日本の朝を活気づける!【男性が主人公の“朝ドラ”特集】
1961(昭和36)年から始まった連続テレビ小説。1975(昭和50)年からは、1年間を前期と後期に分けた半年間の放送が基本になりました。さて、皆さんの記憶に残っている“朝ドラ”はどの番組、どの主人公でしょうか?これまでの“朝ドラ”を一覧にまとめてみました。また、ここでは、2020年度前期放送の第102作『エール』と同じく、男性が主人公の“朝ドラ”をピックアップして紹介します。
▶連続テレビ小説 全リスト
▶マンガで読むNHKヒストリー 第6話「テレビを見ない時間帯を変えた”朝ドラ”」
“朝ドラ”の歴史をまとめたマンガもお楽しみください。
★男性が主人公の“朝ドラ”
『連続テレビ小説 娘と私』(1961~1962年)
「私」役を北沢彪が演じた“朝ドラ”第1作目
昭和初期から戦後、フランス人の先妻の一人娘、麻里が結婚するまでの成長を見守る「私」の物語。1958(昭和33)年のラジオドラマをテレビドラマ化。出演は、北沢彪、小林美七子、村田貞枝、北城由紀子、加藤道子、ほか。
『連続テレビ小説 ロマンス』(1984年)
オープニング曲に初めて歌詞のある曲が登場し、芹洋子と主演の榎木孝明が歌唱
日本映画の草創期である明治末期、北海道から上京して活動写真に情熱を注ぎ、やがて映画監督になる2人の青年を中心に、映画が庶民の娯楽になっていく過程を描く。出演は、榎木孝明、樋口可南子、辰巳琢郎、小宮久美子、中条静夫、ほか。
『連続テレビ小説 心はいつもラムネ色』(1984~1985年)
主人公・文平を演じた新藤栄作は、本作がデビュー作
戦前戦後の大阪を舞台に、漫才を大衆芸能の覇者に育て上げた漫才作家、秋田實の生涯をモデルにした笑いの昭和史。何よりも漫才を愛した男のユーモアと機知に富んだ反骨の半生を、夫婦愛と友情を軸に描く。出演は、新藤栄作、藤谷美和子、美木良介、眞野あずさ、中村嘉葎雄、ほか。
『連続テレビ小説 いちばん太鼓』(1985~1986年)
岡野進一郎演じる主人公・銀平が演劇をめぐるさまざまな試練と対じ
昭和40年代の九州と大阪を舞台に、親子三代の演劇一座に育てられた主人公の青年、沢井銀平が出生の秘密を知り、実の母を捜しながら、大衆演劇の新しい旗手となるまでを爽やかに描く。親子の絆、新しい家族像を探った。出演は、岡野進一郎、三田寛子、芦屋雁之助、渡辺美佐子、上原謙、ほか。
『連続テレビ小説 凛凛と』(1990年)
パリやロンドンでのロケも実現! 主演は、田中実
ラジオもなかった大正時代、富山湾に浮かぶ「しんきろう」をきっかけに電気映像(テレビジョン)を夢みた、魚津生まれの農家の次男坊・幸吉が、上京、英国留学し、テレビの開発に情熱を注ぐ、愛と友情の青春ドラマ。出演は、田中実、荻野目洋子、野村宏伸、梨本健次郎、イッセー尾形、ほか。
『連続テレビ小説 走らんか!』(1995~1996年)
主演の三国一夫はオーディションで選ばれた新人で、語りも担当
舞台は九州・博多。主人公は博多人形師を父に持つ高校生、前田汐。彼ら若者たちの恋愛や将来の悩み、巣立ちを、新旧それぞれの世代の葛藤を軸に描く青春物語。長谷川法世の青春漫画「博多っ子純情」をベースに、長谷川自身が原案を書き下ろした。出演は、三国一夫、中江有里、菅野美穂、梨本健次郎、木の実ナナ、丹波哲郎、ほか。
★男性が主人公の夫婦を描いた“朝ドラ”
『連続テレビ小説 あかつき』(1963~1964年)
武者小路実篤の一連の家族ものを、主演・佐分利信で一つの作品にまとめた
大学教授の職を捨てて画業に打ち込む佐田正之助と、彼を見守る妻、息子、娘たちの愛情と信頼に満ちた家族像を通して、日本人の生き方を描く。出演は、佐分利信、荒木道子、塚本信夫、河口洋子、飯田桂子、ほか。
『連続テレビ小説 マッサン』(2014~2015年)
玉山鉄二さん&シャーロット・ケイト・フォックスさんが夫婦で主人公に
ウイスキーがつくりたいのに、つくれない“夢に生きる不器用な日本男児”マッサンと、日本人になろうとするが、なれない“大阪弁を話す気品あふれるスコットランド人の妻”エリー。デコボコ夫婦が織りなす、大いに笑って、大いに泣ける“夫婦の人情喜劇”。出演は、玉山鉄二、シャーロット・ケイト・フォックス、前田吟、泉ピン子、西川きよし、ほか。
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