるけども…
NAFCAがやってる検定を免許的に使うっていう想定で考えてみるか。
まず、免許とはいっても、保有してない人を法律的に排除する、いわゆる『業務独占資格』となることは考えづらい。
たとえば運転免許とか、医師免許とか、危険物取扱者免許とかって、
そういう資格って、資格を持ってない、知識の無い人が勝手にやってしまったら危険だったり、
社会に大迷惑をかけることが明らかなので、
きっちり勉強して試験をパスしないとそれをしちゃいけまんせんよっていう制度になってるわけじゃん
でも、アニメーターの場合、知識の無いモグリのアニメーターが原画を描いても
別にその原画が原因で人が死ぬことは無いわけだよね。
なので、法律で「免許を持ってない人の従事を禁ずる」ような制度になることは考えづらい。
なので、おそらく免許制度などを実施するとしても
たとえば「簿記○級」「英検○級」「介護実務者研修」「基本情報技術者」とかみたいな
持って無くても問題はないけど、持っていることで給料が上がったりするとか、
あるいは事業所ごとに「うちは○○の資格を持ってる人だけを採用します」みたいな所があるようなタイプの資格になる。
ちなみに今NAFCAが目指している検定はこの形。
でこの場合は免許取得の難易度次第で変わってくるんだが
もしこれを業界入り口のふるいとして使うことを考えた場合
・免許を取るのが難しすぎる場合
確かに敷居が高くなり、免許を持った新人の数が少なくなるんだが
会社側としては一定の人数を採用したいので、免許を持ってない人を採用することになる
その結果、新人としてもわざわざ免許を取らなくても採用されることがわかれば
ますます免許を取ろうと思う人は少なくなり、業界全体でもほとんど誰も免許を持ってない結果となるので、
実質的に免許制度自体が死に体となり、何も変わらない。
・免許を取るのが簡単すぎる場合
これはこれで問題で、
会社側としては『免許を持っている』のに、スキルレベルや知識が怪しい人が流れ込んできてしまうと
そもそも免許を持ってるかどうか関係無く、あらためて知識レベルを各会社で確認する必要が出てくる。
そうなれば免許が有ろうが無かろうが、どっちでも関係無くなってしまい、
免許を持っているからといって加点する理由が無くなってしまう。
結果としてこの場合も、免許が『難しい』パターンと同じく、免許制度自体が死に体となると予想できる。
よって免許制度を上手く成立させるには、
会社側からは信頼されつつも、きちんと需要を満たす人数を業界に送り込めるような
難しすぎず、かつ簡単すぎない、ちょうど良い難易度で免許が取得できないといけない。
…とはいってもこれは現実的には難しい。
なのでおそらく、よくある民間資格のように、就業や新人採用自体には影響はほぼ無いものの、
持っていると追加手当がちょびっと貰えるような、そういう上級者資格として成立させていくのが
NAFCAのイメージしてるところじゃないか?
なので>>301の想像するような、いわゆる『免許』とは異なると思うよ。
植田さんってバンダイやソニーと手を組んでいますよね?
炊飯器と米がスタジオの入り口に置いてあって、食べたい人がお金を払うシステムになってたと言っていたのですが、アニメスタジオって炊飯器とまで言わずとも、食パン〇枚〇円といった形で、各スタジオに食事手当的な物があるのでしょうか?
それとも、ガイナックスが特殊なだけでしょうか?
アニメーター寮しかり若手を支援する、仕組がある事は素晴らしいと思うのですが
炊飯器と米という仕組みは、どの業界でも中々聞く事のない仕組みだったので、質問させていただきました。
どういう根回しをしているかまでは知らんからなんとも言えんが
そりゃ植田さんバンダイとアニプレそれぞれでお偉いさんやってたんだから、
当時の知り合いに「今度こういうことやるんだよね、迷惑掛けるつもりはないからよろしくね」くらいの根回しはしてると思うけど
とはいえ現場の会社とつるんで何かやろうって話はぜんぜん見えてこないけどね。
NAFCA設立のニュースが入ったときから俺は何度も繰り返してるつもりなんだが
NAFCAは最初から検定の創設と運営が目的の団体で
労働環境だの人権問題だのに切り込むつもりはハナから無い
もちろん、ソニーやバンダイに根回しも何も、そういう企業側とぶつかるようなことをするつもりがそもそも無いと思うぜ
事実、よくよく記事や発表文を読むと
『労働問題も寄り添えることがあればアドバイスくらいはできたらいいね』みたいな
ふわっふわのことしか言ってない(しかも聞かれたら答えてるだけ)ので
勝手にこっちやマスコミが誤解して騒いでるだけじゃない?
NAFCA側もそちらにニュースバリューがあることを把握したのか、
意図的に誤解されやすいポーズを取ってはいるけどね。
改めて言うけど
実際にNAFCAの計画が上手くいくかは
来年以降、実際に検定が実施されて、その受験者数や合格率、検定の内容の妥当性などが露わになってからの話
それが出てこないことには、実際に採用試験に使えるかなどはなんとも判断出来ないので
スタジオ側も、『協力する』とは言っても、それ以上のことは言えないのが現状だと思う。
そして業界全体がデジタル作画へと大きく舵を切ってる最中、
発表を見る限りでは、これから紙作画オンリーで、しかも高難度の検定を作ろうとしている。
これは電動ミシンが出た後に手縫いの検定をやったり、
電卓が出た後にソロバンの検定をるような時代錯誤なもので、
もちろん趣味や特殊技術の一環として手縫いもソロバンもやってる人は残るだろうが
業界入りを目指す若手をメインターゲットにした検定がこれというのはまず上手くいかないと俺は思ってる。
これは根回し以前の問題なので…。
>>306
それはガイナックス独自の仕組みだと思うよ。
普通の企業でもそうだと思うが、会社ごとにそれぞれ福利厚生の一環としてそういう仕組みがある場合があって
まあ一般的なのは安い自販機が社内に設置されてるとか、
ウォーターサーバーが飲み放題とか、オフィスグリコが設置されてるとかだけどね。
炊飯器でいうと、今でも3hzにたぶん食い放題の炊飯器が設置されてたはず。
でもやっぱそういう日持ちしないモノは維持管理が面倒だから特殊な例だと思うよ。
今どきの若い子からしたら、米だけ用意されてもって感覚だと思うし…
てか実際福利厚生なら数十円すらも取るなよって思うけどね。米代くらい会社が持ってくれよと思うのは俺だけだろうかw
なんかそういうけち臭いことしといて、恩着せがましく食わしてやってるんだ感を会社が出してきたら
恩を感じるどころか逆に嫌いになりそうw
無料にすると食い尽くすヤツが出るからってことなのかもしれんけどね。
NAFCAの件見てて思い出したけど、3DCGの界隈にもCGクリエイター検定っていう謎の検定があるんですよ
CG系の専門学校行くと、任意とは言いつつ必須に近いムードで受験させられるやつなんだけど、就職には何の役にも立たなかったな
今は人を採る側にいるけど、検定の有無なんて気にしたこともない
検定取得に必要な知識は、普通に作品作ってれば知ってる知識がほとんどだったし、作品を見ればいいだけだなと
NAFCAのやつも、アニメ系専門学校がグルになってお金を巻き取るだけの仕組みで終わる可能性が高いかもね
CGクリエイター検定、中身は知らんけど聞いたことはある。
それもまさにNAFCAと同じような謎の社団法人がやってたよね。
>アニメ系専門学校がグルになってお金を巻き取るだけの仕組み
俺もそれが最悪の展開だと思う。
仰るとおり、新人採用に使える検定になるかというとかなり疑問で、
検定を持ってようと、現場で使える知識は現場で学んで貰わないといけない部分が大いにあるし
ましてや検定を持ってようと、その人の将来性まではまったく計れないよね。
まあただ闇が深いのは
この検定の目的として、NAFCA自身もすこし触れてたが
そもそも専門学校のカリキュラム自体が使い物にならないのが根本的に問題としてあって
検定すら無ければ2~3年学費をふんだくるだけふんだくって、何も教えず放逐して終わりっていう専門学校が多すぎるのよ。
じゃあせめて検定を作るから、
それに合格するくらいの教育を各学校は最低限やってくれよ…という思想自体は、理解できるとは思わんか
たぶんCG会社勤務とかならご存知だと思うんだけど、
「○○の専門学校出なら知識レベルは安心だ!」みたいなことって無いでしょ
結局はその学生個人がどれだけ頑張ったか次第でしかなくて
正直、そこら専門卒よりも、自主制作やってた一般人とかのほうが優秀だったりするわけじゃん。
現状、専門学校側って教育機関としては全くと言って良いほど機能していないんだが
業界志望者の若者を、(あえて悪く言うけど)大量に人質に取ることによって
業界側も無碍にできないようになっている、歪な寄生関係にあると俺は考えている
この構造に疑問を持ってる業界人は多くて、自社養成という道や、ササユリといった動画マン研修所みたいなところを作る動きもそうだし
SNS系モグリアニメーターが増えたのも、裏を返せば
「ちゃんと学校で養成されたアニメーターのほうが良い」という価値観が無くなってしまったせいで、この責任は専門学校にもある。
とはいえ、専門学校をいまさら駆逐するというのも無理だし、
お金さえ払えば業界へのエスカレーターを用意してくれる学校の存在は別の意味で若者の救いになってるのは間違いない。
そこで専門学校の存在価値を高めるために体質改善を図る検定制度そのものは
やり方としてはすごく理にかなってると思う。
まあただし307で書いた通り、
検定の内容自体が時代錯誤なものだと、いよいよ何の意味もない検定になってしまうので
今からでも遅くないからデジタル受験を前提にした内容に切り替えて検定を設計すべきと思うけどね…。
アニメ業界内ではどうですか?
>検定を作るから、それに合格するくらいの教育を各学校は最低限やってくれよ
これに関しては、CG系はある意味あきらめてる部分もあって、
アニメに例えるなら、動画や原画のお作法みたいなのを教えるのではなく、
良い絵を描きましょう・デッサンしっかりやりましょう、で留まってるところが多いですね
というのも、ゲーム系でも映像系でも、会社やプロジェクト毎に仕様が違ってて、時代に応じての進化変化もすごいので、
会社に入ってからそこの独自ルールをたたき込んでますね
(なので、他社協業の際にはかなり厳密にルール策定するところから始まります)
CGクリエイター検定は、そういう中ですごく基礎的な部分を抑えるような内容だったと記憶してますが、実務には中々繋がらないですね(知識として無意味ではないのですが...)
>「○○の専門学校出なら知識レベルは安心だ!」みたいなこと
まず無いですね
完全に個人の技量と熱意次第だし、今どき専門学校なんて行かなくてもCGの勉強なんてネットで十分できますしね
まだマシな学校だと、個人学習でカバーできないような部分を重点的にやっていたりとか、生徒を育てようという意志を感じるところもありますけどね
そういうところは、生徒の真面目さや意欲に好印象を感じることは多いです(技術は別...)
>専門学校の存在価値を高めるために体質改善を図る検定制度
こうやって色々話してみると、アニメ業界内でルールがある程度統一されているなら
NAFCAの検定もたしかに存在意義が出てくるかもしれませんね
確実に身につけないといけない知識を学生のうちに教えておいてくれるなら、
入社後に教育する負担が減って、業界にとっては助かるはず
>デジタル受験
にわか知識ですが、デジタル作画についてはまだ業界内で統一ルールはないと聞いた覚えがありますが、そこらへんは統一基準で試験を作れそうなのでしょうか?
ペイントツールが複数あり、タイムシートも東映のやつを使っているところがあったりなかったり、と聞いていますが...
シートとかは置いといて、もう少しプリミティブに、アニメ用の線画としての善し悪しみたいな部分を見る感じの想定なんでしょうか?
キャラデザが担当の人の直近で総作画監督やってた作品の絵柄に
似てる時とかは まだ癖が抜けきってないのかなと思えるのですが
たまに露骨に似せにいってるような作品も目にするので
一番露骨に感じたのは岸田メルさんの原案があるのに
思いっきりけいおんに寄せにいってたソラノヲトなんですが
赤井俊文さんが「堀口神」って名前使うほど堀口さんのファンなのは知ってますが
アニメーターの一存でそこまで通せるとも思えないので
もっと上の立場からそういう指示が出るものなのか気になりました
全体的な力量や、技術力が上がっているように見えるのですが
時折現場の声として「何でこんなのが書けないの?、若いアニメーターは何してるの?」といった、ベテランから若いアニメータに対する苦言ががSNSに流れてきます
監督さん的には、現場の力量や、若手育成の環境は改善されていると思いますか?
それとも、分けての力量や現状を芳しく、思っていませんか?
監督という立場から見える、最近のアニメータの力量のお話を聞きたいです。
誤
分けての力量や現状を芳しく、思っていませんか?
正
若手の力量や現状を芳しく、思っていませんか?
放置でいいかと思いましたが、ギリギリ意味が伝わらなさそうな誤植だったので訂正します。
すみませんでした。
作風も行動圏もご本人の見た目もぜんぜん違うので、混同するってほどではないけど
雑談の中でぱっと名前を出すタイミングでは、
間違えないように「努監督」「精二監督」みたいに下の名前で呼び分けることはあるね
>>311-312
いや、CG業界の話も面白いよ、ありがとう。
専門学校まわりの課題に関してはおそらくCGもアニメも共通の認識で、
>良い絵を描きましょう・デッサンしっかりやりましょう、で留まってるところが多いですね
という状況なのは2Dアニメも全く一緒っすね。
俺も専門学校が全ての学生にとって無意味と言うつもりは全然無くて
本人の学習意欲次第で有効に活用することは出来るし、そこで仲間を得ることもあると思う。
一方で、CGよりはまだ作画アニメのほうが、業界内ルールは統一されているほうではある。
仰るとおり、「デジタル作画についてはまだ業界内で統一ルールはない」状態なのは事実。
やはり難しいのは、デジタル化にあたって、完全に特定のソフトウェアに依存したやり方を確立してしまうと
インハウスルールとしてはいいんだけど、業界他社とのやりとりに支障が出るし
アニメのスケジュールや予算では、下請けや共同制作の他社に発注するタイミングで
いちいち『厳密にルール策定する』ことは難しい。
そこで、アニメ業界的には、
最終的な仕様について「紙と鉛筆の時代に準じる」っていう最強の逃げ方があるので
そことの互換性を失わないようにしつつ、
どこまでソフトウェアに依存するのか、各社ベストなやり方を模索してるって感じですね。
なので俺自身が上で「デジタル前提で検定作れ」と主張しておきながら矛盾することを言って申し訳ないんだが
なぜ敢えてNAFCAが紙で検定を行うのかという理由がそこにある(NAFCA自身がそう言及していた)。
つまり、紙と鉛筆におけるやり方については業界内で統一のルールが整備されていたが
デジタルではソフトウェアに依存した会社ごとのやり方にどうしてもなってしまうので
現状では紙で検定を実施すべきという考え方だね。
なので、
>もう少しプリミティブに、アニメ用の線画としての善し悪しみたいな部分を見る感じの想定
という考え方とはちょっと違っていて、紙の時代の仕様に基づいて検定しようって感じだな。
だいぶ脱線しちゃうんだけど
ただそもそも、俺が違和感を覚えるのは
検定という形で、その人の適正にふるいをかけてしまうこと自体の暴力性なんだよね。
紙に鉛筆でアニメ用の絵を描くって、めっちゃめちゃ難しい特殊技能なのよ
これが出来ずに業界を脱落したアニメーター志望者がかつてどれほど居たことか
でも、デジタルツールを使えば、ソフト側のアシストのおかげで
従来であればアニメーターになることすら叶わなかった人の多くを救うことが出来るようになるわけ。
それに、これまでであれば、業界入り前の時点ではまだまだ技術的に未熟な人でも、
業界入り後に、業務時間をすべて費やして、半年単位とかでひたすら線を引く訓練を頑張って頑張って、
そこでようやくスタートラインに立てるような努力型の人もたくさん居るわけですよ。
そういう人が、学生時代から自習だけで業界人と同じレベルで線が引けるかつったらたぶん無理じゃん、現実的に。
NAFCAのやり方では、そういう人を全員まとめて「不合格の努力不足の人」というカテゴリに突っ込んで切って捨てることになる。
だから初心者や若手を想定した検定に「技能」を持ち出すこと自体が俺はどうかと思っていて。
その人の将来性や熱意、努力できる力、デジタルツールを使うとかのやり方の工夫で乗り越える力なんかをぜんぶ無視して
『紙と鉛筆』ってやり方で技能検定当日の能力だけで『不合格(笑)』って切り捨てたことで
その人の人生が左右されたらどう責任取るんだって思うんだよね。
趣味で取るような上位級の話なら、まあそれも別に良いとは思うんだけど、
NAFCA7月にが発表した『検定実施イメージ(案)』ってとこを見ると、
いきなり紙と鉛筆での技能試験を5級(初級)からいきなり強要しようとしていて…。
だから5級始まりの検定なら、例えばだけど
5級、4級あたりまではマークシートによる知識検定ってことにして、
ちゃんと勉強すれば誰でも受かるものにしたほうが良いのでは?とかも思う。おそらくCGクリエイター検定とかもこの理念でやってると思うんだけどどうだろうか。
もちろんこの業界、どうやっても才能が無くて通用しない人ってのは居て、
そういう人は早めに諦めて一般の職に転職した方が良いってのは確かだと思うんだよ。
でも、それを決めるのはあくまで本人であるべきだと俺は思っていて。
クリエイティブ業界にいる人なら、会社の指導者や同僚、専門学校の先生とかでさえ
誰かに「諦めた方がいいよ」って言うことの重さをよく知ってるはず
NAFCAのやり方で、検定当日の特殊技能のパフォーマンスだけで「お前はアニメーター5級不合格」って切り捨てることが
正しいふるいのかけ方だとは思えんのよな…。
個人的感情が入っちゃってるかもしれないけど言いたいこととしてはそんな感じだ。
むしろ検定実施側や検定問題設計側とも話してみたいテーマだねぇこれ
>キャラデザを特定の作品に寄せるような指示が出されることはあるのでしょうか
参考作品という形で、こういう雰囲気にしてくださいというオーダーの一環で
特定のタイトル名が挙がることはある。
とはいえ、あくまでそれは参考にしてほしいとか、雰囲気の方向性とかの話であって、
ガチガチに特定の作品やクリエイターに寄せてほしいというオーダーになることは無いかな。
むしろ偉い人ほど、パクリとか盗作とか言われちゃうのを嫌がるというのもあるので
似すぎてるから外してくれと言われることはたまにあっても、もっと寄せてくれってオーダーはまず無いと思う。
あ、ちなみに広告系の案件だと、ド素人のクライアントの要望のせいで、
もっと露骨に『○○風にしてください』みたいなオーダーがあることはあるけどね。
ただ、クライアントもプロのテレビアニメでは、まずそんなことは無いかな。
その一方で、別に絵柄ってそれそのものに著作権も占有権も無いものだし
自然と絵柄が似ちゃうこともあるわけじゃん。
仰るとおり堀口さんの絵に似てるとは俺も思うし、見た人の大半がそう思ったとは思うが、
あれはあくまで赤井さんの絵柄なんだよ。
「なんかお前の絵、先行有名人の絵に似てるから、お前は今後自分の絵柄で絵を描いちゃダメ」なんて理屈が通るわけない。
メーカーも監督も、赤井さんにキャラデを任せると決めた時点で、最終的な絵柄が赤井さんの絵になることを受け入れてるわけで
その赤井さんの絵がたまたま堀口さんの絵に似てたというだけって感じかな。
2012年を境にってなるとぱっとは思い浮かばんが…。
スタッフ離脱とかで凋落したスタジオでぱっと思い浮かぶとことしては
童夢、シャフト、ガイナックスあたりだが、どこも2012年からは時期がずれてるしな
マニアックなところでいうとエクラアニマルとかマジックバスみたいな、昔はそれなりに存在感があったのに
いつのまにか底辺下請け化してる会社とかも思い浮かぶが
2012年の時点ですでに下請けだったし。
あんまピンとくるやつはないね。
それに暗黒っていっても、現場がパワハラ横行でブラックなのか、作品がぜんぜん売れて無くてファン的に暗黒なのか、
スタッフ引き抜かれて弱体化してるのか、経営が崩壊してるのか、
いろんなパターンの暗黒があるからね。
現役業界人としては迂闊なことは喋りづらいテーマでもあるw
あくまで俺自身の感覚だけど
昔も今も、若手のアニメーターの力量は上がっても居ないし下がっても居ないと思う。
昔からとんでもなく上手いヤツはぜんぜん居て、
それこそ庵野秀明世代なんか、ものすごい作画力の有名アニメーターが多数居て
みんな20代前半からバリバリに活躍してたわけでしょ。
で、もちろん今もアニメーター経験数年の若手で上手い人がどんどん出てきてるのは見たら判るとおり。
じゃあ逆に昔は下手な人居なかったかというとそんなことも無かったと思うんだよね。
昔の作品も、無名テレビアニメとか見るとけっこう酷い作画なことも多いし。
結局、その時代の一部の上位層、天才たちを見て話をするなら「技術が上がってる」ように感じるし、
逆に底辺で燻ってる人達を見て話をすれば「技術が下がってる」ように感じるってだけだと思う。
なのでベテランが「最近の若いアニメーターは育ちが悪すぎ(知識が足りない)」って愚痴ったりしてるのは
よくある「最近の若いもんは…」論でしかないし
それとセットで語られる「昔は良かった」論も、実際良かったわけではなく、単に思い出が美化されてるだけだと思うよ
たぶんどの時代でも老害はみんな同じ事言うと思う。
今も昔も、上手い奴は上手いし、下手な奴は下手。それだけ。
>監督さん的には、現場の力量や、若手育成の環境は改善されていると思いますか?
まず先に若手育成環境に関して言うと、
大きな改善は見られてないというのが正直なところ。
近年の働き方改革で、『労基に言われる前にちゃんとお家に返しましょう』となり始めたのはある意味進歩ではあるんだけど
その結果、日本伝統芸能型の徒弟制度みたいな育成方法が崩壊していってるのも事実だしね。
時代に逆行してるとはいえ、結局そのやり方じゃないと結果が出ないという部分があって、
むしろ最近は、有望な若手を個人で囲い込む形で、事実上の徒弟制度を復活させる動きすらある。
とにかく業界全体で見たときの育成能力という意味では貧弱なままって感じ。
とはいえそれは今も昔も変わらん話で。
総作監制や第二原画制などの常態化や、3Dレイアウトの一般化に代表されるように、
業界全体で作り方がより複雑化しているのは事実で、
各工程の分断が進んでいるとかってのはまあ正直あると思うが
これは若手の問題ではなく、むしろ制作工程や現状を無理解のベテランにも同じ問題は起こってるしね。
近年よく問題になる、ド素人に二原発注して問題になってるケースだが
これは確かに近年になって出てきた問題ではあるんだけど、昔は発注先が中国とか韓国の底辺下請けだっただけで
ずっと昔から、仕事の発注先に窮した制作進行がとんでもないところに発注して地獄を見るなんて
別に珍しい話じゃなかったと思うのよ。
結論。
若手に苦言を呈してるベテランの発言はほとんど老害発言だと思って聞き流した方が良い。
スタッフ引き抜きですね
横レス失礼
クラウドハーツって、リゼロ1期のクオリティを支えていたスタッフが独立してできたところなのは驚きですね。
というのも、「冰剣の魔術師」は作画がお世辞でも良いとは言えず、
「聖剣使いの禁呪詠唱」のように見せ方をおもしろおかしくなるように工夫して視聴者の満足度を上げているアニメでした。
(個人的には、作画崩壊というよりは、わざとそういう作風にしているような印象を受けます)
そんな中、「ささやくように恋を唄う」のアニメ化発表の際、
制作会社がこの会社だと発表してショックを受けた原作ファンが多かったことが記憶に新しいです。
ただ、「はめつのおうこく」は冰剣と打って変わってキービジュアルがきれいでPVも決して悪くありませんでした。
--
クラウドハーツは横浜アニメーションラボのスタジオを分社化してできたところですが、
Studio五組とAXsiZの関係とよく似ていると思います。
(AXsiZは会社的には五組と独立していますが、共同制作が多いことからまだ依存している印象です)
共通点は両者とも中小の制作スタジオで共同制作が多いことです。
その上、担当するアニメPは基本的に1人です。
(他のところなら、共同制作のアニメは、アニメPが2人以上いるのは珍しくないです。)
ただ、具体的な制作体制は微妙に違っています。
横浜アニメーションラボとクラウドハーツの場合、アニメPの上に制作統括がいて上下関係がある印象です。
- 横浜アニメーションラボ: 大上P
- クラウドハーツ: 中谷P
Studio五組とAXsiZの場合、制作統括がなくアニメPが1人で独立した印象です。
というかAXsiZが五組のリソースを使っているように見えます。
- Studio五組単独: 柴田P、鷲崎P
- AXsiZと共同制作: 富岡P
ここで質問です。
スレ主さんは共同制作が多い制作会社に対して、どういう印象をお持ちですか?
過去に共同制作はあまり良くないとおっしゃっていましたよね。
ネットでは、クラウドハーツをはずれ扱いする風潮が強いと感じていますが、五組の方も最近はあまりいい評判を聞きません。
実際、ジャンプラ案件の「終末のハーレム」は着せ恋や明日ちゃんの噛ませ犬にしかならなかったし、
今放送している「夢見る男子は現実主義者」も散々な評価です。
もっとも、俺自販機の評価は視聴者の好き嫌いはあるけど安定しているようですね。
マジックバスは近年元請け(EMTとの共同制作が中心だけど)作品が多いですが監督の認識では凋落したという印象なんでしょうか
今から思えば横浜アニメーションラボクラウドハーツスタジオの略称だったんだな
さすがに業界内で水島違いはないか
やっぱ一般人レベルだけの話かなw
ところで、一般人をモデルにしたキャラをそのまま出演させるかの
判断基準ってどんな感じですか?
「銀魂」でR4の時は揉めたみたいだけど、「いぬやしき」で某キャスターが
射殺されて重体とか、某合衆国大統領の人類終了宣言会見とか
ああいうの問題にはならないものなの?
鶴巻さん、前田さん、摩砂雪さん等、優秀な方がカラーに所属していますが
何故この3人は、自身が総監督のポジションになる作品が、少ないのでしょうか?
ウィキペディア調べですが、鶴巻さん、前田さんは、数作品ですが、
自身が副監督や助監督ではなく、所謂作品の長として監督のポジションを務めている作品があります。
しかし摩砂雪さんにいたって、作品の長としての監督は、経歴に見つけられず
副監督や監督として働き、どの作品でも監督、総監督の下についての仕事となっていました。
トップをねらえ2、フリクリ、青の六号、巌窟王、等を監督している事を考えたら、鶴巻さん、前田さんにもっと監督の機会や作品数が、あってもいいだろうし
個人的に摩砂雪さん単身の監督作品も見れるなら、見てみたいと思い質問しました。
共同制作といっても、総グロスを受けてるだけって感じだけどね…
人材も還暦超えのベテランしか頼れる人が居なくて、あとは海外投げが前提って感じだし。
社長が前線から引退してからは全く仕事取れなく(取らなく)なっちゃって、そこから時が止まってる会社だよ。
会社入ったら判るけど、会議室もベーカムのデッキとか色あせて読めなくなったアニメ雑誌とかが転がってて、
いつの時代から時が止まってるんだって感じやで…
一時期、同じビルのお隣の部屋に入ってたBLADEと部屋の明るさが全然違くって笑った
マジックバスのほうは古~い蛍光灯だから部屋暗かったんだよね。
>>325
そうそう
一旦法人としては浜アニの中に作ったけど、ゲーマーズ!の時点で社屋も人材も独立してた
その後氷剣前くらいのタイミングであらためて法人としても独立させたって流れじゃないかな
調べたらいろいろ出てくるけど
ガイナックスというブランドに寄ってきた詐欺師たちに内臓を食い荒らされてぐちゃぐちゃになった感じ
・本来のガイナックスのスタッフは9割以上他社(カラーやトリガーなど)に流出済み
・法人としてのガイナックスは借金のカタで売られて、
変態の詐欺師に買われ、アイドルオーディション詐欺の道具に使われてニュースになった
その件で慌てて関係者に買い戻され、今はペーパーカンパニーとして書類上存在してるだけに成り果てた
・残った1割の現場スタッフは
「ガイナ」という、ガイナックスと誤認されるのを狙ったよく似た会社に移籍
震災復興補助金に目をつけて税金でクソアニメ作って儲ける、グレーゾーンギリギリの商売をしてた会社で
ガイナックスとは似てるだけで別の会社だから借金関係ありませんと言い張ってて怪しさ満点
>>327
政治家など有名人を彷彿とさせる表現ってのは、そもそも日本は独裁国家じゃないし、
表現の自由っていう原則があるので、本来的には問題無いのよ
じゃないと風刺表現や報道も出来なくなっちゃうでしょ
ただし個人を誹謗中傷するような内容で、名誉毀損が成立してしまう場合はもちろん裁判になれば負けるので
そこはOKラインの見極めは必要だと思う
銀魂の蓮舫さんの件も、社会通念上認められるパロディのうちに十分入るラインだと思うので
だからこそ1回放送までされてるのよ
たぶん正面から裁判したら認められる範囲だと思う。
むしろ現職議員が風刺パロディ作品に対する言論を統制したとなればそのほうがよほど問題になっちゃうと思う。
ただ、本人から不快感の表面があった時点で、
それ以上の争いを避けたいテレビ局側が日和ったってことだと思うよ。
いずれにしても、露骨な個人の人格攻撃になってなければ大丈夫だけど、
まあ無用な争いを避けるために、必要性が無ければ大きく安全マージンを取ることが多いってだけだと思う。
そういう、ただの自主規制を世の中のルールと勘違いしてる人もいるみたいだけどね。
本人達の意向だと思うよ
本人達が望めばぜんぜん監督できる実力もネームバリューもあるのは仰るとおり
でも庵野さんのやりたいことを実現するのに力を貸した方が有意義で面白いと思ってるだけでしょ
実際、凡百の監督よりも、庵野さんの右腕というポジションのほうが貴重だと思うし。
あと、
監督って自分で手を動かすんじゃなくて、旗振り役としていろんな人を引き連れて動かしていく役回りなので
自分で直接絵を書きたいタイプの人にとってはちょっと違うなって思うことも多いと思う
前田さんなんかそうじゃないかなと思うんだけど、
自分自身でデザインとか漫画とか書くほうが好きなタイプの人は
あんまり他人を振り回して作品を作っていくのはちょっと違うなって思ってるんじゃないかな。
俺自身もちょっと意外だったんだけど、
みんながみんな監督やりたいと思ってるわけじゃない感じなんだよね。
監督の配下で、監督の目指すものを支える役回りのほうが、余計なストレスなく目の前のフィルムに直接向き合ってられるので、
チャンスがあっても監督を断る人もけっこう多いのよ。
なので前田さんも摩砂雪さんも、今更自分単独で監督をやろうとは思ってないんじゃないかなぁ…
本当のところどうなのかは本人に聞かないとわかんないけどね。
あとその中だと鶴巻さんは十分自身で監督してるほうだと思うけどね。
人望もあるし、カラー外でもちょいちょい仕事してるし。
公式Twitterは2021年以降AT-Xでの再放送開始を1回告知しただけなんですが
こういう状況だとKADOKAWA主幹での2期は望み薄そうに見えますか?
全く別の会社が委員会を立ち上げて続きをアニメ化って可能性もあったりするのでしょうか?(もちろんビジネスチャンスがあると判断されればの話ですが)
自分が知ってる作品だと「プリンセス・プリンシパル」が頻繁にスタッフトークショーをやっていますね。
監督、リサーチャー、設定協力、メカデザインの人がよく登壇してます。
「今のオフレコで」って言われることも時々…w
ところでアクタスの丸山さんが亡くなられたそうですが、作品への影響はあると思いますか?
改めてスタッフリストを見ると、ガルパンでもプリプリでもアニメーションプロデューサーをされていて、プリプリでは別にラインプロデューサーが立てられているようですが。
2, 中山竜さんと面識ありますか?
3, MAPPAの大塚社長について、どう思いますか?
ひと昔前まで国内アニメーターはみんな日本人、外人は動画外注のイメージ強かったんだけど、最近だと腕さえあれば原画、作監に外人の人配置するのは当たり前になってきてるのかな
逆に外人が日本に出稼ぎしにくるパターンだと稼げるまで相当時間かかるアニメーター志望は考えにくいから、日本育ちの外人が現場叩き上げで弱肉強食の世界を生き残ってきてるんだろうか
円安だから日本で描ける腕あるなら本国戻って描いた方が稼ぎもいいようにも感じるけど、外人からしてもそこは金じゃなく自分が描きたいものが描けるかどうかが判断基準になるのか、このスレみてるとある程度成熟したアニメーターは人種に関わらず仕事のこだわりというか、資本主義に反して金じゃ動かねえ的な昔ながらの欧州職人集団みたいに感じる側面があるね
春は新学期スタートの学園ものが多いイメージがあるので
うん、まあ客観的に見て望み薄としか…。
>全く別の会社が委員会を立ち上げて続きをアニメ化
という可能性はもちろんあるにはあるけど
あくまで『不可能ではない』というだけで、現実的にはまずないだろね…。
>>333
アクタス丸山社長の話は、影響ある…というより、すでに影響は出ているかな。
俺も、体調崩されてるって話、けっこう前から小耳に挟んでたので。
それこそアクタス、来年放送の新タイトル準備してるはずなんだけど、
それなんか丸山さんが最初に立ち上げたあと、体調崩してしまった関係で
プロデューサーの付け替えというか、体制構築のやり直しみたいな感じになって苦労してる感じだったので。
>>334
吉原さんは凄い人。作画マンとしても優秀なんだけど、
実は監督としてのバランス感覚や演出能力も素晴らしいものをもってる人やね。
中山さんとは、だいぶ前に打ち合わせで会ったことはある。
ただ面識というほどのものは無いかな。先方からは覚えられてないと思う。
大塚さんに関しては語れるほどのイメージも持ってないわ。すまん。
中国や韓国にも上手い人が居るってのは別に今に始まった話じゃなくて、
上手い奴は上手いんだよね。
たとえば、いまぱっと浮かんだのは沈宏さんみたいに
「上海の奇跡」とか言われてかなり昔から日本アニメでバリバリ作監やってた人も居たし。
ただし、時代の変化の影響も実際あって
いま名前が出てきてる外国人アニメーターって、
これ別に日本に出稼ぎに来てる人って多くなくて
(居ないわけではないけど、ビザの関係などもあるのでかなりハードルが高い)、
ほとんどは外国に在住のまま、日本の制作会社がSNS経由などで直接ヘッドハンティングして仕事を依頼してると思う。
昔は、現地のスタジオなど会社を経由して仕事を出すしかなかったので
あくまで「中国の下請け」「韓国の下請け」みたいに、下請け会社としての単位でしか日本からは見えてなかったので
だれか指名で依頼するってことが難しかったりとか、個人として認知されてなかったりもしたし
アニメーター側もあくまで会社として受けてる仕事だと、存分に個性を発揮するってことは出来なかった
ところが今はTwitterなどでポートフォリオ公開して
直接日本の会社から仕事を受ける外人が増えてきたんだよね。
海外送金や翻訳・通訳などの手間さえクリアできてしまえば、
上がりもデータで送れば良いし、リモート通話で打ち合わせだって出来ちゃうので。
なので、
>本国戻って描いた方が稼ぎもいいようにも感じるけど
というけど、多くの場合そもそも本国から出てないというか、出なくても個人で仕事が受けられるようにテクノロジーが進歩したって認識かな。
もちろん、実際日本に来てる人もチラホラ居るけど、この場合の目的は、
>金じゃなく自分が描きたいものが描けるかどうか
まあもちろんこれも理由のうちだろうが、もっと的確なことを言うと、「出世」だと思うわ。
本国にいたままでも原画までならぜんぜん仕事が来るんだけど、
意思決定権を持つ幹部になりたければ、どうしても直接コミュニケーションの取れる位置に居ないと厳しいので。
やっぱりアニメ業界の本場といえば日本なので
その日本で監督やキャラクターデザインを担当するところまで上り詰めることは、それなりに特別な意味を持つんだと思う。
>>336
これはね、まあ一応気にして放送時期決めてる作品はあるにはあるんだけど、
どっちかというと、そもそも放送開始時期って思い通りにいかないケースが多すぎて、
気にしてもしょうがないよねってなってるケースのほうが多い気がする。
よく見てほしいんだけど、季節に合わせた感じの作品と同じくらい、季節感ガン無視の作品も放送されてませんか?
というのも、そもそも制作時期がずれ込んで、1~2クール当初予定から落ちることなんて珍しくないんだけど
2クール落ちたら夏アニメが冬アニメになっちゃうからね…w
あと、同メーカー内での放送順の関係や、放送局都合での放送枠の関係などもあって
原作の内容とはぜんぜん違う、大人の事情で放送時期が決まっちゃうこともあって
夏の原作だからといって、いろいろ偉い人と調整したら、放送枠冬になっちゃいましたってこともあるし。
連動発売予定だったゲーム版の遅れで放送待ってくれとかもあるし…
そこはやっぱり実写のテレビ番組とかのほうが圧倒的に制作期間が短いっぽいので
夏にやるから夏っぽい企画を…みたいに出来てると思うんだけど
アニメの場合は年単位で制作に時間がかかるので、制作スタートの時点では予想も付かないことがおこって時期がずれたりするんだよね。
だからまあ気にしてもしょうがないというか、
夏の話だから夏に放送したいなぁと思ってても、どうにもならないケースのほうが多い気がするね。
「もっと的確なことを言うと、「出世」だと思うわ。
本国にいたままでも原画までならぜんぜん仕事が来るんだけど、
意思決定権を持つ幹部になりたければ、どうしても直接コミュニケーションの取れる位置に居ないと厳しいので。」
これは、国内のアニメータも一緒で
出世を望むなら、地方ではなく東京でスタジオに通いコミュニケーションを取る必要があるのでしょうか?
国内で地方に住んでいるアニメーターは、出世に重きを置いてないとまで言わずとも、さほど出世を望んでいない方なのでしょうか?
国内のアニメーターが地と東京どちらにいるのかによって、どの程度出世に関わるのかを伺いたいです。
的確なご指摘だね
>地方ではなく東京でスタジオに通いコミュニケーションを取る必要があるのでしょうか?
『必要がある』…とまで言うとちょっと言い過ぎで、アニメーターの場合、今の時代、どうとでもやりようはある。
実際地方在住のキャラデザイナーとかは居る。
(演出家や監督は、打ち合わせやアフレコなどに直接出席できないと厳しいので、ほぼ全員が首都圏在住)
とはいえ、どのみち東京にいるほうが圧倒的に有利なのは間違いない。
実力で同格の人達が複数居る場合、それでも敢えて自分を監督やキャラデザインに選んで貰うためには、
『呼んだらフッ軽で打ち合わせに来てくれる』とか、『制作が佳境の大事なタイミングで、泊まり込んでやってくれた恩義がある』とか、
まあもっと単純に『飲みにいって仲良くなった』とかも含めて、
そういう実力以外の部分で加点ポイントがある人が選ばれるわけだよね。
これは地方に住んでると難しい。
裏を返せば、周囲が押し黙るレベルで、東京人全員を蹴散らして文句なく一位を取れる実力があるというなら
地方在住のままでもメインスタッフになれる可能性はあると思う。
まあ普通はそこまでみんな実力に自信がないだろうから
OPに名前が載るようなメインスタッフになりたいのであれば、普通は東京にいるほうが圧倒的に有利ということになるね。
まず一旦は東京でがむしゃらにやって名を上げるほうが良いと思う。
>出世に重きを置いてないとまで言わずとも、さほど出世を望んでいない方なのでしょうか?
仰るとおり。
なにを置いても『出世してやる』とか、『高給な仕事をとってやる』…と貪欲な人は、みな東京に出てきてると思う。
一方で、そこまでガツガツせず、
自分の実力や働き方に見合ったランクの仕事がやれてればいいや…みたいなスタンスの人なら、
地方など物価が安かったり、住み慣れた街に居てマイペースで仕事する方がQOLが高いかもしれない。
そういう選択をしてる人も実際多く居るよ。
また、将来的に地方に引っ込む前提で、
いったん名を上げつつコネ作りする目的で東京に武者修行に来てる人なんかも居る。
数年東京のスタジオで働いて実績やコネを作った後、それで仕事をもらいながら地方でアニメーターを続けるわけだね。
https://i.imgur.com/kwWUgr8.jpg
解説どうもです
要するに多少のパロディなら許容範囲内ということかな
シロバコに実在の業界人を連想させるキャラが結構いたけど
アレはどうしてたんだろな……?w
すみません、これ間違えました。
1 DM規制の影響について、どう思いますか?
SHIROBAKO程度であれば問題になることはないと思うが
あの作品については念のためちゃんとモデルの人に声かけして許可取ってたという話だね。
あと、作中でも、悪人や無能として描かれてた人は架空の人物になってたし。
>>344
どうなんだろうね、これは現役の進行の子に聞いてみないとわからんね
やはり許可は取得済みなんだ
音響制作の中田恵理ってキャラは、やはりアノ人がモデルなんだろな
でもAンノ監督には正直驚いたw
マジカプの田中さんね
話に絡んでくるようなキャラじゃなかったから、普通にSHIROBAKOの担当者にそのまま出演して貰ったって感じだと思うけど。
庵野さんに関しては、ちょっと劇中の意味あいでいうと、ああいう『大御所監督』は本当は違うんだろうなと思って見てた。
一般には知られてないけど業界人なら誰しも知ってる、メカ・アクション特化型スーパーアニメーターみたいな人が本当は念頭にあったと思う
磯光雄さんとか森久司さんとかみたいな…
ただそれだとアニメーターに詳しい人以外には伝わらなくなってしまうので、
そこは一般視聴者にも知られている大御所じゃないと意味がないということで
ある種の妥協点というか、わかりやすさ優先の結果としての庵野さんだったんだろうなと思ってる。
そのせいでシナリオの持ってたニュアンスが違った形で伝わってる気がするんだよね。
>>340,347
それなりの老舗(新興ではない)こと、しばらくの間元請けから離れて下請けをしていたこと、
社内に子供向けばかりやってる謎ベテランがいること、社内にデジタル部署があること、
会社の人数規模やビルの大きさなんかも含め、
あえて現実にあるスタジオで選ぶなら、スタジオエルが一番近いんじゃないだろうか。
まあただ、ひとつひとつの要素で見ると「業界あるある」なので、
いろんな会社の「あるある」を寄せ集めた感じで作ったと思う
別にスタジオエル含め、特定の会社をモデルにして作ったわけでは全く無いと思うよ。
ミサイルサーカスの人の事とかですかね?
劇中劇の『山はりねずみアンデスチャッキー』は、主題歌含めて完成度
高かったと思う
それと『プル9』のモデル作品って特に、というかさすがに無いよね…w
ありがとうございます。
1 主さんにとっての地雷案件って何だと思いますか?
2 ガイナックスみたいになりそうな会社ってどこだと思いますか?
ああそうだね、板野一郎さんとかね。
『プル9』についてで言うと、むしろ逆で、特定の「モデル作品」が存在してしまわないよう、敢えて配慮されてると思う。
現実世界で作画崩壊の代名詞になったと聞いて思い浮かぶのは「ヤシガニ」や「キャベツ」だけど、
それらの作品は念頭に置きつつも、あえて一致しないような作品として『プル9』を作ってる。
批判的な描きかたをする要素に関しては、現実世界と一致してしまうと関係者が嫌な思いをすることになるから
そこはちゃんと配慮してるのよ。
>>350
>地雷案件
1.原作者がモンスタークレーマー
2.胡散臭プロデューサーが上に何人も挟まってる孫請け案件
>ガイナックスみたいになりそうな会社
それこそジブリとかそうなってもおかしくないんじゃない
後継者がポノックとかに流出済みなのもガイナとカラー・トリガーの関係を彷彿とさせるし。
事前にわかんないから地雷なんだ
演出家という職業、あるいはもっと広げてアニメ制作全般であるものですか?
まあ事前にはっきり見えてたらそれはもう地雷じゃなくてただのクソ案件だと思うが
クソ案件と判ってても突撃せざるを得ない場合はごく稀にある
俺の場合、最大の理由は結局コネだな…
お世話になっている人、将来に備えて関係値を維持しておきたい人からの依頼であれば
現場が多少過酷だったりしてもやらざるを得ないパターンがある
あとは仲介してくれたプロデューサーとかが
あらかじめ慰謝料込みでギャラ設定してくれてたりするなら
そこはもう割り切って爆弾を掴みに行くって決断もある
でもまあだいたいの地雷案件ってのは
むしろ入るまでは普通の案件に見えてるんだが
打ち合わせを2回、3回とこなしていくうちにだんだん雲行きが怪しくなってきて
あっやべぇこれ地雷案件だわって気付いた頃にはもう地雷原の中央にいて脱出が難しいってパターンが多い
>>355
そりゃ大変だとは思うよー
でもまあユーリみたいに、スケートシーン描ける実力者を確保して臨むしかないよね
地雷案件にわかっていてはいる場合
関係を維持したい人。
恩を売っておきたい人。
慰謝料的な上乗せ込みでギャラを設定してくれいる人。
の条件で、請け負うという話、非常に面白いです。
地雷案件が判明した後、具体的に制作過程でどのような弊害が起きるのでしょうか?
また、その弊害はどの様に視聴者の目に留まる事になるのでしょうか?
1, 自分と中の良い人を配置する時って、
アニメーションプロデューサーの指示っているの?
2.AICの社長が舞台俳優になりましたが、これってどんな狙いがあると思いますか?
3, サテライトはなぜ、凋落したのですか?
また復興に向けていく中で地方に分散したままでなく再度東京に仕事が集中していけるのか、分散したらしたでリモート対応に移行されていく可能性もあるのかな
いつか爆発する地雷の上でまだ大丈夫、まだ大丈夫と色んな意味で身動きとれなくなった所でロシアンルーレットを回し続ける世界観(最終的には爆発する)を嫌味たらしくないヒロイックな企画でアニメ化したら異世界転生・俺つえー系作品よりは目立ちそうだなと思ったけど、安全な閉鎖環境を破壊されて色々始まる(もしくは終わる)アニメは沢山あるから二番煎じか(蛇足で失礼)
いやまあクソ案件ってほんとにいろんな理由が考えられるから、
影響範囲は個別の作品ごとにいろいろよ
番組の評判自体は良くても、現場は悲惨なことになってるパターンもあるし。
>>358
1.配置する役職次第だが、
プロデューサー所掌範囲のポストなら当然プロデューサーに頼んで配置してもらう
2.ガイナックスと同じ、借金のカタでわけわから人に会社名だけ売られてったなれの果ての光景だよ
とっくの昔に現場スタッフは全て外に出ていてペーパーカンパニーだった上に
もう売れそうな権利はだいたい売っちゃって、権利関係すら残骸しか残ってないので
その社長つったって何の価値もない。
正直、客観的に有効な展望も狙いも思い浮かばん。
むしろあの俳優が何か悪い人に騙されて、ゴミ会社と知らず社長という肩書きを高値で掴まされただけとかのほうがあり得る
3.ひとつは主力の流出。有望だった班まるっとエイトビットになっちゃったじゃん。
あとは、パチ会社に魂を売ったせいで、やってるタイトルがぜんぜん魅力的じゃなくなって若手が寄りつかなくなったよね。
あとそもそもあそこって河森さんを軸にした会社だと思うんだが、
河森さん自体がもう限界ってのもあるでしょ正直…。
仮に『東京がインフラ壊滅した場合』という思考実験か。
これまずそもそも前提として
制作そのものは別に今だって地方だろうが海外だろうが、好きなところで作ることができるんだが
それでもなぜ東京一極集中になってるのか考えてみてほしい
これは、アニメ業界にとってのお客さんを考えればわかる。
アニメって、全国のアニメファンがお客さんと思いがちだが実は違っていて、
実はアニメ業界が製品を納入している最大のお客さんって、テレビ局なんだよね。
BtoBの業界なんだよ。
なので、「お客さんと商談しやすい場所」「お客さんに製品を確認して貰いやすい場所」にスタジオを構える必要がある。
それが現状、キー局やその関連産業が集中している「東京」ということになる。
よって、仮に東京が何らかの理由で壊滅した場合
そもそも東京にいるお客さん=テレビ局が稼働しないなら、急いで仕事をする理由も無くなるし
テレビ局が稼働しはじめるくらいに復興が進んでるなら、アニメ業界もまた復興を待ってそのまま東京で作ることを選ぶと思う。
あと、忘れられがちだが
アニメスタジオだけポンと置けばアニメが作れるかっていうとそういうもんじゃないんだわ
実は映像産業には映像産業専用の『インフラ』が必要で、
ポスプロ(オンライン編集)スタジオと、音響スタジオ、そしてそれぞれの技術者が外部に必要なんだよね。
なのでそのインフラのない都市でアニメを作ろうとすると、最低でも毎週2回、インフラの整った東京に出張しないといけなくなるわけ。
なので、東京が壊滅した場合は、このインフラ部分も壊滅してポスプロ・音響が進められなくなるので
地方で素材制作だけ進められても、どのみち完成させることは出来ない。
よって、地方に分散してそのまま制作が進むっていうことは考えにくいと思う。
もちろんそのまま東京が放棄されて、日本の首都が移転するとかって話になれば
テレビ局がそれに合わせて出ていくだろうし、
そうなればアニメ・実写関わらず、関連する映像産業はインフラごとテレビ局に付いて、新首都に移転することになると思う。
現場レベルの下請けスタジオなんかは昔から地方にも存在してるんだが
結局、お客さんと商談できるのは東京なんだから
マネジメント部門や、意思決定できる偉い人はみな東京に居るしかないんだわ。
京アニやPAWorks、エカチエピルカといった地方本社のスタジオも、実作業のスタジオは地方に置いていても、マネジメント部門は必ず東京にあるしね。
ちなみに一応、実写作品なら大阪でも辛うじて作れる程度のインフラがあるんだけど、
設備的には対応可能でも、技術者がアニメの経験が無いので、
アニメならやっぱ東京でやりましょうって話になるんだよね。
>いつか爆発する地雷の上で~
この部分何が言いたいのかよくわからんかった
323 とは別人ですが、Studio五組とAXsiZ、横浜アニメーションラボとクラウドハーツの関係が気になります。
323に関してはそもそも前の320のレス内で
>スタッフ離脱とかで凋落したスタジオ~
のくだりで回答済みのつもりなので、それ以上回答しようが無いかな
>Studio五組とAXsiZ、横浜アニメーションラボとクラウドハーツの関係
社長同士が知り合いで、設立に際してお金を貸したり、資本的なつながりがあったり
あるいは場合によって仕事を融通したりといった関係はあるものの
社屋やスタッフは全く別なので、現場レベルでは別スタジオって感じだね。
なので現場の文化なんかもぜんぜん違うはず。
>>364
どこから漏れるってそりゃもう関係者よ
スケジュール悪いほどみんな愚痴りたくなるので、
そういう愚痴が巡り巡って噂になるんだと思うよ
水星の魔女/リコリコ/ぼざろあたりで明らかな通り、Twitter でトレンド入りして話題を勝ち取れるかは、まず「多くの人(特に普段積極的にアニメを視聴せず、話題になったアニメだけつまみ食いするライト層)に観てもらう」と言うハードルを超えるために不可欠だと考えています。ところが今季は7月前半に肝心の Twitter が心底調子悪く、出鼻を挫かれた印象があります。
他にもアニメを観てもらうためのマーケティング施策方面で、何か監督が知っていることがあれば教えてください。
・作り手側からすると嬉しいものですか?
・「楽しい時間はあっという間」なのは当然としてそれ以外にも要因はあるのでしょうか?
・狙ってそう感じさせるような作り方をすることはありますか?
サテライトの件で質問がありますが今のスタジオ櫂のスタッフ(ていうか旧ハルフィルム勢)の独立は
やむを得ずサテライトを出たという感じなんでしょうか?
個人的には撮影処理が昔よりも盛りすぎる(この表現が合ってるかわかりません)傾向があるように感じます いつもいつも画面に高級感を出したがってるみたいな
近年の撮影処理について現場で何か変化があったり、言われていることがあったりするんでしょうか
https://dic.nicovideo.jp/a/%E7%94%B0%E5%8F%A3%E3%82%B1%E3%83%B3%E3%82%B8#Fire2-3
ひろゆきみたいな揚げ足取りしちゃうんだけどw
ああいうのってそもそも本人の語彙が面白いというより、
99パーセントの普通の会話の中から、1パーセントの面白れぇ語録をピックアップして「どん語」としてまとめて面白くしてる感じのものなので
たしかにアニメ監督の中にも何言ってるかよくわかんないオッサン多いんだけど
別に普通に会話してても面白くもなんともないんよな
無理やりひねり出すとしたら、ぼんやりした指示が多い系監督ってことで錦織博監督とか稲垣隆行監督とか思い浮かぶかなぁ
でも面白がれるような語録があるわけではない。
>>367
どうだろ、もともと金を払っても露出が増えるねってだけの話だったと思うので
7月番の人気がイマイチなのはTwitter関係なくコンテンツの実力だと思うぜ…
RT数とかインプレ数稼ぎは、もとからTwitter公式ではなく外部業者でやってたことだと思うんだが、
そういう広告業者からすれば今の状況は望ましくないだろうね
とはいえ何か他でキャンペーンやプロモーションをやって、
Twitterはあくまでユーザーとの接触ポイントであるという(本来の)使い方をしているぶんにはそれほど影響はないんじゃないだろうか
本社があの状況なので企業としてはアテにならないというのはもうわかったうえで使うしかない感じだと思うよ
体感時間が短いってのは、要するに作品に集中できている、のめり込んでいるということだと思うので
そう言ってもらえると嬉しいよね。
逆の要素(体感時間が長い)ってのはある程度防げる要素だと思ってて
具体的には「ダレる」「中だるみする」「すでに周知のこと(観客が理解済みのこと)を再度説明する」ことをしてしまうと
体感時間が長く感じる原因になると思うので、そうならないように心がけてはいる。
これは「わかりやすさ」とのトレードオフになる要素なので、そこと綱引きして最適なバランスに整える感じだなー。
その結果として体感時間が短く感じるフィルムになれば良いなとは思うが、狙って作り出すってのは難しい。
>>369
ごめん、ちょっとそこまでは事情わからんな…
どっちがいいかってのは演出意図とか作風にもよると思うが…
そもそもSNSとかに出してるビフォーアフターの場合、
当たり前だけどビフォーの時点でもきちんと作画クオリティが高いカットばかりじゃん
実際には、クオリティ的に厳しい素材や、コンディションのバラバラの素材を
撮影処理によって一定レベルに引き上げて保つっていう仕事をやってもらってるのよ
なのでそのカット単体としては処理薄めのほうが映えるってパターンがあったとしても
作画のクオリティが微妙なカットとか、背景とセルがマッチしてないカットも含めて、全部にその処理が乗ることで
話数全体、作品全体を通したときの統一感が保たれるって考え方もある
そもそも前提として
実写やゲームなどの、他の業界のモーショングラフィックスの平均レベルと比較して、
アニメの撮影会社って、貧乏でプラグイン買えてなかったり、作業時間が物量に対して非常に短かったりといった状況のせいで
はっきりいってかなり時代遅れになっていた部分があると思う。
そりゃもちろん安いとかスケジュールないとかは撮影さんのせいじゃないとは思うけど
それを言い訳にして、業界の平均レベルが低いまんまだったのは事実
ただ昔から京アニやufoみたいに撮影の強い会社はとっくに気付いてて
業界の平均レベルに甘んじることなくハイレベルな撮影処理を行って評価を積み重ねてきたし
ようやく今になって旭プロ脇さんみたいな「スター撮影マン」も出てくるようになった
デジになってから20年止まってた撮影技術が、いま注目されるようになってようやく動き始めたって感じ。
処理前のほうが良いのではと思われる程度の処理だとまだまだってことだと思う
たとえば今だと「るろ剣」の撮影さんがよくビフォーアフター上げてるけど、
これは正直、まあ最低限の仕事だよねって感じで、SNSに誇らしげにUPするほどか?と思っちゃったりする
まあでもやっぱ脇さんの仕事とか見ると、好みかどうかは置いといて「すげーっ」ってなるじゃん
ああいうレベルがいずれ当たり前になるといいよねぇ…
いやいや、これはぜんぜん違うでしょ
まあ性格に難がありそうってのはその通りかもだが
一般視聴者に対して炎上してる原作者ってだけでは、現場にとっては関係無いからね。
本物の地雷原作者ってのは
・マイクロマネジメントしようとしてくる
本来アニメスタッフサイドに任せて貰えないと困るようなほんと細かいところまで監修しようとしてくる
原作者チェックで何もかもが止まりスケジュールが崩壊するし、
現場側スタッフの考えや意見を信用してくれてないということなので、現場側のモチベが凄い勢いで削れていく。優秀なスタッフはこれだけで逃げる
・思いつき発言、ちゃぶ台返しが多い
アニメってものすごい数のスタッフと、複雑な何重にも及ぶ工程が関係するので
決定事項ごとに、どの工程までなら修正可能かなどが細かくある
ところが、原作者によっては、お一人で漫画を書いてる感覚のまま、
後出しで思いつきアイデアをいろいろ言ってきたり、取り返しが付かなくなってから修正指示を出してくる人が居る。
本人はよかれと思って言ってるケースも多いんだが、これをやられると、あっという間に工程がグチャグチャになってスケジュールが崩壊する原因になる。
・人事に口出しが多い
特に人の好き嫌いが激しくて、打ち合わせで会った人のことを「性格が合わないから信用できない。外して」とか言ってくるタイプ
自分の大切な原作を、性格の合わない人に任せたくない気持ちはよくわかるんだが
基本的には最初にアテンドされてる人がその現場の条件で呼べる最も優秀な人であることが多いし
『○○さんがやるなら私も手伝いますよ』って感じで、人が人を呼んでるケースも多いので
誰か一人を外すと、思わぬ所まで影響が波及して、布陣がガタガタに崩れる原因になる
このタイプの、所謂「過干渉」タイプの原作者のことを地雷って言うのよ
なのでアニメ企画に乗り気で「なんでもやります!」って言ってくる原作者のほうがヤバいし、結果的にアニメをズタズタにする
ある程度アニメ側を信頼して好きに任せて貰える原作者のところじゃないとヒット作はなかなか作れない。
アニメ化発表前の段階ならキャラデザや設定のチェックバックで色々動いたりはありそうだけど、そこ固まったら後は現場が動くのみで原作者は関わらないこと多そうなイメージある
アニメ化発表前からちょいちょい休載しつつアニメ化発表後は数ヶ月レベルでずっと休載してる作品とか、アニメ化するせいでそんな休載するならアニメ化しない方がよかった的な炎上しててアニメスタッフが気の毒に感じる
少し前のジャンプ作品とか週刊連載でも毎年劇場版のオリキャラ作成や打合せで1〜2週休む程度だった記憶があるから数ヶ月休載はアニメ化関係なく原作者側に問題ありそうなんだよな
俺は見たこと無いよ
なんでそれを聞きたくなったのかむしろこっちが聞きたいw
>>380
現場に干渉できるかという意味でいうと、
もちろん最終話の納品まで適宜設定や絵コンテ、完成映像のチェックは出来る
ただチェックといっても、
基本的には、上がってきたものがメールで送られてくるので、NG部分があれば軽く指摘する程度の話なので、
15分もあれば終わる程度の物量しかない
アニメ化って当然、原作側にとっても最もブーストを掛けたいタイミングなわけ
単行本もアニメに合わせて出したいし、各種キャンペーンへの書き下ろし、姉妹誌への出張掲載やら作者サイン会やら
とにかく原作側としてもアニメに向けて盛り上げるための施策を取りたいタイミングなのよ
アニメが終わってから頑張っても手遅れになるからね。
なので、アニメの現場に口出しして遊ぶ暇があるんだったら、本業を頑張っていただきたいというのが関係者一同の願いなので
基本的には、全く原作者のお手を煩わせないようにするというのが大前提で
その上でどうしても口出ししたいことがあるなら聞きますよ、というスタンスなんだわ。
なので、アニメの方の仕事のせいで休載が発生するということ自体ほとんどないと思う。
あなたの仰るような数ヶ月レベルで休載しちゃうような人はむしろ別の原因があると思ったほうがいいんじゃないか
作者本人含め、たった数人の編集・アシスタントで執筆していた作品が
アニメ化が決まった途端、出版社やビデオメーカー、テレビ局のお偉いさんがずらずらと現れて挨拶してくる
『わたしたちはこの作品に何億円もかけてるんです、お願いだからヒットさせてくださいね』とは直接は言わないものの
それに近いプレッシャーがかかってくるわけ
編集部からも、上で書いたようにいろいろとキャンペーン的な施策がバンバン突っ込まれて、
否応なしに期待値が高まっていく
もちろん会社側としては、その原作が売れるためを思って、
よかれと思ってやってくるわけだが……
しかし、アニメ化をきっかけに、大きなプレッシャーが作者の肩にのしかかることになる
もちろんそのプレッシャーをぜんぜん気にせず、自分の作品を宣伝するチャンスだと
前向きに捉えてやっていける図太いタイプの人も多いんだけど
もともと繊細なタイプの作者さんとかだと、そういうプレッシャーに潰れてしまって、描けなくなってしまう…ということもあるんだわ
そういう意味では、結果的に、アニメ化のせいで作者を潰してしまう…ということも無くはないのかな、と思うよね。
周囲からの期待が大きすぎると、それで自分を追い詰めてしまって、描けなくなってしまうってパターン。
アニメ化は関係無いと思うけど、ルリドラゴンとかまさにそのタイプだと思うし。
推しの子の助監督が女性ですが、坊主だったので
逆に現場を信頼し、委ねた結果しっかり成功した作品とは、何があるのでしょうか?
原作物の作品で当たった作品は、基本的にこの現場に委ねたに当てはまるのでしょうか?
それはまあその人の個性ってだけだね
>>383
アニメって実写とかとぜんぜん違って
どんな低予算作品でも億単位の予算がついてるわけだし
逆に超大作だろうとやってる工程自体が変わるわけじゃないから
大作だからって現場が大きく違うってことは正直あんま無いんだよね。
ギャラが高かろうが安かろうが、結局みんな普段通りの仕事しか出来ないんよ。
なので“大作だから“やらかすって感じの人は思い浮かばん
ただギャラの高い大作なのに、結局いつも通りの低予算作品と同じ感じの仕事ぶりで
勝手にがっかりされるタイプの人とかは居るけどね
でもまあアニメーターとかってそういうもんだから
判ってればある意味予想通りって感じだし。
>>384
実際、俺が監督した作品含めて多くの場合では
(腹の中はともかく表向きは)ある程度アニメの現場を信頼いただけているか、
もしくはプロデューサー陣、原作編集者などがきちんと手綱を握って、
現場と原作側が衝突しないように運営されてると思う。
なのでこれってうまくいくための最低条件なんだと思うけどね
だからこそ、原作者が過干渉タイプだった時点で地雷案件が確定しちゃう感じ。
これ原作者だけじゃなくてメーカーPとかにも同じ事が言えて
たとえばよく言われるのが、『スポンサーの無茶振りで出したくも無かったキャラやオモチャを登場させないといけなくなった』とかって話
昔はよく聞いたけど、これも過干渉の一種
各々の気持ちはもちろんわかるんだけど、船頭多くして船山に上るってことわざの通り、
横から口出しする人が多ければ多いほど作品はブレていってしまう
そしてそれは原作者であっても同様なんだよね
毎クールのように複数作で元請やってるのと、「この作品はJCの2軍(3軍)だから期待できない」とか言ってる人を見かけたので聞いてみました
アニメ化できそうな原作を片っ端からアニメ化してると言ったら語弊あるけど、製作側としてはある程度続いてる原作あったら多少人気あると決め打ちでアニメ化進めて数年先までスケジュール埋めてる感じに見える
そういうグッズとしてわざわざ作ってるんだと思いますが、昔は実際に制作で使ったやつを特典にしていたのでしょうか?
そうだとしたらいつ頃まで本物でしたか?
あの会社は、とにもかくにも松倉Pっていう絶対的な支配者が君臨していて
その意向で全てが決まる、松倉さんの私兵部隊って感じの会社だ
なので、実際社員の人の愚痴とか聞いて想像するには
ビッグモーター的とまでは言わないにせよ、お上(松倉P)のご意向には逆らえないというすごく窮屈な雰囲気が漂ってる感じで
たぶん松倉さんが雑草生やすなと言ったら街路樹切っちゃうようなタイプの、あんまり評判は良くない会社。
一応内部的な制作ラインは常時3班+αくらいあるはずなんだが
1軍2軍…みたいな言い方はちょっと実態には沿ってなくて、それぞれのラインごとに人脈や作り方に差があったりする感じだと思う
ただあの手の会社あるあるで、上層部のメンツはずっと変わらないが、下っ端は凄い勢いで入れ替わるもんだから
数年すると現場の制作進行なんか全員入れ替わってるので、いまどうなってるかまでは知らんけどね
あとその影響で業界中にJC脱獄組が散らばってて
A-1とかシルリンとかは元JCのプロデューサーが立ち上げていて、制作文化も近いので、
そういう意味では影響の大きい老舗とも言える
本数が増えた原因の分析として
実質的に公開先がテレビ局だけだった昔と比べて
配信や劇場公開、web公開など、公開先のフォーマットが多様化したことで
企画成立経緯(誰が儲けようと思って企画したか)も多彩になってきたって話を数土さんとかアニメ様とかがどっかでしてた気がするわ
俺として言っておきたいのは
案件がないのに人材だけ育つことなんかあり得ないのよ
まず案件が増え、次に会社や働き口が増えて、一番最後に人材が育ってくる…そういうもんだと思う
いまこの瞬間だけ見れば、人材不足はもちろん叫ばれている通りなんだが
その分若手のためのチャンスも増えているし、各社とも人材育成のために投資しようという機運も高まってる
そしてもちろん20代で超優秀な若手も次々現れてる
アニメバブルなんて言われてるけど、いまこの瞬間に業界入りした人達が、
今後30~40年にわたって日本の二次元エンタメ産業を支えていく基礎体力になっていくんだと思うぜ
なのでバブルだろうが外資だろうがなんでもいい、とにかくたくさん案件があることは良いことだと思ってる。
あともう一個、別視点から見ると、ゲーム業界からの出戻り組とかもけっこう多く感じている
これは人材がゲーム業界からアニメ業界に出戻ってきてるって話だけじゃなくて、
案件というか、投資先としても、一昔前ならゲームに投資してた会社が、その金をアニメに振り分け直してる気がするんだよね。
ゲーム業界って、ハイエンド系ゲームでは普通に欧米に負け
ソシャゲ系ゲームでは中韓に負けが確定して
パチスロ業界も規制と高齢化で衰退が確定してる
かなりお先真っ暗の状態でしょ
そんな状況で、アニメ業界だけ奇跡的に外国にライバルが少なくて景気が良く見えるってのがあると思う。
ただまあ具体的な数字の根拠を持ってないので、俺の思い違いかもしれないけど…
シリーズ構成っていう役職は、いちばん厳密な定義を言うなら
『シリーズ構成書』という、A4サイズの、3~10ページくらいの文書を書くってのが仕事
そこには、1話から最終回までの各話数の簡単なあらすじや、
作品全体を通して軸やキャラがぶれないよう、メインテーマとなる話などについて書かれてるって感じだね
ただし書式とか、どこまで詳細に書き上げるかの決まりはないので
たとえばエクセルとかで表みたいにして内容や要素を箇条書きにして作る人も居るし
ひたすらテキストデータで”物語のあらすじ”みたいに書き上げる人も居る
パワポでプレゼン資料みたいに作ってる人も居た
これも一人で勝手に書いてくるのではなく
まずラフで作って会議に掛けて、プロデューサーや監督と話し合いをして細部を詰めるって作業をする
最終的に「シリーズ構成書」が完成すれば、「全体の流れはこれでいきましょう」ってのが決まるわけ。
ここでいったんシリーズ構成としてのお仕事は完了する。
ただし、現実的には、シリーズ構成を担当した人は、
そのまま作品全体のメインライターとして脚本に携わるのが慣例になっていて
脚本家チームのリーダーとして脚本会議に参加を続けて、
重要な話数の執筆や、他話数のシナリオの監修などを行う場合がほとんどだね。
なので実際にには「メイン脚本家」として扱われてる感じ。
>>389
面白いところに目を付けたね
仰るとおりで、現代では制作上でフィルムを使うことは全く無い。
テレビアニメで制作工程からフィルムを使ってたケースの最後は2001年のNoirだったと記憶してるんだが(自信は無い)、
その後も映画館の上映システムがフィルムだったので、
『映画』についてはデジタルの映像をフィルムに焼き起こしてたんよ。
ところが、2009年末に「アバター」っていうハリウッド映画が出て、世界中に3D映画の上映ブームが来たでしょ
3D映画の上映のためにはデジタル映写機が必須だったので、そのタイミングで
日本中の映画館が一気にフィルムからデジタルに切り替える流れが出来たんよ
小さな劇場はともかく、大手シネコンではそこから数年でほぼ全部デジタルに切り替わってしまった
その裏で人知れず、映画におけるフィルムってのは滅亡してしまった…ってのが歴史だね
で、ご質問の『実際に制作で使ったやつを特典にしていたのでしょうか』なのだが
これはYesでもありNoでもある
そもそも入場特典という文化自体が最近の話で、フィルムで映画を上映していた時代はそんなもの無かったというのがお答えになるのと
そもそも『フィルムで上映』するのに、そのフィルムを切り刻んでお客に配ったら上映できなくなってしまうので
「実際に使ったやつ」を配るってのは物理的に無理だわな。
最終上映用ではなく、その手前の工程で、制作中間素材として使用されたフィルムを配ったのでは?とお考えかもしれないが
それこそ制作過程で使用したフィルムって、”貴重な原本”として厳重に保管されているので
切り刻んで客に配るなんてとんでもないわけ。
今後再上映とかでフィルムを新たに作る必要が出来たとき、原本が残ってないと困るからね。
そういう事情なので、『実際に制作で使ったやつ』を特典として配ったケースというのはまず無いんじゃないだろうか。
とはいえその一方で、映画館で上映するために複製されたフィルムって
上映が終わったら不要になる
ある程度は映画会社のほうで保管してるんだが、
大作映画で上映館数が多かった作品の場合は、けっこうな数のフィルムが余ることになるので
その一部がカットフィルムとして何か限定グッズの特典として出回ったという話は見たことがある
その場合は、制作に使われたわけではないにせよ、『実際に映画の上映のため使われた』フィルムの残骸が
ファンの手元に届いたケースはあると思うよ。
補足しておくと、今の感覚だとわかりにくい話なんだが
フィルムって、原本から焼き増しができるとはいえ
実はこの焼き増し作業をするだけでも、少しずつ原本のフィルムが劣化していく(傷がついたりする)んよ
なので、おいそれと原本を使ってバンバンフィルムを焼き増しするってのは避けた方が良いかなって意識があった
ところがデジタル時代になってからは
あくまで「原本」はデジタルデータのほうになって、それをコンピューターを使ってフィルムに焼き付けるようになったので
今の入場特典で配ってるフィルムとかは、何回フィルムを焼き増ししようが、原本が劣化することはなくなったってわけ
なので心置きなくフィルム焼き付けできるようになったんよ
映画の上映用としてフィルムを使うことはなくなったので、フィルムの現像所はすげー暇になってしまっていて
国産のフィルムはとっくに製造打ち切りしていて、いまはアメリカのコダックから買うしかない。
(そのコダックもいちど破産してて、慈善事業として細々とフィルムを作ってる)
んで現像所自体も東京に残ってた現像所はぜんぶ潰れて、いまはイマジカウエストっていう大阪の現像所しか残ってないんだが
そこがグッズとしてのフィルムの可能性に目を付けて売り込みをかけた…って流れがあった
それでもちゃんと本物の映画用フィルムで、ちゃんと映画用の現像機を使って作っているので
本物としての雰囲気は出てると思うよ
ただ透明なプラシートにフィルム風に印刷しただけのパチモンのフィルム特典も存在してるけどね…w
CLW梅原Pは前々から版権イラストをアニメーターのモチベ管理に上手に活用してるように見えてます
視聴者としても、クール途中で1話から再放送だの
過去の別作品に差し替えだの、始めての体験でしたね…
「異世界おじさん」が一番大変だったのかな?
さすがに企業ロゴや映画泥棒、エンドロールの部分は先に外すって聞いたけどね
まあそれを忘れるとあり得ない話じゃないかもしれん
>>395
時給換算すれば美味しいっちゃ美味しいけど、それだけで飯が食えますねってほどバカ高いわけでもないって感じ
モノにもよるけど数万円とかそこらだよ。
塗りとかを他の人に頼んでるから、完成品で納品するイラストレーターよりも安くなっちゃうしね。
なのでもちろん金銭的にも「全く美味しくない」わけじゃないんだが
名誉的意味合いのほうが大きいケースのほうが多いと思うわ。
まあそれでもひたすら無限に続く本編作業のなかで息抜き的にもなるし
もとからイラスト描くの好きな人にとってはご褒美的な要素になる
仰るとおりモチベ管理で版権の振り先をコントロールすることはしばしばあるよ
>>396
呪術2期、けっこうギリギリで作ってるって聞いてるんだけどね
で呪術のPVがどうなのかは知らないけど、一般論として
仰るとおり先の方の話数でも、PV専用に先行して作ることはぜんぜんあるよ
絵コンテまではけっこう先の話数まで出来てたりするから
そこからPVの編集屋とかプロデューサーとかがいくつか見せ場を選定して
「このカットをPV優先で回せ」なんて指示して、慌ててそれだけ色を付ける…ってことはよくある話
コロナの影響が強くあったのは昨年12月~今年3月上旬までの話で
夏以降は現場の状況は完全に正常化してる
なので今落ちてる作品とかはコロナとか関係無く順当に落ちただけw
異世界おじさんも正直コロナ関係無く落ちてたと思うけどね
たまたまコロナのせいに出来たってだけで